いつもとは逆方向に行き、すぐ踏切を渡る。突き当りの角は右が県道経由で足柄峠、左は嶽之下宮(たけのしもみや)。林道へは電柱の左から直進する。道標は金時山 180分、足柄峠 90分とあった。角に双体道祖神がある。道から左奥に嶽之下宮が見える。大きな宮で新興宗教みたいに見える。左に向い神田橋を渡る。橋のところから富士山が見えた。道は右に曲がり 7:35左に小祠がある。小橋を渡って林道戦返線起点。7:40-45嶽之下宮奥宮。境内に入って赤い橋を渡ると注連縄をまいた大石がありご神体。左下に小滝があり行場。神職の人が来たのでちょっとおしゃべり。少し進んで馬蹄石。河原に四角い穴が三つ開いた石がある。そのさき「戦ヶ入り」。
初めて見た頼光対面の滝
すぐ先に頼光対面の滝入口 7:50。右側に題目石があり不動之滝入口と書いてあった。滝に向かう。5分程で滝に着く。7-8m程だが、岩壁も良く、綺麗な滝だった。8:00林道に戻り少し行くと沢沿いの小道が分岐するので小道を進むと銚子が渕 8:05。正面から綺麗な滑滝が落ちて来ていて、円形の渕になっている。すぐ横の林道に出ると説明板などがあった。ヤマユリが一株咲いている。林道を行くと前から犬が来た。甲斐犬 2匹。ちょっとびっくりしたが後から飼い主が来た。2匹とも晋と万に興味深々だ。8:20椿が渕。渕という程でもない。その先で林道が一応止めてあったが、もう壊れている。越えて進む。
8:30林道は右へ上がっていく。綺麗な植林地を通り、橋を渡って 8:35左への林道が分岐する。直進すると 100m程で県道に出る筈だが、ここを虎御前石へ向かって左へ入った。すぐ林道は終る。堰堤の前で左へ山道をあがり堰堤を越えて行く。ルートにトラロープが張ってある緩い尾根を登っていく。旧道が脇にあるがえぐれている。8:50尾根筋に出て左へすぐ虎御前石 666m。女陰石と思える。女の人が富士山に向かってこの石の上にすわり、願い事をするとその願いがかなえられると言われているそうだ。元に戻って少し進むと 9:00県道に出た。
9:05県道交点。県365がここから右に下る。題目碑を指す道標があったので行ってみようかと少し下ってみたが、地図をよく見ると虎御前分岐の近くまで下るのでやめて戻る。左へ進む。日が当たり、舗装なので暑い。右に赤坂古道入口があり通行止め。近くに芭蕉の句碑がある。9:15六地蔵。八体あるがどれも頭が落とされて補填されたようだ。明治の廃仏毀釈かな?そばに馬頭観音の文字塔がある。少し進むとまた六地蔵。こちらは六体で舟形光背。近くに一石六地蔵題目碑があった。
暑い県道を進み、足柄城跡遊歩道入口を過ぎる。造林記念碑のところからは金時山が良く見える。一切経宝塔・浅間大神塔を過ぎると 9:25足柄峠。聖天堂、関所跡を巡る。聖天堂の本尊は秘仏で歓喜天。象が抱き合った像と思うが石造で高1.8mというから普通よりも大きなものだ。ウバユリが咲いていた。峠に戻り新羅三郎吹笙の石を見て 9:35出発。峠からは足柄駅への下り道が分岐する。尾根道は県731で、初めは非舗装だがすぐ舗装道になる。9:50林道金時線分岐。ゴルフ場から登るときに横切る林道がこれで、長尾口付近で国道に出て乙女森林公園へ行けるらしいが一般車通行止め。
単調な県道を淡々と歩く。山道よりも疲れる。10:00舗装が終り、10:05駐車場に着く。ここから夕日の滝への下り道がある。すぐ先がゲート。道が悪くなり、四駆じゃないと通れないところもある。10:30猪ノ鼻砦跡。正面に金時山が大きい。富士山は雲の中で見えない。ここから夕日の滝への道は 6月に復旧したので今日は下ってみるつもりだ。10:40金時小屋索道下。ここから山道。10:45-50新柴分岐 1000m。一休みする。道標に頂上まで 400mとあり、その距離で 200m登るのだ。鳥居をくぐり、1番の梯子を登って尾根道が分岐する。今日は右へ登山道を上がる。
尾根道と登山道を適当に使い分けながら来た道を戻る。11:55新柴分岐まで下って昼食。日陰で風が通り涼しい。ぽつりぽつり登山者が通る。休んでいく人とはおしゃべりしたりする。12:35出発。12:45猪ノ鼻砦跡。夕日の滝へ向かう。道標には 85分とあり。尾根筋を緩く下る。12:50両側に桜があるところを通過。13:10植林地の下りになる。セミがバタバタしていたので見ると蜂が捕まえていた。写真を撮ったがシャッター速度を早くしなかったのでボケてしまった。沢沿いに下る道は崩れていて歩きにくいが以前と同じだ。13:20沢沿いに出た。
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大きな崩壊地のそばを通過
沢筋を下るとすぐ右からの沢が大きく崩壊していた。どうやらここが通行不能の場所だったみたい。多分、すごい倒木帯だった筈だが綺麗に整理されていた。沢を渡ったところの倒木帯も整理済みで問題なく通れた。13:30沢に近くなったので水をくむ。初めは枝沢で汲もうと思ったがうまく汲めず、沢で汲んだ。13:40出る。すぐ下で沢を渡り左岸へ。すぐもう一度渡り右岸に戻るがここはちょっと荒れていた。右岸を歩く。晋はこの辺りが崩壊して通過できなかったのかなと予想していたが問題なかった。やっぱりさっきの沢筋崩壊だろう。
13:55左岸に渡る。堰堤側は流木があるが少し上で渡渉して問題がなかった。渡ると駐車場から降りてくる道と出会う。堰堤上はすこし広くなっていて流木が折り重なっているが登山道は整理されていて問題がなかった。14:00あずまや。14:05昔の崩壊地。当時は大きく高巻したが、巻道はもうほとんど分からない。14:15夕日の滝駐車場。結構車がとまっている。ここから車道。14:20イノシシの皮が干してあったところ。今日は皮は干してなかったので奥にある猟犬供養碑と鳥獣供養碑が見えた。ヤマユリが咲いている。
14:25地蔵堂。バスは 16:35迄ないので、予定通り矢倉沢バス停まで 3km歩く。暑いのでなるべく日陰側を縫って歩く。14:50県731分岐(足柄峠から猪ノ鼻砦への尾根上の県道と同じ番号だ)。矢倉沢峠下の金時トンネル方面への県道で「はこね金太郎ライン」というそうだ。昔の黒白林道。ここのバス停は「足柄古道入口」。除草剤散布作業のひとがいた。ここからも、まだまだ暑い道を歩き 15:10矢倉沢バス停到着。
15:26時間通りバスが来た。15:40関本着。15:45のバスで新松田へ。小田急新松田発 16:08。途中から登山者が少し乗ってくる。17:15帰宅。