休まず進む。神明水から真っ直ぐ上がって防火帯の端を通る登山道を通らずに林の中に入り踏み跡を進む。歩きにくい場所なので、左に行くと登山道に出てしまったが、また林の中に入り、右よりに踏み跡を探しながら行くと、右下(北側)に小さい沢が見える。上からのぞいても岩は無いが、上から沢をのぞきながら、歩きやすいところを歩く。すこしで、登山道の方から降りてくる作業道にでた。道を下ると沢に下り、丸太二本の橋がある。橋を渡る必要も無い小沢だが、一応橋を渡る。それから沢に沿って上流へ。少し上がると二又。左へ。9:30 又、二又。右の大きい沢の方に行こうと思ったが左の沢をみると岩が見えたので左に入ってみた。が、左の沢はすぐに終わった。戻って右を行く。
そのまま進み、少し上がると二又。右の沢のほうが大きそうだったので右へ、9:40。すぐ大岩がごろごろあるところ。文字はない。さらに上がって次の二又は左へ、9:50。すぐ大岩のごろごろしたところ。ここは左へ行き沢のドン詰まりまで詰めて左へ上がるとすぐ尾根、10:05。尾根を越えたところに作業道があり、頭の赤い杭 458と529があった。左下に登山道を歩く人が見えたので明神水の北東100mくらいの位置だと分かる。作業道は枝打ちの枝が落ちて歩きにくいし尾根を巻いて行くので尾根に戻り、尾根筋を上がる。すぐに尾根は広くなる。バイケイソウが多い。頭の青いG3と書いた杭もあった。そのまま尾根を詰めて、頭の赤い杭の番号 325で、明神ヶ岳北側の尾根道に出た、10:30。奥の院道と山頂との中間くらいの場所。5-6Mほど左に歩道管理 NO.163があった。明神ヶ岳に向かうと正面に箱根の山々。100m行った NO.161のところに東に下れそうな獣道みたいな場所あり。さらに行くと東に下る明瞭な踏み跡あり。明神ヶ岳山頂着10:40。十数人が食事や休憩。富士山が綺麗に見えた。昼食にする。11:05 出発。明神水まで前回下から上がって調査した沢を、源頭から下ることにして北へ戻る。尾根道にはエンレイソウ。花は終わって実が成っていた。ツクバネソウもあったがこちらも花は終わっていた。さきほど見ておいた綺麗な踏み跡を降りてみたら 10Mですぐ山の神の祠があり、これはその参道だった。
さらにすこし戻ってさきほど目をつけておいた NO161の獣道みたいなところを入る、11:10。登山者が結構通るので、いない時を見計らってささっと少し下まで降り、左(北)よりに沢の最上部付近に下る。ここから沢を下る。水がある。すぐに滑状になった。ここは前回下から登ってきて引き返したところ。前回は殆ど最上部まで来ていたと分かった。そのまま沢沿いに下って明神水の少し北で登山道に出た、11:35。明神ヶ岳に向かって少し歩き、明神水を過ぎた先に小沢があり右手(上流方向、西)に大きな岩がある。その奥が岩の壁になっているのは前回の探索で知っていたが、その岩の壁をもう一度調べておきたいので、岩の間から入る。足をまげて踏ん張ったら太腿が攣って痛くて少しやすむ。上がって、岩を観察してみたがやはり文字のある岩はなかった、11:40。
今日のメインの目的は登山道から下流方向を、前回の 950M付近からもう少し下まで探ってみようということだった。大岩のある沢の少し南の尾根状を東に下り右(南)の沢に降りて沢を下る。少し下ると「明神水の少し北の沢」が左から来て合流する。ここが 920m付近。水があるので下りにくい。一人なので、こんな誰も来ない場所で滑って足を折ったりしたらアウトだから慎重に下る。880Mくらいまで降りると、左岸(沢の北側)に岩壁がある、12:30。この岩には字は彫ってないが表面が平滑で、文字が彫れそうな岩である。左岸の斜面のすこし上方を見ると字を彫れそうな岩が見える。沢筋の少し下流にも岩壁があるので、それも字が無いことを確認。この付近で 850Mくらいだと思う。そこから左岸の斜面を少し上がったところの岩も確認してみることにして、ずるずるの斜面を登る。二箇所ほど文字が彫れそうな大きさの岩があり、見たが字は無かった。12:45 そのまま斜面を上がり 12:55登山道にでた。920Mくらいの平坦地で索道跡の鉄塔があるところ。登山道の北側の木に、明神ヶ岳41分というやけに細かい、古い道標がぶら下がっていた。
今日は矢佐芝へ降りる予定なので、また登る。今度は登山道を普通に登った。13:10 又明神水。過ぎて登山道が右折して西へ向きを変えるところで登山道からはずれてまっすぐ入ってみる。大きな岩が無いか探しながら沢まで降りた。沢まではすぐだった。下流はさっき下った沢なので上流に向かう。上流は前回調査済みだが、すこし上流に向かうと小沢が分岐する。右の方は前回調査済みなので、小さいほうの左の枝沢に入ってみた。沢はすぐに終わってしまった。そのまま左(南)に斜面を上がり広い尾根にでて、尾根を登ると登山道にでた、13:35。頭の赤い杭244。登山道を南西に進むと明神と明星の分岐に出た、13:40。明星へ向かう。少しで明神から来る道と合う、13:45。若い人たち大勢の団体が来た。その先に摂政宮登山碑があり、すぐに矢佐芝分岐、13:50。矢佐芝へ広葉樹の美しい道を下る。ジュウイチが鳴く。14:15右に植林地が出てきた。少し下ると左も植林地になり右下に林道が見えた。14:20一旦林道に下りる。14:25林道カーブ地点から又山道へ。ここでちょっと休憩。見晴台になっている。14:35出発。14:45尾根の分岐。道は右の尾根へ。14:55 登山口に出た。水場がある。
左に行くとすぐに林道のゲート。先日K氏につれてきて貰ったところ。15:05 二宮金次郎腰掛石。15:10 矢穴石。矢穴の大きさを計測する。大きい矢穴は 8x4cmで深さ7cm、小さい矢穴で 6x3.5cmで深さ6cmくらい。以前には見えなかったが、石の上の方のコケを剥がして何か印が彫ってあるのが見えるようになっていた。写真を撮ったりしていると地元の人が来て、それは石屋の印だと言っていた。もう少し上の方にも矢穴のある石があり、もっと大きいそうで、それは江戸時代の矢穴だそうだ。江戸時代には矢穴に木の楔を叩き込んで水で楔を膨張させて石を割ったと言っていたが、俗説だろう。15:15出る。すぐ下が四つ角で北東の角に石仏が並んでいた。その少し下にも三基あり。15:20八坂神社。神社の前に石仏、明治。神社の境内には天明五年の庚申塔があった。青面金剛明王とある。15:30道の右上に双体道祖神、安永七年。その脇に小さい宝篋印塔の塔身が逆さまに転がっていた。15:35道が分岐する。直進したが、左折して大きい道を行ったほうが良かった。15:50信号を右折。15:55石塔が6基ほど立っているところ。その先で道は左に曲がって下る。
16:05 塚原駅。ここで万に電話しておく。更に進んで小田急を目指す。16:15 要定川。人に聞きながら小田急の駅を目指した。16:35栢山駅。電車が来た。大急ぎで切符を買って乗る。相模大野乗換。新百合乗換で、17:50黒川着。