明神・金時


天気が悪かったり用事があったりして、山に行くことが出来ません。そろそろヤマユリが咲いているかな?まだ早いかな?と思いつつ、明神から金時へ行く事にしました。金時からは金時神社におりてみるつもりです。
日時: 2018年6月26日(晴)
晋 万
6:10に乗って出発。新百合で藤沢行に乗り、相模大野で乗り換え。海老名で座れた。7:14新松田着。7:22のバスで関本へ。7:45頃関本着。道了尊行のバスはもう来ていて、バス停に停まっている。7:50発。仁王門を過ぎて参道に入るとアジサイが綺麗。今が一番良い時期で、全部新鮮な花だ。バスの中から堪能し、8:00道了尊に到着。同じバスで男二人連れの登山者がおりた。入り口の石燈籠の手前の安気地蔵の堂前でおにぎりの朝食。食事している間にお堂を開けに人が来た。橋を渡ってトイレして、8:20出発。

ヤマホタルブクロ
アジサイを見ながら沢の右岸を行き、座禅石を過ぎると階段になる。はじめは広い階段。突き当たって、左へ急な階段をあがり、最乗寺からくる登山道と会い、荒れた急坂を上がると平坦になり、石仏に到着 8:30。口笛の様に鳴くのはトラツグミかな?キーーキーーと自転車のブレーキ音のような鳥の声も聞こえる。先行していた二人連れをリフト跡の鉄塔の手前で抜く 8:40。ジャノヒゲの花が咲いている。5分で下の林道。この道にはドラム缶の防火水槽があちこちにある。9:05鉄塔。ヤマホタルブクロが咲いていた。9:10上の林道。9:15避難小屋。小屋の前にアジサイが一株有り、綺麗に咲いている。小屋は雨露はしのげるが中はぼろぼろだ。昔はプロパンガスもあげていたらしくガスコンロが捨ててある。

9:30リフトの残骸のところ。なんか段々綺麗に整頓されてきているような気がする。すぐ防火帯の草原に出るが、この時期なので草が茂っている。ヒロオビトンボエダシャク(蛾)が草に掴まって交尾していた。尾がヒョウ柄の蛾で綺麗だ。バッタの脱皮殻があったり、小さなヒメシロコブゾウムシが葉の上を歩いていたりするのを見る。9:45神明水。今日は水がある。美味しい。シモツケが咲いているが、ぼちぼち終わりに近い。ギボウシが有ったがまだつぼみ。ヤマユリもまだまだで、草丈も小さいし、つぼみも五センチくらいだ。先ほどと同じエダシャクが地面の上で交尾していた。ジャコウアゲハが飛んでいる。ツマグロヒョウモンが交尾中。草原は昆虫の季節だね。

10:10防火帯の草原が終わり林に入る。少し行くと左上に木彫りの大黒様があった。この付近はナツツバキが多い。花が落ちていると上を見るが葉が茂って見えない。10:30 明神水。ここも今日は水がある。美味しい。その先でナツツバキの花が葉の間からやっと見えた。10:45 近藤滝への下り口。ウツギがまだまだ満開だ。ヤマボウシが綺麗に咲いている。10:50明星方面への分岐から右に上がる。鳥が綺麗な声で鳴く。カメラで録音してみたが鳥の名前は判別難しい。キビタキかもしれない。10:55頂上手前の稜線に出ると正面に大涌谷が綺麗に見える。右手に金時山と富士山。富士山にはもう雪が殆どない。11:00山頂。一人休憩中。

休憩中の人が森林監視員だったので遭難碑の事をちょっと聞いてみたら、その人も探しているとのことだった。少し情報を頂いたので秋になって藪が落ち着いたらまた探してみよう。少しお喋りしてから金時に向かって出発。11:15大涌谷方面には雲が湧いてきた。11:20奥の院分岐。ここから明るい稜線になる。ヤマボウシがすごい。山の斜面のあちこちに点々と白いのは殆どがヤマボウシだろう。11:30北尾根入り口を過ぎる。この付近からは金時が高くなり富士山は金時の上にちょこっと出ている。

下って平坦になる。11:45宮城野方面に下る作業道の分岐。ヤマユリはまだまだ小さい。笹に花が咲いていた。12:00火打石岳の看板のところ。ここから道は右に火打石岳を巻くが、きょうは三角点を探しに登ってみることにした。看板の左から踏み跡に入る。少し行って右に上がると踏み跡は消え、背丈以上の笹薮を漕いで進む。12:05木に黄色のテープがあって火打石岳とある。ここかな?石標があるが三角点ではなく、旧字体の県の字が見えた。さらに先へ藪を2-30m漕いで見たが分からないので戻る。手持ちの古い2.5万地図にある破線路は影も形もない。

12:15 看板のところに戻り、登山道を進む。12:20尾根を横切る所にテープあり、尾根上に踏み跡もある。火打石岳には多分ここから入るのだ。12:30巻き終えて、ゆるく右に曲がり、両側ハコネザサの平坦な尾根道になる。12:35 946m付近で登山道の脇に腰を下ろして昼食にした。風はありそうだがハコネザサの上を通り過ぎて行く。食事中、明神の山頂に我々の少し後で着いた外人の女性が通り過ぎて行っただけ。他には誰も通らない。13:15出発。オダマキが咲いていた。今日はオダマキはこの一株だけだった。ナルコユリが多い。ヒゲナガクロバチの真っ黒な芋虫が付いている。イワガラミが咲いていた。アジサイの仲間だけど咢片が一枚なのでひらひらして目立つ。

13:35 下向方面への分岐。946mと963mの中間の鞍部のところで、道標の左側に踏み跡がある。古い2.5万図には破線路がある。ここから緩い登り。V字型の茶色い斑が入った草はミズヒキだ。花からこの葉は想像できないね。曇って来た。金時の頂上は雲に隠れた。13:50 963m。下って 14:00矢倉沢峠。ウィークデイなので茶店は休み。ツツジが綺麗に咲いていた。ここにはガクアジサイがたくさんあるのだがまだ形もない。金時に向けて登っていくと下ってくる人に結構会う。さすがに人気の金時山だ。14:25金時神社分岐。ヤマユリの多いところだがまだ小さい。道は粘土質で滑る。ここから少し階段が続き 1100mくらいまで。そこから階段は減る。

金時神社奥之院
14:45-50金時山頂。薄いガスがかかっていて富士山も箱根方面も見えない。外国人が二人上がって来た。お茶を飲んで一息ついていると、風が強いので汗がとんで寒くなって来る。登って来た道を戻る。15:10金時神社分岐から金時神社へ向かう。子供連れの家族が登って来た。道は荒れている。15:40金時宿り石。巨岩が二つに割れている。金時と山姥がここに住んだと伝説あり。15:45-50金時神社奥の院。これも巨岩。上に石祠があり右から登れる。石祠の前に大きなマサカリが奉納されていた。奥の院から下るとすぐ林道。

横切って更に下る。金時手毬石があるらしいが見落とした。木橋を渡り右に入ると金時神社。公時神社とあった。参道を下り左に行くとゴルフ練習場があり付近の登山用と書いた駐車場は 500円だ。16:10箱根裏街道の国道138に出て左へ、仙石原へ向かう。金時登山口バス停で外国人が 2人時刻表を見ていたので小田原に出るなら次のバス停が良いと教えてやった。分ったと言ったので来るかと思ったら「MANY BUS THERE」と教えたので安心したのかコンビニに入っていった。

16:23仙石バス停到着。バスは16:27。少し遅れてきたがまあ時間通りだろう。17:15小田原着。17:27の小田急に乗り、19:00帰宅。


暑くて湿気が多く、もう完全に夏山でした。ヤマユリはまだまだ小さくて、あと 2-3週間はかかりそうです。ギボウシもかなり伸びた株もありましたがまだまだです。その代わり、最乗寺付近ではアジサイが盛り、山の上ではヤマボウシが真っ盛りでした。ヤマボウシは咲きはじめなので元気で、真っ白がきれいです。ウツギもまだまだ盛りでした。明神までは富士山が見えましたが、もう雪は殆どない「夏富士」。金時は雲の中でした。火打石岳の三角点は、あとで最新の地図を見たら、我々の上がったのは三角点の200mくらい東の 990m圏のピークでしたが三角点よりも少し高いようです。