明神北尾根


昨年は 5月1日に行ったときは花が咲いていました。それで、今年は、5月5日に行く予定をたてました。しかし 4日の夕方に大雨が降りました。北尾根は藪があります。大雨の翌日は籔で濡れると思われるので中止し、6日に順延しました。ところが 6日の朝、準備万端整えて、あとは出発するだけの間際になって、ラジオが小田原は雨が降っていて今日一日天気が悪いと言うのです。外に出てみると霧雨。急遽中止しました。7日にも少し雨が降ったのですが 8日は快晴という予報になったので行く事にしました。去年より遅くなったので散ってしまったのじゃないか、今年は4月下旬は寒かったので咲いているかな、と心配しながらの山行です。花は自然のものなので花の方の都合次第です。咲いていると良いのですがね。
日時: 2019年5月8日(快晴)
晋 万
5:00起床。6:10発に乗って行く。良い天気だ。新百合で急行藤沢行に乗り、相模大野で急行小田原行きに乗り換える。連休が終わって普通の通勤時間帯になった。通勤の人が多い。新松田 7:14着。7:22発のバスで関本へ。関本で乗り継ぎのバスを待つ間に朝食。8:05内山経由矢倉沢行のバスに乗る。登山者は他に男性が 1名。矢倉岳かな?。8:26矢倉沢下車。男性もここで降りたので同じルートかと思ったが、やはり矢倉岳に行くようで本村の方へ戻って行った。準備をして 8:30出る。

下って行くとオオデマリが咲いている。関下橋をわたり、登って行く。去年はこの付近で満開のオオデマリを見たが今年は見なかった。派手な花なのに見落とすこともあるのかな。8:50最後の茶畑。今日は茶摘みのようで人々が集まっている。どこに行くのと聞かれたので明神と言う。降りるのはと聞かれたので道了尊というと、長いね、気を付けてと言われた。茶畑の横を入って行き、植林地を通り過ぎて林道に出る。電柱の横が登り口だ。電柱に書いてある文字を読もうといつも思うが、読めない。下の二文字は澤山に見えるので山名かもしれないがどうかな?

9:00電柱脇から山道に入る。ナツトウダイが沢山ある。10分くらい上がると下草にアカネが多い。9:15平坦になって、少し上がると鉄塔 9:20。富士山が良く見える。566Mの三角点 9:25。周囲の笹が刈ってあり綺麗になっていた。近くの地面を掘った跡がある。猪では無いから人間だろう。真っ当な収穫か、何か盗掘の跡か?。9:40平坦になり、しばし檜林。9:45アブラチャンの林になった。トリカブトが多い。秋には綺麗だろう。9:50また檜林になり、登りになって左ルートが分岐するが、よく分からなくなっている。5分上がると合流点だが、枝打ちの木が落ちていて、合流点も不明瞭だ。枝打ちの枝で歩きにくいのを上がって 10:00やっとアブラチャンの林になる。ここからしばし平坦 780M。オート バ イの跡がある。ちょっとやめてよね。と思う。

少し上がると 825M三角点 10:10-15。ここまでは殆どテープが無いが、ここからテープが多い。多すぎる。825Mから少し下ったところにオート バ イのひどい跡があって、そこから下はオート バ イの跡はないから戻った登りの跡だろう。オート バ イには林道から直接 825Mに上がれるルートがあるのかもしれない。10:20鞍部。登りも相変わらずテープが多い。団体がつけたのだろうが始末をしてほしいものだ。トラロープまである。10:25登り切って 835M。トウゴクミツバツツジが咲いている。普通のミツバツツジよりも遅くて今が時期だ。地味なラン科の花もあった。

明神が見えるがまだまだ遠い。10:45笹が出てきて背丈のクマザサをかき分ける。過ぎるとハコネ笹になり刈払いがある。僅かに下って、ゆるい登りになると花がある 10:50。まだ小さくてつぼみばかりだ。咲いているのは一輪だけ。今年は花が遅いようだ。残念。横を見るとカジカエデの雄株があり、大きなモミジ形の葉の間から赤い花がぶら下がって咲いていた。858Mから進んで、笹薮の中のルートを抜けると林道に出る 11:00。

今日は西尾根にある破線路を辿ってみようと思い、林道を南へ行く。林道からは富士山と金時が良く見える。600M位行くと下りの尾根に入るところにテープがある。さらに 200Mほど進むと上に登る踏み跡があり、管理用経路で立入禁止の看板がある。地図では 1200M位先で林道が終わる筈だが、林道はまだ続いている。林道を進んで 11:20地図で破線路のある西尾根のところまで着くが、取り付きがない。林道が伸びたので山側が法面になっているのだ。少し先まで行ってみたが駄目だ。この尾根は植林地なので、無理矢理上がれば、道が無くなっていたとしても、登れると思うが、今日はそこまでの気力もないので、いつもの道を登る事にして戻る 11:25。帰り道でもルートを探しながら戻る。少し戻った 17番の看板のところは地図の破線路の尾根の北への枝尾根のところで、ここからは上がれそうだ。堰堤のある沢を過ぎて小沢の脇のところが立入禁止の看板の踏み跡。11:40下りの尾根側にテープがあるところ。ここから上に向かって法面を登った跡があった。

トウゴクミツバツツジとハチ
11:45登って来たところまで戻り、いつものように林道から上がってすぐ右に行く。少し上がって 11:50景色の良い平坦地。金時と富士山を後に見て、休まず上がる。11:55ガレ場を過ぎる。2分で左へ下る分岐があり、すぐ右への分岐。これらは多分作業道で、左へ下る分岐と右への分岐が連続した作業道だと思う。分岐を左へ上がる。ここからしばしクマザサの笹薮の登りだ。笹に花が咲いていた。12:07平坦になる。ここからハコネザサ。高度980M。少し進んでから左に曲り 1-2分でガレ場の脇を登る。ガレの上で高度 1010M。籔道を少し登ると膝丈の笹になって西に金時と富士山が見えた 12:13 1030Mくらいのところ。ここから、ほぼ平坦な道を少し進み、左に曲がると万が膝丈の笹の中に座って待っていた 12:15。この辺りで昼食と思いながら、もう少し進んで、座る 12:20。平坦なところで 1045Mくらいだ。景色も良くて、箱根の大涌谷から金時・富士山・御正体まで良く見える。富士山の右にぼんやり見えるのは南アルプスの北岳だ。天気が良くて気持ちが良い。暑いくらいだ。

13:05出る。トウゴクミツバツツジが咲いている。少し上がって 1080Mで右から道の跡みたいのが来る。道形はハッキリしないが、これが多分地形図の破線路だろう。高度 1090Mで、また平坦になる。カヤトが少し出てくる。その先で右に曲がると丸ノコがあり、H24-脇-41の赤頭杭のところで登山道に出た 13:15。右に曲がるところは分かりにくいが、直進してしまった場合でも、適当に籔を漕いで右に出れば登山道に出られる。明神に向かう。トウゴクミツバツツジがあるが、この辺りではまだつぼみの木もある。天気が良く、空気も澄んでいるので伊豆の山が箱根の向こう、遠くに見える。大島もぼんやり見える。

13:30奥の院分岐。シロバナのスミレがある。ツクバネソウ、エンレイソウがたくさんある。バイケイソウも伸び始めていた。花の掘り取られた跡の残る祠の上を通り過ぎて 13:40明神ヶ岳山頂。誰も居なくて我々のみだった。ここは富士山と金時が上下に並んで見える。金時山山頂の小屋の屋根が光っていた。山頂から下りにかかる道標のところから小田原方面・相模湾が素晴らしく綺麗に見えた。14:00明神水。今日は水がある。ポカリが濃すぎるので水を足す。14:25-35神明水。水を汲む。前に二人歩いているのが見えた。14:45 697m三角点。すぐ避難小屋。ここで前の二人組が休んでいるので抜く。14:50林道。すぐ鉄塔。鉄塔の下を通ってみたが藪。四等三角点 15:00。下の林道15:10。林道にバ イ クの人がいた。15:20石仏。階段から下りて 15:30バス停着。

バスは15:24発が出たあとだった。次は 16:05発。下り道なので関本まで歩くことにした。歩道はゴムのような柔らかい舗装がしてあり歩きやすい。15:55仁王門。16:00一丁目のバス停。16:05大雄橋。16:10バス停着。バスが待っている。乗り込むと、バスは16:12発だった。ラッキー。道了尊でバスに乗ったらまだ着いていない。新松田 16:38発の小田急に乗り、17:50帰宅。


天気が良くて、空気が澄んでいたので、気持ちの良い山行でした。花はまだつぼみで残念でした。カジカエデの雄花は初めて見ました。トウゴクミツバツツジは今が盛りです。明神から小田原方面の景色は素晴らしかったです。