明神が岳市境尾根


小田原市と南足柄市の市境尾根です。ずいぶん昔から目を付けていた尾根で、地図には破線路があるのですが、道は遠の昔に消えて大藪だ、とのことで、伸ばし伸ばしにしている内に、ネットで、林道から上は道があり行ける、林道から下は大藪、との記録を見つけました。そうこうする内にK氏から、行った、道はある、問題ない、と聞きました。林道から下も刈払いしてあるとの情報です。11日は天気が良さそうなので行くことに決定、K氏にもメールしたら、一緒に行けるかもしれないとのことです。和留沢林道の尾根末端から入ることにしました。地図に破線はありますが、どうかな?
日時: 2020年1月11日(曇のち晴)
晋 万 K氏
6:22に乗って出発。まだ暗い。新百合で急いで 6:29に乗った。予定より一本早い。朝帰りの若い人で満員だ。町田に着く頃には空が明るむが、明け六つ時というにはまだ早い。予報は一日快晴だったが、ずっと曇っている。開成を過ぎた辺りからすこし薄日がさして天気に希望が出て来た。7:34小田原着。ホームのベンチでおにぎりの朝食にした。東口に出て 2番から諏訪の原公園行き 8:00のバスに乗る。このバスは明神方面山行に使えそうだ。バスは合同庁舎、市役所、病院などを通って行く。久野に入りヤマモモの大木を左に見て、下宿のバス停からK氏が乗って来た。諏訪原上で下車 8:25頃。バス停の前に庚申塔が六基並んでいた。晋は写真を撮る。

本来の登山道に出た
準備して 8:35出発。北へ入る。300mほどで道なりに左へ行く。その先の右に別れる道の角に馬頭観音があった、宝暦 13(1763)年。8:45和留沢林道に出て左へ。右に入る道を探しながら進む。8:50右に入る山道あり、ここから入る。ちゃんとした道で等高線に沿って右へ入って行く。5分ほど進むと道は右に沢沿いに入って行き、予定の尾根から外れてしまいそうなので、丁度ビニールテープもあるし、左に入る踏み跡に入って尾根へ向かう。3分ほど上がると尾根上の綺麗な道に出た。これが本来予定の破線路で、我々は入り口を間違えたようだ(あとで調べると、我々が入ったところの 10mほど先に入り口があったようだ)。

鉄塔を過ぎ、9:00道が分岐する。右の方が良い道だが左に行く。正解、少し行くと右から踏み跡が来た。間違って右に行った人が上がってくる踏み跡かな?。9:10シャガの大群落。その先で左から来る道がある。林道から上がってくる道だ。K氏が登った時は、この道を来たそうだ。その先で破線路は分岐するが右に上がって行く道は不明で、左に巻道を行く。9:20 峠(鞍部)に出て、ここから左に上がる。右からの尾根に会い、すこし左に三角点があった、442.5m 9:30。三角点フェチの人が近くの立ち木に標識を貼り付けてあった。ここからは緩い登り。

9:50左から道が来る。9:55尾根に出て左へ。ここは道なりに行くと右に行ってしまいそうになるところだ。右に行くと矢佐芝方面に行くようだ。10:00 571m付近を通過。この付近から低い鹿柵に沿って登るようになる。ほぼ鹿柵に沿って登るが刈払いがしてある。10:15 650mくらいで鹿柵を外れるが、すぐまた鹿柵が出てくる。10:20 左に巻いて行くような感じの踏み跡があるが、右の鹿柵に沿って直登する。10:30少し平坦になる。岩はないが急なところもある。10:35少し下ると窪地は炭焼き道のような旧道跡で右へジグザグに登っていくが藪で辿れないので、我々は急坂を直登して行く。10:45ヌタ場があり、動物観察用のカメラが設置してあった。その先に分収造林の看板があった。ここからハコネザサの刈払いを進むと林道に出た、840m 10:50-55。

一息つく。曇りで日が出ない。山頂付近もガスっているのが見える。今日は予報は外れかな?。林道から階段を上がって、ハコネザサ刈払いのトンネルになる。5-6分で気持ちの良い山道になった。11:15 940m付近で昼食にする。前方の山にはガスがあるし、この先は急登になるそうだ。ちょっとした鞍部があって良い場所だが風が通るので戻って風の無いところに座る。時間的にも丁度良い。日は差さないが寒くはない。食事している間に雲が晴れてきて日が出はじめた。12:00過ぎから晴れると言う予報の通りだ。12:00出発。

やっと縦走路に出た
道は良いが急登だ。12:10少し笹がある。刈払いの笹の根元が出ていて歩きにくい。12:15縦走路に出た。ちょうど一人歩いてきて我々が籔道から出てくるのを見ていた。我々の出て来た方向はロープで止めてある。最乗寺奥の院に下りることにして明神に向かう。稜線から仙石原の方に箱根溶岩ドームの小塚山が良く分かった。稜線に出ると風が強い。12:30 矢佐芝分岐。すぐ最乗寺分岐。晴れて来た。次の最乗寺分岐を過ぎると山頂 12:40。登山者が数人いる。風も強いのにベンチで食事の人もいた、頑張るね。富士山頂は雲を被っていたが待っている内に雲が取れて頂上が見えた。富士山の右に北岳と間の岳が綺麗に見えた。その右に鳳凰三山も良く見えた。今日は空気が綺麗だ。12:50出る。

12:55明神の祠。新年なので、下りて、お参りする。縦走路に戻ると女性が三角点ですか?と聞く。明神の三角点標石は無いよと教えてあげた。13:00奥の院道分岐。ここから下る。初めは掘れた道で歩きにくいが少し下ると良くなる。14:00林道。脇にサザンカが咲いていた。八重で赤い。K氏に聞くと栽培種だそうだ。下って 14:10鉄塔。植林地は間伐も枝払いもしてあって、よく手入れされ、綺麗で気持ちが良い。14:20奥の院到着。参拝の人が結構多い。下って御真殿、大黒天、多宝塔、本堂などお参りする。正月なのでどのお堂も扉が開いていて良かった。ゆっくりして 15:05バス停。10人くらいいた。待っている内に人が来て行列になった。

15:24のバスに乗る。10分弱で関本に到着。K氏は大雄山線で帰る。我々は 15:45のバスで新松田に出て 16:08の快急に乗った。伊勢原付近通過の時に大山を見ると黒雲で覆われている。でも南は晴れていた。16:40頃日没。新百合乗換で 17:25帰宅。もう暗かった。


取り付きでちょっと間違えましたが全体に良い道でした。迷うようなところも無く、笹のところは刈払いされています。林道までは単調な植林地と鹿柵に沿った刈払いの急登です。急登のところはなかなか厳しいです。林道から上は景色の良いところがあり良い山道でした。12:00前から青空が出て来ました。山頂からは富士山頂の雲も取れて、全体がよく見えました。今日は空気が澄んで、北岳・間の岳、鳳凰三山がよく見えて良かったです。