杓子山から石割山


平野から入って石割山に登り、杓子山に抜けるという方向で考えたのですが、平野に行く適当なバスがありません。そこで忍野から杓子山に登り石割山へのルートを考えました。しかしバス時間の関係で出発が 9:00になります。少し距離が長くなるが下吉田から歩いて入り、西尾根から杓子に登るのが一番早そうです。西尾根は下ったことがあります。麓に新しい道が出来たので取り付きが変わっているようですが尾根の状態がどうなっているのかも見てみたいと思ってこのルートに決定です。
日時 2014年10月19日
晋 万

5:07若葉台発。調布経由で高尾へ。6:00北野で日の出をみる。電車が少し遅れたので高尾乗り換えは時間がなく JRの切符買えず。大月では一旦 JRで精算してから富士急に乗り換え。7:30下吉田下車。すぐ出る。ちょうど今の時期はイヌマキの実が熟している。道々、つまんで食べる。甘くて美味しい。7:50国道を横切る。富士山が綺麗。7:55桂川橋のたもとに石仏群。8:00トンネル南を通過。その先で左に行き、明見温泉の先で左に入る橋がある、8:05。ここからの富士山はすばらしい。田んぼには不二阿祖山太神宮御神田と標柱があり、面白い富士山形の稲架があった。

ここから登ります
万のテーピングの状態が悪いので外し 8:10出発。橋を渡って右に上がってゆくと墓地になる。墓地を上へとあがり 8:20尾根に出る。尾根上にも墓地がある。最後の墓地を過ぎると、道が広くなり綺麗になった。しばらくで右から林道が上がってきて、そのまま進むと陸橋、8:30。渡って林道は右に行く。西尾根はそのまま尾根に取り付く筈だが踏み跡がない。5-60M行くと左にテープがあり、頼りないが踏み跡らしいのが上がっている。そこから上がり、定かでない踏み跡を辿って 8:35尾根に出た。上がってきた方向に一応テープがあるので、下りはここから左に下りたほうが良いのだろう。昔の炭焼き道があるのでさらに尾根を下って行けるが最後が法面なんかでちょっとややこしくなるのじゃ無いかな?

炭焼き道は荒れているので、付かず離れず尾根上をすすむ。時々すずらんテープがあるがあまり頼りにならない。8:55トリカブトの花。もう終わりかけの時期だが、我々には今年の初見参。9:00ちょっとこぶ、1050M。9:10次のこぶ、1120M。登って 9:20すこし平坦が続く、1190M位。9:25 ピンクのテープと境界標石があって、ここが多分 1198M。少し下って、登り 1190M圏。少し下り、右からの道があり、また登って、しばらく平坦、9:35、1200M位。下って 9:40 天竜南線の鉄塔巡視路の道標柱。9:45鉄塔 1200M。カラマツが大きくなっていて景色は良くないが富士山がかろうじて見える。もう雲が上がってきていて頂上だけ。ここには右から上がってくる道あり、多分巡視路だろう。我々は尾根を進む。

9:55 1280M付近。少し平坦。紅葉が綺麗。少し下ってから今日一番の急登になる。息が切れ、足が重い。1430M付近まで高さ 150M休みなしの急登。10:15やっと少し平坦になった。少し下って、短い距離だが富士山側が開けた伐採地(砂防工事地?)の上を通る。富士山は雲の中。10:30最後の登りにかかる。10:45左へ下る矢印あり。字は読めないがこれは倉見山方面。10:50杓子山頂。広々して気持ちの良い山頂だ。ベンチもある。子連れが一組、単独が一人休憩中だった。リンドウが多い。10:55出発。

鹿留山頂は紅葉が綺麗
鹿留山への稜線にはサンショウバラが結構多い。二十曲峠分岐から鹿留への稜線にはブナが多い。この高度なので今黄葉の盛り。途中五人組を抜き、11:25鹿留山山頂。二人先着。山頂の真ん中に立派なミズナラ、手前にも奥にも立派なブナ。ここで昼にする。風が無いので気持ちよい。しばらくする五人組も来た。ぼつぼつと人が来る。御正体神社方面の下りには黄色のテープがあった。のんびりした気分で食べて、12:00出発。12:10二十曲峠分岐。下りは急だ。ロープがある。少し下って、先に出た五人組を抜く。

12:15一寸した岩稜帯。12:25 1430M位迄下ってやっと落ち着く。1432Mを過ぎて 12:30道標。12:35登ってくる人と会う。12:45立野塚峠。一人登っていった。サンショウの木が多い。実がなっている。軽い登りになり、途中でヤマラッキョウの花を撮ろうとしてしゃがんだら右足が攣った。道は広くて歩きやすい。1300Mを切ると紅葉はまだ始まり。13:05 1275M通過。道が横切るところを過ぎ、1221Mへの登りは笹の間。13:30 1221M。13:35 二十曲峠、1151.5M。車道が来ている。立派な松の木がある。ここから富士山が綺麗な筈だが今日は雲。残念。

石割神社の大岩
石割山へ向かう。13:40夫婦松。これも立派な松。13:45天竜南線139号鉄塔。鹿柵が右にずっと続いている。13:55 鉄塔140号。14:05鉄塔141号。14:10鉄塔142号。ここに山梨県の道標があり、右へすぐに石割山山頂 1413M。石割山までは、そう急な登りではないが、疲れているのと、休みなく登るので結構きつかった。山頂には数人いた。饅頭、せんべい食べて15分ほど休憩。14:25出発。またまた急な下り。14:30 石割神社。面白い割れた大岩があって胎内くぐりもできる。リュックをしょったまま行ったら狭くて通れず、リュックを手にもったら前が見えず。神社には大きなカツラの木があった。

下りは幅一間半の林道並みの広い道だが荒れているので四駆でも難しそうだ。14:50 あずまやのところ。ここから階段が 403段。下りは 5分で 14:55階段下に着いた。15:10石割山登山口。右へ。15:20バス停到着。15:43のバスは少しおくれて15:50に出た。旭が丘へ。渋滞で着くかどうか心配したが16:05着。16:13のバスを待っていると、その前の15:43のバスが渋滞で遅れて到着。16:10出発。しばらくは快適に走るが、篭坂峠を過ぎて下りになったところから渋滞。須走りまでくると渋滞は終わった。17:15御殿場駅。予定の 17:10には間に合わなかったが 17:40にのる。座れた。松田でのりかえ 18:20発。19:35帰宅。


下吉田から平野までは長かったです。気分的には二十曲峠までがずいぶん長く感じました。富士山を見ながら歩くというのを期待していましたが 10時ころには、もう雲がわいて山頂が少しだけ見えるだけになり、杓子山ではかろうじて山頂の一部、石割山ではもう見えませんでした。残念。杓子山西尾根は下部はかなり荒れていましたが上部は問題なかったです。鹿留からの下りも石割からの下りも激しかったので逆ルートも厳しいですね。