立山-高指山-山伏峠


6月5日にお会いした岩田翁から鉄砲木の頭付近にもサンショウバラがすごいということを聞きました。それで昨年行った立山(角取山-つのとりやま)展望台付近のサンショウバラを見て、三国山から鉄砲木の頭、切通峠を経て山伏峠までの山行を考えました。昨年は早過ぎて立山のサンショウバラは蕾も出来ていませんでした。今年はどうかな。昨日は雨でしたが、今日は快晴の予報です。富士山は見えるのかな?
日時2017年6月19日
晋 万
黒川始発に乗って出発。まだ曇っているが晴れる予報。松田駅からの富士山は綺麗だ。御殿場線からの富士山もきれい。御殿場線で朝食。御殿場 7:23着。7:40発のバス乗る。今日は高校生は少ない。が、一人登山者が乗ってくる。どこに行くのかな?。富士高原ゴルフ場前で下車8:05。一緒に乗っていた登山者も降りる。エ! 同じコースを行くのかな?。が、急いで出発してくれたので我々とは離れる。紅富台入り口で準備して、8:15出発。8:20紅富台の上に着き、山に入る。緑が綺麗。ヤブデマリの花が咲いている。8:30道標で左に行き植林地をジグザグに登る。まだ咲いているマムシグサがある。フタリシズカもある。8:35植林地を出る。その上に最初のサンショウバラ。終わりかけているがまだまだ。やった、良かった。

サンショウバラが咲いている
8:40立山休憩所。その手前で、サンショウバラ。まだある。上に上がると沢山咲いている。サンショウの木もたくさんある。葉はよく似ているが幹が違う。この辺でサンショウバラが咲いているようでは立山山頂ではまだまだかもしれない。ハコネサンシキウツギの花もたくさん。9:00-9:05富士山が見えるところでサンショウバラと富士山の写真を撮る。富士山は雲がかかっているので晴れるのを待って写真。この付近のサンショウバラはすごい。登山道周囲のサンショウバラに行く踏み跡が沢山出来ている。去年はこれほど咲いてなかった。

9:10立山砂場。ここより上ではサンショウバラはまだ咲いてない。自転車の跡がある。自転車は跡が激しいので少し山を痛めているかなという感じがする。サラサドウダンの大きな木があり花が沢山咲いている。カマツカの花は終わりかけかな。9:20展望台分岐。分岐付近にもサンショウバラがあるがまだ咲いていない。展望台に行く途中の昨年食事した場所から、サンショウバラがかなり出てくるが、花はまだまだだ。花芽はある。日あたりの良い場所の木のてっぺんに一つだけ咲いていた。立山山頂付近で咲いているのはこれだけだった。あと一週間から10日かな。

9:30-40展望台。富士山はばっちりみえた。須走から直接上がってくるコースがあるので探した。下り口が見つかり、テープがたくさんついている。来年はここを登ってみたい。四等三角点と御料局境界標がある。サンショウバラはまだだが、ドウダンツツジ・ハコネサンシキウツギ・ヤマボウシが咲いている。9:45立山山頂。林の中の平坦地で道標がなければ山頂とは思えない。蝉がうるさいくらい鳴いている。すぐ下に篭坂峠分岐、立山東分岐とある。登って畑尾山 9:55。道標の裏側すこし先の大きなヤマツツジは満開だった。下ってアザミ平10:00。10:05アザミ平東。富士山は後方に見えるが半分雲に隠れている。今日は沼津方面の下界はぼんやりしている。

10:15 1366M、甲斐の山山』によるとここは駿河側で角取山と呼ばれているそうだ。10:25奥の院入り口。すぐに大洞山。大洞山も角取山と呼ばれる。たぶん、昔は、立山から大洞山までの付近一帯のことを角取山と言ったのだろう。10:50楢木山 1353M。11:00ヅナ峠。バイケイソウが多くなり、11:10三国山。前方を一緒のバスから降りた登山者が歩いている。三国峠の方に下ったようだが、どちら方面に行くのかな?。ちょっと早いが昼食にする。座るところもあり丁度よい。気温も暑くない、むしろ涼し目だ。11:50出る。今日はここから三国峠方面に行く。三国峠までは登山道が掘れているので左右に踏み跡が沢山できている。12:00車道を横切って明神山方面へ登る。すぐに左側が草原になり、富士山・南アがよく見える。

明神山からの富士山
登山道は左の草原側の何も遮るものがない道と右の木の間を通る道がある。はじめ左を行くが、右にサンショウバラが見えたので、木の間を通る登山道を行くことにした。進むと、サンショウバラが咲いている。やった、ここにもサンショウバラがあるのだ。沢山咲いている。右の林の中にサンショウバラが多い。12:20-25明神山。富士山と山中湖がばっちり。5名の人が来ていた。立派な山中諏訪神社(山中明神)奥宮の石祠があった。三国峠と切通峠の間はまだ歩いたことがないようなので、ここに来たのは初めてかな?。三角点を撮りサンショウバラを見て、先に進む。

ここから先の登山道もよく歩かれている。ミズナラ・ブナの木が多い。下草はバイケソウの群落だ。フジの花がまだある。ゆるく下って 13:00切通峠。いまは浅瀬方面への道も問題ないみたいだから、一度浅瀬方面に歩いてみたい。上がるとアブラチャンの林。少し下って13:10平野分岐。少し上がると富士山が見え、その先にアブラチャンの純林と書いた看板があった。少し下って、13:15また平野分岐。東海自然歩道の大看板があった。登っていくと右に大ブナがあり、高指山13:25-30。草原で、富士山と山中湖がよく見える。ここも三角点があり、写真を撮る。出るとすぐ右への踏み跡が分かれる。大ブナを右に見てすぐに鉄塔 13:35。

その先13:40また右への分岐がある。ゆるく登っていくと 13:45左にサンショウバラの大木があり、咲いている。サンショウバラを見るため入ってみる。ここもたくさんサンショウバラがあって、すごいすごい。花を見ながら一回りして道に戻り、登るとすぐ13:50富士岬平。ここからも山中湖と富士山がよく見える。山伏峠の方から走ってきた人に出会う。鉄砲木の頭はまだ先ですかと聞くと、ずっと向こうだよと我々が来た方を示し、地図を広げて、明神山が鉄砲木の頭だよと言われた。あらら、そう言えば明神山にはサンショウバラが沢山あったなぁ。でも、ここにもサンショウバラが沢山あったし、良かった。

13:55富士岬平を出て山伏峠に向かう。右に大きなブナがあったが残念ながら枯れていた。すこし笹薮があり、通過すると 14:10鉄塔の右を通過する。いったん急な下りがあり、それから急な階段の登り。14:20登りついて平になり、鉄塔 302への分岐がある。14:25右に下る分岐があり、ピンクのテープがある。分岐の20m先に大きなブナがある。ヤマツツジも咲いていた。さらに登って、14:30大棚の頭手前の山伏峠分岐に到着。道標の下に木札があり 50m先にミズナラ・ブナの大木があると書いてある。見に行ってみよう。はじめ大棚の頭の山頂の方かなと思い少し上がってみたがなさそうなので戻り、菰釣山方向への登山道を50mばかり行くと、ブナの大木は左上に見えた。そこから戻る途中の谷側に大きなミズナラが見えた。でも、まあ、この辺りにはこのくらいの大きさの木はたくさんある。

ここから下ります
分岐に戻って14:40出る。良い道だ。14:45鉄塔。その先で本来の道は真っすぐだが、近回りしようと左へ下る。尾根伝いに別荘地の方へ出ようと思っていたが、少し先で尾根通しを行かずに、右へ入ると、道は下って廃墟(旧山中湖高原ホテル)の裏に出た。廃墟の脇に鳥居があり、昔はここから山伏峠上に出れたらしい。廃墟の入り口は、しっかり閉じてあったが脇から出られた。出たところは旧山伏トンネル入り口。国道に向かうとすぐに山伏峠バス停に出た 14:55。山伏トンネルの入り口だ。時間があるので平野方面に進む。下りだから楽だが、思ったより時間がかかり、石割山ハイキングコースバス停15:40。ここでバスを待つことにした。

バスはほぼ時間通りに来たが、回送となっている。バスが停まったので運転手さんに聞くと正規のバスだった。回送になってますよと運転手さんに言う。バスは我々だけの貸し切り状態だった。15:52旭丘着。御殿場行のバスは16:08発だ。着替えをして待つ。バス停前の富士急バスの駐車場にKABAバスが停まっている。水陸両用バスだ。最終は16:00発で、乗客の一組が遅れているようで、慌てて来てすぐに出発していった。

御殿場行のバスは5分遅れできた。御殿場16:55着。17:10の御殿場線に乗り松田下車。新松田 17:47発に乗り、新百合乗り換えだが、本線が遅れて多摩線も遅れる。自宅には19:10帰着。今日はサンショウバラを堪能した一日だった。


紅富台から立山への登山道はサンショウバラが満開でした。残念ながら立山山頂付近はまだ咲いてませんでした。三国峠から明神山(鉄砲木の頭)は、木が無く富士山がよく見えました。が、暑かったです。明神山山頂付近はサンショウバラが沢山咲いていて、バラを見に行く踏み跡もたくさんありました。高指山、富士岬平からも山中湖と富士山が綺麗でした。サンショウバラは富士岬平の手前にもたくさんありました。サンショウバラが沢山あるという鉄砲木の頭は明神山のことでした。富士岬平で、走ってきた登山者に教えてもらいました。明神山の山名板や道標には鉄砲木の頭の記載が全くありませんが、山中湖村が立てたものなら仕方ないでしょう。晋はこの付近の山は全面カヤトだと思い込んでいたのですが、それぞれの山頂以外は広葉樹林でとても気持ちの良い山域でした。