踏切を渡って箱根病院の方へ向かい、三叉路を左折する。荻窪用水散策コースと言う道標があった。病院側の崖下に防空壕跡らしい穴が 2つあった。少し先で道標に従って右折すると右側に旧東海道の風祭一里塚がある 7:40。石祠、地蔵石像、石塔残欠が 50cm程の檀上にある。少し行って右に入る。上がって行くと左側に万松院庫裏の藁屋根が見えた。7:50万松院。寛政12年築の庫裏は屋根がかなり痛んでいた。歩いていると道端にスイセンが咲いている。7:55荻窪用水の丸塚隧道入口。用水は西から来てトンネルに入る。
50m程で左に道祖神がある筈だが無い。晋が戻って探すと、木の切り株から踏み跡を上がったところで発見。道祖神 2基、地神塔 1基 8:15。進んで、先ほどのバス道が右折して北上してくる道を横切って下ると水之尾毘沙門天 8:20。長い石段を上がると毘沙門天に着く。写真を撮ったりしてから、ここでシャツを脱ぎ、手パッツして出る。バス道に戻り南に行くとすぐ三叉路。バス道は東から来て北へ行くが、我々はここから西へ向かう 8:35。道は少し細くなる。
下って林道に出た 10:20 500m。登山道へは林道を左に 900m歩くのだが、今日は林道を横切って登る。道はすこぶる良い。すぐ鉄塔を右奥に見て、しばらく平坦。10:30 560m付近から登りになり 5-60m程上がると左へのトラバース道になる。急登の下の平坦地で登山道に出た 10:40 620m付近。登山道に出る手前の沢の源頭を横切る所で、ちょっと道が細くなり、気を使ったが、それ以外は良い道だ。700m迄の直登は出来なかったが、舗装の林道を歩くよりはずっと良い。
ここから登山道を 70m急登し、10:50 695m付近の道標に到着。登山道が直角に曲がるところだ。700mまで緩く上がってから下り、768mへの登りになる。768mは南側を巻く 11:10 (768mに上がって北東に下れば林道までの途中に明治時代の造林記念碑がある)。巻き終えて若干の登り下りがあり、770m付近から明星への登りになる。11:25八海山大頭羅神王石仏。これは小さい。11:35三笠山刀利天王石仏。明星から下ってくると、ここまではすぐなので、もうすぐ山頂と思って登るが、さらに 10分以上かかった。11:50明星ヶ岳山頂 924mに到着。ここで昼食にする。
なにか白いものがチラチラ。どうやら雪だ。でも服やリュックに雪が付く程でもなく、ほんの少しだった。日が差さず気温は低いが風がないので助かった。12:30出る。マユミの木はもうピンクの実は落ちて茶色だ。12:45和留沢分岐。最近、和留沢道の整備をしたそうで、富士山方向の笹の切り開きはK氏が担当したそうだ。残念ながら今日は富士山は見えない。分岐付近も少し前まで笹が被っていたが、その刈り払いもK氏の担当だったそうだ。お陰様で気持ちよく歩ける。
ここから民家のある開拓農道ではなくて日向林道を行く。14:10久野川を渡ると、300mほどで日向林道は終わり和留沢林道と合流する。和留沢バス停方向はそのまま車道を行けばよいが、我々はK氏の畑に向かって右の林道に入る。上がって行くと林道が左右に分岐し、分岐手前に豊川村の植林記念碑があった 14:20。分岐を左の大林林道へ入る。右上に鉄塔を見てさらに進み、14:30林道から外れて左へ入る。位置はよくわからないがK氏の畑に向かって植林地の中を下って行く。緩い尾根だが道はない。踏み跡もない。少し下ると右下に山道らしいのが見えた。そちらに行くのかと思ったが、行かない。真っすぐ下る。沢状のくぼみを渡ると畑に出た 14:40。畑の説明をして貰い 14:50出る。
すぐ馬頭観音があった。イノシシの箱罠もあり、結構捕まるらしい。「肉は食べさせてもらったことがない」とK氏。舗装路を道なりに下って 15:00日蔭上バス停に出た。バス迄時間があるので歩く。道々、石仏などが多いので、晋は写真に忙しい。K氏によれば寒念仏供養の碑は多いらしい。15:20観音堂前バス停に到着。ここでバスを待つ。バスは 15:27。ほぼ時間通り来た。K氏は途中で下車。小田原駅 15:50着。15:57の急行に乗る。17:15帰宅。