矢倉岳から鳥手山


前回の山行の高松山に行った時に、残念ながら富士山が見えませんでした。雪山の富士山が見たいので、久し振りに矢倉岳に登り鳥手山から山北へ下るルートに行くことにしました。天気は良さそうなので富士山も見えるでしょうが、気温は高いそうです。
日時: 2018年3月4日(晴)
晋 万
5:00過ぎに起床、6:18に乗って出発。天気は良い。日曜日なので通勤客がいないから割に空いている。車内から富士山は見えない。

やっと登山道入り口に到着
7:19新松田着。7:25のバスで関本へ。登山客は我々を入れて5人。関本で一人は最乗寺へのバスに乗って行った。2人は我々と同じ矢倉岳へ。関本バス停で朝食のおにぎりを食べる。バスは8:00発の内山経由矢倉沢行き。8:20本村で下車。バス停の角には道祖神。2人が支度している間に先に出る。

少し行って道祖神のある角を右へ、その先で左へ曲ると突き当りが神社。石段下に石塔(文政5年)がある。写真を撮ってから石段を上がり神社に今日の安全をお参り。林道に戻って進む。梅が満開だ。8:45茶畑をすぎて鹿柵を入る。暖かいので汗が噴き出る。舗装だが急な道だ。2-3分で山道になった。ヤマガラが盛んに鳴く。晋は今日は調子があまりよくない。植林の下にはアオキが多い。赤い実が落ちている。9:10 晋がすこし遅れたので万が待ち、少し休んで水を飲む。9:15早い人が一人上がってきて抜いていった。9:20頃になると晋はすこし調子よくなってきた。

山頂からの富士山
9:45矢倉岳の肩まであがる。少し平坦になり、すこし上がると山頂 870m 9:50。富士山が綺麗に見えた。金時山と明神が岳は山頂に雲がかかっていた。先着が 4人。以前あった展望やぐらは壊れて材木が積んであり、そこに座っていた夫婦連れは犬を連れてきていた。山が大好きな犬だそうで、リュックをみると朝の3:00から騒ぐそうだ。山頂の石祠と石塔を写真に撮って清水越えの方へ下る。富士山が正面だ。

10:15清水越え。道標には山伏平とある。洒水の滝の方から二人来た。一段下にある道標の裏側へ真っすぐ入っていく。少し上がって740mくらいから右に曲がり、東方向から東北方向の尾根になる 10:30。アブラチャンが密生する明るい尾根。ルートには、木に赤ペンキの印がある。北側は大きな採石場だが今日は日曜日で休み。この付近でアカゲラを見たことを思い出す。緩やかな登りになるとシジューカラなどのカラ類、コゲラなど多い。風が強くなってきた。左後方に木の間から富士山が綺麗に見えた。きれいなケヤキの大木を過ぎて緩く登り、頂上で右に少し行くと鷹落場の二等三角点 10:50-55 819.1m。気持ちの良い山頂なので、ここで昼食と思いながら来たが、風もあり、少し寒いので、もう少し進むことにした。

トラバース道は怖かった
戻って北への下りにかかると、僅かながら雪が残っていた。下って760mで水平になり東へ向かうと、緩い登りになる手前に、木にペンキの矢印があり、鳥手山を指す小さな道標があった 11:05。矢印に従って左に入ると下りのトラバースになる。元々は木で階段を作ってあったのだが、もう腐ってぐずぐずで、枯葉もあって、滑り、なかなか面倒だった。トラバース道に入らずに 770mまで行ってから急斜面を真っすぐ北に下った方が良いかもしれない。

11:15トラバースを終えて北への尾根に出たところで昼食にした。晋はやや不調。風のなく気持ちが良い。ゆっくり食事した。50分ほどで食事を終え 12:05出発。少し水平に行ってから下る。ミヤマシキミの花が咲きかけていた。鞍部から少し登って、道が左に巻いていくところで鳥手山へ直進する 12:15。12:25鳥手山山頂 665m。鳥手山の古い山名板は字が消えかかっている。山頂から尾根伝いに北へ少し下り、北北東へ緩く登る。大きな桜の木があった。木の葉が落ちているので左後ろに富士山が見えた。640m圏からはやや左寄りに下る。割にはっきりした尾根を下って行くと、どうやら真北に行ってしまった。スズランテープがあるが無視して行ったのだ。

カエルが産卵していた
右寄りに下ってしまったことが分かったので、鳥手山の西側を巻いてくる道に出る為に左へトラバースする。下にぬた場の小さな池が見え、なにかの鳴き声が聞こえる。水鳥でもいるのかと見るが鳥の姿は見えない。なかなかすごい鳴き声だが、どうやらカエルのようだ。卵を産んでいるようだ。水面の小波を狙って写真を撮る(後で写真を拡大するとカエルが確認できた)。池に近寄ると水に潜ってしまい見えなくなってしまった。下りを右に行き過ぎてしまったが、池やカエルが見えたので結果オーライだ。

12:40道に戻った。道は水平に続く。アオキが多い。12:50平塚営林署の看板だが破れている。12:55谷峨方面への下り口。595mから北西に伸びる尾根で、下ると鳥手山トンネルの東側の口に出る。テープがあり、水源協定林の看板のそばの木に「谷峨駅 山の神さま、尾根を下だる」と書いた小さい道標が取り付けてあり 2017.1.21 と日付があった。我々は水平道をさらに進む。こちらには「洒水の滝←、鳥手山→」の道標。北方向に、木の間から、大野山が良く見える。ゴルフ場かと思うくらい大きな放牧場のカヤトだ。

13:00ガレたところを桟道で渡ると、しばらくの間、道が悪い。慎重に通り、ガレの上を過ぎるて植林地に入るとやっと安心。13:05 小屋がある、595mの東の鞍部のところだ。よく手入れされた植林地を歩く。376mから下っていくとセメントのジグザグ道になる。13:35-40 270m付近、左側に石の道標があり、右上の小祠に馬頭観音(文政12)。下ると 1-2分で左上に鉄塔が見えた。13:50平山に出ると梅林がある。上の方では、やや荒れているが、平地まで下ってくると手入れされていて花もきれいだ。

洒水の滝には行かないので、そのまま下っていく。13:55車道に出た、平山駐在所のところだ。14:00足柄橋。渡って14:05樋口橋。14:15山北駅。14:43に乗り松田まで。松田で小田急に乗換。少し走って 14:53の急行に乗れた。16:10帰宅。


天気が良く、気温もあがったので気持ちのよい早春のハイクになりました。矢倉岳も鳥手山も久し振りでした。道標は無いが、スズランテープがあり迷うことはないです。山岳マラソンをしたのか、ところどころ数字を書いた印が有ったり、変わったテープがありました。行事が終われば取らなくてはね。