私の山日記から


山に行くのは若い頃から好きでしたが自分で計画を立てて行く事は余り無く、精々年に一二回でした。山に手帳を持っていって、メモを取り始めたのは1979年の12月からです。その頃からよく山に行くようになりました。はじめは、一人でいくことが多かったのですが、だんだんと妻をまき込み、今は妻の方が積極的な位です。

山に行っているのは20年そこそこです。山の自然はあまり変わりませんが、それでも、山への行き方や、山にいく人は随分変わりました。最近は、道路が発達したので自家用車でできるだけ近くまで行って、簡単に登る人が多いです。このため、私のように公共交通機関を使う者には不便な時代になりました。バスがないのです。バスがなくても、自家用車でも入れなければ構わない。歩いて入れば良いのですから。

然るに、然るに、大菩薩に、裂石から歩いて登って、上日川峠まで、今日は静かだなと思って登ると、上日川峠では、人の群れ、なんですよね。上日川峠までバスが入って欲しいとは思わない。バスも車も裂石までならいいなと思うんです。

又、簡単に行けるので、簡単な人が増えました。簡単な人という意味はいろいろな意味を含んで言っているのですが、例えば、はやりの百名山でも、すぐ近くまで車で行って、1ー2時間で登って、一つ登ったというようなやりかたとか (それでも名山なんでしょうかねぇ)、中高年が増えたせいも有りますが、金のある人が増えたので、金さえあれば登れるというようなことです。北アはお金が重い、南アは荷物が重い。とか言いますよね。

金を払ったら登れるから、俺は金を払っているんだという意識の人がいる。私は、アメリカやカナダのように、国立公園を使用する人からは金を取れば良いと思うのですが、金を払っているのだから客だから何をしても良いのだと考える人がいる日本では、危ないなとも思います。でも、これも教育です。

例えば、昔より良いのは、ごみを捨てなくなった。これは本当に素晴らしいことです。新聞や雑誌による教育のおかげだと思います。


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