御嶽山は、霊峰にふさわしく山頂は、5つの峰(継母、王滝、剣が峰、魔利支天、継子)と5つの湖(一の池、二の池、三の池、四の池、五の池)から成り立っています。中でも国内最高標高の湖「二の池」と国内第三位の深さの「三の池」があります。どちらも御神水として登山者、信者が持って帰りますが、特に「三の池」の水は、3年は保ち、毒消し作用があるとか。登り口も、王滝口、黒沢口、開田口、濁河口(にごりこ)があります。
21日
若葉台いつもの二番で行く。が、今日は平日なので、いつもより 3分遅い。横浜線の乗り換えが 2分しかない。橋本で走る走る。これに乗れないと、予定通り木曽福島に着かない。走ったら乗り換え大丈夫。八王子 6:06、高尾 6:15 乗り換えて松本行きに乗る。途中塩山付近から朝食を食べた以外はほとんど寝ていた。塩尻ー木曽福島間は、特急「しなの」に乗る。特急は、各席1〜2人座っていて、二人座れるところは一カ所しかなかった。特急の中で、万の足首テーピングする。
田の原登山道より大滝頂上
少し平担地を歩いてすぐ登りになる。13:10 金剛童子。木と火山岩の石段。うまくつくってあって、歩きやすい。田の原がよく見える。13:20 八合目岩室。各地の信者が建てた石碑が多い。天気がよい。13:35 富士見石。たぶんここから富士山がよく見えるのだろう。が、残念ながら今日は遠くは霞んでいる。13:45 九合。雪渓の所を通る。
水飲んで、飴を食べる。14:00出発する。14:05 九合目岩室。ここにも小雪渓。岩室は屋根だけ。泊まるのは一寸無理。14:25 王滝頂上に着く。石垣の間に小屋。硫黄のにおいがする。神社は工事中。
15:00山頂。久しぶりの 3000m 級に登った。山頂は小屋から階段を上がってすぐ。山頂では、名古屋の講の人が先達を中心に祈っていた。万は、珍しそうに見ている。快晴だが、山頂からは今日はあまり景色が見えない。
15:05 お鉢巡りに出る。お鉢の中は一の池だが、水は無い。雪渓が溶けた水のみだ。神社の人に聞くと約 1時間くらいとか。神社の左側から裏に出て少し下ってから登る。左は地獄谷がよく見える。水蒸気が見える。又硫黄の臭いがする。15:20 お鉢巡りの反対側の山頂で軽く食事をする。
下って二の池の側を通って戻る。二の池では先に山頂にいた講の人たちが水を汲んでいた。二の池本館の側にチングルマが咲いていた。小屋に戻る。途中夫婦づれを追い越したら、この人たちも同室になる。今夜は 7人同室。
影御嶽山
夕食後、山頂に行って日の入りを見るが、万寒くて途中で帰る。日の入りは、白山の右側に沈んだ。美しかった。写真を撮る。
日の出は、4:50 頃。小屋に帰ってうろうろしながら、朝食を待つ。待っているとき、登ってきた人が CUP ヌードルを頼んでいた。料金を聞くと 一つ 700円でびっくり。朝食は、生卵、海苔の山小屋風。
摩利支天から剣が峰を望む。
飛騨山頂への分岐に荷物を置いて、魔利支天に向かう。道は高山植物が多い。ハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンバイ、コツガザクラなど。7:10 魔利支天。一人先着。ガスで北ア方面は見えない。剣が峰がよく見える。7:15 までいる。気持ちが良かった。
五の池から先は道標や印がないが道はしっかりしている。今日はガスの中なので先が見えないので慎重に歩く。8:10 継子岳着。2859m。ガスの中。二人向こうから来る。きくと四の池へ降りようとしたが迷って戻ってきたそうだ。一緒に下る道を探すことにする。旦那は二度目だが、くたびれていた。奥さんはガッツがありそうだ。継子から、下りはコマクサが多い。継子の次の小ピークの祠で、右へ下る。ここには印がないので分かりにくい。我々もやはり分からなくて少し行ったり来たりした。
尾根を歩いてすぐに三の池。大勢の人が水を汲んでいる。我々も汲む。9:30-9:40。風は強い。女人堂の若い人が 18L のポリタンに水を汲んでいた。持って降りるのだ。
三の池から、中ノ湯の方面に下る。10:10 一番最初の雪渓を渡る。講の人々が安全のためにロープの掛け替えと雪を切っているので少し待つ。大きな講だ。20人位もいた。10:15 次の雪渓を渡る。ここは前より少し長いが足元は良い。後は雪渓の脇を通るが大丈夫。10:40-11:00。女人堂。小屋がある。上がってきた人が結構休んでいる。我々もパンを食べる。ここから百間滝へ下る道はロープが張って止めてあった。ここの小屋には三の池の御神水が、500ml で 500円で売っていた。11:30 百間滝分岐。覚明行者小屋。小屋を過ぎてすぐ左へ 10分で、ロープウェイへ向かう。我々は直進して中ノ湯へ向かう。ここから人は少ないだろうと思ったが結構登っている人が多い。大きな講が登っている。トランシーバー三台でトップと真ん中と最後尾の連絡を取っていた。12:00 六合半小屋。8人くらいの人が休憩中。小屋はやっていない。水あり。休まず進む。
12:10 中ノ湯着。バス停はここから 50mだそうだ。中ノ湯は思ったよりも静かなところ。風呂に入っている人もいた。12:15 バス停着。バス停で待っているとおばさんがお茶と漬け物をご馳走してくれた。人が少なくて良かったと言ったら、困るのよね人が来ないとねと言っていた。12:45 バスに乗る。ここから乗ったのは 3人のみ。ここにも大きな駐車場がある。車で来た人が多い。バスには 13人くらい。13:40 頃木曽福島に着く。次の電車は 15:27 発。たっぷり時間がある。
遅くなったが、ここで昼食にする。お祭り貸し切りが多い。食べ終わって、まだ時間があるので、崖屋作りの町並みを見に行く。川に沿った石垣に丸太をたてて土台にして川に張り出すように建てられている。川側からみると 3-4 階建てに見える。残念ながら綺麗にしていなくて、どちらかというとスラムの小屋みたいに見える。