1981年 御前山


奥多摩三山とは、大岳山、御前山、三頭山を言います。それぞれ四季いずれも登れるいい山です。
日時 1981年1月18日(快晴)

朝 4:00 起床。 4:55 家を出る。今日は少し雲が多い。青葉台 5:08 に乗る。溝の口発南武線 5:25 に乗り、立川発 6:36 に乗る。奥多摩駅には 7:51 着。バスに乗って奥多摩湖着 8:26。

準備して 8:26 出発する。奥多摩湖から奥多摩駅行きはほぼ 30 分に1回ある。天気は快晴になった。少し寒いが歩き出せばすぐ暑くなるので、ヤッケは脱ぐ。ダムのところで、シュジュウカラ、ジョウビタキを見た。ダムの水は緑色。南岸の道路は日があたらず。寒い。又、雪が凍って滑って歩きにくい。一部崩壊あり。車は途中まで。道路沿いの小沢で水を汲む。登山口には 9:00。

大ブナ尾根には 10:11。ほっとして、一休みにする。景色良い。登山口までは、寒かったが、登り出すとすぐに暑くなる。登りは休み無く続き、杉林の中で見通しも利かず良くない。杉林では、ジャージャージャージャーと鳴くうるさい鳥と、ビービ-ビービーと鳴く鳥がいるが見えない。下のほうは雪があるところが所々だが、上の方は、ほとんど道は雪が残っている。先行者が多いので、踏み固められて良く滑る。三度ばかり転んだ。 10:15 出発。 10:45 鷹巣山が綺麗に見えるところで休み。奥多摩湖も緑色に見える。大ブナ尾根は、三頭山-奥多摩湖が良く見える。雪も固まっている所が少なく歩き良い。 10:50 出発。惣岳山着 11:08。三頭山方面、林が開いていて景色良い。

御前山には 11:30 着。山頂は 10人ほど居て、やかましいので 50m 手前のベンチで昼食にする。快晴。暖かい。三頭山の右手に、富士山がうっすら見える。昼食は、ジフィーズのアルファ米の牛飯と、缶詰のツナサラダ。豪華にやった。腹いっぱいになってしまった。風がなくうららかで気持ち良い。ひと寝入りしたいが時間が無い。割りに人通りが多い。ベンチ正面に、三頭山が見えるが、少々ぼやけて見通しは良くない。富士山は、双眼鏡を使わないとほとんど見えない。風が吹くと少々寒い。

12:30 出発とする。御前山から避難小屋は栃寄沢へ降りる道の方へ、少し入ったところにある。 10 人は楽に行けそうな小屋だ。水場はどこかわからなかった。道は雪が残り、さらさらとして、歩くとキュッキュッと鳴る。少し下って、1280m のピークを巻いて通りすぎた所で大岳山が良く見える。 12:59。このへんまで、雪道は凍っていないので歩き良く快適。来て良かったと思う。ここからの下りは滑る。来るんじゃなかったと思う。下りはものすごく滑る。どうすりゃいいかわからない。金かんじぎ持って来るべきだった。一人だけアイゼンつけた人に出会ったが、実に快適そうであった。しかしピッケルまで、持って少しオーバーな感じもした。

蛸口山 1142m のピーク。鋸と御前の中間点、13:35。雲が出てきた。ここでコガラ。大ダワの休憩所 14:00。 4 人くらいまでなら泊れる。綺麗にしてある。鋸山の 200m 奥多摩駅よりの鞍部への登る道あり。それを登る。鞍部着 14:20。急登。滑りやすいが、登りはまだましだ。1046.7m の三角点、14:30。ここから愛宕神社までものすごく滑る。愛宕神社には 15:50。二人の男が祭神奉納の調査をしていた。五重塔のある神社だ。 16:00 の出発。 188 段の急な階段あり。手すりを持って下りた。 16:20 奥多摩駅着。 16:21 発の立川行き間にあった。奥多摩駅のバスの時刻表を控えるつもりだったが、時間が無かった。


<感想>
とにかく滑った。下りは大変だ。鋸尾根は、余り見通しも利かず面白い尾根ではない。やはり登りにとるべきか。おまけに滑るので、始終うつむいて神経を使うので、何にも見え無かった。御前山そのものは、まあまあだ。でも人が多い。今度、どこか行くときは、金かんじきを持参して試してみよう。一ヶ月振りに、山に来たので足が疲れた。鳥は少ししか見なかった。冬の山行きで、歩程 6時間となれば、実際上はほとんど余裕が無いも同然である。今度は 5時間以下のコースをゆっくり行こう。