本田山・戸倉城山


先週はインフルで半分寝ていました。今週になって外出すると階段で息が上がります。これは駄目。リハビリ山行を計画しました。リハビリなので低い山を軽くと思いましたが、高尾や丹沢では能がない。面白そうな山を、と思い、登ってみたいと思っていた五日市の戸倉城山を考えました。それだけでは短いので、久保川原から日蔭本田山に上がり、一旦盆堀に下って、荷田子峠に上がり、戸倉城山へという山行にしました。最高点が 629mですし、距離もそんなにないから、リハビリには適当かなとの考えです。
日時: 2024年12月27日(晴)
晋 万
ここから取り付く
4:40起床、準備して 5:52に乗って出る。調布、分倍河原で乗り換え。立川から 6:40の五日市行に乗る。車内で朝食。五日市 7:17着。数馬行のバスは 7:21。数名登山者が待っている。何処に行くのかな?。7:27頃、沢戸橋で下車。7:30出発。

少し戻って新久保川原橋を渡り、30m先で左後ろへの舗装路を入って坂道を進む。少し行くと左側に旧猪豚舎があり、過ぎると突き当りの右上にも旧猪豚舎?の廃屋がある 7:40。案内書には鉄塔への標柱があり左下に降りるとある。よく見ると標柱があるが草を被って分かりにくい。ここで上着を脱ぎ手パッツする。今日は防寒前掛けも持ってきたが風が無いのでしなくても大丈夫。7:45出発。

左下に入ると道跡薄くふかふかだ。フェンスに沿って進み、右に回り込むと先ほどの廃屋の上に出た。ここから上がっていく。少し上がるとちゃんとした道になった。左に上がってトラバース気味に登って行く。だんだん道が悪くなるが、更に行くと右上に岩が見えた。岩の前から右へ上がって篠八窪尾根に出た 8:00。尾根上には鉄塔標柱がある。尾根上は左右に道がある。左に行く。すぐ鉄塔。ここから落ち葉で滑る急坂を登って 340m付近の平坦地 8:10。少し行くと正面に岩。右から巻いたが真っすぐ上がった方が多分良かった。8:25 404mのコブ。

日蔭本田山の山頂
左に下って鉄塔 8:30。北西方向が開けている。鉄塔を過ぎるとプラ階段の下り。木には黄色く「甲」とある。鞍部まで下ると黄色の鉄塔標識があって東側から上がってくる道があった。巡視路だろう。ここからの登りは急登。410mで少し緩むがすぐ又登り。8:50 440m付近で「みなと区民の森」の道標。タカ見峠とある。しばし平坦で左側 (東) が開けて関東平野が見える。空気が綺麗なので筑波山がよくみえた。9:00少し上がってモミの木峠 487m。少し下ってまた登る。登りの途中 530m付近が赤松峠 9:10。左へ下るとセンター口に出る。600m付近で平坦になってすぐ刈寄山への旧分岐 610m。今は採石場に突き当たるので行けない。

右へ進む。広葉樹になり葉が落ちているので明るい。少し上がると石立ノ頭 620m 9:25。お茶を飲む。冷たい。盆前山という山名板もあるが、板の端に誰かが「違いますよ」と書いてある (一般に盆前山といわれる山は八王子の夕焼け小焼けの北にある 489mの山)。赤テープがあり北へ下ると盆堀川へ下れる。少し下って上がったコブには木に黄テープが巻いてあり、本多山とある。ここから右へ行くので、その矢印が消えているのだろう。少し下り、少し上がり、少し下って、笹がぼそぼそ出て来たところを 25m程登ると日蔭本田山に到着した 629m 9:45。日が良く当たって暖かだ。木の間から臼杵山が見える。新ハイ井の頭の山名杭があった。9:50出発、北西尾根へ下る。

民家のそばに下山
下り口に赤テープあり。少し下って 585mから右寄りに下る。赤テープがあり急坂になる。道形薄く、足元も悪い。450mを切ると道形ははっきりしてきた。400mの尾根分岐は右への明瞭な道形を辿る。10:25 320m付近で踏み跡が横切る。案内書の通り直進する。少し藪っぽくなり、赤い布テープがある。10:30尾根の突端で踏み跡を右へ下り 10:35道に出た。左へ行く。右下に人家が見える。今は住んでいないようだ。すぐ左からガードレールのある舗装路が来て、そちらに行く。右折して、盆堀川を渡る。左に 50mばかりで道標があり、壊れかけた階段が上がっていくところが登り口だ 10:40。登り口の近くに馬頭観音があったので写真に撮る。

お茶を飲んで 10:45荷田子峠へ向かって出発。壊れかけた階段を登り、平坦になって奥へ入って行く。少し行くと道は沢方向に右寄りに行くので左へ踏み跡を上がるとちゃんとした道になる。進んでいくと段々あやふやになって来た。どうやら途中で間違ったようなので、少し戻って尾根筋を登ることにした。道はないが、木もあるし、そんなに急でもないので上がれる。11:10峠道に出た。右の沢筋から登ってきて左へトラバースしていく道だ。左へ行く。右上に道標が見えて、そちらに上がると城山への道に出た 11:15。

戸倉城山の山頂
荷田子から上がって来る交点は臼杵山方向だと思うので左に行ってみる。巻道を行かずに上がると展望の良いところで、展望山名板があった。下ると巻道が合流し、少し先が荷田子道の交点だ 11:25。城山 1.9kmとある。確認できたので戻る。帰りは巻道を通り、上がって来た道標のところまで戻った 11:30。城山へ向かう。小さい上下の多い尾根で、なかなか厳しい。1.1kmの道標を過ぎると祠がある 11:50。11:55盆堀山 391m。0.9kmの道標。左へ下って 360m付近は大きなモミの木が多い。小さい登り下りで 12:05十里木分岐 360m。鉄塔がある。ここから城山への登りになる。少し上がるともう一本鉄塔。さらに 50m程上がると道標で左へ曲がり、出丸のコブは登らずに巻く。西戸倉への分岐を過ぎるとトイレのある平坦地。少しあがって城山 434m 12:20。

昼食にする。関東平野が良く見えるが昼過ぎですこし靄り始めている。筑波山は何とか見えるがスカイツリーは見えない。雲が増えて晴れたり曇ったりの天気だが寒くはない。御岳山がよく見えた。13:10出る。下りは急坂。落ち葉で滑る。50mほど下ってやっと少し緩む 13:20 380mくらい。2-3分で道標。さらに少し下って 13:25道は左へ。はじめは堀切かと思って直進しようとした。ここに道標があるといいね。13:35光厳寺到着。大きな桜がある筈と境内を探し、裏の墓地迄行くが無い。門前に戻ると説明板があった。そこから見える。立派なヤマザクラだった。樹齢 400年ともなると幹のコブがすごい。良かった。花が咲いた時に来てみたいものだ。

立派な桜の古木
13:55寺を出る。小学校を過ぎた三叉路を右に行き、角を左に下ってバス道に出ると、朝、バスを降りた沢戸橋のバス停 14:05。10分ほど待ったらバスがあるが 30分くらいなので歩く事にした。14:30五日市駅に到着。14:42の拝島行に乗り、拝島乗り換えで立川へ。立川から南武線で分倍河原へ、と朝と逆に戻り、京王に乗り換えて、調布乗り換え。16:20帰宅。明るい内に帰宅できた。

リハビリ山行で、低山・短距離と思っていましたが、地図や案内書で想像していたよりはきつくて本格的でした。でも、逆に言うと、この山に行けたのだからリハビリ完了です。景色もそんなに良くない藪山で、道の不明瞭なところもありましたが、始めから最後まで誰にも会わない静かで良い山でした。植林地は、綺麗に伐採・手入れがしてあり、すがすがしかったです。が、低山ですが、日が当たらず寒く、おもわず秩父の山を思い出しました。最後のヤマザクラの巨樹も良かったです。