入山尾根
2011年の3月11日午後に、東北地方に地震&大津波がありました。又福島の原発の問題があります。停電もあるし、地震以来元気が無かったのですが、そろそろ普通の生活をしないといけないと思いました。沈んでいると、大きく言うと日本が潰れちゃう。やっと山に行こうという思いが出てきました。今日は、前回たどった関場・舟子尾根ルートに 648Mから分岐する入山尾根を歩く事にしました。
日時 2011年 3月27日 (晴)
晋 万
バスの時間にあわせて予定を組んで出発する。5:30起床。今日も寒い。朝食は自宅でとる。6:50若葉台発に乗り、調布経由高尾へ。電車は車内灯無い。駅も暗いが、天気は良い。高尾駅で下りると、小仏行きのバス乗り場は沢山の登山者や走る人の姿が並んでいた。皆嬉しそうだ。早く元気な日本になって欲しい。美山町行きは、8:10発。我々の他に若い登山者 2名。二人は霊園前で降りた。八王子城へ行くのかな?。
金毘羅神社の左から入る
萩園で下車 8:27。圏央道の下になる。少し進んで左へ入りトンネルを通ってくる新道を渡って真っ直ぐすすむ。進むと鳥が結構多い。すぐそばにコゲラが木の上にとまった。最近は結構みれる鳥になった。藁屋根の家があり、8:40 右に堆肥を作っているのかな?肥料工場みたいのをみて、三つに分かれる道の真ん中にはいるとすぐに舗装が終わる。その先すぐに左上に上がる道を行く。鳥居が見える。鳥居をくぐり石段の参道は好もしい。やがて山道になり 8:50 木の鳥居。その先は手すりのある坂道を上がり 8:55 金毘羅神社。お参りして神社の左から入る。
正面に採石場が見える。道には椿が多い。結構急な坂を登ると八王子市の基準点がある。この辺で 370M圏。少し下って上がり 9:20 370M圏のコブでは右前方に採石場が見える。この尾根も狸の溜めグソが多い。更に進んで 390M圏では右から尾根が来るはずなんだが?採石されてしまったのかなぁ。尾根が複雑で正確な位置が分からないから間違っているかもしれない。9:45 向山 386M。あがって行くと一人先着で休憩中。我々よりも一本前のバスだろうか?山なれた人で、この辺のルートについて少しお話。新ハイの情報でこの尾根に来たらしい。まさかこの尾根で人に会うとはと言ったら、向こうも同感だった。9:50 先行する。
名前が面白いヒトッ石山
10:15 536M。ヒトッ石山とあり、ここにも八王子の水準点。その印の杭には翁沢の頭ともあった。正面右にも赤テープがあったので、採石場に当らずに、そちらにも下れるのかもしれない。ここでルートは左へ。石のあるやや痩せた暗い感じの尾根をすぎて、又、明るい尾根になる。少し左へ曲がると、その先で巨大な採石場の上に出た 10:30。採石場側の木は勿論全部切ってあって、向こうに大岳山が見える。日曜日だが採石場は稼動していた。採石場は将来は尾根まであがってくるのだろうが、いまはキャタピラなら上がって来れそうな細い道が尾根まで来ている。その道も少し歩かなければならないが、できるだけ尾根上を歩く事にする。尾根上は薮道だが上に出ると北東の採石場側は木が切ってあるので関東平野が一望。筑波山まで見えた。550M付近と思う。
景色を見たりしながら少し行くと南への尾根に赤テープがあった。少し休み、更に西へ進む。少し登って 615M 11:00。ここが 615M なのかどうか良く分からないが多分ここだろう。ダンコウバイが咲いていた。少し下って上がると松ノ木のあるコブ。610M圏だと思う 11:05。少し下って登ると多分 640M圏で、ここに小津町と刈寄山の道標があった 11:20。地図では南に尾根があるからそれを辿れるのだろう。少し下って登る。ここが次の 640M圏だと思う、11:25。昼食にする。日があたって暖か。ヤマガラがいた。採石場の音がずっと聞こえていたが 11;45頃には昼休みかな、静かになった。12:00 出る。
少し下って上がり松の木の稜線を行く。又下ると「どこから来たの」と下の方から声を掛けられた。聞くと蜜蜂をやっている人で巣箱を回収に来たそうだ。急坂を上がって 12:15 648Mに出た、八王子の水準点のところ。ここからも南に下りられるようで、小津町への道標があった。少し右に行くと笹山と赤テープに書いてあり、前回通ったところと出会う。振り向くとさっきの蜜蜂の人が上がって来ていたので行ってみる。ちょっとお話した。
回収された巣箱
今度回収した巣箱は冬に設置して冬越しのために蜜を少し入れてやる必要があるので、翌週蜜を入れにきたらもう蜂はいなくなっていたそうで、日本蜜蜂は、巣箱が気に入らないとすぐにいなくなってしまうそうだ。働き蜂が巣に良さそうなところを探し、数箇所の候補から気に入る場所を選ぶ。選ぶのは多数決らしいよとのこと。選ぶとそこに移ってくるが、その時は集団で移ってくるのでブブゼラみたいな音がするそうだ。蜜蜂はすごく可愛いんだと言ってニコニコしていた。一匹の働き蜂は一ヶ月しか生きないそうで、その間にスプーンに半分くらいの蜜を集めるそうだ。蜜はすごく美味しいんだと又ニコニコしていた。スズメバチが襲ってきても熱で殺してしまうらしい。他にも巣箱を設置してあるらしくて、薮に入っていった。
12:30出る。12:40 豆佐嵐山。今日は右へ。さっきあるいた入山尾根を採石場を挟んで右に見て歩く。道は良く歩きやすい。芽が出ているどんぐりが多い。このうち何個が大きくなれるのだろうかね。13:05 麓から上がって来る道とあう。今熊山山頂への道標があり左に曲がる。13:10 今熊山。歩いた尾根が良く見える。神社の脇で無線をやっている人がいた。江戸時代の石塔が数基ある。どれも自然石のもの。ここからも関東平野が良く見えた。スカイツリーも見える。
金剛滝
13:20 金剛滝へ向かう。下ってすぐに鉄塔があるので寄ってみた。ここも東が広がって景色が良い。下って行くと 13:35 滝への分岐があったが止めてあった。更に進み 13;40 滝への分岐があり、下る。急坂で 13:45 沢筋に出た。左へ。奥に雌滝が見え、脇のトンネルを通ると金剛滝 13:50。美しい滝。来た値打ちは十分あった。右手に鉄階段があり多分滝上へ上がれのだろうが止めてあった。14:00 戻る。先ほどの沢筋に出たところまで戻り広徳寺の方へ上がる。5-60mの登りだが結構きつい。14:10 尾根に出た。右、小峰公園へ向かう。
14:20 鉄塔、新所沢1号。14:30 次の鉄塔、変った形の岩がごろごろした所。14:35 小峰公園上の 336Mに着いた。桜尾根を下りる事にする。14:40 馬頭観音、文政4年。14:45-50 ベンチで一休み。空は雲が出て日は無くなったが寒くは無い。少し下に寛政2年の庚申塔。14:55 八坂神社。晋は万に牛頭天王の講釈する。八坂神社からすぐ車道に出た。15:15 武蔵五日市駅。電車は 15:22。拝島、立川、稲田堤と乗換えて、16:55帰宅。
低いけれども結構上り下りもあり面白い良い山でした。誰にも会わないだろうと思っていましたが、山歩きの人、蜜蜂の人と二人も会いました。