雲取山から飛竜山


雲取山は東京都の最高峰で2018Mあります。 この日は暑くて疲れました。山頂で一泊して翌日飛竜山へ登りました。
日時 1995年 8月26ー27日
晋 万

26日
今日は晴れのち曇り。奥多摩駅から留浦(とづら)迄バスに乗る。登り口の鴨沢までバスは行っていない。8:50 歩きはじめる。バス降りたのは 8 人、家族 4 人、単独 2 人、あと我々。今日は暑いし晋調子がでない。登りは、ポレポレ(ゆっくり)。万はいらいらしている。始めは、舗装路。暫く山道を歩いて、又舗装の林道にであった所で、右から林道を来た人もいた。

水場までの稜線
うちの地図は古いので林道出てない。100 mばかり林道を歩くと小袖林道。そこから山道。家族ずれ4人と後先になりながら歩く。僕が遅いのですぐに抜かれるが、又すぐ休んでいるので抜くという感じ。「ふしぐろせんのう」の花が沢山咲いている。わりと日陰。風は涼しい。小袖の所で、少しパンを食べる。

11:00 水場。水を汲んで、相変わらずポレポレで歩く。どうしても調子でないし、山に来た楽しい感じが無い。七つ小屋で、爆発。万とちょっと口喧嘩して、どうやら気持が落ち着いた。山頂までゆっくり歩いたが、気分的にはやっと山に入る。100 mで水場。水飲んで、すっきり。

七ツ石山頂 13:00ー20 昼食にする。雲取は雲の中。あと2時間位と思うが、ゆっくりしていると 16:00 過ぎる。ちょっと心あせる。ここからペース上げる。100 m下って、雲取りへの登りにかかる。少しで奥多摩小屋。13:50 へりポート。「丸葉岳蕗」の花が多い。

小雲取は、すっと過ぎる。14:35 七ツ石から1時間15分で山頂。グレープフルーツを食べる。もうちょっと広々と思っていた。避難小屋は新しい。自転車で来ている人も多い。少し下って 15:05 雲取山荘。良い時間だ。小屋の前に水場あり。

手を洗い小屋に入って着替えして、もう1度水場に行ってタオル濡らしてからだを拭く。 気持ち良い。登り口から山頂迄、そこそこに水場あり。水の心配なくてよい。明日はどうだか?ゆったりして、少し寝る。風が涼しい。久しぶりの小屋とまりだが、楽で良いな。 家族ずれは、七つ小屋の手前で抜いたが、17:30 頃着いた。夕食は、久しぶりの山小屋食で、ハンバーグ、ハム半枚が2つ、マカロニサラダ、沢庵、やまいも漬物、味噌汁。ご飯は、お代わり可。ご飯はなかなか美味しかった。

食堂は狭いが、50 人くらいいっぺんに食べる。食事中に夕立。激しく降る。テントの人は大変だ。19:00 頃、小屋の人が布団をひいてもいいと言うのでひく。ひいたらすぐ寝てしまった。寒くない。朝迄起きなかった。万は夜中の 2:00 過ぎにトイレに起きたらしい。満天星空だったそうだ。

宿泊した雲取山荘
27日
4:30 頃目が覚める。45分頃起きた、顔洗ったりしているうちに朝食。味噌汁、生卵、味付け海苔、ご飯食べ終えて、パッキングして 5:45 出る。もう全く明るい。ゆっくり歩いて山頂 6:15。雲取山の看板の向こうに富士山。上手く写真に写せるようになっている。 飛竜は雲かぶっている。三条ダルミへ向かって下りる。先行パーティやや遅い。途中で抜く。

このあと飛竜権現まで人に会わず。下りはかなり急。6:45 三条ダルミ。ここから、道はきれいに刈り払いされている。歩きやすい。所々木道が古い。ぐみの木2本在り。食べて見たが、まだちょっと早い。7:35 狼平。道標があるだけ。8:05 尾根をのっ越す感じのとこらでちょっと休む。5mほど登って見ると、雲取りが良く見える。 万、ちょっと滑って手を少しすりむいたので赤チンを付けてやる。

昼食をした飛竜権現
8:40 北天のタル。大休止。グレープフルーツを食べる。ちょっとスケッチする。道々ずっとメボソムシクイが良く鳴く。ウソも時々聞こえる。ウグイスは薮の中で地鳴き。ここから飛竜権現までは 40 分。山を往復してから昼食と言っていたが、晋腹へって駄目。 すぐに食事にする。久しぶりに湯を沸かして、うどんを作る。

笠取山の方から歩いてきた沢登姿の2人組が丹波へ下りていった。食べ終えて山頂へ向かう。荷物は置いて空身。シラビソの林の中を少し急登。そこからシャクナゲの中を行く。季節には美しかろう。気持ち良く歩いて、山頂三角点。富士山がはるかに見える。 残念ながら雲がすっきりは取れてくれない。写真を撮って下山。下りも同じくらい時間がかかった。滑りやすい。

下山途中夫婦ずれに会う。万の話では、笠取方面から来た由。ここから下山路は、割に急。前飛竜は、何も無い山頂。少し下って分岐のところに道標あり。但し分岐のもう一方は廃道みたい。熊倉山。三角点は日があたっていたが付近のかげは風があって涼しい。気持ち良いので、ぶどうパン食べて休む。ゼリーの袋を開けたら一つ壊れてぐしゃぐしゃだったので、全部食べてしまう。サラオ峠まで30分。気持の良い下り。サラオでちょっと休む。

このまま下りても早過ぎるので、天平(てんでーろ)へ向かう。道平坦で、地形やや複雑な広い尾根。唐松とブナやミズナラが混じっていたりする。何となくオンタリオのコンサベーションエリアを歩いているような気になる。(右の写真).これで、でこぼこ地に池でもあればと思うが、勿論無い。30 分で天平。丹波へ下りる道が分岐する。天平尾根は昔の案内書では蕨等の山菜が多いと書いてある。今は、山がかなり荒れている感じがする。手入れのされていない雑木林。

14:00 過ぎ頃道は左へ曲がり尾根道で無くなる。地図の尾根道はもう無いのか?。杉林の暗い道を下る。暫くで、石垣だけ残っている所に出る。昔は家があったか?。その下に水場。ここからホースが走っている。もう少し下りると数軒の廃屋。93 年にたった電柱が在るから、それまでは人が住んでいた筈。14:55 親川バス停。家2軒在り。バスまで時間があるので、青梅街道を歩く。

暑い。お祭りのバス停に水あり。水は日射で暖かかったが、とりあえず顔を洗う。ちょっと気持ち良くなる。元気だして更に歩くと鴨沢西にバスがいる。まさに出るところ。帽子を振って走る。ラッキーにも乗れた。15:25 頃。運転手「15:15のバスはもう出た。ちょっと間を置いて、ぼちぼち出ようとした所」との事。予定より1時間半くらい早く帰れた。 バスは余り人が乗らず早く奥多摩駅に着いた。飛竜は良い山だった。