御岳山・金毘羅尾根


今年の初詣山行は奥多摩の御岳山にしました。古里から丹三郎尾根を上がって大塚山経由で御岳山に参拝し、金毘羅尾根を下って琴平神社にも参拝し、五日市に下ります。距離は長いですが、緩やかな尾根なので歩けるでしょう。
日時: 2025年1月4日(晴)
晋 万
4:20起床。5:32発に乗って出る。まだ正月休みなので、乗っている人は少ない。調布・分倍河原・立川で乗り換える。立川から奥多摩方面は今は直行はなく、青梅で乗り換える。最近、武蔵五日市は行っているが、奥多摩方面は本当に久しぶりだ。立川発 6:19に乗る。空いているので車内で朝食。青梅着 6:55。7:07発に乗り換える。乗客が少ないので、まだ正月だからなぁと思っていると、出発間際に青梅迄の電車が到着し、びっくりするくらい登山者が乗ってきて、満席になった。何処の山に行くのかな?。と思ったら、御嶽で大部分の人が降りた。我々も御岳山に行くが古里から登る。御岳山も混んでいるだろうな。古里で下車 7:35。10人以上の登山者が下りたので、またまたびっくり。

登山道は鹿柵を通過
準備をして 7:45出発。都45を歩き、万世橋で多摩川を渡る。道路も橋も霜があり注意しながら歩く。少し行くと右側の民家に藁ぶきの立派な長屋門があった。更に行くと丹三郎というそば屋があり、ここも立派な長屋門がある。その先の火の見櫓のところで都道を離れて右に上がり、右に曲がって山の方へ行くと御岳山登山口の標柱があった。登山口の左は公衆トイレで、その左はお寺。近くの丹生神社に大杉があるとの事で寺の前を通って行ってみた。150m程で駐車場みたいな広場になったが神社はない。結局よくわからず戻り、大杉は又の機会にする (駐車場みたいな広場から少し先らしい。大杉は幹回り 4.5mとあり、巨樹だが、杉としては目を見張る程の大きさでもなさそうだ)。

戻って 8:00登山口から入り、すぐ鹿柵を開けて通る。道は良い。大きなジグザク道で、よく歩かれている。8:15古い道標がある。きれいな杉林だ。8:35又道標があり、大久保とある。8:40林道に出た 高600m。8:50二代目飯盛杉 650m。すぐ上で尾根に出て、平坦な尾根を左へ行く。少し上がって丹三郎平付近 670m。お茶を飲んでいると、後ろから二人が追い抜いて行った 8:55。昨夜少し雪が散らついたみたいで、落ち葉の上に雪が乗っている。滑らないように気を付けながら登って行く。上から一人降りてくる人に出会う。

大塚山山頂は雪
9:05 770m位の平坦地。少し上がって平坦になると中の棒山 9:15 846M。木に巻いたテープに山名が書いてあるが、その少し先にちゃんとした山名板があった。奥多摩町と青梅市の境界尾根を登るとここに着く。9:25ケーブル駅分岐。大塚山に向かって階段を登って行くが、雪がうっすらある。上がって左に休憩所、右にアンテナ塔を見て、すぐ大塚山 9:30 920m。平坦な山頂だ。女性が一人スマホを見ながらうろうろしている。どこに行くのかな。山名板で写真を撮る。三角点は見忘れた。

下って行くと御岳山と奥の院が良く見える。9:40広場に出る。先のケーブル駅分岐の巻道を来た場所で、道が数本交差している。左はケーブル駅への分岐、正面は階段。我々は右へ行く。1-2分でケーブルから来る道と会い、下って行くと左下にケーブルからの舗装路が見え参拝者がたくさん歩いている。旧小学校跡に出て、隣がビジターセンター 9:50。神社に向かう。少し下ってから登りになると急坂だ。気を付けながら登って行く。宿坊が多いので、町中を歩いているようだ。9:55神代ケヤキ。崖上にあり見上げる。上がると民家の庭先なので門扉のところまで行ってみた。大きいしごつごつしている。

その先で右折し飲食店の間を通りすぎると神社への石段になる。鳥居を通ってあがると随神門 10:00。登山者の姿も多い。さらに長い石段を登って行く。犬の神様 (実は狼) なので犬を連れた人が多い。所々に邪鬼を彫った段がある。10:05御嶽神社着。石段上の狛犬(狼)は北村西望作。拝殿は朱塗りで極彩色の彫刻がある。並んで参拝する。中に入って旧本殿などを見学する。大口真神(おおくちまがみ)社の狛犬は見るからに狼だ。一回りして戻る。石段上から筑波山がよくみえた。10:20下る。

日の出山山頂は賑やかだった
登ってくる人も多い。神代ケヤキまで戻り、右折して反対方向 (日の出山方面) に向かう10:25。少し下ると宿坊の門前に大きな杉があった。ここからは格段に人が少なくなる。さらに少し下りヤギのある家を過ぎる。800mくらいまで下って平坦になる。植林地の中を進んで、10:45鳥居がある。上養沢分岐。日の出山の巻道も分岐する。我々は緩い階段道を直進し日の出山方面に向かう。右に木の間から御岳山と奥の院が見える。時々登山者に会う。結構坂を登って行く。途中で日の出町側に入る。左上に東雲山荘が見え、上がって右へ登ると日の出山に到着 11:10。

大勢の登山者が休んでいる。40-50人もいるかな?。ちょっと早いが、昼食にする。都心・筑波山方面がよく見える。多摩湖やスカイツリーも良く見えた。南側は丹沢の山々が見える。三角点を確認して 11:50出発。南に向かって階段を下る。よく手入れされた登山道だ。三室山方面分岐、上養沢方面分岐を過ぎる。道標は多い。まだまだ登って来る人が多い。12:05鋭角に曲がる。つるつる・金毘羅・日の出山巻道の交点。地図で見ても分岐が多くてごちゃごちゃしている。

麻生山山頂から見た都内
ここから金毘羅尾根方面に向かう。人は減る。降り始めてすぐ靴の底がとれてしまって考え込んでいる登山者がいた。傍の木に巻いてあるピンクのビニルテープを切り外して渡す。上手くいったら良いね。綺麗な登山道だ。麻生山巻道と白岩の滝方面が分岐するところで登山者に会う。山頂迄は道が良いが下りはちょっと苦労すると言われたが山頂に行く事にした。麻生山 12:35-40。東側が伐採され、関東平野が一望だ。右端の横浜から、都心、スカイツリー、筑波山から、左端には日光の山までよく見え、素晴らしい景色だった。下りは南東に下ってから南西にトラバースして戻る。下って 12:45右へトラバースし、12:50巻道と合流する。トラバースまでは急坂でちょっと苦労したが、景色が綺麗だったので登ってよかった。結果 OKだ。

13:00 Woodland Bothy (宿泊施設と古民家) を差す私製の道標を過ぎ、5分で鉄塔のある 680mを巻く。日鉄のフェンスに沿って少し進むと幸神分岐 13:10。その先の左側は大きな伐採地だ。歩きやすい良い道が続く。少し雲が増えてきて陰ってきた。13:40「あじさい山、深沢 山抱きの大カシ」と道標があり左に分岐する (大カシは 573mを越えて下り地図の深沢の深の字の付近みたい。あじさい山は金毘羅山の西側を走っている林道の下方の南側で破線路を下って行けると思える)。13:45左上に鉄塔。13:50道標で左折。14:00右下に戸倉付近の町が見える。町を挟んだ向こう側が戸倉城山だ。この付近は伐採林道が走っているようで、木に案内図が貼ってある。間伐された植林地が綺麗だ。

14:05林道を陸橋で越える。14:10「金毘羅山 468m」という山名板。奥の高みが金毘羅山だ。14:15道標があり、左が武蔵五日市駅、右は武蔵五日市駅・金毘羅山。丁度、走ってきた人がいたので聞くと、右に行くとすぐ神社だというので右に行く。左は神社を巻いて行くのだ。少し行くと左上に社殿らしいのが見えた。上がって行くと琴平神社の裏に出た。正面に回って参拝 14:15。14:25出る。鳥居のところは石段で、その下を横切って四阿に行くと眼下に五日市の街が広がり、東京方面も良く見えた。

道なりに下って五日市の市街地に出る。14:50五日市会館。15:05五日市駅。着替えして落ち着く。15:32の立川行に乗る。空いている。コーヒーを飲んで、どら焼き、チョコレートのおやつ。立川から南武線、分倍河原から京王、調布で乗り換え。17:10帰宅。


奥多摩方面は久し振りです。青梅線はワンマン化の為、奥多摩行はすべて青梅乗り換えになっています。山は道標がしっかり付けてあり、迷うような場所はありません。でも分岐がやたら多いので分かりにくいと言えば分かりにくいです。御岳山から日の出山・金毘羅山の稜線は植林地の中を歩きますので寒いですが、枝打・間伐も綺麗に手入れされています。日の出山で昼食をとりましたが、登山者が多かったので、久し振りに賑やかでした。金毘羅尾根に入ると静かです。距離はありますが平坦な尾根で、やや単調ですが、道も良く、気持ちの良い山行でした。