長作から三頭山


三頭山は、大岳山、御前山とあわせて奥多摩三山と言われます。いずれも良い山で人気も高いのですが、三頭山が一番高い。三頭山は郷原から西原峠経由で登るか、数馬から登るかが普通です。最近は、数馬から以前よりも簡単に登れるようになりました。今回は、一寸違うルートを取りました。薮漕ぎとなりました。
日時 1995年1月15日
晋 万
今日は、三頭山に行く。一寸違う道を通って行こう。中央線上野原からバスで飯尾行きに乗る。三頭山に登る他の乗客は郷原で下りるが、我々は終点の飯尾で下りる 9:45。ここから小菅の方向へ少し歩く。車が、そこそこ通る。10:15 森上。そこから山の方向へ入る。長作(ながさく)へ向かう道は良い。長作には、人が住んでいる家は一軒。犬がうるさい。

もう一軒在ったが、そこは家が壊れて人がもう住んでいない。沢沿いの道を入っていくと、年寄りの人が、落ち葉を集めていた。この人に道を聞く。少しで、道なりにわさび田の脇を通ってゆくと道が無くなる。10:50 頃。右にあがって、尾根に出て、薮こきしながら少し歩くと、太陽が正面。あれ、南に向いて歩いているぞ。これはまずい。戻る。11:30 引き返す。途中、雪の花を見た。奇麗なものだ。

殆ど、先程の道を聞いた所まで戻って、左の沢の方に入る。道は良く踏まれている。少しで、又、わさび田。わさび田を過ぎて、又、道が無くなる。沢をつめるか、右に上がるか迷ったが、右に上がる。急なちょっとした沢のようなくぼみをゴソゴソ上がる。木をつかんで、かなり苦しい。

急な藪こき
約1時間半のヤブコギ。とはいえ冬枯れで、ヤブは薄い。急なので苦しいが、薮は濃くないので、比較的時間はかからなかった。上まで着いて、道があるのかどうか不安だったが、鶴峠へ向かう道が上を通っていた13:30着。
そこから少しで、山頂。13:35-14:10山頂は、人が20人位居た。遅いのに沢山いる。我々は食事して、直ぐ下る。三頭山避難小屋は、奇麗になっていた。槙寄山 15:05 着。西原峠 15:10 から下る。峠から下りで、広くなった所で鳥を見る。白っぽい鳶位の大きさの鳥、きっとハヤブサかワシ。郷原バス停に着いたのは 15:50。まだ他の人は下りてこない。

バス停の傍の広場では、今日は、小正月なので、天狗の像(右の写真)を飾っていた。子供たちが来て、お供えのお賽銭を取っていた。バスは 16:25 発、この頃になると登山者が下りてきた。

18:40 頃若葉台に着いたので割と早かった。冬なので、薮こきが出来る。道間違ったときに、雪の花が有った。木の根に、氷の結晶が成長したもの。5cm位に氷に結晶が、丁度ボケの花みたいな、らっきょうになって丸くなった 「霜柱」 見たい。道を間違えても、何となく、余録があるもんだ。