三頭山


奥多摩三山のなかでは一番奥にあり一番高い山です。いまは、ふもとの数馬に立派な森林公園が出来て車でもバスでも便利が良くなりましたが、1981年頃はまだ不便でした。
日時 1981年2月28日

朝 4:20 起床。紅茶とパンを食べ 4:56 靴を履きそれから出る。ぎりぎり青葉台 5:09 発に間にあった。もう少し早くするべきだ。天気は少々雲が多いが晴れのうちだろう。もう少し晴れてくれるといいがと思う。今週は寒くて大分雪が降ったみたいだから、少々不安だ。一応アイゼン ( 四本足のかねかんじき、高校のとき買ったもの ) を持ってきたが、役に立つかどうか。まあ、天気さえ良ければ心配ない。少々厚着してきた。歩く前に脱ぐ。上着は化繊の長シャツ、登山用のウール ( 化繊 ) シャツ、セーター、ヤッケ、下のほうは、パッチ ( 化繊 ) だ。

6:00 空が明るい。 4:00 には雲が多く月が隠れたり出たりしていたが、今は、雲は無いみたいだ。良い天気になるぞ。風が無ければ最高だ。立川発 6:27 に乗れた。五日市行きへの接続は良い。五日市までの車中でパンを食べる。日の出は 6:30 頃。早くなったものだ。五日市線から、奥多摩三山が見える。大岳山、御前山、三頭山。五日市には 7:15 着。バスは 7:45 発に乗り数馬には 8:50 着。風わずか。天気は良い。ヤッケとセーターを脱いで出発する。予定通り 9:00。

9:45 有料道路を横断し越えたところで TOP。足跡無し。雪 5cmばかり、今週の雪だろう。気持ち良い。鞘口(さいくち)峠 10:10。峠付近は 10cm の雪。キュッキュッと気持ち良い。足跡が一杯。ウサギかな?。調べてみよう。峠から鷹ノ巣山。木の間がくれに見える。ここで追いぬかれて 2番目になる。もうさえずり始めた 「から類」 がある。ツィピーだ。まだツーツーと地鳴きも多い。

10:15 出発。三頭山三角点 11:30。桜の木(?)があるので春は綺麗だろうヤマガラ、シュジュウガラがツーツーと鳴いて活発に飛びまわっている。西峰へいって飯にしよう。西峰 11:45 着。奥多摩の山並みが全部見える。素晴らしい景色だ。大菩薩、小金沢は西北の方向、すぐそこに見える。御坂はぼやっと霞んで良く見えない。ここで昼食にする。飯はアルファ米と、缶詰サラダ。紅茶。腹いっぱいになる。

13:15 出発。鶴峠分岐 13:35。北側斜面はやはり雪が多く、30cmくらい積もっている。すでにたくさんの人が歩いているので、もぐってしまうことは無い。今週降ったばかりの新雪だからまだ凍ってないし、すべるといっても氷ほどではないので、アイゼンは使わない。雪はとっても綺麗だ。動物の足跡が多い。三頭山から下りた所の分岐は、ヤマガラ、コガラが沢山いた。きつつきの鳴き声とトトトトト-という音が時々聞こえるが姿は見えない。

ツネ泣き峠 14:15。途中動物を見た。走って逃げた。薄茶色、何かかは不明。又見てやろうと思い双眼鏡手に持って、うろうろしたが駄目。雪相変わらず 30cm。下りはすごく早い。ここから少し登る。疲れるなあ。イヨ山 15:04。イヨ山間での間急な下り数カ所あり。雪とはいえ滑って少々苦労した。しかし、この雪ではアイゼンも駄目だ。氷で無いので、ずっと良い。深山橋が良く見える。イヨ山を過ぎると雪はぐんと少なくなり地肌も見え出す。ドラムカン橋。ゆらゆらゆれて、面白い。幅約 1.5M、ロープの手すりあり。奥多摩湖にいるぞという感じがする。普通の橋よりずっと水に親しみが出る。小河内神社バス停着 16:05。


<総括>
今週降ったばからの雪だったので、まだ氷になってなく、滑ることは滑るがそう危なくない。上りは前半 TOPで、足跡の無い所を歩き、後半は 2番目で気分が良かった。TOP の方がこのくらいの雪では歩きやすい。2番目は前の人の足跡がとても気になる。三頭山頂上へは、3番目の到着だった。前も歩いていた人の他にもう一人この人は別コース と思う。直に人が来て、延べ 14〜15 人来た。奥多摩三山の中で一番良かった。山頂からの景色も良かった。川苔山から雲取山まで全部見えた。もう少し体力があればずっと TOP で歩けたのだが残念。皮靴は、水が入らないので良い。スパッツがあった方が良い。アイゼンは使わなかったが、下りの方が、新雪のかぶってない所では、アイゼン使えそうだった。