大岳山 1980


奥多摩でも最もポピュラーな山の一つです。鍋蓋山と言われ、その形から遠くからでもはっきりと見分けられます。ですから、遠くの山から奥多摩を見たときの指標になります。初めて行ったのはこの時、1980年でした。
日時 1980年12月7日

初の奥多摩山行き。大岳山から登ることにする。4:00 起床して、飯を食い、茶を沸かす。今日はマホービンは大きいほうにする。大きいものが入ったので、リュックがごわごわする。先週、時計が壊れたので、今日は目覚ましを持って行くことにした。少々眠い。

朝食きちんと食べたので、鋸尾根を登ることにする。これで、11:30 頃には大岳山へ着くと思う。青葉台 5:09 に乗り、溝の口 5:25 着。南武線 5:30 に乗ったが、これは登戸止まりだった。残念。結局次の電車に乗った方が良かった。登戸で 10分待った。立川には 6:29 着。立川に着いた所で、思ったより遅く、奥多摩行き 6:36 の電車になったので、またまた迷う。もともと御岳から登るつもりだったから、この調子だと元通りの方がいいかも。御岳で降りる人の数で決めればいい。

結局、御岳からにした。休日はバスは 8:30 と聞き歩くことにする。鋸尾根経由にすれば良かった。御岳行きのケーブルカー乗り場 8:05 に滝本駅に着いたが、ケーブル無し。出たばかりだ。次のケーブルが何と 8:40 ときた。がっかりだ。鋸尾根にするべきだった。結局大岳山に着く時間は同じでずっとすっきりする。頭にきた。ケーブル待ちに時間に気持ちも少々落ち着いてきた。まあ歩くよりは早かろう。楽しようとしたのが間違いだ。でも下りてみないことには分からないのだから、しょうがない。

御岳駅 8:50。すぐ歩き始める。9:05 御岳神社。5円あげて拝む。少し戻って縦走路へ。天気快晴。奥の院へまわることにする。奥の院山頂 9:45。林の中。一休み。奥の院からは尾根道。ピークを一つ巻いて、尾根出ると道の脇くまざさがある。展望が開けて気持ち良い。酉谷山が良く見える。

大岳山頂 11:00 着。12〜13 人の人が思い思いに休憩している。僕は飯にする。マホービンの茶はもうぬるい。今日はアルファ米の鳥飯。水が多すぎた。丹沢が実によく見える。今迄、丹沢から、大岳山方面を注目したこと無かった。今度丹沢に行ったら、確認しよう。スケッチするが、綺麗に出来ず。残念。奥多摩、奥秩父方面は林の為によく見えない。雲取山が木の間がくれに見える。

12:00 出発する。少し下りた所にウソのメスがいた 5分くらいじっくり見ていたら人が来て逃げてしまった。富士見台は、林の中で富士山は見えない。大岳山は、木の間に見える。夏は見えないだろうと思う。大岳山と御前山はここから見ると格好がよく似ている。こんな感じ (ノートには絵が書いてある)。 途中、つづら岩で、岩登りを少し見た。岩登りは面白そうだ。ここよりも三つ峠の岩場の方がずっと大きい。

馬頭刈山頂 14:15。まだまだ元気があるぞ。休むには便利。昔歩いたことのある和田峠から浅間峠の尾根がよく見えた。熊倉山が出っ張って見える。その向こうの丹沢はかすんでいて、見えない。双眼鏡でもほとんど見えない。手前に臼杵山が大きい。寒くなってきた。14:45 出発する。札立のバス停には15:50 に着いた。バスは 16:21。十里木まであと 15分かかるので、もう歩くのは止めた。奥多摩の山は、丹沢に比べて、宗教色が強い感じがする。道は丹沢よりも良い。バスはここで乗ることにした。寒くなってきたので、ヤッケを着る。又、桧が多いので、割合に緑が残っている。次は、御前山だ。その次は三頭山。それから、川乗山方面にしよう。
<総括>
鳥は、今日はさっぱりだった。「ウソ」を見ただけだった。どうも常緑樹の林の中にいると見えない。時計は目覚ましだと、やや見るのに不便だが、どうにもならないほどではない。但し重いのでリュックのポケットに入れるから、時間を見るのにリュックをいちいち下ろすのが面倒だ。わりにゴミの多い山だ。入り口と出口が同じ山なので、( 結局五日市線か、青梅線になる ) 同じ人と何度も出会う。どうも丹沢と感じが違う。大菩薩などと似ている。丹沢と比べるのは良くないかもしれない。奥多摩、秋川自由乗車券というのがあって 980円だった。安い。奥多摩方面はこれがよさそうだ。拝島から先が自由区間である。