大岳山


7月に入っても空梅雨。高温が続きます。万の体調もここの所安定してきましたので、久し振りに山行を計画しました。晋は猿橋から入る三ツ森付近、万は奥多摩の大岳山を考えました。久し振りに大岳山に登ってみたいと言う万の意見を入れて大岳山に決定しました。天気予報は明日の方が良いのですが、暑いので曇っている方が楽かなと思います。土曜日なので人が多いかもしれません。古里から大塚山へ上がって御岳山・大岳山と巡り、馬頭刈尾根方向に下ります。途中で天狗滝の方に降りるかもしれません。正月に御岳山に登った時に見落とした丹生神社の大杉、大塚山の三角点を確認するつもりです。
日時: 2025年7月5日 (曇)
晋 万
久し振りの山行で、大岳山に行く。4:10起床。薄明るい。5:23の予定だったが早めに出て 5:12に乗った。稲田堤で JRに乗り換え。JR稲田堤は久し振りだ。駅舎が跨線タイプに新しくなっていた。5:39に乗って立川へ。ばらばらに座ったが府中本町で並んで座れた。分倍河原は乗降とも多い。立川乗り換えは 3分なので急ぐ。6:05発青梅行。ゆっくり座れたので車内で朝食。6:35青梅着、6:40の奥多摩行に乗る。今は立川から奥多摩迄の直通はない。すこし不便だ。古里 7:05着。

トイレして 7:10出発。駅から都45に出て橋を渡って進む。登山口への入口は通り過ぎて丹生神社に行く。7:25丹生神社。社殿の周囲に大杉が 4本ある。杉としては巨樹と言える程大きくはないが 4本はなかなかだ。右側の果樹園?を通り過ぎて駐車場?に出て登山口へ向かう。7:30登山口。今日は湿気が多い。汗が乾かない。

大塚山の三角点
鹿柵を開けて通り過ぎ、ジグザグの道を登って行く。7:45大平道標、8:05大久保道標。自転車が2台降りてきたのでビックリ。8:15林道。8:25飯盛杉。上がって丹三郎平はすぐだ。左へ行く。ナツツバキの花が落ちているが木が高いので咲いているのは見えない。8:55-9:00中ノ棒山 846m、お茶と干しマンゴー。若い女性が抜いていった。早いね。大岳山迄いくそうだ。帰りは戻って滝の方から駅に下ると言っていたが、どっちかね。9:05四つ辻に出た。真っ直ぐ大塚山に向かう。休憩所を左に見て上がると大塚山 920.3m 9:10-15。正月に見落とした三角点は左側の看板の左奥にあった。御岳山に向かい、富士峰園地の交点を過ぎて 883mの西を巻き、ケーブル駅からの舗装路を左下に見て、9:35ビジターセンターに出た。神社に向かう。大ケヤキを過ぎ、日の出山方面を分けて、商店街を過ぎ、鳥居をくぐって、階段を上がり、随神門を過ぎて左に向かってさらに上がる。上に鳥居が見えるところで長尾平・大岳山方面に入る 9:50。

長尾平はすぐで、長谷川恒男の記念碑がある。すぐ天狗岩・ロックガーデン方面への下り分岐がある。下って行く人が多いが我々は直進。10:00奥の院分岐。天狗の腰掛杉のところだ。大岳山への道標に従って左へ進む。10:10トイレのところを通過。10:20水場。お茶を入れてきたペットが一本からになっていたので水を汲む。その 1-2分先で綾広の滝・ロックガーデン分岐。休憩所がある。ここから沢沿いの道を大岳山に向かう。

大岳山山頂から富士山
10:45尾根筋に出るとアクバ(芥場)峠。左は高岩山からサルギ尾根を下って大岳鍾乳洞入り口に下れる。右に向かい、10:50鍋割山分岐。10:55前方に壊れた小屋があり、登りになる。小屋を覗くとバギー車が 2台置いてあったが使えるのかな?。トラバース気味に緩く登って行くが、岩もあり、濡れていて滑りやすい。南西への尾根を巻く辺りでは鎖もある。11:15中ノ棒山で抜かれた女性に会う。もう山頂からの帰りだ。すごいね。11:20大岳山荘跡 1150m付近。ベンチの広場があり、鳥居があって上に神社が見える。左下に山荘跡があり、建物が沢山残っているが 2008年3月に廃業し、荒廃している。玉ねぎ型の屋根は台湾寺院の跡らしい。

ここから 100mの登りは結構きつかった。途中に岩場がある。短いし、手がかりも足がかりも多いので問題ない。難しい場合は右に巻道があるが、岩場を登ろうとして登れずに溜まっている人が数人いた。11:40山頂 1267m。10人ちょっといた。ミヤマクワガタを見つけた人がいて、写真を撮っていたので我々も見る。小さいけど鍬形を広げて威嚇する。少し雨が落ちたがすぐ止んで少し日が出てきた。富士山の山頂がちょっと見えた。山名柱は立派すぎる。適当な岩に座って食事していると大きな団体が登ってきた。殆ど女性で男は数人だ。あっという間に山頂が満員になった。ゆっくり昼食して 12:25出る。

大岳山の丁石
山頂から真っ直ぐに馬頭刈尾根に下る踏み跡がある筈だったが藪が被っているので、一般コースの通り山荘跡迄戻って、南側をトラバースして行くことにする。12:40山荘跡から右へ。静かな道になった。良い道だ。12:45 卅丁石。寄進者名の上に大沢とあるので、南麓の大沢集落の人が立てたのだろう。すぐ先で大岳山から直降してくる踏み跡と会う。道はありそうだ。合流点付近に倒木があり、止めてあるように見えるので、万が「行けるのかなぁ」と声を出すと「行けるよ」という声がした。5-6m上で休んでいる人がいたのだ。晋はその倒木を跨いで越えようとして右足太腿が攣る。久し振りにきつい。塩を舐め、塩飴を食べたりして 5分くらい休み、何とか歩けるようになった。今日はこの後ずっと攣りそうで不調だった。進むとすぐに卅二丁石があった。これにも大沢の人の名前が彫ってあった。

12:55鋸山分岐。猿田彦大神の石碑があり、天保九年。ここから馬頭苅山に向かう。小祠あり。古いベンチのある所を過ぎ、13:10白倉分岐。白倉からは大岳山の昔の表参道で丁石が続いているらしい。登り口が 1丁なので先程の 30丁と32丁は位置が入れ替わっているようだ。2-3分で大岳鍾乳洞分岐。太腿だけでなく、足の裏やふくらはぎも攣りそうなので緩い道で助かる。少し上がってベンチ 13:20。上がって来た人に会う。富士見台への登りは階段だ。攣らないように注意しながら登る。イチヤクソウがあった。小さい可愛い花だ。13:40富士見台。昔は良く見えたのかもしれないが今は木が茂っている。一応、冬には富士山が見えるらしい。今日は雲があるのでいずれにせよ富士山は見えない。

つづら岩の傍を歩く
ここからつづら岩に向かって下るところは、鉄階段があったりして、やや道が悪い。滑りやすいので気を付けて下る。岩尾根を下った先がつづら岩 14:05。岩登りのボルトが打ってある。ロープが垂れていたので見ると、懸垂下降の練習をしていた。14:10綾滝・天狗滝分岐。馬頭苅山へは長距離になり、右足も不調なので、天狗滝に下ることにした。つづら岩に登るのも省略。

綾滝までは急坂だ。濡れて滑りやすいので慎重に下る。晋の足の不調は治まった。14:20大きなモミの木。ここから少し緩んで楽になる。その先も大きなモミの木が多い。14:40道標があり、綾滝 0.1km。天狗滝 0.8kmとあった。綾滝への下りは急坂で 100mとは思えない。14:45綾滝。真っ直ぐ一筋に落ちる綺麗な滝だ。少し下流の沢を渡るところでコーヒー水を汲もうかと思ったが少しゴミが多かったのでやめ。15:05天狗滝をパスして下る道が分岐する。我々は天狗滝へ向かって右に下る。天狗滝 0.1kmとあるが急坂で、ここも 100mとは思えない。綾滝の下から子連れの 3人が見えたが、この下りで追いついた。15:10天狗滝。子供は女の子で 6歳。元気な女の子で可愛い。天狗滝は今日は水量も多く迫力あって良い滝だ。親子は滝の下で少し休むみたいだったが、我々はすぐに出る。

水量の多い天狗滝
滝の下を横切って、少し上がってから下ると小天狗滝 15:20。ここからは緩い道だ。15:25林道終点に到着。林道を歩く。マイクロバスが上がってきて学生らしい人々が乗っていた。林道終点で降りたみたいだ。何処に行ったのかな?。15:40千束バス停に到着。藤倉から来るバスは 16:59なので、払沢の滝のバス停まで行く事にした。15:55払沢の滝バス停到着。16:15のバスがあったので、ここまで来て良かった。

時間があるので晋はトイレに行って体を拭いて着替えしようとしていると臨時のバスが来た。万が呼びに来たので、シャツを着るのもそこそこにバスに乗り込む。バスは 16:10に出た。出発時点では空いていたが、途中で乗る人が多く、五日市の駅に着くころには立っている人も多い。駅には 16:40頃に到着。16:48に乗って立川へ。立川 17:18着で南武線 17:23に乗れた。分倍河原で乗り換え。すぐ特急が来て 17:34発、調布でも乗り換えはすぐで 17:48発だった。今日は乗り換えがすごく良かった。駅から家まで暑かった。18:20帰宅。


丹生神社の大杉、大塚山の三角点、どちらも見れてよかったです。前夜雨が降ったようで、登山道は濡れていましたが、大丈夫でした。それにしても大岳山は人気のある山ですね。御岳山から大岳山は思ったよりも遠かったし、大岳山への登りもすっかり忘れていましたが、岩場もあったりして結構きつい登りでした。大岳山山頂は満員でした。丁石があるとは知りませんでしたが、白倉から大岳山へは昔の表参道だそうで、丁石があるので、登ってみなければなりません。