ウトウの頭


平日山行。バスカードがまだ残っています。今月中に使用しなくていけません。今日で使い切りの予定です。最近色々な山行文を読んでウトウの頭が出ていました。ノスタルジー山行を考えつきました。タワ尾根から行かず、上段歩道から行く事にしました。
日時 2010年7月22日 (快晴)
晋 万
平日は奥多摩駅からは、鍾乳洞まで行くバスがあるが、時間は少し遅くて 8:10分。それにあわせて自宅を出発。駅までの途中熊沢さんの前のプラタナスの木にカブトムシがいるのをおばさんに教えてもらった。若葉台 5:12発に乗る。調子よく乗り継いで、立川には 5:40着。が、6:10発の奥多摩行きしか無い。6:00入線。6:10発に乗って奥多摩には 7:30着。バスまでは 40分待つ。バス停には大ダワ林道から、雲取山は通行止めの看板あり。待っている乗客は、登山者 5人。

坐って待っていると、8:02着からの電車が到着。結構人が乗ってくる。次の電車でも良かったのだ。時間を失敗したが座れたし良かった。川乗橋で、10人位降り、東日原は 1人。中日原は 2人。残りの大部分の人は鍾乳洞までだ。皆何処に行くのかな?。降りてからはすぐに出発 8:35。橋を渡り 8:40一石山神社。8:50ミズナラ巨樹コース入り口。すぐに右下に大滝。8:55浄水所。その先に道標番号 15ー020があり、この裏から登っていく 9:00。道路改修作業中の案内板が立ててある。下段歩道が改修中なのだろうか?

急坂を上って 5分で尾根に出た。まっすぐ進む下段歩道と分かれて左へ上がる。770M付近。下段歩道は通行禁止になっていない。ここからもかなりの急登。尾根の左(南)をからむように進んで 9:20上段歩道入口。上段歩道へ入る。870M付近。ここから先の尾根伝いは踏み跡程度のようだ。風が涼しい。汗びっしょり。9:25大きな蛙が居た。鹿の足跡が多い。9:35鹿が走った。9:40日原分区23林班界標の看板、960M。9:50小屋跡、1010M。金袋山への分岐がある。23/24の林班界標の場所が峯小屋尾根、9:55、1030M。

恐怖感のある木橋
10:00 沢があり山水を汲んで、その先が少し高い桟道。万すこし怖がる。すぐ24林班そ小班の看板。10:10水のある沢を渡る、1075M。その先尾根のところで、右前下から道が来ている。ここがスズ坂の丸東尾根 1080M、24林班れ小班の看板。10:20苔むしている大岩、ここは枯れ沢、1150M。倒木をくぐって少し上がり、尾根を乗越す。少し下って、涸れ沢だが、少し上に水流れが見えた、10:30。右に切り株に乗っかった鍋を見て、少しで材木小屋尾根、10:30、 1180M、24/25林班界標がある。

10:40苔むした大岩がごろごろしているところ。奥秩父みたいな雰囲気だ。10:50-55 鳥居谷左俣で水を汲む。水量は結構ある。ここから上がるとツルハシある場所 11:00、1200M。下って鳥居谷右俣は伏流水。11:10、25/26林班界標、1190M。右下に降りてゆく道があり、その道には通行止めの看板がある。すぐに小屋跡。そこから登って 11:20四軒小屋尾根についた、1250M。保安林の黄色い看板があり、登り口には赤テープ・スズランテープがある。風が吹いて涼しい。さらに上段歩道を直進する場合は 5M右に入口がある。一息ついて 11:25出発。

ウトウの頭
広い稜線なので何処から行ってもいいが尾根を外さないように。落葉樹の中を登っていく。ブナ・ナラ等の木が多い。11:45 1388M付近で昼食にする。自然林の美しい場所。ハエが多いがさほどでもない。なんとなくのんびりした感じだが風が無いので結構暑い。12:25出る。12:30雨が降ってきたがすぐに止む。少し上がるとはっきりした尾根になる。笹は枯れているので楽。笹が元気ならヤブコギになるかもしれない。12:45最後の登り。12:55ウトウの頭に着いた。山頂のすぐそばに出る。以前あった山名板は盗まれたそうで、今年 4月の日付の入った新しい山名板があった。同じ人(?)が書き換えてくれたようだ。良かった良かった、有名な山名板があって。13:00出る。

ここからは以前歩いたところだが、全然覚えていない。落葉樹の木が多く、気持ちのよい稜線だ。テープはかなりあって、迷うことはない。13:07尾根の分岐。右へ。右から採石場の音が聞こえる。ダケカンバの大木がある。平坦な山稜をノンビリ歩く。13:30 スズサカの丸。大きなミズナラの木があった。ナツツバキ(かヒメシャラ)の木がある。スズサカの丸からは地図では尾根がたくさん分岐しているが道は明瞭。13:40 道標がある。

13:45猿の群がいた、1375M。左下にヌタ場みたいなのがある。尾根が左へ曲がっていく。又少し雨。木が多いので助かる。右下に猿の群が又居た。そこが金袋山 1325M、13:50。山名板が無いと気が付かないと単なる通過点稜線。猿は我々に向かって、警戒音を出している。立ち止まって見ていたが離れているので猿どもは警戒しながらも落ち着いていた。少し下ると巡視路が横切っていた。さらに少し下ると人形山 14:05。又小雨が降ってきた。左寄りにルートとり、ミズナラの大木を見に行く。

ミズナラの巨樹
14:10ミズナラの巨樹。根本を痛めつけないように、周りを木で立ち入り禁止にしている。一周して見るが、見る場所によって違って見える。まだまだ元気なミズナラだ。14:15巨樹コースを下る事にする。ジグザグに気持ちよく下る。杉林に入ってミソサザイを見る、14:25。足元にはまたまた大蛙。ぐんぐん下っていく。結構急降下で膝が痛いくらいだ。14:45 巨樹コース入り口の場所に出た。

バスは15:00だと思っていたので間にあうと考え大急ぎで行く。橋の所にきたらバスが見えた、14:55。車止めを外しているのが見えたので、万はバス停迄走っていく。晋は15:00だと思っていたので落ち着いていたが、バス停に着き乗るとすぐに発車した。14:55だったのだ。次は1時間以上先なのだ。良かった良かった。バスは観光客で一杯だが辛うじて坐る事が出来た。初めからバスが14:55と思っていたら間にあわないと思って急ぎもしなかっただろうから、結果オーライ。奥多摩駅から 15:46発の青梅行きに乗り、帰宅する。


久し振り 2回目のウトウの頭でした。上段歩道はなかなか気持ちのよい道で、長かったけれども良い道でした。四軒小屋尾根も木々の美しい尾根です。ウトウの頭からの下りはきつい所も無く、ノンビリした感じで歩けました。金袋山付近は以前は笹薮だった筈で、気合をいれて突っ込んだと覚えてますが、今は笹は全然ありません。人形山のミズナラ大木からは、巨樹巡回コースを下山しました。ウトウの頭の山名板は、昔のは盗まれたようで二代目でした。この付近は季節を変えて又行ってみたいコースです。以前よりもかなり歩きやすくなっているようです。