国473に入って北へ向かう。寺野の大楠は帰りに見ることにしてさらに進む。額田ゴルフ場を過ぎてトンネルを過ぎると下りになり形埜小学校の下を通り過ぎる。集落を過ぎるとまた少し登りになり、下って行くとササユリ群生地があったりする。国301に突き当たって三叉路になり右折。少し行くとカーナビは到着と出たが杉は川の向こう側だ。少し戻って細道に左折して道なりに細道を行くと大杉が見えた。
切山の大杉
10:19切山の大杉 (302.7)。立派な杉だがちょっと変わった杉だ。枝が多くて、下の方の枝は片側だけ出ていて葉がついていない。その一番下の枝が地面についていて、その枝から立派な杉が生えていた。調べると京都の北山台杉がこの杉の仲間で、アシウスギという。漢字では芦生杉と書き、京都府美山町芦生の京大の原生林には巨木が何本もあるそうだ。旅の出だしにふさわしい立派な杉をみた。10:35出発。
寺野の大クス
来た道を戻るがカーナビは途中で国473から左折して違う道を指示する。カーナビ通りに行く。国473には民家は無いが、この道沿いには民家もあり、この道の方が走りやすかった。国473に戻って少しで集落に入り形埜小学校のところを通過する。グニャグニャと登ってトンネルを過ぎると下りになりゴルフ場を過ぎて 11:05寺野の大クスノキ (318.8)。階段を上がった薬師堂の横に大クスノキがある。大きな木だ。木は数メートルの崖上にあり、崖に根が這っていて、その根がすごい。良かった。11:18出る。
天恩寺
国473を南下し県37に左折し 2km程で天恩寺の下にある広い駐車場に到着した 11:26 (324.9)。坂道を上がり、途中で左に階段を上がると総門に着く。薬医門で、何故か「PROHIBITED TO U.S. FORCES」と言う米軍司令官の通知が貼ってあった。境内に入ると左に家康公見返りの大杉がある。石橋を渡って階段を上がる。左右の石垣は雲母片岩で層状に重ねてあって綺麗だ。上がると仏殿。檜皮葺の入母屋で国指定の重文。二軒扇垂木で、屋根の四隅がピンと張っている。鎌倉時代の肖像彫刻の膝の張りを思い出す形で、この時代の好みだろうと思う。中をのぞくと床を張らない土間で鏡天井、厨子があった。本堂前の山門は檜皮葺の薬医門でこれも重文。山門の脇に瓦製の露盤・伏鉢が置いてあった。宝形造りの屋根の頂に使うものだ。駐車場に戻り、地図を使ってカーナビをセットし、11:51出発。
兜跋毘沙門天
県37を戻って国473で左折、高速の手前で左折する。気を付けながら進み、家の間の細い道へ右折する。進んで林の脇道に出て、少し行くと庚申堂に鋭角に左折する。堂前に駐車できるかどうか晋が降りて様子を見に行き、その間に万は少し先まで行って車を回してきた。駐車できるので坂道をあがり庚申堂の前で停める 11:58 (325.8)。兜跋毘沙門天は庚申堂の中にある。本尊青面金剛の厨子が真ん中にあり、左右に一体づつ。どちらの像も、等身大で、地天女の手の上に立ち、持物は失われている。前に扇風機や石油ストーブが置いてあるので一寸避けさせていただいて写真を撮った。国指定重文。良かった。庚申堂の左に階段があり、上がって行くと護摩炉があり、結晶片岩を組み立てた壇の上に役行者の小石像があった。庚申待ちと修験道は関係がある。12:05出る。
東幡豆のトンボロは 14:30頃が干潮なので、その頃までに着きたいと思う。岡崎市内は、行ったこともあるので、省略することにするが、滝山寺・東照宮には行ってみたい。カーナビの指示通りにごちゃごちゃと進んで県37に出た。桜井寺町を通過し東名をくぐると生平町になる。茅原沢町で右折し県35 (作手街道)に出て北へ向かう。2.5kmほど進んで、カーナビの指示通りに左折して進むとだんだん道が狭くなり、最終処分場入口になった。柵が開いているので構わず入る。カーナビ通りに行くと処分場を通り過ぎる。心配だがそのまま行くと、又柵があり、開いているので過ぎると岡崎墓園に突き当たった。二車線の綺麗な道へ左折する。我々は知らないからカーナビ通りに来たが、県35を更に 3-400m進めば墓園に来る立派な道があり余程分かりやすい。なんでわざわざ処分場を通らせるのか分からない。バカーナビめ!。常盤南小学校南で左へ。少し先で右折して北へ。下大井野バス停通過し左折すると県335。石屋が多い。大井野口バス停通過。県447と合流して左に行き、すぐ右折して大沼街道に入り 12:39滝山寺駐車場に到着した (346.2)。滝山東照宮も同じ場所だ。
滝山寺・滝山東照宮
寺へ向かって上がって行く。少し上がって車道を離れ、右の石段を登る。本堂は檜皮葺の建物で国指定重文。階段の左右に大きな樽が置いてある。本堂正面の参道脇には浅野内匠頭奉納の石燈籠、他にも大名が寄進した大型の石燈籠が本堂周辺や東照宮周辺などあちこちに沢山ある。増上寺や寛永寺などの徳川系の寺社と同じだ。本尊は薬師如来、左右に日光・月光菩薩、十二神将がある。隣が滝山東照宮。拝殿は工事中で覆いが被っていた。本堂の裏に回ると日吉山王社、七間社流造の流麗な建物。右側には滝山東照宮の本殿が見え、修復が終わっていて美しかった。
戻って宝物殿に入った。お坊さんが居て、色々説明してくれた。聖観音・梵天・帝釈天の彩色は江戸時代だそうだ。聖観音の前には座布団があって座ると、お顔が、立って見たときとは少し違うのが分かる。聖観音のX線写真で頼朝の歯の説明をしてもらった。本堂では旧正月に鬼祭りという松明祭りがあるそうで、本堂前の大樽は松明を消す為だそうだ。
滝山寺三門
三門は寺から 800mくらい離れたところにある由だ。駐車場に戻り、脇にある観音堂に行く。横に江戸初期と思われる宝篋印塔があった。13:25出て大沼街道を西へ向かう。教わった通り 800mほど行くと仁王門が見えた。三間一戸の楼門で朱塗りの綺麗な門だ。周囲は囲ってあって入れない。四隅の隅尾垂木の上には隅鬼が置いてあった。
三門を出て県335に右折し西へ向かう。お腹も空いてきたのでコンビニで弁当でも買うかと思っているとすぐ先の滝団地北交差点にローソンがあった 13:35-50 (2347.3)。時間も遅いので弁当はやめにしてコーヒーを買い、手持ちのパンを食べた。信号を左折して南に向かう。目的地は東幡豆駅の近くだ。猫沢と言うところを通ると石屋が多い。3km程の小呂町4で県26に左折。三車線の広い道だ。南に行くと左側に旧本田忠次邸の案内板が見えた 14:00。ここは行ったことがなく、行くつもりだったが、今日は省略し通過する。
東幡豆のトンボロ
国1を越える。14:10光が丘通過。14:15ガソリンを入れる (354.7)。19.76L入った。14:29上地3丁目で左折し国248に入る。13:38三ヶ根駅東で右折。県322に入る。三ヶ根スカイラインへの入口を過ぎ、中小山で右折し国247。3km程で県321へ左折、三叉路に突き当たって右へ。100mで左折して細い道を入る。少し行って左折して入って行くと東幡豆海岸に出た。空き地に車を停める 14:53 (373.9)。干潮は 14:20頃なので、すこし過ぎているがまだ前島までのトンボロが見えた。潮干狩りの時期以外は入れないが、長い砂州が島まで続いている。島の近くはもう海に浸リ始めているみたいだ。見に来ている人も結構いる。15:07出る。
ホテル・巨大弘法大師像
蒲郡に向かい県321を進み、国247から国23に入り 5:31蟹洗で右折。蒲郡駅を過ぎ、三谷温泉で左折し上がって行く。15:45サンヒルズ三河湾に到着 (388.4)。チェックインして、ロビーのコーヒーを飲み、部屋に入る 16:00。畳にベッドだ。昼食がパンだけだったので饅頭を食べお茶を飲んで一休みする。16:10出て、弘法大師像へ上がる。子安大師と名付けられていて、子供を抱いた弘法大師像で巨大。裏に三角点があった。本堂まで行き 16:35戻る。16:40ホテルに戻り、少し休んで 17:00から風呂。18:00から夕食。量も多すぎなくて、良かった。21時頃風呂に行き、戻って寝る。
長泉寺、安達盛長の五輪塔
坂を下って国23に出て西へ。300m位で右に入り北へ向かう。県371に出て東海道本線をくぐり、左折し三河三谷駅のところで右折、北へ向かう。国247に左折、市民病院北東で右折し真っ直ぐ北へ向かうと長泉寺に到着 8:37 (393.0)。本堂の左側に鐘楼があり、その下が通路になっていて奥に稲荷神社がある。その右側を奥へ行くと安達盛長の五輪塔があった。地輪はちょっと小さいので後補と思われるが水火風空は良い形で鎌倉時代前期という。五輪塔の右手前には小型の石塔がまとめてあり、宝篋印塔の笠は江戸時代初期の形をしていた。本堂内には東大寺大仏の蓮弁拓本が飾ってあり 4畳の大きさだった。境内にはスイセンやロウバイがもう咲いていた。隣が八幡宮。参拝する。寺と神社の境目くらいのところに冬桜が咲いていた。8:58に出て、次は安楽寺に向かう。
安楽寺、久松俊勝の宝篋印塔
少し南に戻ってから西に向かい、県73を越え、国473に出て北へ行く。国道が緩く右へ曲がる所で直進する細道に入り 100mほどで左に入ると安楽寺に到着した 9:08 (395.9)。車を停めて門をくぐり入って行くと左右に塔頭があり、江戸中期、宝暦2年(1752)、の三間一戸二重の山門がある。その先の本堂は寛永 7年(1630)再建 (正徳 2年(1712)再建と言う記事もあり) の重層の大きな本堂だったらしい。写真を見るとすごい本堂で内部の装飾や彩色も豪華だったそうだが 2015年に焼失し今は平屋の本堂ができている。ちゃんとした本堂だが広い場所なので見たときは仮本堂かと思った。本堂の左側に久松俊勝の宝篋印塔がある。室町末期の形だ。俊勝の後妻は、松平広忠の元妻 (後に離縁) で家康の母の、於大の方だった。政略的な離婚再婚ではあるが、この時代は、離婚再婚は普通で、貞女は二夫にまみえずなどと言うようなことは無かった。9:20出て豊川の東海道赤坂宿の杉森八幡へ向かう。近くに清田の大楠があるが今日は省略。
杉森八幡の夫婦楠
国473に戻り北へ向かい国23を過ぎてから右折して県73に出て音羽蒲郡ICの方へ向かう。清田トンネルを抜けてさらに進み音羽蒲郡ICの信号で右折して国1に入った 9:30。1kmちょっと進んで御園の信号で右折する 9:32。音羽川を渡ると左が杉森八幡だが車を停める場所がない。通り過ぎて左折すると旧東海道だが道が狭くて駐車できる場所は無い。探しながら南に進むが停める場所は無い。脇本陣前を過ぎたところで何とかUターンして戻り、右折して細道に入る。進むと中橋に出る。渡った方が道は良いがカーナビは手前を行くように指すので橋の手前を左折する。細くて狭い道を進み、御園の信号から来る道に又出て左折、旧東海道に左折して注意しながら進み、杉森八幡に行く細道を左折した。鳥居がありその前に何とか軽自動車位は停められる場所があったので車を停める。9:34杉森八幡 (405.3)。ちょっと苦労した。神社に入って行くと大きなクスノキが 2本ある。その先の左側に社殿があり社殿の左手前に夫婦楠があった。根元が合体して、すぐ上で 2本になっている木で、どちらも大きくて良かった。神社の正面側を見ると神社に向かってくる道の先に赤い鳥居が見えた。そちらが車で来る場合の入口のようだ。9:45出る。
関川神社のクスノキ
赤い鳥居の方に向かい、鳥居を過ぎたところで左折し、橋を渡って右折。先ほど渡らなかった中橋を右に見て通り過ぎ、次の橋で右折して音羽川を渡り、左折して旧東海道に出て南へ向かう。250mほど行くと右に関川神社があり大きな楠が見えるが、ここも車を停める場所がない。道はすれ違いの車が停まって待つほどだ。停められる場所を探しながら行くと御油松並木迄行ってしまった。Uターンして戻り、また関川神社の前に来ると、狭いながら少しの間なら車の邪魔にならずに停められそうなスペースがあったのでそこに停めた 9:50。社殿の左後ろに大楠がある。場所が狭くてちょっと可哀そうだが、少し角度を変えて南東側から見ると南側に枝が張り出して良い形だった。9:55出て、少し北に行き、Uターンして戻る。
御津神社のクスノキ
南に進み、又、御油の松並木を過ぎ、県374を 2km南下する。県375に右折し、音羽川を渡り、県372に右折して進む。広石の信号 (県373との交点) を過ぎて 150mで右に入り、御津川を渡って突き当たると御津神社に着いた。そのまま細道を上がって境内に入り、拝殿の右手前の適当な場所に駐車する 10:19 (415.2)。大きな神社だ。参道入口の方に向かって行くと鳥居の脇に大楠があった。参道を来た場合は階段を上がって鳥居のすぐ右側になる。参道側から見ると楠には大洞があり、何本もの小さい楠が立ち上がっているように見えるが、裏側からは洞が見えないので大きな幹に見える。でも主幹がないので、立ち上がった少し上から何本にも分かれている。鳥居の下、参道入口側には大きな舟形の石組があった。拝殿に戻り、参拝して出る 10:33。
観音寺のクスノキ
県372に戻り、県372を 1.3km程戻って、県375に左折する。1kmほどで県31を横切り、600mで上佐脇の集落になり、150m程で観音寺に到着 10:42 (419.0)。寺は無住で、少し荒れている。楠は大きいが 5mほど上で主幹が無くなっている。洞があり、焼けた跡があるので落雷があったのだろう。中に石祠があり説明板には、焼けたときに白蛇が現れたので白蛇不動として石祠を祀ったとあった。上が無いとは言え立派な楠だった。本堂前に墓地があり、向かって右に覆い屋があって石仏が並んでいた。青面金剛、馬頭観音、役行者が並び、中央の西国三十三所巡礼碑は寛文 5年だった。10:54出る。
八幡宮の根上くす樹
来た道を戻り、森 5丁目で右折して県31に出る。大きな道だ。国1を横切って更に県31を進み県5に左折する。姫街道と言う大きな道だ。1kmほど行って佃で右折する。ため池に突き当たるので右折。橋を渡ってそのまま進めば良いのだがカーナビの指示が悪くてすこしうろうろし、結局、橋を渡った先の八幡宮の駐車場に到着した 11:08 (423.4)。「駐車場、八幡宮」と書いた手書きの小さい看板があるだけの無舗装の場所だ。裏口みたい。でも結果的には良くて、入って行くとすぐに大楠のところに出た。根回りは大きいが主幹は完全に失われていて細い幹が何本も立っている。案内板等は何もないが GOOGLEの地図には「八幡宮の根上くすの樹」とある。そばに弁天社がある。八幡宮に行き参拝。
三河国分寺跡
道を渡った隣が三河国分寺跡。広々したところだ。入って行くと塔跡があり、少し盛り上がっていて数本の木が立っていた。塔跡から北をみると所々にブルーシートがかかって発掘中のようだった。駐車場に戻り 11:31出る。次の玉林寺は東名豊川ICの近くだ。
玉林寺のクスノキ
県5に戻り東へ向かう。豊川稲荷の近くを通って国151に出て北へ、豊川IC南の信号を右折して県31にはいり馬神信号で左折、少し進むと右に黄色が目立つコインランドリーがあり、その横が玉林寺だった。コインランドリーは休みだったのでそこに車を停めて玉林寺へ行く 12:00 (432.9)。広い境内に大きな楠が立っているのでさえぎるものがなく、全体が見える。よく見ると太枝が 1本無くなっているが、全く気にならない十分な枝張りだった。蒲郡・豊川はこれで終わり 12:22出て豊川インターへ向かう。
ホテル
カーナビは北側からインターへ入るように指示して、麻生田東の信号から県380を北へ行く。高速の下を過ぎて次の信号で左折するが工事中で通行止め。迂回路の表示はあるが迂回路からインターに乗れるかどうか分からないので結局戻って県31に出て南側から豊川インターに入った。12:31東名に乗る (437.5)。トラックが多い。12:40三ケ日から引佐へ向かう。この道は車が全然走っていない。引佐から新東名に入り 13:00-38浜松SA (477.0)。ここで昼食。親子丼、鶏カツ丼を食べる。14:47-57駿河湾沼津 (595.9)。15:04長泉沼津で東名から出る (601.3)。伊豆縦貫道を行き、伊豆中央道に入り 15:06江間料金所。軽は 160円だった。長岡北から国414に入り 15:29ホテル茜に到着 (624.0)。道を挟んだ広い駐車場は歯医者と共通だった。チェックインして 15:35部屋に入る。12畳とソファ 4つある廊下。広い。窓から富士山。布団はもうひいてあった。お茶飲んでお茶うけの羊羹を食べる。
白石の石棺
15:50ホテルを出て散歩。まず白石の石棺へ。ホテル前の道を北へ行きリハビリ病院の前で左に曲がると少しで右上に見える。凝灰岩の大きな石棺だった。中へ入ったりして写真を撮る。戻ってホテルの前を通り過ぎ、金城館のところから源氏山に上がる。墓地から上がって一番高いところに行くと木造の展望台があり、上がると狩野川方向が良く見えた。16:50ホテルに帰る。それから風呂。気持ち良かった。18:30から夕食。量たっぷり。蟹、鮑もあり美味しかった。今日の宿泊客は我々を含めて 5組。風呂に入ったときにこの宿の常連の人がこんなに少ないのは初めてだと言っていた。
三福熊野神社のクスノキ
まず三福の熊野神社へ向かう。国414に出て南下する。大門橋で狩野川を渡り三福ICを越えると県19になる。その先の信号で右折し、次の信号を通り過ぎて 300mほど行って左折、300mで左側に熊野神社がある。鳥居を通り過ぎてすぐ左折すると公民館があるので、そこに車を停めた方が良かったが、知らないので、ごみ置き場の先の路傍に車を停めた 8:44 (628.9)。鳥居から階段を上がって行くとすぐ左側に大きな楠がある。2本の合体樹のようだ。その先の右側にも大楠。この楠は洞があり、洞内は焼けた跡があった。拝殿手前の右側にも大楠。狭い境内に、大きな楠が 3本もある。さらに、一番大きな楠は社殿の後ろ側にあった。狭くて可哀そうな場所だけど公民館側から見ると、手前のナギノキがちょっと邪魔をするが、上の方に伸びた全景が見えた。車を停めた付近から見ると神社全体が一つの森のように見える。8:58出る。
願成就院
次は願成就院。だいぶ前にも行ったことがあるが久し振りなので行く事にした。車を停めた位置からそのまま直進して県19に左折する。三福ICのところから国136に入って北へ向かう。4kmほど走って信号の手前で左に入って行くと 200mで願成就院に到着した 9:13 (635.0)。北条時政の墓があり、宝篋印塔基礎の上に笠を 4つ重ねた寄せ集め塔だが、それぞれの部材の形は良い。奥に入ると足利茶々丸の墓がある。境内には五百羅漢があり、色々な形や持ち物があるなと思っていたら、開山 800年記念の五百羅漢制作所があり、申し込めば望みに応じて作ってくれるようだ。材料の切り石も置いてあった。本堂に行くと今日は残念ながら国宝の拝観は休みだった。9:24出る。
真珠院
次は少し戻って真珠院に行く。国136に戻って右折し 300mほど先の古川の手前で右折すれば駐車場に着くのだが、例によってカーナビは馬鹿で、橋を渡ってから右折し、200m程で右折し、もう一度川を渡らせて左折させる。着いたところは真珠院のお寺関係者の駐車場だった。Uターンして参拝者駐車場へ行く 9:30 (636.1)。駐車場の脇には狩野川台風の洪水水位の標柱がある。本堂の左から入って行くと大型の五輪塔があり、以前に来た時はこれを見に来たと覚えている。火輪は後補で風空輪の代わりに宝篋印塔の笠と相輪が乗せてある。左右に小型の五輪塔一基と宝篋印塔二基がある。更に奥へ進むと、山裾に摩崖仏がある。以前に来た時も見ているが、覚えていなかった。本堂に参拝して 9:40出る。
成福寺
国136に戻り北へ向かう。願成就院への道を過ぎてから 450m進んで左折し細道を行くと成福寺 9:53(737.2)。本堂が改修中だった。右側の墓地に行くと北条正宗母の五輪塔を中央にして左右に時宗・正宗の宝篋印塔が並んでいる。その右手の少し高くなったところに北条氏歴代墓所があり、寄せ集めだが、古い形の宝篋印塔や五輪塔が並んでいた。富士山が綺麗に見えた。宝永山が正面に見え、大きい火口がよくわかる。10:04出る。
北條寺
国136に戻り、さらに北へ進む。県134に右折してUターンする感じで西へ向かい、松原橋で狩野川を渡る。県129に左折して 400mほどで右折すると北條寺に着く 10:10 (639.0)。左に上がって行くと北条義時夫妻の墓があった。麓に戻るとロウバイが満開で良い香りがする。ここのロウバイには実が沢山ついていた。10:25出る。
荒木神社、クスノキ
国136に戻り北へ。県129が分岐する原木の信号の手前で細い道へ右折すると荒木神社 10:37 (642.9)。車を停める場所が無く、晋が歩いて探すが無い。短い時間なので空き地に停めさせて貰った。脇から神社に入って行くと拝殿に向かって右手前に大きな楠がある。やや小さい楠もあった。参道入口に行くと、丁度、原木の信号のところで、鳥居の脇に<NHK大河ドラマ「草燃える」ゆかりを訪ねる旅>と書いた荒木神社の看板があった。40年以上前のドラマだね。10:48出て今日の最後の訪問地愛宕神社へ向かう。
原木愛宕神社、クスノキ
荒木神社から東へ向かう。丁度電車が通過して行った。踏切を越えて三つ目の交差点を左折し北へ。三叉路に突き当り、左に行き、50mで右に行くと 150m位で右側に愛宕神社があった。横に広い駐車場があるのだが、停めてよいかどうか分からなかったので神社の北側の一寸道が広がっているところに停めた、10:55。境内は狭いが社殿の右前に大きな楠が立っていた。駐車場は神社の前にある大きなパチンコ屋の駐車場で神社の周囲が殆ど駐車場になっていた。車はそこに停めても何の問題も無かったのだ。パチンコ屋が出来る前は周囲一帯が田畑で神社の楠が辺りを睥睨していたのだろうなと思う。横の駐車場から見ると大きな楠の全景が見えた。11:02出る。
帰宅
後は家に帰るだけだ。北に向かい、三叉路を右折し、500m程で左折し北へ。大土肥から少し高速の下を走り 11:09大場函南ICで伊豆縦貫道に乗った。11:21長泉沼津ICで新東名に乗る (660.7)。11:37-12:25足柄SA (683.3)。休憩しマクドでコーヒーとポテト。足柄で停まるのは久し振りだった。13:10横浜青葉で高速を降りる (752.6)。13:30-14:11新百合のイオンに寄って夕食用にお寿司と買い物。14:28帰宅 (765.7)。