北海道道東


JALのマイレージを利用して北海道へ行く事にしました。北海道は 1979年に函館から札幌に行きました。当時は青函連絡船に乗ったのです。今回は飛行機を使って道東に行きます。釧路に入って網走、知床、根室と回ることにします。
日時: 2023年6月24日から30日
晋 万
24日 (晴)
10:25出発。登戸乗換で川崎へ、川崎から京急 11:15に乗って羽田着 11:46。JALなのでターミナル-1 だ。荷物ゲートを通って入り No.33のバス乗り場で万が用意してくれたサンドイッチで昼食。12:30頃からバスで飛行機へ行く。機体は 737-800で片側 3列。窓側と中央の席をとっている。ほぼ時間通りに出る。天気は悪くない。霞ヶ浦が良く見えた。14:33釧路に着陸。14:40駐機場に到着。降機して外に出てレンタカーの迎えを待つ。レンタカー屋はすぐそこだけど真っ直ぐに行けないので歩くと遠くなる。迎えが来て事務所に行き手続きはすぐ済んだ 15:00。

オリックスレンタカーで、車はニッサンノートの e-powerを予約した。北海道はガソリンスタンドが少ないと聞いているので燃費が良い車を選びたかったのと、ノート e-powerの特別セット価格があったからだ。ノートには以前乗っていたので基本的には問題ないがギアチェンジが一寸違うので戸惑った。レンタカーの車のナンバーは札幌れ81-44で、釧路ナンバーではない。

丹頂鶴公園
今日は丹頂鶴公園と湿原展望台に行く。15:09スタート (97,913km)。カーナビは結構しっかりしている。まず丹頂鶴公園へ行く。飛行場の近くなので 15:12到着。子供のいるつがいは藪に隠れていて見えなかった。昔は自由に飛ばせていたが、今は鳥インフルの為に飛べないようにしているらしい。飛べる時でも、ここが自分のテリトリーだと知っているので戻ってくるそうだ。丹頂は夏でも北海道には野生でいるというのは初めて知った。自然近い状態だけどやっぱり飼われているのでちょっと残念かな。でも、見たぞ。15:50出る。

湿原展望台
16:07湿原展望台。展望台には上がらずに遊歩道を歩く。反時計回りに歩くことにした。16:15こもれび広場から下る。16:20下に着いて吊り橋を渡り、左に上がる。階段はわざとだと思うけど斜めにしてあったりする。足が単調にならないのでこの方が良いだろう。16:25丹頂広場。進むとバイケイソウの大群落があった。16:33-42サテライト展望台。湿原に鹿が見えた。トイレはバイオだそうでスイッチを入れるとかき混ぜるのが見える。手帳にハスカップと書いてあったが見たのかな?覚えていない。北海道に入った時からそこら中にラワンブキ(螺湾ブキ)があるが、ここも多い。16:45はばたき広場。ラワンブキの大群落を通り過ぎて 16:55展望台に帰着。17:00出る。宿は釧路駅前。

17:30コンフォートホテルの駐車場の前に停めたら係の人が泊まるのかと聞くのでそうだと言うと入れと言った (約97,946)。タワー駐車場だ。C-INしてコーヒーを飲む 17:40。それから部屋へ行く 17:55。ダブルの部屋だが今日は少し狭い目だ。

幣舞橋
夕食と散歩を兼ねて出る。歌と霧で有名な幣舞橋へ行く。駅から真っ直ぐの道を行けばよい。橋には春夏秋冬の四つの彫像があり霧の中に浮かぶ景色が有名らしい。海の匂いがする。冬、秋と見て地下道を通って反対側に渡り夏、春を見る。右岸の河口側に巻網漁船が並んでいたので行くと茨城の神栖市の船と鳥取の境港の船がいた。埠頭には炉端焼きの店があり混んでいた。ビルの一階には魚屋が並んでいた。植物園もあった。

繁華街を一回りする。ここで食べたらホテルまで戻るのも遠いので駅付近に戻ったが満員の店が多く、19:00定食屋さんに入った。晋はカキフライ (北海道は 6月でもOK)、万はホッケ定食を頼んだが売り切れでサバ定食。ビールがなかなか来ないのでお願いしたら隣に座っていた関西人も来ないねと笑っていた。食事が来たのが 19:40頃。遅かったが美味しかったし量もあったので満足。20時過ぎにホテルに戻った。疲れたのですぐに寝る。


25日 (晴)
昨夜はすこし寝にくかったので今日は眠くならないか心配。晋は努力して横になっていたが 5時過ぎには起きた。朝食は 5:30からだけど 6:20頃行く。まだ人が少なくてゆっくり出来た。6:30を過ぎると増えてくる。食事を終え 7:20頃チェックアウト。車を出してもらいカーナビを阿寒湖にセットして 7:30出発。出だしで方向を間違えて少しうろうろするが車が少ないので助かる。国53を北に行けばよいと思っていたのだがカーナビは近道をしているようだ。7:36新釧路川を渡る。左が河口だ。どう進んだのかよく分からないが、新富士のあたりで北に向かい、7:45左折して釧路駅の北側を走る道53に出た (ここで97,955)。

自動車教習所の横を通る。湿原展望台へ行く道53を分けて道666になった。7:57右折、引き続き道666 (97,965)。動物園の東側を通る。道の脇に鹿がいた。右折したところから 6kmちょっとのところでカーナビは近道を指して左折を指示。通行止めの看板があったが止めてないのでカーナビに従って左折するが、すぐ止めてあった 8:03。先の道に戻って進む。3kmほど走って 8:08左折し道243に入る。1.5kmほどでカーナビは右に入るよう指示する。入ると前から干し草を巻く機械が来た。これも近道になるようだがそんなに良い道でもないのでやめて戻る 8:10。そのまま道243を進み、8:20やっと国240に出た (97,988)。あとで地図を見ると先ほどのところで右に入らないと近道にならないから、わざわざこの道を来た意味がないのだ。

8:25鶴センターを通過 (97,990)。昨日、鶴公園でここに子鶴が生まれたか聞いたら今年は生まれていないとのことだったので省略する。前も後も車のない道を快適に走る。路面にシカ注意と大きく書いてある。阿寒湖が近づいてきたので、道路脇の駐車場に停めてカーナビをスキー場にセットした (98,020)。弟子屈への道を右に分けると雄阿寒岳登山口があって登山の準備をしている人が何組かいた。国240を進みアカンコタンを指す看板のところでスキー場・展望台方向へ左折 (98,031)。1kmでスキー場に到着 9:00 (98,032)。

阿寒湖畔展望台
車を停めて、阿寒湖畔展望台へ向かう。左は白湯山展望台で、歩く人が何組かいるがそちらに向かう人が大部分だ。我々は右へ、500mで展望台。展望台のすぐ近くに駐車場が有り、ここまで車で来れる。展望台はスキー場のスロープの中ほどの所でベンチと看板があった。雄阿寒岳と阿寒湖が良く見えた。天気が良いので美しい。スロープを少し上まで登ってみて、戻る。帰りはスキー場を下った。9:28出る。

エコミュージアムセンター
国240に戻り、アイヌコタンは省略し、右折してエコミュージアムセンターへ行く。9:33駐車場 (98,035)。センターでマリモを見る。直径 10cm以上のもあった。イトウもあった。1.5mくらいになる魚らしいが、ここのは 40cmくらいだった。晋はボッケに行って泥噴気を見たかったのだがヒグマが出たとのことで立ち入り禁止だった。残念。9:55出る。

双湖台・双岳台
国240を少し戻って左折して国241を弟子屈へ向かう。10:10-10:15双湖台 (98,048)。湖はペンケトー、パンケトーが見えるはずだがペンケトーだけ見えた。サンショウバラみたいな花が咲いていたがオオタカネバラ。少し進むと双岳台 10:20 (98,051)。駐車場が有るだけだが近くに雄阿寒岳、左奥に雌阿寒岳がみえる。道の法面にエゾスカシユリが咲いていた。お菓子を食べて出発。

摩周湖
弟子屈の町に下り摩周湖に向かって 300m上がる。そんなにきつい登りじゃない。11:02摩周湖第一展望台 (98,085)。駐車代は硫黄山と共通。さすがに人気スポットで乗用車もバスも多い。早速展望台へ。天気が良くて大展望が素晴らしい。霧の摩周湖というがやっぱり晴が良い。写真や動画を撮る。反対側は雄阿寒、雌阿寒がみえ、硫黄山、藻琴山、屈斜路湖も見えた。南側の展望デッキも良かった。カムイヌプリ(摩周岳)への登山道はここから出る。遊歩道にチシマフウロ、ヒオウギアヤメが咲いていた。11:25出て 5分で摩周湖第三展望台 11:30 (98,088)。少し角度が変わるので第一展望台方向の外輪山も良く見える。できれば両方行かなければいけないね。11:50出る。

和琴半島
時間もあるので今日の内に和琴半島に行っておくことにした。和琴半島 12:20 (98,118)。駐車場には沢山の車が駐車している。泳ぎに来ている人やキャンプやカヌーをしに来ている人が多い。食べる店があるかと思ったが無く、皆がジャガイモを揚げたジャガイモダンゴを食べているので我々も購入。店は二軒あるが、湖に近い方が混んでいるので多分美味しいのだろう。出来ているものもあったが揚げてくれるそうで、待っている間に車に戻り水のPETを取ってくる。遊歩道へ行く途中ミズバショウが沢山あるが終わっている。湖岸に出て、キャンプ場のそばの木陰でジャガイモ団子を食べる。今日の昼はこれのみ。外国の人が二人前を通って行った。多分自然観察路に行くのだろう。

キャンプ場を過ぎると温泉が湧き出ていて露天風呂があり入っている人がいた。その先で自然観察路に入る。結構アップダウンがあるが綺麗な観察路だ。大きな木もあり屈斜路湖も見える。先ほどの外国人 2人が前を歩いていた。半島の先端を過ぎて回り込むと、硫気口が有ったり、噴気の出ているオヤコツ地獄があった。エゾハルゼミが盛んに鳴いている。その先に温泉小屋があった。外国人 2人様子を見ていたが、中には誰も入っていない。駐車場に戻り、硫黄山に行く事にする。

硫黄山・つつじヶ原
湖岸を回って帰るつもりでカーナビをセットしたいがナビは湖の側の道を選択しない、少し戻って川湯への道標に従ってその道に入る、湖岸の道だが湖はほとんど見えなかった。川湯温泉から回り込んで硫黄山の駐車場に停める 14:19 (98,141)。硫黄山の噴煙のすぐ近く迄行ける。谷沿いに上の方まで噴煙が上がっている。噴煙の場所が変わるみたいで、古いのから小さいのまで色々な場所があるが、噴煙がすごい。迫力あり。硫黄臭い。噴き出しているところは綺麗な黄色の結晶がみえる。見終わって 14:35つつじヶ原自然探勝路に行く。時間の関係か探勝路へは誰も行っていない。イソツツジが咲いているがもう終わりっぽい。でも時々まだまだ綺麗に咲いている場所もある。ハイマツも沢山ある。14:50ハイマツデッキ。その先のイソツツジテラス付近まで来ると川湯温泉方面から 2人歩いてきた。探勝路ではじめて人に会った。15:00-05 イソツツジテラス。イソツツジの大群落だ。これはなかなかすごかった。15:25駐車場に戻りホテルに向かう。

15:30出て 1分で「ホテルパークウェイ」到着 (98,143)。部屋は和室 6畳。布団はひいてあった。水・お茶飲んでから風呂へ。温泉で気持ち良い。夕食は 18:00からにしてもらった。美味しかった。さしみ、唐揚げ、しゃぶしゃぶ、てんぷらなど。19:15まだ薄明りだ。眠たかったが頑張ってなんとか 8時まで起きていた。


26日 (晴)
4時前には起きる。静かでゆっくり寝る事が出来た。外の露天風呂に行ってくる。一応男女別だが仕切りが低いので見える。でも他には誰もいないので気持ち良く入った。近くに古い車両があり、カラオケルームみたい。源泉もすぐそば。6時ころから散歩に出る。真っ直ぐ行くと川湯温泉駅だ。道路の両側の電柱は白樺の形にしてある。駅は無人駅で 1日 6本ある。駅の隣に足湯がある。タクシーが来てお客が来た。ホームに行くと丁度折り返し 6:13発のディーゼルが来た。ワンマン。出るまで駅でうろうろして釧路行きの出発を見送る。昔ながらの綺麗な駅舎。硫黄山から硫黄の匂いが来ている。7時から朝食。隣に外国の人が食事していた。7:55出発 (98,143)。もう殆どの人が出発していた。

美幌峠
すぐ昨日下ってきた摩周湖からの道を分け、昨日和琴半島に向けて走った道を行く。8:12和琴半島通過。登って行く途中から屈斜路湖が良く見える。8:25-9:00 美幌峠 (98,178)。風が強い。広い駐車場が有り展望台までちょっとした登りの遊歩道だ。まだ早くてレストハウスも開いてないが車が続々来る。広々した遊歩道を 300mで頂上展望台。屈斜路湖が良く見える。昨日行った和琴半島も良く見える。反対側は広々した笹原。湖の中島の向こうにカムイヌプリ(摩周岳)が見える。左に斜里岳もぼんやりと見えた。9:00出て網走監獄へ向かう。

緩やかな下りの国243を10kmほど行くとシラカバ並木がある 9:13頃。9:18女満別を指す道標に従って 道249に入ってすぐ左折し幹線農道へ。どうやら美幌の町は迂回するようだ。3kmで右へ国374に出る。300mで女満別方向へ左折。バイクが先を行く。3kmでT字路を女満別方向へ右折。6kmで斜め左に曲がって道249に出た 9:25。しばらく直線を走り 2kmで右折、女満別の町を迂回する。400mで右へ曲がると国39になり、すぐ道の駅を過ぎる。9:38網走市へ入った。9:44-53 あと 1.6kmのところで湖畔の呼子浦キャンプ場で車を停めてちょっと休憩。9:57網走監獄に到着 (98,227)。

網走監獄
睡蓮の池の橋を渡りチケット売り場へ。双眼鏡を忘れたので万が取りに行ってくれた。パンフレットの順番通りに回る。囚人の人形などもあるがマネキンのような顔ではなくリアルな悪人顔にしてあった。二見ケ岡の建物を見てから網走監獄の舎房に行く。放射状の五棟の舎房を一通りみた。じっくり見るとなかなか時間もかかるし面白かった。12時に出て、出たところにある監獄食堂で昼食にする 12:05。晋はホッケ定食、ホッケはあんまり良くなくてパサパサしたホッケだった。ご飯も麦飯。囚人食に合わせているのかな?万はザンギ丼で、こちらは美味しかった。12:45出る。

晋はサロマ湖が見たかったので次はワッカ原生花園へ行く。国39へ戻って北へ進み大曲で左折して少し行くと ENEOS があったので 12:51-57ガソリンを満タンにする。ガソリンゲージは 3目盛ほどしか減ってないが 16.5Lと思ったより入った。距離から言ったら当たり前だがこの車は電池走行とのハイブリッドなのでガソリンゲージの減りが少ない。13:16能取漁港付近で左折して近道を行く。3kmでT字路を左折、すぐ右折。1.4kmで右折、すぐ左折すると国239に戻り、常呂大橋。2.7kmで右折し道442。6kmで右折、すぐまた右折して栄浦大橋を渡るとワッカ原生花園に到着 13:30 (98,265)。

ワッカ原生花園
自転車借りて走る。良く晴れて気持ちが良い。砂州の上なので平坦だが自転車にはそれなりに UP DOWN があるのが分かる。色々な花がある。鳥が多く、草や木の上にとまってさえずる。ノビタキ、オオジュリン、ノゴマなど。途中で自転車を停めて砂浜に出てみた。オホーツク海だ。第 2湖口の大きな橋を渡って少しでワッカの水 14:10。手前側の四阿に飲み水があるが水が出ていない。奥の小屋の所には手押しポンプがあって押すと水が出るが飲めない。軽トラが来て小屋にあるポンプの電源を入れてくれた。四阿の水が出たので飲んだ。しばらくするとポンプは自動で止まり水も止まった。数人のグループが来たので飲み水はこっちだよと教えたが水は出ていない。我々が帰りかかると軽トラが来た。ワッカの水への入口にある小屋で人が来るのを見張っているのだろう。

来た道を戻り、もう一度砂浜に出て波打ち際まで行きオホーツクの水に触った。ネイチャーセンターへ戻る分岐を過ぎて少し先まで行ってみた。ベンチ迄行って戻ろうと思ったら、戻ってきた人が鹿がいると教えてくれたので更に少し先まで行って鹿を見た。15:25センターに帰着。自転車を返し、センター内を少し見学して 15:35出る。

15:43左折して国238に出て帰りは近道せずに国238を行く。15:50網走市にはいる。二見ケ岡で能取岬への分岐があるが省略しホテルへ向かう。網走駅の前で左折するとすぐ「網走ロイヤルホテル」に到着 16:20 (98,306)。チェックインし 507号室 16:30。夕食はお任せで、鍋、煮魚、刺身、天ぷらなど。今日も早々寝る。


27日 (晴)
5時前に起きる。7:00-30朝食。ちゃんとしたバイキングで献立も多く、良かった。みんな15分くらいで食べ終えて行く。早いね。部屋に戻ってテレビを見ると熊がけっこう出ている。郷土博が開くのが 9時なのでその前に旧刑務所正門を見、桂ヶ丘チャシを見ることにした。8:06出る。

旧刑務所正門
8:11市役所の駐車場に車を停める (98,308)。200mほど歩くと永専寺山門が旧刑務所正門だ。立派な門だ。お寺の幼稚園があるので子供を送ってきた車が出入りする。戻って 8:30出る。お寺の脇から坂を上がって行き、ちょっと行き過ぎてしまったので戻る。郷土博の前に車が 3台ほど停められる場所がある 8:35 (98,310)。

桂ヶ丘チャシ・郷土博物館・モヨロ貝塚館
先に桂ヶ丘チャシに行く。郷土博の裏の踏み跡を入って行くと堀切状のところがあり通り過ぎて上がるとチャシ。標識も何もないが平坦な場所で、その先は急降下しているからチャシと分かる。戻る途中斜面に大きな植物が 2株あって上に蕾が付いていた。オオウバユリと思う。戻って館の前で待つ。9:00開館。晋はまず 2階で応永の板碑 (レプリカ) を見る。思っていたよりもやや小さいが感じが掴めたので良かった。それから館内の展示を一通り見て 9:35出る。桂ヶ丘チャシの案内板は郷土博方向へ入る道のところにあった。次はモヨロ貝塚館、9:43着 (98,312)。郷土博の別館だがこちらの方が立派だ。館内は貝塚の復元模型や出土土器などがあった。館外には復元竪穴住居や竪穴跡がある。なかなか良い。館外の林にはアオサギが営巣していた。10:12出る。次はトーチカ。

帽子岩・トーチカ跡
網走橋を渡り道1083を東へ行くと道の駅のところから帽子岩が見えたので道の駅に停めた 10:25。面白い岩だ。進んで国244を行く。通り過ぎてしまわないように注意して進み、藻琴を過ぎて橋を渡ったところで左手海側にトーチカを確認、車線数変更の案内看板のところで左に曲がる。踏切で止まったら、丁度、列車が通過したので写真を撮る。1両編成、網走 10:24発の快速しれとこ摩周号だった。踏切を渡って左に入り車を停める 10:41 (98,323)。トーチカはすぐ先に見える。わだちのある道を少し進んで黒い袋に入った土嚢が並んだ所までは問題ない。トーチカはもうすぐそこだ。ところが土嚢を越えるとハマナスのバラ藪。なるべく少ないところを藪を避けながら近くまで行くが最後の数メートルは踏み跡もなく藪を突っ切った。コンクリートの四角いトーチカで上に細い横長の銃眼がある。中には入れなかったが、こんなところに籠って、援軍が来る見込みもなさそうな状態で、敵が砲撃して、攻めてくるのを、鉄砲を構えて待っているのは恐怖だね。帰りもバラ藪を漕いで、5mmくらいの細かい棘がズボンに付いて、しばらくはチクチクと痛かった。10:55出る。

小清水原生花園
国道に戻り進む。濤沸湖に差し掛かったところに白鳥公園があるが今の時期は白鳥はいないので省略。11:03小清水原生花園 (98,330)。広い駐車場が有りバスも停まっている。釧網本線の原生花園駅がある。天覧が丘の展望台に上がると斜里岳が見えた。エゾキスゲ、エゾスカシユリが多い。展望台から海側の遊歩道に行くと砂浜迄行ける。海はオホーツク海。濤沸湖側にも木道があり野鳥観察デッキに行く。ヒオウギアヤメが咲いている。戻ってくると丁度列車が来た。2両編成でルパン三世の絵の車両が付いていた。乗る人降りる人がいた。11:40出る。

天に続く道・終点
11:46道の駅。浜小清水と言うJRの駅もある。昼食と思ったが取り敢えずサンドイッチを買う。すぐそばにフトレイ展望台があるが省略。次は朱円ストーンサークルに行くが、途中に天に続く道の終点があるので寄って行く。国244が東に曲がるところを直進する。一本早く右折してしまったが三叉路を左折して道がゆるく曲がったところが天に続く道終点 (西側起点) 12:08 (98,341)。ただの三叉路で目印の看板もないが東へ向かう直線道が綺麗に見える。天に続く道を進む。10kmほどで国244に入る。斜里町に入ると国道わきに食堂などが結構ある。12:27-45コンビニでコーヒーを買い先ほど買ったサンドイッチを食べる (8,358)。

朱円周提墓群
12:48 国334に入る。以久科原生花園は省略。ここから注意しながら進む。「知床峠 46km、ウトロ 31km」の道標のところで右折。500mほどで朱円ストーンサークル (周提墓) に着く 12:55 (98,365)。入り口が目につかず少し行き過ぎて戻る。2-3台は車が停められるスペースがあり、説明案内板が立っている。石で囲んでいるのではなくて土堤で円形に囲んでいる墓地なので正しくは周堤墓という。直径 31mと 37mが二つ並んでいて、手前側は周提の中に積み石墓が10数基、奥側は 1基である。思っていたよりもずっと大きかった。環状列石は他で見たが周提墓は初めてだった。良かった。13:10出る。斜里岳が綺麗に見えた。

天に続く道・起点
国334に戻りさらに進む。国334が左に曲がって行くところを直進すると 1km程で展望台に着く 13:15-20 (8,370)。木製の展望台があり、上がると直線道が良く見える。車も少ないので道の真ん中に立って写真を撮った。更に 1km行くと天につづく道東側起点 13:20-28 (98,371)。スタート地点と言う看板があり、それを前にして天に続く道の写真が撮れる。結構バイクや車が来て写真を撮る。我々は終点 (西側起点) からここまで全部走ったのだ。やったね。

オシンコシンの滝
北へ行き国334と合流してウトロへ向かう。13:50-14:00オシンコシンの滝 (98,391)。広い駐車場が有りバスも停まる。駐車場から階段を上がると滝の近くまで行ける。滝は滑滝で水量もあり、大きいし、誰でも行けるので良い観光地だ。もう少し深山の雰囲気があったらなとも思うが贅沢は言うまい。天気が良いので観光船に乗ることにして途中の三段の滝は省略。ウトロに着いて観光船切符売り場へ行く 14:15 (98,379)。切符を買い、トンネルをくぐって駐車場に停める。船は大きいので万も安心だ。

カムイワッカの滝観光船
14:45出港。船室内に席を確保して甲板に行く。出港すると知床の山々が海から見える。オロンコ岩、ゴジラ岩を眺めながら港外に出るとルシャ湾航路の船が出て行った。灯台の見える辺りから岩壁が続く。フレペの滝コースの遊歩道を歩く人が手を振っているのが見えた。15:15頃カムイワッカの滝が遠くに見える。15:25には近づいてしばし鑑賞。硫黄山の中腹に裸地が見え噴気がありそうなところだ。カムイワッカの滝の少し上に林道法面らしい切り開きが見えるのであの辺が湯の滝かなと思う。天気が良くて良かった。15:30ころには滝を離れて帰途に就く。帰りは室内でゆっくり。隣の中国の人たちが賑やか。往路でハイキングの人が見えた海岸の崖の上にフェンスが見える。16:15帰着。

オロンコ岩
16:20駐車場に戻り 16:27 宿に到着 (98.399)。「民宿しれとこペレケ」208号室だ。夕食は 18:00、朝食は 7:00にしてもらう。天気もいいし今日の内に登っておこうとオロンコ岩へ 16:45出る。16:50登り口に着く。階段を上がり 16:55 山頂 57.7m。三角点がある。羅臼岳から知床の山々がきれいだ。海に夕日が沈むので夕日を見に上がる人もいるだろうと思う。山頂を一回りする遊歩道があった。一回りして 17:12下山。階段の途中にエゾノカワラマツバの黄色い花、イブキジャコウソウの紫の花が咲いていた。17:22宿に戻る。ひと汗かいたので風呂に入る。緑色の薬草風呂だった。17:50風呂から上がり 18:00から夕食。鍋、蟹、エビ、鮭、ホタテ、マッセル、豆腐など、WILDな味で美味しかった。食後宿の外に出るとバイクが 3台。ハーレーとBMWと川崎。福山ナンバーだった。食事中、話しているのが広島弁だったので万が話しかけると福山・尾道の人達だった。定年過ぎた仲間で北海道バイク旅行だそうで舞鶴・小樽のフェリーで来たそうだ。


28日 (曇、霧)
5時前に起床。予報は曇で雨も降るようだが、朝はまだ青空が見えている。ウトロ岬の先端に行ってみようと散歩に出るが岬の先端へは行けなかった。エゾカワラナデシコが咲いていた。花びらがよく分岐して八重みたいに派手に見える。戻って道の駅に行ってみると車が沢山停まっていて道の駅で歯磨きなどしている。道の駅では有料で生ごみなど引き取ってくれるようだ。7時から朝食。生卵など和朝食だった。7:40出る。

知床五湖
まず知床五湖へ。国334を進み知床自然センターで左に入る。8:00 五湖の駐車場に到着 (98,414)。五湖巡りはガイドツアーしか行けないが高架木道は誰でも行ける。観光客も多い。池塘がありコウホネの黄色い花が咲いていた。木道から見る景色は広々とした笹原だ。知床連山が羅臼岳から硫黄山まで見えるが羅臼岳はちょっとガスっている。木道終点のデッキからは第一湖が見え、睡蓮が咲いていた。のんびり戻り 8:48出る。

知床峠
国334に戻って知床峠へ向かう。登って行くと霧が出始めた。前が見えないほど濃い霧ではないがライトを付けて急がずに登る。9:13 知床峠到着 (98.433)。霧雨で景色は何も見えない。巨大レンズを付けたカメラで鳥を狙っている人達がいた。万が赤い鳥を見つけた。すぐハイマツの中に沈んだが、石垣に登るとハイマツの上に出てきてくれた。ギンザンマシコだった。数枚写真が撮れた。天気さえ良ければ国後島が見えるらしいが全く駄目だ。9:18出る。

根室標津駅 (ねむろしべつえき) 転車台
霧の中を羅臼へ下る。こちらはヘヤピンカーブが多いので気をつけねばならない。9:43 羅臼道の駅 (98,451)。魚や昆布などを売っている店があって結構安いが旅行中では無理だ。10:00出る。天気が良かったら鯨の見える丘公園に行ってみたかったが今日の天気では意味がない。ここから国335。相変わらず霧雨。45kmほど南下し途中で国244になって標津町役場まで行き車を停める 10:49 (98,498)。雨は上がった。旧根室標津駅の転車台は役場の裏にある。転車台は手動式。横に C-11が置いてあり、どちらもよく手入れがされていた。保存会の人達に大感謝だ。そばに祠がありC-11の模型が社殿になっていた。11:17出る。

野付崎灯台
国244に戻り少し行って標津町内でガソリンを入れた 15.4L (98,499)。野付崎へ向かう。雨あがって薄日が差す。約 3kmで野付崎への分岐になり左に入る。道950を終点に向けて走る。トドワラの駐車場を過ぎて 11:45鹿がいた。その少し先で道道終点になり駐車場がある 11:48 (98,521)。ここからも車道は続くが、漁業者専用の車道なので、歩いて灯台へ。薄いガスがかかって灯台が見えないので灯台に行く人は少ない。少し行くと灯台がぼんやり見えてきた。白い円柱の灯台。横に無線信号所があるが既に廃止されている。灯台の向こうに地蔵が見えたが、ただでさえ厳しいハマナスのバラ藪が、霧で濡れている。行くのはやめにした。11:59戻る。12:00の時報は「故郷」が流れた。鹿がいた。12:05駐車場に戻る。

トドワラ
道950を戻ってトドワラへ。12:11 ネイチャーセンター (98,524)。遊歩道をトドワラまで往復 30分くらいの積りだったので昼食は後にして行く。12:15出発。所々に説明板がある。歩いている人は少ない。シロヒトリの毛虫が遊歩道を這っている。そばの道をトラクターバスが走っていた。2人乗っている様子が見えた。花を見ながら歩いて 12:35 トドワラ広場に到着。トイレがある。トラクターバスはここまでくる。この先から木道になる。以前は木道付近も枯れ木が立っていた跡があるが今は株だけになった。木道終点 12:40。前方に枯れ木が立っている。数も少ないのでそのうち立ち枯れ木は無くなってしまうだろう。木道を少し戻ると海の上を通る木道 (橋というべきか?) が分岐する。渡って向かい側の砂州まで行ってみた。砂州の上に道がある。砂州のずっと前方に尾岱沼から来る観光船の桟橋がぼんやりと見えるが遠いので戻ることにした。薄いガスの中を花や鳥を見ながら来た道を戻って 13:14センターに帰着、昼食にした。

ナラワラ・オジロワシ
食事を終えて 13:33出る。13:44-13:49 ナラワラ (98,529)。駐車場に停めて見ると、対岸に立ち枯れた木が沢山あるのが見える。丹頂が 3羽、アオサギが 1羽、小さく見えた。出て少し進むと右側のテトラの上にオジロワシがとまっていた。霧の中なので羽が濡れていたがじっと止まっていたので写真を撮る。ゆっくり首を回して鋭い目付きで辺りを見まわしていた。

タブ山チャシ
国244に出る少し手前で車を停めてタブ山チャシを下から写真を撮った 14:03。左折し国244に出てすぐ左側のチャシ入口手前に車を停められるのでチャシへの入口を確認する 14:09。今日は雨で濡れているし、最近 (6月20日ころ) 近くにヒグマが出たので行かない。道の向かい側に立派な駐車場が出来ていて立派な説明板もあった。行きたかったところだが仕方ない。

花咲灯台・車石
ここから風連湖まで 70km。15:03厚床で左折、国44になる。大雨だ。根室は霧だそうだ。15:20-30風連湖道の駅 (98,612)。雨は上がっているが、熊出没で木道は立ち入り禁止になっていた。饅頭を食べて一休み。今日中に車石に行っておこうとおもうが温根沼大橋を渡ったところで新しい自動車道路に入ってしまった。そのまま根室ICまで行って戻る。カーナビの通りに行くが、ガスで良く見えないし、どこをどう走ったのかよく分からない。15:39鹿の親子が道を渡った。そういえばウトロの宿の人が友人が鹿を撥ねて車一台お釈迦にしたと言っていた。道310に右折して少しで左に入り、歴史と自然資料館の脇を通って 16:03花咲灯台と車石の駐車場に着いた。霧で風強い、その上眼鏡に霧粒がついてよく見えなかった。遊歩道を行くと灯台に出た。更に少し進んで左に下ると車石を見上げるところに出た。天気が良ければ近くまで行けそうだが風が強く、岩も霧で湿っているのでやめ。戻って反対側からも見る。大きな枕状溶岩の放射状柱状節理だそうだ。16:23出る。

宿までもカーナビ任せで行くが最後は裏の方から行かせようとするのを国44の方から回り込んだ。16:37宿に着く (98,642)。「お宿 エクハシ」、5室の小さな宿だ。サービスのコーヒーセットがあるのでコーヒー飲んで少し休む。夕食は国道沿いの回転ずし「花まる」に行くつもりだったが今日は休み。17:45夕食に出る。国道沿いを根室駅の方に歩くとキタキツネがいた。痩せている。駅まで行く。平屋の思ったより小さい駅で一日に 6本だ。18:00過ぎに駅近くの寿司屋に入る。晋は海鮮丼、万はにぎり寿司。回転じゃない本当の寿司屋。美味しかった。宿に戻ってふろに入って寝る。


29日 (曇)
5時前に起きる。コーヒー淹れてのんびり。晴れている。良かった。でも悪くなる予報だ。夕方までもってほしい。7:30朝食。しっかりした和食で美味しかった。大きなジャガイモが付いていたので、おやつ用に包んだ。昨日、夕食を食べている人がいたので夕食も頼めば有るのかと聞くと、数が少ないので早く予約した人だけだと言っていた。昨日、オジロワシを見たと話すと、冬場はカラスやカモメ並みに一杯いるよと言っていた。7:57出る。薄曇り。日も差す。納沙布岬に近づくと少し霧。大きな塔が見え、ごみ焼却炉の煙突かなと思ったりしているとオーロラタワーと言う塔だった。今は営業していないようだが、調べると笹川良一が建てたそうだ。北方領土が見えるということで、建ったころには年に 30万人も上がったそうだ。

納沙布岬
相変わらず薄霧だが時々は薄日も出る。8:25納沙布岬の駐車場に停める (98,665)。北方領土の案内や記念施設が沢山ある。残念ながら北方領土は霧で全く見えなかった。一回りして灯台へ行き灯台の駐車場で停める。灯台に行き、その先の野鳥観察小屋まで行く。10m程踏み跡を行くと普通に行ける日本本土最東端だ。下の磯まで危うそうな踏み跡はある。8:45戻ってトイレして 8:52出る。

ヲンネモト チャシ
道35を進み温根元漁港へ右折してすぐ左へ入る。400mほど行くと右に細道が分岐しヲンネモト チャシの道標がある。入るとすぐ駐車場が有った 8:57 (98,670)。案内板に従って歩いていく。綺麗な遊歩道になっていて最後は数段の階段を上がると平坦面に着く。標柱が立つだけのところだが、一応は堀跡もある。9:12駐車場を出て道標のところで右折して進むと道35に出て西へ向かう。

北方原生花園・ノツカマフ チャシ
9:22北方原生花園 (98,678)。ポニーが放牧されているとのこと。木道を歩く。ヒオウギアヤメの群生がある。トリアシショウマも多い。9:38出る。道35を 2km進む。入口が分かりにくいので注意して進むと道標があったので右にダート道を入る。すぐ駐車場が有る。9:42ノツカマフ チャシ (98,680)。2-3台しか停まれないと案内にあったが、ちゃんとした数台以上停まれる場所だった。バイクが 1台停まっていた。ここはチャシが 2つある。案内に従って入って行くとミズナラの風衝木林を通り抜けてエゾノシシウドの大群落の草地になる。三叉路をまず右へ 1号チャシの方へ行く。遊歩道を行き、空堀を越えると 1号チャシ。空堀を挟んで平坦部が 2つある。戻って 2号チャシへ。こちらは空堀と言っても溝くらいなので未完成のチャシかもしれないと説明があった。根室半島のチャシ跡は24か所が国指定史跡になっているが遊歩道が整備されているのはヲンネモトとノツカマフだけだ。この二つはチャシ跡の平坦部も刈り払いされて分かりやすくしてあった。刈り払いが無ければ大藪で訳が分からないだろう。駐車場に戻って 10:10出る。

落石岬はツツジがもう終わっているので省略し霧多布に向かうことにする、約75kmだ。すこし雨がぱらつき始めたがすぐやむ。道35を進み 10:27右折して国44に出た、シマムラのある角だ。すぐ先で自動車道に入る。昨日は間違って入ったが、今日はこれが良い。自動車道を降りると温根沼大橋。国44を進み 10:47初田牛方向へ左折する、釧路へ 100kmのところだ。10:53踏切を渡って霧多布方向へ右折し道142へ、400mで左折。6kmほど行くと海岸線になり海にテトラの列が見える。

丹頂鶴
テトラ列を見ながら 7-800m行ったところで右の丘の上に丹頂が 2羽いるのを万が発見、11:00 (98,728)。道路脇に車を停めて観察、写真。自然の丹頂はすごく綺麗だ。丘の上にいて少し見えなくなったかなと思ったら丘のふもとの池に下りてきた。羽を広げると美しい。近かったので良く見えた。写真を沢山撮った。11:10出る。11:19馬がいて餌をやりに人が来ていた (98,735)。11:30 道123になる。11:35左へ、道1039になる。11:42霧多布キャンプ場の駐車場に到着 (98,757)。

霧多布・ラッコ
遊歩道を灯台に向かう。お婆さんが孫みたいな若者にラッコがいるかと聞いていた。案内板にラッコがいると書いてあったが、そんな簡単に見れるはずがないと思っていたら、少し先で人々が海を見ていたので我々も崖下を覗き込むとラッコがいた。親子が 2組。海藻の上でじゃれあっているように見える。動画を撮る。灯台からさらに遊歩道を先まで行く。エゾカンゾウの群落がとても綺麗だ。ここからもラッコが見えた。親子 3組 6頭いた。沢山いるみたいだ。戻って 12:28出る。ラッコが見れて良かった。来た道を戻って 2分で霧多布展望台 (98,758)。灯台と霧多布岬が展望できる。トウゲブキの黄色い花があり、ちょっとマルバダケブキに似ている。12:43出る。

琵琶瀬木道・琵琶瀬展望台
霧多布大橋を渡り、道123に戻って南西に進むと右手は広大な霧多布湿原だ。12:54琵琶瀬木道 (98,766)。入口のカフェで昼食。ほえい豚ジンギスカン丼を食べた。小さいキッチンなのでレトルトのチンかなと思っているとちゃんと料理してくれた。美味しかった。窓側に座って湿原を眺めながら食べる。目の前にエゾキスゲが咲いている。食後、木道を歩く。ヒオウギアヤメも多い。13:25出る。3.5kmほどで琵琶瀬展望台 11:28-38 (98,769)。霧多布湿原が展望できる。四等三角点があった。

あやめヶ原
道123を更に進む。涙岬は省略。14:00 あやめヶ原 (98,789)。小雨が降ったりするが傘はいらない。24日から7月2日まで「あっけしあやめまつり」というのをやっていた。広々したあやめヶ原を行くと鹿や馬がいた。名前の通りヒオウギアヤメが群生している。沢山咲いているが天気が悪いせいか少し濡れていて元気がないのが残念だ。遊歩道の先端に三角点の標柱があったが標石は見つからなかった。バイケイソウが沢山ある。トウゲブキもあった。14:52ホテルへ向かう。

15:00道の右側にキタキツネがいた。車を停めると餌をくれると思うのか近寄ってくる。15:05厚岸大橋。かなりの雨だ。国44に出て釧路へ向かう。厚岸の辺りは馬が多い。国44は渋滞とのことでカーナビは別ルートを指示する。15:40左折して道1128に入る。15:45右折して道142。道標に幣舞橋が出てきた。15:50頃から街中になって車が多い。道113に入りカーナビに従って道113を行くと花時計の所から幣舞橋に出た。橋を渡って直進し、駅に出る一つ手前を右折するとコンフォートホテルに着いた 16:08 (98,851)。一台待ってから車庫入れ。チェックインして、コーヒーを持って部屋に行きコーヒー飲んで一休み。部屋は24日よりもすこ〜し広かった。夕食は前回のことがあるのでしっかり予約して 18:30。近くの天馬という店でジンギスカンを食べた。美味しかった。大満足。


30日 (曇)
5時前に起床。5:45ころから朝食にする。平日なので旅行者が多いし、皆、朝食は早いが、さすがに 5時台は悠々とすわれた。準備して 7:14出発。岩保木水門へのカーナビを上手くセット出来なくて晋がナビして事前に調べたように行く。駅前に出て右へ行き、旭橋で側道に入って突き当りを左折し国44を横切って国391に入って北へ行く。遠矢で左折する 7:30。岩保木水門への道標がある。曲がって 200mで踏切。丁度列車が来た。川湯温泉 6:13始発の釧路行きだ。しばらくは線路沿いの道。線路を離れるとダート道になる。橋を渡って舗装路。自転車の人がいる。正面に新水門が見える。7:42到着 (98,866)。

岩保木水門 (いわぼっきすいもん)
新水門のそばに停めるが旧水門の方にも駐車場がある。晋は写真をとったりしながら歩いていく。万がそちらに車を回す (98,867)。駐車場のところが旧水門の釧路川側の池だ。古い橋が見えた。旧水門は水門の上に木造の上屋がある。昔の土木工事は、今のようにひたすら安くという事ではなく、ちゃんと気を使ってデザインして作っているので、見に来た値打ちがあった。新釧路川側にはもう水路も無く、使われていないんだけど、良い建築物だ。旧水門の池の古い橋 (多分釧路川と繋がっていた時の釧路川の橋) に行ってみようと思ったが藪が酷いので無理しなかった。新水門のところまで戻って写真撮って出る 8:07。国道に戻る途中で走っている人や体操している人がいたりする。先ほどの自転車の人と言い、家もないように見えるのに不思議だ。

細岡展望台
遠矢まで戻って国391に左折する。8:25細岡展望台への道標で左折して細岡へ向かう。細岡駅を左に見て過ぎて踏切を渡るとダート道になる。8:34細岡駐車場で停めようかと思ったがまだ先に行く車があるので我々も進み、ビジターズラウンジ前に停めた 8:35 (98,886)。ここから展望台まで往復。舗装路を 5分ほど行き、右に入ると展望台に出る。ここから釧路湿原の展望だが今日は靄っていて綺麗には見えなかった。先ほど行った岩保木の新水門はぼんやり見えたが旧水門は靄に隠れて見えなかった。帰りは車道ではなくて林のなかの遊歩道を歩いた。途中、四阿があって展望台だがやっぱり靄って良く見えなかった。ビジターズラウンジの人とちょっとお喋り。岩保木水門に行ったと言うとすごく喜んでくれた。これからのルートの説明してもらう。コッタロ展望台へはダート道なので気を付けるように教えてくれた。鶴見台にも寄ってみたらひょとっしたら鶴がいるかもしれないとのことだったので寄ってみることにする。9:08出る。

サルボ展望台
9:15 細岡駅に寄ってみると木造の可愛い駅だ。国391に戻って北へ。夢ケ丘展望台は遠いので省略し代わりにサルボ展望台に行く事にした。9:32塘路を通過。コッタロへの道を確認して通り過ぎ、国391が右に回るところにサルボの駐車場があるのだが入口が分かりにくく、通り過ぎてしまった。Uターンする場所がなくて 700mほど行き過ぎて戻り、サルボの駐車場 9:35 (98,904)。まあまあ広いけれどダートの駐車場だ。雨が降ったので水たまりがある。展望台への道は綺麗な遊歩道で林が美しい。途中サルルンへの道を分けて上がると展望台に着く 9:45。靄ってはいるが、塘路湖の方向が良く見える。塘路湖に小さくタンチョウヅルが 3羽見えた。駐車場に戻り 10:00出る。

コッタロ展望台
少し戻ってコッタロ展望台への道に入る。ダート道で雨が降ったので穴ぼこに水が溜まって走りにくい。途中、草刈りの作業をしていた。10:12コッタロの駐車場 (98,910)。バスも 1台来ていた。長い階段を上がって展望台へ。その先も踏み跡が続くので登ってみたが、高い所まで行っても何もなく、雨で濡れた笹でズボンが濡れただけだった。展望台まで戻ってコッタロ湿原を眺め、下ると子供連れが上がって来ていた。10:35出る。

鶴見台
ここから簡易舗装。所々綺麗な舗装もあるが基本的には良くない。でもダートよりはまし。しばらく走って道が良くなり、10:42左折し道243に入る。10:45菜の花畑があり黄色い花が延々と続く。道53に突き当たって右折し、少し行くと鶴見台 10:57-11:06 (98,930)。冬は給餌場で鶴のダンスもみれるそうだがさすがに夏で餌やりもないし鶴の餌がありそうな沼地や湿原もなさそうな感じで、鶴はいなかった。

温根内木道
南へ向かい 11:15 温根内駐車場に着く (98,938)。バスも停まっている。駐車場の端からビジターセンターへの歩道がある。階段を下ってビジターセンターから木道になるとミズバショウに似たヒメカイウの花が咲いている。広々とした湿原の中に木道が続く。平坦で歩きやすいので結構沢山の人が歩いていた。展望テラスまで歩いて戻る。12:05ビジターセンターに戻る。階段を上がって駐車場に戻る。観光はこれで終わり、今日は釧路湿原をぐるっと回った。曇で、湿原の景色は靄っていたが、雨に降られなくて良かった。12:15出る。

12:19 釧路湿原展望台を通過。ガソリンを満タンにしなければならないから大楽毛 (おたのしけ) のガソリンスタンド (昨日調べた空港に一番近いスタンド) まで寄り道する。12:35-40大楽毛の出光でガソリンを入れる (98,958)。これで安心。12:52空港着。レンタカーを返す (98,966)。走行距離 1,053km、ガソリン 50.81L、20.7km/Lだった。

13:05 3Fのレストランで昼食。スパカツ (釧路のB級グルメ) と牛筋カレー。13:50中に入る。まだ早くて待合室が空いていたので万は横になって寝る。札幌釧路間のローカルの飛行機は ATR のプロペラ機で高翼。昔のフレンドシップを思い出す。14:45羽田行の飛行機が来た。737-800で来た時と同じ機種だ。少し遅れて 15:10から搭乗。羽田混雑の為、出発時間を遅らせるよう羽田から指示があったそうで、15:35ランウェイ手前で少し待つ。15:44離陸。

帰宅
17:11スカイツリーがが右手に見える。17:15羽田に着陸。雨激しい。17:20頃駐機場に着く。17:25頃から降機しバスでターミナルへ。到着ゲートから出て、17:35新百合行のバスに並ぶ。雨は激しく降ったり、上ったり。我々は 3番目だったが、乗客は段々ふえてきて長い列になった。18:00のバス。高速道路に出たころに雨は上がった。19:10新百合着。イオンで弁当を買って帰った。


天気は前半は晴れて良かったです。後半は曇と雨の予報でしたが、雨が降ることもありましたがほぼ曇で、傘を使うことも無く、念のために持参した雨具も使わずに済みました。気温はこの時期の北海道としては高く、30度前後まで上がりました。20度前後になることもあるだろうと持参したユニクロの羽毛ベストや厚手のシャツなどは使わず、殆ど夏用の汗とりシャツで済みました。

一週間レンタカーで回りましたが、カーナビが意外に良くて、カーナビ頼りで上手く回れました。車も少なく、走りやすかったですね。他の車の様子を見ながら流れで走ることが出来ればよいのですが、そもそも他の車がいないのでスピードが出てしまいます。取り締まりがあると大変ですね。カーナビは道道や農道も走らせますが、本州だと県道などではすれ違いに困るような道もあるのだけど、北海道はさすがに広々した直線道が多く問題がなかったです。人家の少ない広い道を走るとカナダを思い出しました。カナダと同じように日の出が早く、日の入りが遅いので有効に時間を使うことが出来ます。

野生の丹頂、キタキツネ、ラッコ、シカ、オジロワシを見ました。あちこちの原生花園では草原の鳥を色々見ました。熊は見ませんでした。狸みたいのが道を横切るのを見ました。花は霧多布岬が綺麗でした。各地でエゾキスゲ、エゾスカシユリは満開。ヒオウギアヤメもまだ沢山咲いていましたが最盛期は過ぎていたようです。

バイク旅行の人が多かったです。ウトロの道の駅では車中泊の人が沢山いました。

電車の時間はチェックしていませんでしたが、あちこちの踏切で電車の通過を待ちました。釧網本線は一日に 6本しかないのに何度も電車が見れてラッキーでした。一両の電車が多かったですが、原生花園駅では 2両編成の綺麗な電車が来て、モンキーパンチのルパン3世の絵を描かれていました。