4:40出発 (0km/2,670km)。二十七夜くらいの細い月が出ている。まだ暗い。片平から小田急の踏切を過ぎて上がる。真福寺から下麻生に出て 5:00横浜青葉で高速に入る。まだ早いので大和トンネルなど順調に通過する。大井松田を過ぎると左ルートは閉鎖中で右ルートへ 5:33 (57.3km)。富士山はまだ影絵だ。5:35空が明るんできた。5:43静岡県に入る。5:46左ルートとの合流点を通過。富士山には綺麗な笠雲が懸かっている。5:53御殿場JCTで新東名に入る (88.9km)。6:00東の空が赤い。6:04駿河湾沼津SA通過。ぼちぼち日の出だ。6:10富士山に朝日が当たって綺麗。曇はない。6:11 日が差してきた。6:13前方に静岡の奥の山々がつらなる。右斜め前の奥に小さく見える双耳峰は笊ヶ岳かな?。6:14富士宮市。
6:24清水PAに停める (141km)。朝食にする。おにぎり、トマト、ビーフ。7:00出発。7:53愛知県に入った。8:22-56岡崎SA (292.7/2,962km)。コーヒーを飲む。9:03東名に入る (303.2km)。9:34-43尾張一宮PA。トイレ。24日に行く予定の腹帯観音に電話して予約できているかどうか確認する。OKだった。関が原ICで降りる。10:10-20ガソリンを入れる。10:35伊吹山ドライブウェー入り口。15台くらい並んでいる。ゲートは初め一つだけだったがすぐもう一つ開いた。5分ほどでゲート通過。山頂近くになると大きなカメラを構えた人が多い。イヌワシを狙っている人達だ。11:02山頂駐車場到着 (410km)。広い駐車場だが車は多い。大型のバスも来ている。
伊吹山
山頂で昼食とも思ったが結構涼しい (寒い) ので帰ってから車で食べることにして中央登山道から上がる。階段道だが歩きやすい。周囲はほとんど木のない草原状だ。リュウノウギクが咲いている。トリカブトが咲き残っていた。イブキトリカブトかな?。下界は良く見えるが少し靄ッている。石灰岩のある道を登り 11:25山頂に到着。人が多い。駐車場から上がってくる人も多いが、麓から歩いて登ってくる人も多い。大きな売店がある。三角点は 1377.33m。一等三角点。標石が大きい。混雑というほどでもないが順番に写真を撮る。石祠や日本武尊像を回ってから西ルートで下る。琵琶湖展望台に上がってみたが琵琶湖は靄っていた。ここから登山道が良く見えて、麓から歩いて登ってくる人が数珠繋ぎで見える。西ルートは階段は少なくて割に緩やかな道だ。少し下に広葉樹の林も見えるが日が差してないので紅葉はあまり綺麗ではなかった。12:05駐車場に戻る。車で昼食。レタス・チーズ・コロッケのサンドイッチ、コーヒー。12:37出発。下山は晋が運転した。伊吹山は人も多いが良い山で、ドライブウェイを使って登る値打ち十分あった。
曲谷白山神社
下って伊吹山口 13:05 (426.5km)。右折して国365に入る。2kmほどで木之本方面へ右に入る。県531を経由して 7km程で県40に右折し 11km、13:28曲谷の駐車場 (446.4km)。白山神社は少し山を上がったところと思っていたので地図を見ながらその方向に入っていくと鳥居が見え、すぐ白山神社があった。すぐ目立つのは乳イチョウ。長くて太い乳が二つも垂れている。入ると社殿石段下の右に宝篋印塔の基礎が 3基。その右手奥に板碑が 2基。そばには一石五輪塔、宝篋印塔残欠、石仏などがある。右に石室があり中には合掌している石仏があり秀吉の母の像と言われるそうだ。着物を着ているので確かに女人像のように見える。社殿の右側の祠の脇にも石室があるし、社殿の左側には石塔群があった。社殿の右横には大きなケヤキがある。14:00出る。
賢明院
県40を戻る途中では右上に伊吹山の石灰岩砕石施設が見えた。流岡神社跡と野村のケヤキは省略し賢明院へ向かう。道標に国365木之本とあるところで右折する。14:15長浜市に入る。5.5kmほど行って旧仁丹長浜工場のところで右折。500m行き乗合タクシーの公会堂乗り場のところで停める (463.5km)。真っ直ぐ行くとすぐ神明神社で右隣が賢明院。神社には結構大きなスギがある。寺と神社の境目に宝篋印塔が建っている。基礎は一区画に格狭間。基礎上は蓮弁、顕教四仏だが北はバン。いい形だ。境内には他にも石塔があり、山門の左側の五輪塔は良い形だった。14:40出て素盞烏命神社へ向かう。孤蓬庵の近くだ。旧仁丹を右へ。道なりに行って飯山口バス停の交差点は直進し、草野川を渡って右折する。川沿いに 3kmほど行き県265へ左折すると谷坂トンネル。入口のデザインが良いので写真を撮る。通り過ぎてまた写真を撮る。そばに石仏があった。下って三叉路を左折、県276に入るがすぐ分岐を直進して、右の細い方の道に入る。150mで左折し、200m行くと孤蓬庵の第1駐車場があった。ここで停める 14:55 (470.8km)。
素盞烏命神社
すぐそばに素盞烏命神社の鳥居が見えた。100m程の参道を入っていくと神社の前に出た。左側に社殿が見える。右に藤棚がある。藤は樹齢 390年。藤はもう一本あり、社殿の左前方にある。藤棚の背後に五輪塔と宝篋印塔が並んで立っていた。五輪塔は火輪の角が欠けている、水輪は壷型で、空風輪も見ると室町初期みたいだ。宝篋印塔は金剛界四仏、基礎上は蓮弁、格狭間も美しく、南北朝・鎌倉期かなと思う。社殿の横にはスギの巨樹があった、目通り 6.4m。孤蓬庵には行かないが、小堀遠州の墓があるそうなので孤蓬庵の方へ行く。左に入って少し上がると小堀家の墓が並ぶ。中に小堀遠州の墓があった。近世の変形五輪塔だった。15:25出る。
野田神社
県276に出て 100mで右折すると田んぼの中に社叢が見え 300mで野田神社 (471.6km)。宝篋印塔は社殿の右前にあった。南北朝時代。基壇が作り替えられているが、古い基壇の石がそばに放置されている。社殿は檜皮葺、平入、唐破風の上に千鳥破風が付き、美しい。15:35出る。
宿へ
北へ進み田根小学校で県265へ左折、その先で左折して南へ向かう。国365を横切ってさらに南へ向かう。左に浅井支所を見て通り過ぎると、角に浅井長政一家の銅像があった。姉川を渡り、さらに南へ進み加納町東で右折する。3.5km行って郵便局で左折し南へ進むと 1kmでホテルYes長浜駅前館に到着 16:00 (483.9km)。駅の近くなので駐車場に入りにくかったりしないかと心配したが、交通量は少なく、問題なかった。フロントは 2番館側にある。チェックインして、部屋は 1番館の 510号。ダブルの部屋だが結構広い。車を 2番館側に停めたので 1番館側に変更して貰った。全国旅行支援クーポンで泊まると宿泊割引の他に県の観光クーポンをくれる。2人分 6,000円のクーポンを貰ったので使える店を調べて食事に出たが日曜の夜は休みが多い。クーポンが使えると書いてあったすし屋は使えなかった。結局駅前のスーパーで寿司とビールを買って部屋で食べた。クーポンは駅前のスーパーの土産物コーナーで使い切った。
6:00起床。7:00朝食。おにぎりなどで結構おいしかった。須子姉が来るのは 10時前なので、その前に昨日行けなかった妙法寺に行き、それから大通寺へ行って一回りすることにした。7:45出る。少し行くと開知学校。その先の左側にある瓦葺の平屋は一心寺地蔵尊。元浜町を過ぎて次で右に曲がると妙心寺。
妙心寺
境内は駐車場になっている。本堂手前の左側に小堂があり中に題目笠塔婆が納めてあった。羽柴秀勝 (石松丸) の供養塔という。彩色を施した綺麗な塔で「南無妙法蓮華経 朝覚 霊位」とある。朝覚は秀勝のことだと言う。堂内の為、側面は見えないが天正四年とあるそうだ。境内の駐車場には屋台の車なんかも置いてあったりして、綺麗にしてほしい感じだ。大通りに戻り、東に 100m程行った南側に石囲い箱棺墓のある妙法寺の飛び地がある。今は埋め戻されている。住職の墓などがある場所だが木の枝などが散乱していて、ここも整頓した方が良い。
それから大通寺へ行く。大きな寺だ。長浜の観光通りを歩き、黒壁ガラス館などを見てから 8:30にホテルに戻った。9:10宿を出て長浜城へ。城を通り過ぎて琵琶湖岸に出ると対岸まで綺麗に見える。湖には水鳥が沢山いた。城の下を通って戻り、駅の東口に出てスーパーに行き、今日のお昼の弁当を買ってから駅に戻ると、須子姉が着いていた。今日見ると駅の建物は旧長浜駅を模しているのだ。ホテルに戻りチェックアウトして 10:01出発 (484.0km)。
渡岸寺観音堂・民俗資料館
今日は、まず向源寺十一面観音に行く。ホテルから駅前に出て北へ回り込んで線路をくぐる。公園町北で県44に出て北へ向かう。森町で県44は国8に合流する。国8を北へ 9km程進み高月支所前で右折、県280を横切って細い道に入り曲がりながら進むと観音堂の前に出る。80m進んで民俗資料館の駐車場に入った 10:25 (496.6km)。まず観音堂に行く。入口の川端に大きなケヤキがあった。これも野神と言うそうだ。境内に入るとまず仁王門、県指定の仁王像がある。通り過ぎて正面が観音堂。手前左に拝観受付がある。観音堂に入り、収蔵庫に回って十一面観音、大日如来、阿弥陀如来、小型の十一面観音、獅子、象などを拝観した。さすがに国宝の十一面観音は素晴らしく、収蔵庫なので背面も含めて周囲が拝観出来て、良かった。
観音堂を出て民俗資料館に行き拝観。1階には仏像などが展示してあった。今回は行かない黒田安念寺のいも観音が 2体展示されていて良かった。2階は雨森芳洲関連の特別展示だった。11:27出る。
柏原の野大神
ケヤキの所から観音堂の東側の道を北に行き、道なりに東へ行って右に曲がり 2-30mで左折すると柏原の野大神、大ケヤキ 11:30(497.3km)。説明板は 2つあり「柏原野神のケヤキ」「八幡神社のケヤキ」とあり。ごつごつした幹の素晴らしい大ケヤキだ。周囲に大きな樹も無いので全体が見えて素晴らしかった。11:38出る。
天川命神社
すぐ横を走る国365を北へ 1kmほど行き右折して道なりに 500mばかり行くと天川命神社の鳥居の前に出る 11:42 (498.9km)。鳥居の左の石垣の上に大イチョウが見える。鳥居の横に車を停めて鳥居から神社に入った。目通り 5.7m、単幹のイチョウだ。小さい乳がある。社殿の左側にはケヤキの巨木があった。11:51出る。
西物部の野大神
来た道を戻って国365に出て南へ。200mで右折して西へ行き 800mで国8に左折して南へ。300mで右折する。高速の下を通り過ぎて進むと右前方に木が見えてきた。11:59西物部の野大神に到着 (502.6km)。北側に駐車スペースがあるので車を停める。広々した場所に立つ巨樹で、太い枝が失われていてまばらな感じもするが堂々とした木だった。南東方向が田んぼなので小谷山、その向こうに伊吹山が良く見えた。昼になったので朝スーパーで買った弁当を食べて 12:38出る。
一ノ宮のシラカシ
西に進み余呉川沿いの県44へ右折する。北に行って国8/国303を横切って北に向かおうとするが通行止めだ。やむなく左に行きトンネルの手前で右折する。大音の集落を通り抜けて伊香具神社一の鳥居の前を通って東に行き正面に八幡神社の鳥居を見て余呉川を渡り、左折する。余呉川に沿って北に行き、次の橋を左に渡ると一ノ宮のシラカシがあった 12:50 (508.4km)。シラカシは斜めに立っている。立派な木だが横から見ると中心部が朽ちて無くなってしまい、2本の木に見える。注連縄は分かれてしまった 2本をまとめて巻いてあった。
伊香具神社
シラカシから山沿いの道を 500mで伊香具神社に着く 12:55。蓮池の横にスペースがあったので車を停めて神社に入っていく。斜めに入って行くと鳥居の横にスダジイがあった。幹がよじれているのでシイかカシだとすぐに分かる。立派な木だ。神社の正面に回ると伊香具式の鳥居がある。万は宮島の鳥居と似ていると言う。説明を読むと厳島式と三輪式の鳥居を組み合わせた形だそうだ。拝殿が新築されて綺麗になっている。大杉は社殿背後の林内にあるそうだが止めてあって社殿の背後には回り込めず、大杉は分からなかった。神社の横の農家は実に綺麗な茅葺屋根だった。
赤後寺
国8/国303に戻り、東に行って余呉川を渡って右折し県44を南下する。1.5km程で信号があり、赤後寺を指す道標がある。左折して東へ向かい集落に入ると赤後寺という道標があるので左折する。日吉神社の鳥居の前迄行くと駐車場があった 13:14 (513.3km)。階段を上がり鳥居をくぐると当番の人の電話番号などが書いてある。13:30の予約なので少し早いと思いもう少し待ってから電話しようと思っていたら当番の方がいらした。まず説明を聞き石段を上がると左上に鐘楼がある。撞いても良いとの事で須子姉と万は鐘を撞いた。鐘楼から降りると大きなスギの切り株があった。聞くと大杉があったが台風で枝が折れ鐘楼の屋根に被害が出た。集落で検討の結果、本堂に被害が及ぶのが怖いので 2019年に伐採したとの事。晋が前に来た時には確かに大杉があったのだ。
13:25本堂に入り説明を聞き、拝観。厨子の中に右に聖観音、左に千手観音が並んで立っていた。お堂では仰ぎ見るので、どちらも肩の張った強い感じの仏さんに見えるが、写真でみると、正面からなので、聖観音はほっそりした感じ、千手観音はどっしりした感じに見えるようだ。拝観を終えて出ると右手の方にも大きなスギがあった。当番の方が、「この辺りのお寺は輪番でお守りしているので、予約があると待っているから、お寺に早目に着いたらすぐ連絡した方が良い」と教えてくれた。
14:00赤後寺を辞し腹帯観音に向かう。腹帯観音は拝観順なら明日の方が良いのだが当番の方が明日はご都合が悪いので今日にした。昨日、尾張一宮PAから電話して確認済だ。赤後寺から戻って余呉川沿いの県44に出て北へ行き、国8/国303に出て左折する。トンネルを抜け、琵琶湖の湖岸をすこし走って藤ヶ崎トンネルへ向かうと工事の為トンネルの北行きは通行止めだ。県336へ左折し湖岸を走る。晴れているので琵琶湖が綺麗だ。トンネルを迂回してから国8/国303に合流し、北へ進んで、塩津の信号で左折すると国8と分かれて国303になる。少し行って大浦口の信号で左折する。前を走っていたトラックも左折したので前が見えにくいのは変わらない。永原駅の東側を通り過ぎて南へ。2kmほどで腹帯観音への案内板があり、細い道へ左折すると左側に観音堂がある 14:22 (529.3km)。
腹帯観音
車を停め、予約は 14:30頃だが、当番の方に電話し、観音堂の前で待つ。その間に晋は観音堂の横にある五輪塔と板碑を見る。堂の右を上がっていく階段の上を見ると水船が見えた。水船は2008年の観音堂裏山工事で出土したそうなので晋が前に来た 2014年には既にあったのだが見落としたのだ。上がっていくと中央に自然石の名号碑、左に石仏群、右に石燈と水船があった。水船の写真を撮っていると、当番の人が来たと万が呼ぶので急いで観音堂に戻る。観音堂に入り、観音像を見ながら説明を受け、観音像に近寄って拝観した。立派な観音様で素晴らしい。戦国時代に 88年間蓮池に沈められていたそうで、よく見るとかなり痛んでいる。最近は盗難にもあったそうだ。阿弥陀如来、毘沙門天、地蔵像もよかった。拝観の後、晋はもう一度水船の写真を撮ってきた。15:05出る。
木之本地蔵
来た道を戻り木之本地蔵へ向かう。藤ヶ崎トンネルは南向きは通れる。国8/国303を進み、木之本の信号を直進する。踏切を渡ってさらに直進すると木之本地蔵の正面にでる。右に回り込んで南東の角から駐車場に入った 15:30 (543.2km)。裏側から入ったことになるので正面に行く。鐘楼の前の左右に宝篋印塔があった。左は近世、右は中世だ。本堂にお参りし、正面まで行くと向かいに角屋という菓子屋があった。ういろが美味しそうだったので買う。ロールケーキも美味しそうだったが旅の途中なので買わなかった。また境内に戻り、右奥の阿弥陀堂にも参って車に戻った。16:05出て宿の己高庵へ向かう。
己高庵
南に向かい、国365に出て 1kmほど進み、県261へ右折する。工事中のところがあったが問題なく通れた。高時川を渡って左折し、少し先で斜め右に入ると己高閣・世代閣への矢印がある。その先の角にある己高閣・世代閣の看板には休館中と貼り付けてあった。そのまま進むと川沿いになり橋を渡ってさらに奥へ。正面上に鳥居の見える分岐を案内板に従って右へ入り、己高閣の駐車場への登り道を左に分けて進むと今日の宿の己高庵に到着した 16:17 (547.9/3218km)。
チェックインして部屋へ。ここは 1階建てで、我々の部屋は一番奥だった。部屋は 10畳で廊下・床の間がついていて良い。万が窓の外にサルがいるのを発見、晋を呼ぶ。晋も見た。群れが山に上がっていった。食事前に風呂に行く。薬草風呂があるが、今は入らなかった。18:30から夕食。おまかせ料理。刺身、肉、揚げ物などの和食一式で美味しかった。睡眠前に再度風呂に行く。薬草風呂は香りがして気持ちが良かった。ここでも 1人 3,000円のクーポンが貰え、宿のお酒に使えるのでビールに使った。
今日は一番忙しい日になる予定だ。6:00起床。まずは風呂に行く。食事は 7:30から。食堂から見ると、宿は谷戸の奥みたいな場所だが、前方は琵琶湖迄広がって解放感がある。朝食も美味しく頂いた。滋賀県のクーポンはどこで使えるのか分からないので昨夜のビール代に加えて宿の売店で地酒や佃煮的なものなどを買って使い切った。宿の隣にある己高閣・世代閣や近くのお寺はコロナで拝観停止、少し先の医王寺も拝観停止なので、行こうか行くまいかと迷っていた菅山寺に行くことにした。
8:40己高庵を出る。距離計を消してしまったので距離はまたゼロからになった (0/3,218km)。鳥居のところまで戻って右折し北へ向かい高時川に出て県281に右折する。国303を横切ると県285になり川井の町に入った。500mほどで県道は左に曲がり、角に医王寺を指す看板がある。我々もそれを行く。2kmほどで大見 (おおみ) の集落になる。医王寺へは川を渡るが、拝観停止中なので寄らずに、カーナビの通りに県285を高時川の左岸に沿って行くが細くて路面も悪い。集落を過ぎると医王寺の前を通る道が来て合流し、そちらの方かだいぶ道が良いみたいだ。走っていると動物が横切った。サルかなと思ったが四つ足だし色も違う。キツネだった。更に県285を行き、橋を渡ると県284に出る。左折し 1kmちょっとでウッディバル余呉というキャンプ場やスキー場の施設の所に着いた。
左折すると大きな駐車場があり駐車場の奥から山に登って行く。曲がりくねった山道だ。舗装はしてある。前から日が当たったりするので万は運転苦労する。すれ違いになるとバックしなければならないのでイヤだなと思っていたが会ったのは軽トラ一台だけだった。軽トラが少しバックしてくれて、すれ違えて良かった。約 4km上がって 9:05菅山寺駐車場に到着 (12.8km)。細い道をくねくねと上がってきたが、舗装したちゃんとした駐車場だった。
菅山寺
駐車場の脇から余呉湖が見下ろせる。天気が良いので綺麗だ。道標に従って菅山寺へ向かう。水平な道を少し行くと堀切がある。中世に京極氏の城があったらしい。5分ほど平坦を進む。9:10里坊弘善館からの道と合流する。小谷山から琵琶湖方面が綺麗に見えた。ここから左へ下る。GOOGLEの地図や案内図しか見てなかったので、まさか下るとは思っていなかったのでびっくりだ。わりに急な下りだが、まあ寺なので、大したことはなかろうと下りはじめるが、ずっと下る。須子姉も下る。あとで 2.5万の地図で確認すると 100mも下ったのだった。10分ほど下ると右下に本堂が見えた。さらに進むと左に住職の墓地があり一石五輪塔など石塔がたくさんある。
9:25山門に到着。素晴らしいケヤキだ。元は 2本で山門の左右にあったのだが、下から見て右側の 1本は 2017年に倒壊したそうで、根元から 4-5mだけが残っていた。2本並び立つ景色を見てみたかった。山門から南にゆるく下るとすぐ本堂 9:30。ちゃんと立ってはいるが、荒れている。本堂前には鎌倉後期の石燈籠があった。本堂から石段を上がったところには経蔵がある。経蔵前に五層石塔があった。経蔵を覗くと壊れているが回転式の書架が見えた。本堂の右わきから上がって道に戻る。途中の小平地に宝篋印塔が 2基、「陰明門院・白子皇子墓」とあった。万と須子姉が登って行く間に、晋はもう一度山門に行ってケヤキの動画を撮る。山門の向こうにお堂が二つ、庫裏と護摩堂。登りもきつい。途中に堀切があるがこれは上の堀切とつながっていると思う。9:50弘善館分岐に到着。ここからは平坦。9:55駐車場に戻った。10:00出発。
柳ヶ瀬トンネル
晋が運転して下る。途中歩いて登ってくる人がいた。10:10下に着き万と代わる。西へ進み国365に出て右折して北へ向かう。国365は交通量は少ない。7kmほど行って斜め右の県140に入る。200mで柳ヶ瀬トンネル入口 10:20 (27.2km)。感応式で信号待ちの有無で赤青の時間を変え、赤が 2分57秒-6分26秒・青が14秒-30秒だそうだ。我々が着いたときは赤。10個の内 8個の赤が点いていたから 5分ちょっとの待ちだった。その間に晋は写真を撮る。待っている間に後に 2台来た。トンネルの中の写真を撮りたいが後に車が来ている。2分ほど走ったところに出口カーブ注意という看板のある退避場があったので止めて後を先に行かせて写真を撮った。待っている車がある筈なのですぐ出る。出口では車が待っていた。出口は停めにくかったのですこし先まで行って停め、歩いて戻って出口側の写真を撮ったりして 10:33出る。
小刀根トンネル
そのまま県140を進み、刀根を過ぎて高速をくぐって少し行くと左に駐車場所があり小刀根トンネル 70mという看板があるので停める 10:37 (23.8km)。50mほど歩いて左へ橋を渡ると小刀根トンネル。明治 14年、長さ 56mの短いトンネルで掘削時のままで現存するトンネルとしては日本最古、日本人のみで掘られた鉄道トンネルとしては日本で 2番目に古い。トンネルを歩いて往復してから車に戻り 10:48出発。これで旧北陸本線の廃トンネル (通過出来る) をすべて走破したことになる。
和蔵堂 (善隆寺)
県140を進み国8に出て左折、5kmほど南下し、右折して県286に入り更に南下する。5kmほど進み、右折して山門 (やまかど) の集落に入る。150mほどで右折して橋を渡り、道なりに左へ曲がったあと右折すると善隆寺に着く 11:04 (42.2km)。境内に和蔵堂というお堂があり十一面観音と阿弥陀仏頭はそこに祀られている。ご住職は、丁度、我々の前の予約の女性に説明しているところだった。また初めからになったので申し訳なかったが、一緒に説明をお聞きする。お寺は浄土真宗 (仏光寺派) なので本来は違う仏像だが集落の和蔵講の人々と一緒にお祀りしているそうだ。ご住職の苗字も和蔵さんと言う。十一面観音も仏頭も間近で拝観出来てよかった。仏頭は丈六の仏さんの頭ですかと聞くと、元から仏頭だけだったのではないかとおっしゃっていた。
11:37出て、県286に戻り、南下しながら弁当の買えるコンビニか、何処か昼食の出来るところは無いかと行くと、国303との角に西久という食堂があった 11:43。入って昼食にする。晋・万は親子丼、関西なのでうれしい。姉はカレーうどん。12:23出る。つぎは黒田観音寺だが時間があるので先に西野水道に行くことにする。
西野水道
国303を東に走り塩津で国8/国303に右折、藤ヶ崎トンネル、賤ケ岳トンネルを通り、大音の信号で右折。県44に入って余呉川左岸沿いに南下する。赤後寺への分岐を過ぎてさらに南下し、3kmほどで右折して橋を渡る。道は少し曲がったりしているが、ほぼ東へ向かって進み西野水道の駐車場に着いた 12:45 (60.5km)。案内所の建物に向かうと前方にトンネルが見え、万と姉はそちらに行く。確か手掘りのトンネルの筈なので違うと晋は案内所に行く。案内所の奥の右側に西野水道の入口があった。ヘルメット・長靴・懐中電灯が必要なので案内所に置いてあるものを借り、入る。手掘りのトンネルだ。足元には水がある。懐中電灯は必須だ。出口付近は少し低いのでヘルメットも必須。長さ 250m。探検気分で面白かった。琵琶湖側に抜けるとホッとした。竹生島がよく見えた。帰りは横の大きい方のトンネルを戻った。手掘りのトンネルなので 2014年に東北に行ったときの谷口銀山を思い出した。時間も丁度良くなったので 13:15出て観音寺へ向かう。
黒田観音寺
県44に戻り北へ。国8/国303に出て右折して東へ。800mで左折して国365を北へ。余呉川を渡るところで国365からわかれて斜め左へ入る。川を渡ってから 150mほど直進し、左折すると観音寺の赤い屋根が見える。150mほどで右に曲がると観音寺。タクシーが停まっていた。我々の前の人が拝観を終えて出てきたところだった。タクシーが出ていくので入れ替わりの形で駐車する 13:30。お寺に行くと今日の当番の方は女性だった。14:00の予約で少し早いのですがと言うと構わないとおっしゃって拝観。厨子の中の観音は素晴らしい。扉を閉めて光の当たり方をいろいろ変えたりして見せていただいた。下から見上げる場合と正面からとは感じが異なるのもよく分かり有難かった。厨子の中なので博物館などで展示される場合とは見え方が異なる。立ったり座ったり、近づいたり遠のいたり、電気を点けてもらったり消したり、お堂の扉を開けてもらったり閉じてもらったり、いろいろ拝観した。素晴らしかった。堂内にアカガシの写真があり、万が聞くとすぐ近くの由なので弘善館の前に寄ることにした。出ると堂の前、堂に向かって左側に宝篋印塔が 2基、塔身は失われているが大型で鎌倉時代の形の良い塔だった。
黒田のアカガシ
寺を出て東へ行き突き当たって右折、すぐ左折して、緩く右に曲がるところを左に入りちょっと広がったところに車を停める。右へすこし山道を上がるとアカガシがあった。目通り 6.9m。立派なアカガシだった。見に来た値打ちあり。
菅山寺里坊:弘善館
カーナビには弘善館への道が表示されないので近くを設定する。国365に出て北へ向かう。坂口に入って意波閇神社を過ぎて 200mで右へ入る。100mで道なりに左へ曲がる。カーナビはここで終わるが地図を見ながら更に進み、突き当りの三叉路を右折する。道は細い。100mで左側に弘善館があった。前に停めると車の行き来が出来ない。館の人は車は来ないから問題ないと言うが 50mくらい先まで行って高速道路のガードの手前が広くなっているのでそこに停めた 14:40。弘善館は普段は閉めているようだが我々が予約しているので開けてくれていた。入ると菅山寺の宝物が並んでいる。目当ては木芯乾漆の十一面観音像だったが木造の狛犬一対や梵鐘など良かった。狛犬は大型。梵鐘は建治3年で重文。十一面観音は首がわずかに傾いでいるように見え、目を見開いて正面を見ている。優しいという感じはない。菅山寺にはここから登る道がある。
14:55弘善館を辞して車を止めてあるところに戻る。角に古墳があった。大門古墳というらしいが説明板も何も無い。円墳で 6世紀らしい。口は正方形で一辺が 70cmくらい。開いているので中を覗いてみた。何もない。15:00出る。
木之本地蔵再訪
観音寺でういろうを買った角屋の話をした時に、木之本地蔵は入口を入った右側に大きな銅像があると聞いた。本堂の中だと思いこみ秘仏で見れないんだろうと勝手に思って見落とした。大きな銅像を見落としたのでは、と再訪することにした。晋が以前に行った時にも見ていない。来た道を戻り、国365に出る手前で左折して意波閇神社のところで国365に出た。国365を南下し木之本 IC口で左折して国8/国303に出る 15:10。木之本信号を直進し踏切を渡り真っ直ぐ木之本地蔵の前に出た。右折し左折して今日は南側にある駐車場に停めた 15:18 (75.0km)。道を渡って境内に入り本堂の方に行くと昨日宝篋印塔の写真を撮った鐘楼のすぐ後に巨大な地蔵があった。高さ 6m、本尊は本堂の中にあって秘仏で、これは写しというが、日本一の大きさという。これを見落としたとは信じがたいが見落としたのだ。足元には小さな陶製のカエルが沢山置いてある。健康祈願の身代わり蛙だそうだ。
巨大地蔵像を見れて安心したので 15:26出て、今日の宿へ向かう。コーヒーが飲みたくなったのでカーナビでコンビニを探すと国8沿いにファミマがある。国303に出て南へ少し行き右折して郵便局の先で左折して国8に出る。300m位で右側にファミマがあった 15:33 (76.3km)。コーヒーを飲んで一休みし 15:50出る。1.5kmほど南に行き横山の信号で右折。西へ 2kmほど行くと県44にでるので左折。県44を南へ行く。トンネルを抜けて湖畔に出ると風が強く琵琶湖に白波が立っている。
宿「うをよし」
尾上に着き宿の「うをよし」に行く。ネットで見てなんとなく和風の旅館だと思っていたが宿は鉄筋 3階建て 16:05 (84.8km)。部屋は 2階。10畳の和室が 2間だ。湖側で食事して、奥の部屋で寝ることになる。早速温泉に行くことになり宿の車で送ってもらう。北近江リゾートというところで、来る時に国8から曲がった横山の信号のそばで 10分くらいかかる。途中、湖畔の白波を見て宿のご主人に風が強いですねと言うと冬はもっとすごいと言っていた。16:40に温泉に着き 1時間後に迎えに来てもらうことにした。混んでなかったのでのんびり風呂に入り 17:40出ると迎えに来てくれていた。
夕食は 18:00から。「うなぎのじゅんじゅん鍋」のコースを頼んでいた。鍋とウナギのコースで、鍋が出てきたときは、こんなに食べられるかな、と思ったが、ウナギとは思えないほどあっさりしていてすごく美味しく、綺麗に食べられた。締めの雑炊も美味しくて、大満足。このコースにして良かった。おかみさんは下ごしらえにすごく手を掛けているからと言っていた。
今日はお寺の予約は 3カ寺。夜は米原で泊まるのでゆったりした予定だ。時間が出来ると思うので長浜で少し歩いてみることもできそう。6:00に起床。窓から見る琵琶湖は風もなく綺麗だった。水鳥が沢山いた。6:10頃には日の出、20分頃には竹生島が赤く染まって綺麗だ。7:30朝食。丁度良い量で、美味しかった。8:31出て西野薬師堂へ向かう。県44を北へ行く。湖岸のトンネルの手前で停めて琵琶湖岸で写真を撮る。四等三角点があった。トンネルを通り余呉川沿いに出て菅草橋で左折して余呉川を渡る。突き当たって左折し、昨日西野水道に行くときに間違えかけた方向に右折すると西野薬師堂の駐車場に着いた 8:44 (89.1km)。
西野薬師堂・正妙寺
境内を見ていると我々が着いた時に停まっていた軽トラの人が来た。9:00の予約なんですがと言うと事務所で予約名簿をチェックしてくれた。ここも集落の当番の人が管理している。そうこうする内にもう一人来て、8:55頃に、後から来た人は薬師堂を、軽トラの人は正妙寺のお堂を開錠する。先に薬師堂を拝観する。右に薬師如来、左に十一面観音が並んで立つ。どちらもずっしりした重厚な感じで素晴らしい。晋は薬師如来がすごく気に入った。説明を受けながらじっくり拝観し、正妙寺のお堂に移る。千手千足観音は頭上に十一面、千手まではわかるが千足は初めはスカートみたいに見えてよくわからなかった。足指を見てはじめて千足を現わしているのだと分かった。像高 40cm強で、大きい像ではないが面白い。関東から来る人にはこちらの方が人気があると言っていた。ゆっくり拝観して 9:44出る。
総持寺
つぎは総持寺。薬師堂から来た道を戻り菅草橋で余呉川を渡る。信号を直進して県547に左折、東へ向かい、国8に出て右折して南下する。12kmほど走り川崎の信号を過ぎてドンキの角で左折。400mほどで右折し南 400mで総持寺の駐車場に到着した 10:12 (105.7km)。お寺に入って受付に行くと我々の前の拝観者が終わったところのようで奥さんがいた。10:30の予約で少し早かったがOKだった。奥さんの案内で拝観。本堂で説明していただき、内陣を拝観。本尊薬師如来、聖観音、十一面観音など拝観。ご本尊以外は厨子の中で暗かったが覗き込んで拝観した。客殿の障壁画は江戸時代の狩野派蘭林斉常政による牡丹唐獅子で正面壁は獅子落とし。庭園は小堀遠州作と推定できるそうだ。30分ほどで拝観を終え牡丹で有名な前庭を歩く。ご住職が、孫かな?、子どもたちと牡丹の手入れをしていた。護摩堂の横に典型的な江戸期の宝篋印塔があった、宝暦3年。梵鐘はなかなか良い形だったので写真に撮ったがピントが合ってなくて紀年銘は読めなかった。正面に回って県文化財の仁王門を拝見し 10:58出る。
次の神照寺は 14:00の予約で、時間があるので、駅に行きモンデクール長浜の駐車場に停める 11:07 (108.5km)。スーパーのお土産コーナーで県の観光クーポンの残りを使い切ってから昼食に出る。黒壁スクエア近くの笑楽屋で近江牛の牛カツ・牛筋煮定食を食べた。この通りは観光客がそこそこ歩いている。それから長浜八幡宮に行くと七五三のお参りに来た人たちが何組かいた。大通寺、黒壁ガラス館を見て、駅前のセブンイレブンでコーヒーを買ってモンデクールで一休み。13:25出る。
神照寺
駐車場を出て停まったホテルの前を通って総持寺の方へ戻り国8に出て左折して北へ行く。~照小学校東で右折して 500mほど行って左折、左折で回り込む。取り壊し中のアパート群の横を通って神照寺駐車場に到着 13:37 (112.7km)。拝観受付に行くと貼り紙がしてあって 14:00から案内があるので 15:00にしてくれとあった。時間が出来たので省略していた巨樹を見に行くことにした。
宮部神社のケヤキ
寺を出て左折したところまで戻り県271を東へ行く。1kmほどで県510へ左折、北へ。姉川を渡って更に北へ行くと前方に森が見える。カーナビの指示にしたがって左折すると宮部神社に着いた 13:58 (115.9km)。隣の休安寺にちょっと車を停めさせてもらい神社に入る。大きなケヤキが 3本あった。14:10出る。
平野神社のスギ
県510に戻り北へ行く。高速の下をくぐり更に 400mほどで右折し東へ。500mほど行くと集落があるのでその手前で左折し北へ。少し行くと左前方に森が見え、高い木が 2本、社叢の頂を突き抜けているのが見えた。そちらに向かって左折すると平野神社。神社の近くで車を停める 14:16 (118.7km)。大杉は参道左にある。藪の中で全体像の写真は撮りにくい。2番目の大きさの杉は参道の右にあり、こちらは藪がなかった。神社の前からは伊吹山が良く見える。本当に伊吹山はこの辺りの象徴みたいな山だね。14:25出る。
野村のケヤキ
時間的にもう一本行けるかなと思ってカーナビをセットすると何とかなりそうだ。野村のケヤキに行くことにする。姉川古戦場の近くだ。南北の道に戻り 200mほど南に行って左折、東に進んで国365に出て右折する。草野川を渡り、左側に野村の集落が見えてくると大きな木が 1本立っているのが見えた。県271に出る手前で左に細道を入る。集落の中の道は細い。200mほどで左折。車が停められるかなと心配しながら行くと 50mほどのところで右に空き地がありその向こうにケヤキが見えた。勝手ながら空き地にちょっと停めさせてもらい奥の溝を飛び越えてケヤキの所に行った 14:35。ケヤキは道の角のちょっとした空き地に立っていた。保存樹木の看板があり幹周囲 6mとある。狭いところなので枝が切られ、目通り 6mにしては、こじんまりと纏まっているが良いケヤキだ。14:40出て、もう一度神照寺へ行く。
停めたところから 10m先で左折して国365に戻り左折して南下する。200mで野村橋北詰信号を右折し県271に入って西へ。2kmほどで左折。今村橋を渡って信号を右折。1kmで国友町信号を左折する 14:48。400mで泉町の信号で右折。何回も曲がったが引き続き県271だ。700mで県271は左へ曲がるが、直進すると 300mで前に来たところに着く。左折し、左に解体中のアパート群を見て、神照寺に到着 14:53 (129.4km)。受付に行くと貼り紙は貼ったままだったが、すぐご住職が来た。
神照寺
まず本堂に行きご住職の作ったパワーポイントで説明を受け、本堂内で薬師如来や大日如来を拝観。ご本尊は厨子の中。それから収蔵庫に行き、浮彫千手観音、国宝の華籠などを拝観した。華籠は以前に博物館の展示で拝見したことがあったと思うが、ここでは間近に拝見できた。浮彫千手観音は千手が光背みたいな感じになっていて変わった感じの仏様だった。15:56出る。
米原
これで今回の十一面観音は終了した。今夜は米原の東横インで泊まる。ビジネスホテルはあちこち泊まったが東横インは初めてだ。神照寺を出て右折、すぐ又右折して~照小学校東の信号から国8に入り南へ行く。米原駅の北側の跨線橋で鉄道を越え、駅西口の東横インに到着した 16:20 (141.1km)。チェックインして部屋へはいる。万と晋は一番上の 14階、姉は 13階。ダブルベッドの部屋で Yes長浜よりは狭いが十分だ。窓からは琵琶湖方面が良く見えた。万と姉は明日の切符を買いに駅へ行く。みどりの窓口が閉まったら困ると急いで行ったが米原は 20:00まで開いているので問題なかったそうだ。夕食は寿司と思い、ホテルでもらった地図を頼りに一番近い「ふもと」に行ってみたら今日は貸し切り。少し先の「番野」で食べた。晋・万はにぎり、姉は海鮮丼。美味しかった。やっぱり回転じゃない寿司は美味しい。東横インのトイレは USPAとあり、見慣れないが韓国製らしい。
昨日の様子ではホテルはかなり混雑している。朝食は 6:30からだが 1時間ずらして 7:30にする。どうやら 7:00ころが一番混むみたいで、万が車に荷物を置きに行ったときに見たら満席だった。7:30は満席ではないが 7-8分の人がいた。おにぎり、卵焼き、肉団子、サラダなどのビュッフェ朝食。姉は 9:00前の電車で京都へ行くので、我々は先にチェックアウトして 8:30出る (141.1km)。
今日はまず番場の蓮華寺へ。駐車場を出るとカーナビの指示は大回りに見えたので近道しようと行くと跨線橋の下を通り過ぎてしまい、結局、すごい大回りになってしまった。跨線橋を越え、国8に出て北へ 500mで右折して米原高校の方へ、県240に入る。2.5kmほど行って番場宿で右折、200mで左折して突き当りが蓮華寺 8:45 (146.6km)。特に予約は必要ないようだが着いた時にはまだ当番の方は来ていなかった。入口に拝観料の箱があって入れようと思ったが小銭がない。どうしようかと思っていると当番の方がいらっしゃった。本堂に入り、説明して頂く。
蓮華寺
蓮華寺は浄土宗。元は時宗だが一遍とは別系統なので 1942年に末寺と共に浄土宗に転宗した。浄土宗では上から 9番目の寺だそうだ。住職は天童の仏向寺の住職が兼務だそうだ。仏向寺には 2003年11月に板碑を見に行ったことがある。山形には 50カ寺の末寺があり、地元にも 6カ寺、でも檀家は 12軒しかなくて寺の維持は大変だとのことだ。檀家の方々が交代で当番されるそうだ。
立派な本堂で、ご本尊は弥陀と釈迦の立像が並んでいた。すぐ近くで拝観させて頂いた。それから外に出る。本堂の横に宝篋印塔があった。奥に入って北条一族の墓所。三段になっていて、最上段は主に五輪塔、二段三段は主に一石五輪塔が並んでいる。さらに奥へ進むと開山一向上人の廟所で五輪塔があった。戻って本堂の右横から奥へ入ると右に一向杉、高さ 4-5mのところから横に太枝が出て十手みたいな形になっている。目通り 5.5mの立派な杉だ。道を挟んで左側に五輪塔が玉垣に囲まれている。玉垣には正面右に長谷川伸、市川寿海、片岡仁左衛門、正面左に中村勘三郎、島田正吾、右側面に片岡千恵蔵、長谷川一夫、三門博、広沢菊春の名前が並んでいた。左側手前には石段の上に忠太郎地蔵がある。
戻って、晋がトイレを借りに中へ入っていると当番の方が出てこられたので、万が巨樹が好きだという話をしたら、庭園の奥に樹齢 1,200年のコウヤマキがあるとのことで庭を拝見させてくれた。庭の池の奥の少し上のところに大きなコウヤマキが少し傾いて立っていた。駐車場に戻ると隅に番場の忠太郎の銅像がブルーシートを被っていた。まだ立てるところが決まってないとのことだった。9:50出る。良いお寺で気に入ったが、残念なのは名神高速道路がすぐ近くを走っていることだ。
徳源院
最後に徳源院へ行ってみることにする。蓮華寺の方はやってないはずだと言っていたが、昔行ったときにはお寺もそんなに綺麗にしてなかったし、勝手に入れて、宝篋印塔群も自由に見れた。番場宿迄戻り右折して県240を行く。高速道路の下を過ぎたところで右折し 500mで国21 (中山道) に出て右折する。醒ヶ井を過ぎて行くと津島神社前で徳源院への道標があったので左折する。1kmで左折する。突き当りが徳源院だが手前に駐車場があった。10:05 (157.6km)。停めると徳源院はコロナの為拝観停止中との案内板が出ていたので止めて引き返した。この寺は、万が宝篋印塔を始めてみた寺なので印象が強く再訪したかったのだが残念。
国21まで戻って進み関ケ原ICへ向かう。10:13岐阜県に入る (161.5km)。関ケ原ICの手前に、来たときに給油したガソリンスタンドが有ったはずと注意して進むと ICの手前にあった。10:21-28ガソリン入れる 16.15L。すぐ関ケ原IC。名神に乗る。10:46木曽川を渡り愛知県。11:25-12:00豊田上郷SAで停める (253.0km)。昼食。きしめんを食べた。12:38静岡県に入る (314.6km)。13:18-47静岡SA。14:05頃、新清水ICのところから富士山が正面に見える。新富士ICの手前でも富士山が綺麗。御殿場JCTでは左に富士山。15:00-15:05中井PA (499.8km)でトイレ休憩。ここから晋が運転。渋滞もなく走って 15:37横浜青葉で高速を出る (541.8km)。15:49下麻生のローソンで万と交代。16:10帰宅(553.4/3,771km)。1,101kmでした。