蓮慶寺、調布不動・常性寺、国領神社
200mほど行って拡幅工事中の道を渡ると蓮慶寺。横から入って、まず参拝。綺麗な境内で、山門の外側に昔の赤門が保存してあった。本堂の日蓮上人座像は立派な服を着せて、綿帽子を被せてあった。上人が襲撃され額に傷を負った時に老婆が綿帽子を差し出した故事に由来するそうで、蓮慶寺の綿帽子は赤い線が入っていたが、これは流れた血を意味するらしい。
蓮慶寺から旧国道に出て東へ行くと調布不動・常性寺 10:40。ここは混雑という程ではないが、初詣の人たちがかなりいた。地蔵堂の横には文政7年の馬頭観音があり角柱に三面六臂の薄肉彫り像だ。元禄の庚申塔などもあった。
常性寺から少し北へ行き甲州街道に出て右折するとすぐ国領神社に着く 10:55。境内には「千年乃藤」があった。樹齢は 5百年くらいだそうだ。普通は藤棚に水平に広がるのだが、ここのフジは自然のフジのように大ケヤキに絡まって立ち上がっていたそうで、今はケヤキは枯れ、代わりに電柱が立ててある。その電柱のてっぺんまでフジが絡まっている。神社前の国道を渡る歩道橋から見ると電柱に絡まって立ち上がるフジがすごいのがよく分かる。そこから花が咲くのだから季節には綺麗だろう。
祇園寺
北へ向かい 11:10野川。カルガモが数羽泳いでいた。そこから 2-3分で祇園寺。本尊の阿弥陀如来は澤田政廣作。如来は薄青の衣で立っておられる。本尊として彫られた彫刻なのですごくすっきりして素敵だった。江戸時代の石仏も寛文、元禄ころのものがあり、良いお顔だ。板垣退助植樹の松は 100年位になるので大きい。中西悟堂歌碑もあり、閻魔堂も覗いてみたら極彩色の閻魔様がいた。
虎狛神社
祇園寺から西へ進み虎狛神社へ向かう。干支の虎のつく神社なので今年は参拝者が多いのではないかなどと話しながら行く。11:30虎狛神社に到着。誰もいない。静か。本殿は調布・狛江で一番古いが覆い屋の中なので見ることはできない。鳥居は江戸時代文政11年のもので約200年前になる。虎狛神社の碑は本小松石で、江戸時代に、これだけの大きさの石を、真鶴から持ってきて、長方形にきって、表面を磨いて、字を彫れば、大変な費用が掛かる筈だ。これも文政11年だから、このころ神社の整備が行われたのだ。狛犬は明治41年で、良く彫れていた。
青渭神社、深大寺
少し戻って県121を北へ向かう。中央道の手前にファミマがあった。もう昼前だし、深大寺は、混雑で、とてもじゃないが食事ができるとは思えないので、ここでコーヒーを飲み、少しだがパンを食べておく。さらに北へ進み、中央道の下をくぐる。12:00青渭神社。ここはケヤキの巨樹を見に来たことがある。お参りして深大寺へ向かう。12:10深大寺。さすがに長い列だ。列に加わるのはやめにして、遠くから手を合わせて参拝し、列の脇を通って山門から出る。
ハリウッドの大寒桜
蕎麦屋の並ぶ参道から深大寺通りに出ると正面に小さい階段が見えたのでそこを上がると「白鳳仏殿建設予定地」に出た。良い香りがすると思ったら蝋梅が咲いていた 12:15。そのまま南に進み、突き当りを右へ行き、突き当たって左(南)に行く。右側にカトリックの教会があり現代的な建築だ。道なりに下っていくと「湯守の里」という日帰り温泉に出る。そこから中央道の方に向かい、中央道下の児童公園に出て、少し右(西)に行き橋場橋で野川を渡る。佐須街道との交点から、左寄りの細い方の道に入り 100m程行くとハリウッドの大寒桜 12:30。寒桜と言うので咲いているかもしれないと思って来たが、まだ咲いていなかった。説明板には 3月中〜下旬頃に咲くとあった。
布田天神、大正寺
そのまま南へ進み、桐朋学園の西を通り、電通大の東側の道に入ると狭い道で、駐車場に入りたい車が並んでいる。車の脇をすり抜けて西側から布田天神に入った 12:40。ここも参拝は長い行列なので、狛犬の写真を撮って、本殿は脇からお参りし、摂社の大鳥神社・金刀比羅神社に参拝した。布田天神を出て、すぐ左側の大正寺に参拝 12:55。千手観音の八角堂にも参拝する。江戸期の石仏もあった。
これで今日の初詣は終わりにして天神通りを駅に向かう。地下駅の上に出来ているトリエというショッピングモールの 5階の食堂街に行く 13:15。久し振りに、ピザを食べた。直径が大きいので 2つも食べれるかなと思い、残ったらテイクアウトできると確認してから注文したが、薄いタイプのピザだったので、食べ切れた。14:00出て、同じビルで少し買い物をし、14:35の快速に乗って帰った。