阿夫利山-鳥井立


ここの所、週末は天気が悪いのですが、久し振りの快晴です。2週間ぶりの山行ですし、日曜日なので近場に行く事にしました。秋山村富岡から阿夫利山に登り、金波美(かなばみ)峠に出て池ノ上に登ります。池ノ上で道の状況と時間をみて、鳥井立 (御牧戸山) から、栗谷へ出るか富岡に戻るか決める予定で出発しました。池ノ上から御牧戸山までの情報が皆無の為です。
日時 2003年12月7日(日)快晴
晋 万

上野原からのバスの時間の関係で、若葉台 7:03に乗る。高尾発 7:48電車は、時間が遅いので結構登山者が多い。上野原 8:28の無生野行きは登山者でほぼ満員。前に座った地元出身のおばあさんと話ながら行く。8:50富岡入口で下車。準備をしてからすぐに歩く。橋を渡って正面の石垣に「阿夫利山・厳道峠」への登山道の道標がある。が、そちらに向わないで、我々は右側に進む。

道なりに登っていくと、金山神社まで行ってしまった 9:00。行き過ぎたので少し戻り、民家へ入る道の所から斜めに入る細い道を、平屋の小さな工場 (プラスティック工場らしい) の方へ入って、川へ下り橋を渡る。道路には道標その他は無い。登ってくる時の目安は、金山神社に行く道を曲がる少し手前に右手に民家があり、畑の中に朽ちかけた蔵がある。その家に向わず、斜め前方に右に入る狭い道を行く。

尾根の末端から取りつく
道は橋を渡って右へ曲がって行くので道なりに進み、尾根の末端から取りつく 9:10。尾根に上がらずに左に山腹をまくのは植林地に行く道。尾根は薮があるが踏み跡はしっかりある。5分ほど急登して 9:20 400Mの所。左からの小尾根とあう。我々が上ってきた方にテープがある。落ち葉が積もって滑る道を四つんばいで登る。

9:25 450Mの所。薮っぽい道だが、しっかりしている。右手、秋山川の向うはデン笠から金山峠の稜線。木の間から川沿いの民家が見える。9:30小さい祠の所。少し下り、又すぐ登り。9:45 560M圏のピークで左からの登山道にあう。左が開けた所では、奥の方にチョンマゲ山 (峰の山) が良く見える。下山に取る時はここは注意。

9:50 576M。急坂を直登して 650M圏へには 10:00着。10:05 670M圏のピーク。楢の木が多い。気持ちの良い所。左は手入れの悪い檜の植林地。植林地から離れて、広葉樹林は西南へ。冬の陽だまりハイクの感じになった。10:10 632Mへの分岐。少し下って、最後の登りは、晋は直登したが、万は巻道を進む。登っていた晋から連絡があり、万いばらの薮を晋の方に進む。

そのまま進むと 10:25阿夫利山着。新ハイ越谷の人達が居た。写真を取り合い、林檎と柿を頂き 10:30出発。少し下ると、良い道に出た。巻道を来るとここから登る。阿夫利山は薮の中の小さなピークだった。次のピークで右に曲がる。正面に御正体、気持ちの良い雑木林の尾根を右下にゴルフ場を見ながら下る。10:55 金波美峠。左右とも道形綺麗。左は沢音がする。右は植林地の中を下る。

そのまま直進する。踏み跡はしっかりある。少し上がって、造林地の白い看板の場所に青い荷造りテープがありここから南へ上がっていく。(後で調べると、道なりに行っても 803M 峰に出る)。松林の間に檜の植林がある小尾根を南へ。踏み跡はしっかりある。そのまま登り 11:15東西に走る尾根に出た。ここに赤テープがある。薮っぽい道を右に行く。右からの尾根が出てきてドッキングする。更に進み、少し登ると、また右からのかなりちゃんとした尾根とあって 11:30 山頂に着いた。東西に走る尾根に出てから思ったよりも少し遠かったが 803M 「池の上」に着いた、と思った。着いた着いたと写真をとる(右の写真)。

笹薮の踏み跡を下り鞍部に出ると南に山。池の上の西にあるはずの 900M は無い。どうやら先ほどの池ノ上と思った山は、池ノ上の西 900Mの山らしい。踏み跡はあるが、テープは無いのですこし心配しながらの歩き。鞍部から尾根の東を巻いて行く踏み跡らしいのもあるが、真っ直ぐ登る。南に山があるとすれば、赤鞍から巌道峠の稜線しか無いのだ。登りはかなり直登。踏み跡は無い。四つん這いになりながら上がる。黄色のテープが一つあり、歩いた人もいるのが分かる。右に植林地が出てきたので、上には道があると確信するが、時々戻る事も考えて振り向いて戻り道を確認しながら登る。

植林地の脇を登り、登りきると、秋山村の分収造林地の白い看板に出た 12:05。赤鞍-巌道峠の従走路。無事思った場所に着いた。良かった。登山道に出たら急に腹が減った。正面に大室山が大きい。木の間の右に富士山が見える。西に進み、御牧戸山 (鳥井立) 12:15着。今日の最高峰。食事にする。風も無く気持ちが良い。暑いくらいで、二人で 1Lもお茶を飲んだ。

下山はマス釣り場へ降りる。12:50昔からある大看板から入る。明瞭な尾根で、白い荷造りテープがある。が、あまり歩かれてない感じ。800M切ったあたりで、テープに導かれて尾根をはずれ左に下る。ここは急で道も悪い。鞍部に下り立つと、谷の向うに紅葉が残る長尾尾根が見える。13:20 705M。ふかふかの落ち葉道を気持ち良く下って、最後は一寸細道を降りて 13:40ゴルフ場の外周道路に出た。

栗谷からの登山道
林道栗谷線起点から、左上に鳥井立を指す古い道標がある。登りはここからだ。林道を下っていくと、正面に Cosmo のガソリンスタンドの前に出る。そこに立派な「鳥井立・長尾」の大看板がある。大看板には、所要 3時間と書いてあるが、このコースはハイキングの積りでは一寸無理だろう。一般登山道と言うにもつらい。少し慣れた人でないと難しい感じがする。

14:00釣場バス停着。釣場は冬場は休業中。待っている間に一人登山者が下りてきた。14:24バスに乗る。阿夫利山で会った登山者達は何処に行ったのか、それとも遅いのか、このバスには乗って来なかった。15:00上野原着。15:09発に乗って帰る。自宅には16:45着。早かった。


感想
阿夫利山山頂で人に会うとは思っていませんでしたので驚きました。池ノ上 (803M) が分からずに通り過ぎてしまい 900Mを池ノ上と思ったので、笹薮道を鞍部に降りたとき、南へ登るしかなかったので一寸迷いました。なかなか自分の現在地をきちんと捉えるのは難しいものです。南の山は、赤鞍-巌道の縦走路しかないので、しゃにむに登ったら予想した通りでした。池の上から先 900Mを越えて縦走路までの情報が無かったので地図だけが頼りで、心配しましたが、何とか行けました。14:24のバスにも乗れたので、良かったです。天気も 久し振りに 1日中良くて気持ちの良い山行でした。帰りの釣場からのバスの時間は 14:24の後は 17:16しかないので注意が必要です。 万歩計31000歩。