麻生山・三ツ森


麻生山から三ツ森に行く事にしました。権現山は時々登りますが麻生山方面は本当に久しぶりです。天気予報とか予定とかいろいろで土曜日になり、上和田方面のバスが遅いので鳥沢から扇山経由で行きます。山谷へのバスも無いので、駅から歩きます。下りは麻生山から下るか、三ツ森まで行くか、歩いた調子で決めることにしました。少し長いけど歩けるでしょう。
日時: 2024年8月3日 (雲の多い晴)
晋 万
4:20起床。良く寝た。準備し、暑いのでシャワーして、着替え。5:32に乗って出発。調布、北野で乗り換え、高尾から JR。車内で朝食。鳥沢 6:58。トイレしてすぐ出る 7:00。山支度の人は他に 1人だけだ。駅から真っすぐに扇山を指す道標があるが行ったことがないので今日はその道を行く事にした。真っすぐ進み高速の手前で左折、少し行って歩道トンネルで高速の下をくぐり、急坂を登る。分岐を道標に従って右に進む。畑があったりして非舗装の細道になり突き当たって舗装路になって左へ。道なりに行く。7:25木食上人の供養塔がある。下りになって 7:30三叉路。山から下ってくるとここに鳥沢駅を指す道標があるのだが、道標に従うと登りになるのが嫌で、いつも南に下ってしまう。今日は道標通りの道を初めて通った。左側に背の高いウバユリの群落があり、咲き始めできれいだ。

ここからはいつもの道。ウェルネスパークへの分岐はまだ早いのでゲートが閉まっていた。大月カントリーの西側を登る。車道を外れて近道を行く。車道に戻るところから、まだ上に向かう踏み跡があったので行ってみた。すぐ踏み跡はあやふやになり、右にトラバースしながら尾根筋を回り込んだところで上がると非舗装の林道に出た。同じ電車の人が我々の後ろから来ていたが、我々が踏み跡に入ってうろうろしている間に車道を先行して行くのが下に見えた。ここから真っすぐに登って行けば大久保山に出られる。林道を右に少し下って舗装路に出て直ぐゴルフ場の入口があり梨木平のバス停に着いた 7:55 590m。汗びっしょりだ。お茶飲んで一息つく。道標に山頂まで 2時間、水場まで 1時間とあるが、ちょっと安全をみすぎだ。

8:00出発。同じ電車の人は先行。歩きやすい道だ。万は結構快調で晋は頑張ってついていく。歩数を測ってみたら 82〜3歩/分だった。8:25-30水場 約800m。お茶が 1本空になったので水を汲んでおく。美味しい水だ。アオバセセリ(蝶)が来て万のリュックに止まっていた。ここからは少し急坂になるがジグザグの歩きやすい道だ。8:50ツツジ新道入口。先行の人が休憩中で、追い抜く。9:10稜線に出た 1100m。マルバダケブキは蕾だ。右に 5分で扇山山頂 9:15 1138m。誰もいない。雲の多い晴で、富士山は見えない。トンボが沢山舞っていた。

麻生山山頂
日影でお茶を飲んでから出発 9:20。下り始めたときに同じ電車の人が着くのが見えた。初めは急坂。慎重に下る。950mで緩む。タマゴタケを採集。少し上がって下ると鞍部に道標があり、ここが曽倉山西尾根へのトラバース道の入口だ。すこし上がって曽倉山 940m 9:50。平らな山頂で、山名板が 2か所にある。進んで、右に曲がって下ると浅川峠 10:00 867m。同じ電車の人に抜かれる。しばらくは緩い登り。959mを過ぎて登りになると晋は遅れる。1030mくらいで先行の万がお茶を置いて行ってくれたので晋はお茶を飲んで 5分休憩。タマゴタケも少し採って置いてあった。

1150m辺りで先行の人が見えてきた。万は抜いていったようだ。11:20 分岐に到着 1270m。万がすごく大きなタマゴタケを採っていた。直径 20センチ位、今までで最高の大きさだ。晋、大汗でかなり疲れたのでリュックも下し、干しマンゴーを食べて 11:30まで休憩し、麻生山に向かう。小さい上下があって右がカラマツ林になる。気持ちのいい道だ。マルバダケブキが咲き始めていた。11:50前方に 1252mが見えるが、お腹も空いてきて、登りが辛そうなので、手前の 1220mの小コブで昼食にした。ハエが多い。ゆっくり食事して 12:40出発。

上がると数分でオクノ沢の嶺 1252m。少し下ると道標。その先に仏像の光背の様な形の自然石があり、下に観音像が置いてあった 12:50。長尾根からの直登ルートとの交点は分からないで過ぎ、13:05麻生山三角点 1267.5m。林の中。三角点にタッチして進む。13:10昔の麻生山の山名板がまだあった。昔は南側が伐採されて景色が良かったのだけど、木が伸びて展望は無くなってしまった。万がイワカガミがありそうな尾根だねと言うが晋は岩がないからねぇと言う。13:15尾名手峠。駒宮への道標があり、巻き道から長尾根に出られる。

イワカガミの群落
ここから三ツ森方向は道がすこし悪くなる。少し行くと岩が出てきて尾根が痩せて来た。急な下りになると斜面にイワカガミが群生していた。大きな群生地だ。これは季節に来なくっちゃと思うが、滑りやすい急斜面なので注意して下る。岩場になったり、痩せ尾根になったりで、気を使う。13:25岩場の下りは短いがちょっと危ない。その先でも急坂を木を掴んだりして下る。13:35やっと三ツ森北峰手前の鞍部に着いた。尾名手峠からここまでの岩場のある小さい三つのコブを三ツ森と言うらしい。北峰への登りも急斜面でザラザラして滑りやすい。13:40北峰到着 1240m。鏡はまだあったが割れている。晴れていたら大室山から滝子山までの大展望だが今日は靄っている。富士山は見えなかった。

鋸尾根を下ることにする。50mほど北に行くと道標があり、そこから下る 13:50。晋は頂上付近に岩場があって梯子があると思っていたが、そんな場所は無く、どうやら思い違いらしい。14:00岩尾根を越える。14:10前方の 1129mに急登するかと思ったら左に巻き道があった。巻き終えた辺りから尾根が広くなって分かりにくい。踏み跡に注意して進む。テープが出てきて助かる。14:35 920m位のところで万が下の方をクマが横切るのを見た。しばらくは 2人離れないように歩く。

900m位からは昔の炭焼道が出てくるが落ち葉が積もっているし倒木が多い。脇を歩くのだが、いたるところ倒木が多く、滑るし、歩きにくい。820m付近の西への分岐は不明。650m付近まで、ずっと歩きにくい道が続く。15:00 650m付近で右へのトラバース道になる。500m付近まで下ると下に人家が見えてくる。左に曲がって南に向かい 15:10車道に出た。

杉平からの登山道入り口
車道を下る。橋の手前の民家で水が出ていたので手を洗うと少しすっきりする。畑をしていた人にクマを見たというとよく出ると言っていた。橋を渡り今度は登り。国139に登りつくと杉平入り口バス停だった 15:30。バスは 16:10で、まだ時間があるので浅川入口まで歩くことにした。暑いが全般に下り道なので歩ける。晋はかなりバテていて、万にゆっくり歩いてくれと言う。15:35富岡バス停。駒宮入口と看板があり、ここから長尾根に入れる。上平バス停を過ぎるとすぐ浅川入口バス停 15:55。ここまでにする。

バスは16:15。シャツは汗でびっしょりなので体を拭いて着替えする。風が欲しいが殆ど風がない。車が通ると車の風がくる。普段は車が通るのは好きではないが、今日は助かる。バスは 2-3分遅れて来た。猿橋のところでは夏祭りだった。猿橋駅に着くと 16:36が到着したところで、間に合わず、次の 17:09まで待つ。ホームで座ってコーヒーと饅頭。暑いが雲が多く時々風が吹く。雲が切れて日が差すと暑い〜〜。甲府までサッカーを見に行く親子連れが数組いた。今日は甲府と群馬の試合がある。

17:09に乗って、高尾から京王線 17:52の新宿行に乗り換え、調布で乗り換えて 19:00帰宅。


疲れましたがちゃんと歩けてよかったです。山で会ったのは同じ電車の人だけでした。権現山から三ツ森北峰までは久し振りですっかり忘れていましたが良い尾根ですね。三ツ森は岩場や痩せ尾根の急坂があり気を使います。イワカガミが沢山ありました。下りに取った鋸尾根は 1129mを巻いたあたりから尾根が広がり分かりにくいです。昔の炭焼道が出てくると道は分かるのですが今度は倒木が多くて歩きにくいです。暑くて汗びっしょりの一日でしたが満足した山行でした。