鞍骨沢左岸尾根・堂所山
台風10号が発生して、大気が不安定です。昨夜も21時ころ突然大雨が降りました。今日も午後にはにわか雨や夕立が予想されていますので早めに登って、帰りたい。高尾方面に行く事にしました。初めてのルートで北側から堂所山に登ります。夏なので藪が少し心配ですが尾根上は道があるので大丈夫でしょう。
日時: 2024年8月26日 (晴)
晋 万
4:20起床。早めに準備が終わったので 5:23の始発に乗って出発。調布から高尾山口行きに乗り車内で朝食にする。高尾下車。陣馬高原下行きのバス乗り場では 1番前だった。待っていると聖パウロの野球部の生徒たちが朝練の為に来る。女子高生も数名いる。登山者も数名いる。バスは 6:50発。彼らが大久保で降りるとバスはがらがらになった。狐塚のバス停から車掌が乗ってくる。関場を過ぎて左折すると道が細くなる。川井野を過ぎたところで車掌さんに鞍骨沢林道で下してくれるように頼む。「バリエーションですか?」と言われ「ハイ」と言って林道入り口で下車 7:15。
ここから登って行く
林道入口は鎖で止めてあり「林道 鞍骨沢線 起点」の看板がある。準備をして 7:20出発。林道を入って案下川を渡るとすぐ車止ゲートがあり、入ると右への分岐がある。これを入ったら尾根末端から登れるかもしれないがそのまま直進する。100メートル程進んで鞍骨沢を渡ると山側に鹿柵が続き、橋のたもとに鹿柵の入口があった。覗いてみると夏草が茂っているが一応踏み跡がある。鹿柵に登山者の皆さんへという看板が取り付けてあった。草が濡れているのは昨日か昨夜に雨が降ったのだろう。
もう少し林道を進んでみようかと迷ったが、一応踏み跡もあるので意を決して鹿柵の扉を入る。草が濡れているので服も濡れる。少し入ると鹿柵が沢に沿って下って行くところで左に上がる薄い踏み跡があった。草が茂って濡れているし急坂だが上がることにした。晋が先になり、濡れた草木を掴んで数メートル上がると藪を抜けて植林地に出た。まだ数年の植林地で木は小さい。「行けるよ」と万を呼び、そこから植林地を登る。踏み跡も無いが木を掴みながら上がる。7:35尾根まで上がった。340m位の場所だ。鹿柵がある。鹿柵の出口はどこだろう。取り敢えず左上に向かって鹿柵に沿って上がると 2-3分で出口が見つかった。ホ!として扉を開けて出て、鹿柵に沿って登って行く。
7:45小コブ、高390m。少し下ってからほぼ平坦な踏み跡を進む。左はずっと鹿柵で、鹿柵には登り口で見たと同じ看板が取り付けてあった。鹿柵に小さい穴が開いているところが 2か所あり、扉を見つけられなかったらそこから這って出ることも何とか出来そうだがきついかな?。7:50植林地が終り、鹿柵が左に曲がって降りていく。この鹿柵に沿って上がってくることも出来そうだ。やや藪の差す踏み跡を直進して林の中を少し下ると道がはっきりしてきて鞍部になる。ピンクのスズランテープがある。けっこう歩かれているようだ。
やっと食べれた城山のかき氷
8:05大きなモミの木がある 440mくらい。お茶。ここから急な登りになった。踏み跡は薄いがテープが所々ある。8:15 490mくらいで少し緩む。この付近から綺麗に手入れされた植林地で美林だ。木に鞍骨沢左岸尾根の立派な道標が付けてあった 8:20。テープ以外初めてだ。8:35 620m付近で平坦になり 8:40又急な登りになる。8:50 680m付近で北高尾の縦走路に出た。境界見出標「37 支 12」の杭のところだ。平成19年と令和3年に間伐事業をしたという看板が目印になる。椚沢橋を差す手製の案内板が置いてあった。お茶を飲んで 8:55出る。ここからは良い道をひと登り。9:05堂所山 733mに到着した。
進んで、三叉路を左に下ると巻き道と合流する 9:10。高尾山へ向かう。巻き道は全部使って巻く。9:30白沢峠。巻き道を行き、いったん登山道に出る。足元にノブキの小さい花が多い。9:50景信山の巻き道に入る。今日は景信山は巻き 10:00登山道に戻る。10:05 671mの下で底沢方面への尾根分岐。10:20小仏峠。学生の団体が休憩中でにぎやかだ。城山に向かう。城山へはいつもの通り巻き道を進み、宝珠寺尾根のところから上がる。10:50城山到着。富士山は雲の間から頂上付近の稜線がちらっと見えたがすぐ見えなくなった。茶店の横の日影のテーブルを選びちょっと早いが昼食にする。風が通り涼しい。今日はスカイツリー方面もよく見える。昼食後かき氷を食べる。前回、雷が鳴って食べられなかったのだ。普通と城山盛りという巨大盛りがあるが我々には普通盛りが二人で食べるのにちょうどよい量だ。いちごシロップを掛けて美味しかった。ゆっくりして 11:50出る。
多分江川スギ
城山からも、尾根上の登山道は階段だらけでなので、巻き道を選んで進む。一丁平からもトイレの横から下る道を行く 12:05。12:15大垂水峠方面の分岐のところで登山道に戻り、もみじ平は左を巻く。巻き終えて 12:35奥高尾入口。手前にフジカンゾウが咲いていた。ちょっと葉がべたつくので触ると棘があって痛てて。ここからも、左に高尾山頂を巻く。途中に江川スギの説明板があった。12:45 1号路のトイレのところに出た。金毘羅台から高尾駅方向に行くつもりだったので 1号路を下る。12:55薬王院奥の院の不動堂。ここから薬王院本社(飯縄権現堂)、本堂と下り、仁王門から階段を降りると北島三郎の歌碑があった。手をかざすと曲が出る。その先には杉苗奉納の名前板が並び北島三郎もある。右側にしめ縄の付いた大杉が三本。男坂女坂は女坂を下る。13:15浄心門。13:20たこ杉、その先がサル園。まだまだ高尾山に登ってくる人たちが多い。
琵琶滝分岐の展望台からは横浜方面が今日は綺麗に見える。近くの高層マンション群は橋本かな?。ケーブル駅、リフト駅を過ぎ、更に下ると金毘羅台分岐 13:35。高尾駅まで行くのも面倒になってきたので、そのまま 1号路を下る。舗装路はけっこう膝に来る。ゲートを過ぎるとケーブルの清滝駅 13:50。高尾山口駅 13:55。13:57の各停はやめて、次の特急に乗ることにした。駅で着替え。14:07に乗る。コーヒーとおやつで一息ついて、調布で乗り換え。15:20帰宅。
鞍骨沢左岸尾根の取り付きは、我々が入ったところは 4-5年前の植林で道が無くなってしまったので、今は尾根末端から取り付くようです。夏なので取り付き付近は葉が茂っている上に雨で濡れていました。尾根まで上がったところに鹿柵の出口が見付かって良かったです。490m位から上の植林地はよく手入れがされていて美林でした。城山の茶店は月曜日なので休みだったらどうしようと心配しましたが、ちゃんと営業していて、かき氷が食べられて良かったです。普通盛りで満足満足でした。調べると奥高尾の山には短い支尾根が沢山あります。夏は藪があるけど、冬・春は色々なコースを登るのもいいでしょうね。