権現山


ネットで、麻生山南尾根を見つけて、地図を見ていたら、権現山南西尾根が行けそうな感じなので試して見る事にしました。ここの所寒い日が続いているので、南尾根を登る方がベターです。薮もおとなしい時期になりましたので大丈夫でしょう。浅川方面に行くのは始めてです。どんな所かな?。
日時 2005年12月18日(快晴)
晋 万
猿橋駅から、浅川行きのバスは 8:18発。若葉台 6:43に乗って行く。出発が遅いので自宅で朝食を取って出る。八王子・高尾乗換えはすごく良い。年末なので登山者は少ないと思ったが結構いる。バスは時間通りに来た。バスは大月から乗ってきた登山者と、猿橋から乗った 4名。お爺さんが我々を見て今日は扇山に登るのかと聞いてきた。バリエーションルートで登るといっておく。

神社の脇から登ります
浅川に入ると、扇山の支尾根が沢山あり何処からも登れそう。何時か TRY してみよう。8:45浅川着。お爺さんは自宅に向かい、1人の登山者は浅川峠に向かった。準備をして 8:50出発。今日は風は強いし寒い。浅川峠方面に行くと左上に神社。ここから登る。神社には木造の神像があり、写真撮ったりして 8:55出る。すぐ上は墓地。墓地の中を上がり、そのまま尾根にのる。踏み跡がしっかりある。

風は強いが、日があたってきたので上着を脱ぐ。もう葉はすっかり落ちて、冬の日だまりハイク。落ち葉を踏みながら登る。9:20小鳥の巣が落ちていた。道ははっきりしている。落ち葉は深い所では 15CM以上もあるふかふか道。9:25 820M付近の平坦地は伐採地でバラ薮。振り向くと百蔵山と左に富士山、百蔵の右に三つ峠、御坂黒岳。富士の左に杓子、御正体。滝子山から大谷が丸の稜線も見える。物凄きバラ薮なので薮を避けて左に入る。伐採はすぐ通り過ぎて葉の落ちた雑木林になる。

急登を登る
しばらく平坦地をのんびり歩く。春・秋は素晴らしいだろう。850M から急登にかかる 9:40。狸のためぐそがある。正面急登が見えてくる。右が植林地になり、登り出すとすごい急登。ずるずる滑って四つん這いになるくらい。右植林地なので、日が当たらない、左は雑木林で風が来る。ダブルで寒い。

950Mくらいで一寸一息。ここから岩がゴロゴロした感じになる。1000Mくらいで植林地が終わり日が差す。何時しか岩は無くなって、右から来る尾根と出会うと 1100M 10:05-10:10。汗かいたのでシャツを脱ぐ。下りは方向に気をつけなけらばならない所。登り始めると、又岩が出てきた。すぐ左右に横切る踏み跡みたいなのがあるところに出た。踏み跡かな ? 獣道みたいかな?。1200Mくらいの所に青テープがある。ここにも左右に踏み跡みたいのがある。そのまま急登を上がると、10:30麻生山-権現山の縦走路に出た。印も何も無い。1240Mの所。尾根に出たので風が通って寒い。北斜面は所々雪。権現山に向かう。

権現山山頂からの富士山
落ち葉を蹴散らしながら 10:40浅川峠分岐。10:45権現山着 1312M。誰も居なくて我々のみ。北風冷たいが、空気が澄んでいるので景色がすごい。奥多摩方面・富士山もバッチリ。雲取の奥は雪が降っている感じ。昼食は雨降山でする事にして 10:50出る。下って、神社に参る。和見の王勢籠神社(おおむれじんじゃ)奥社である。少し行くと一人出会う。用竹から来たのかな?。その後 3組に会う。

用竹と和見の分岐 11:20。道標にすみれの丘とあり、今日はそちらに上がってみた。木が切ってあって北側が開け、奥多摩方面がよく見えた。初戸分岐 11:25。二人上ってきた。植林地の登山道なので二人とも寒い寒いと言っている。今日は北斜面から登ってくるのは大変だ。鼻など真っ赤。すぐ前が雨降山。昼食にする。気温は低いが、日が当たるので何とか大丈夫。低い笹に座って休む。風は余り来ないが結構寒い。11:55出る。

ここから先は、バスの関係で多分人には会わないだろう。殆ど植林地の中。権現山は 7年振りの山行で忘れていたが、植林地の中を歩くのだ。寒い寒い。1028M 寺入山 12:15。途中から道が、尾根上を通らないので現在地が分かりにくく気にしていたが、この辺と思って左に入ると二本杉山 908M、12:25 。三角点は道から 10Mばかり左に入ったところで、側の木に山名板、別の木に幅広の赤テープがある。山頂ではない所なので気をつけないと見落とす。その先 100M位で芦垣尾根分岐。道標がある。

植林地の中を下る。十文字峠 13:00。道は結構歩かれている。峠には古い石の道標あり、南 芦垣、東 棡原、北 大至山、西 和見とあり。東、用竹方面に向かう。13:10 南東への尾根の所で右に下る。道標は下に落ちていた。入り口にはテープが沢山。少し下って、平坦な杉林の中に狸のためぐそ。今日二回目だ。600Mの手前で、踏み跡がしっかりしている右の巻道の方に入ってしまった。尾根を曲がると下っていくので曲がり角から登り返す 13:20。尾根に出て東へ緩く登って 610M 13:25。少し下って、又、緩く登って 600M、黄色のテープが木に巻きつけてあってコヤシロ山とあり。写真とって南に下る。ピンクのすずらんテープがある。

薄いが踏み跡がある。だいぶ低くなったので気温も上がってきた。木にもまだ葉が付いているのもある。痩せ尾根気味の尾根を少し下って、登ると 590M 13:35。右へ下る。時々赤い実の木がある。モチノキかな。鞍部には小さい祠が 2ケ。覗くと王勢籠神社のお札があった、和見の神社で権現山は奥社。この辺の山仕事の人の神社なのだろう。正面のピークは久し振りの急登で息が切れる。倒木が道をふさいでいるので大変だった。山頂にも小祠がある。風が強く寒い。遠くに和見の部落が見え、ここよりも高く上に見える。北側には、登下(とっけ)の部落が下に見える。ここから痩せ尾根気味の、一部は本当に痩せた尾根を通って 570M 14:00。休憩しようと思ったが、山頂は狭くて駄目。

要害山山頂
次のピーク(570Mの東峰)は景色良い。四方津の住宅地がよく見える。下って大倉分岐 14:10。右は大倉。左は登下。石燈籠が一基ある。緩く登って要害山 536M 14:15。秋葉大権現がある。高齢の男女 6人の登山者と上野原からの単独の人が休み終わって出ていく所。何処から来たのと聞かれたので、浅川というが分からず、権現山と言うと分かった。ここから振返ると雨降山からの歩いた稜線がよく見える。

我々二人になってベンチに座ってお饅頭を食べて休憩。14:30小倉に向かって下山。ジグザグに東に下り、14:40畑に出る。先の登山者が休んでいる。畑から左へ林の中を降りていくと、山神社に出た 14:45。 神社の所 (登ってくる時は神社に向かって左) に要害山の道標がある。山神社にお参りしていく事にして上がる。庚申塔があって2基。1基は赤面金剛。もう 1基は江戸中期の古いもの。14:45神社の下から左へ。先の登山者を途中追い抜いていく。

15:00 鏡渡橋。上野原行きのバスは 15:19。新井方面に歩く。15:15 新井2丁目でバスを待つ。バスは時間通り15:20来る。バスは、市民病院を経由で駅に行くようになっていた。15:35上野原駅着。次の電車は 15:55発。丁度良かった。東京行きなので、八王子まで乗換え無し。16:41橋本発の京王にのって、自宅には 17:15着。30,800歩。

今日は、今年一番の寒さ。2月頃の感じの寒さでした。顔は寒さでこわばっていました。風が吹くので体感温度はもっと寒かったでしょう。葉の落ちた林を歩くと冬の日だまりハイクですが、やっぱり少々寒かった。人が少なくて良かったです。