扇山・権現山


気温は高く、そろそろ梅雨に入る予報ですし、週末は天気が悪い予報です。万は山谷(さんや)から扇山のコースと、権現山方面を歩きたいと思い、用竹-権現山-扇山-山谷を考えました。しかし、上野原から用竹方面のバスは 8:50発、用竹 9:10で遅すぎます。それで逆向きに、山谷-扇山-権現山-上野原方面と歩くことを考えました。距離は長いのですが、UP・DOWNがあまりないので、大丈夫と思います。山谷から扇山のルートの途中にツツジの群落があるらしいので確認しておきたいと思います。
日時: 2024年6月13日 (雲の多い晴)
晋 万
5:00起床。準備して 5:45自宅を出る。6:11に乗り、調布・北野で乗り換えて高尾 7:01着。JR 7:07に乗る。平日は高尾発で甲府行。車内で朝食。鳥沢 7:38着。バスは 7:46発の山谷行だ。鳥沢駅からはバスに乗ったことがない。バス停はどこかな?。国道に出て左側にあった。このバスは平日運行のみ。乗客は我々のみ。エコの里の反対側を上がる。7:55山谷着。準備して 8:00出発。この付近には扇山方面への道標がないが、登っている人の HPの写真を見て確認した。エコの里方向に少し歩くと道標が出てきたのでそれに従って右に上がる。しばらく舗装路を上がり、最後の家 (倉庫?) の前で左の山道に入った 8:05。

すぐに道標が出てくる。桧の植林地で、沢沿いに上がる。8:15沢を渡って右岸へ。道標があるが、もっと手前に置いてくれた方がわかりやすい。8:20道標があり、林道からの薄い踏み跡が来る。8:22上に林道が見える。8:25林道方向に道が曲がるので、そちらに行く。直進方向沢沿いにも薄い踏み跡がありテープがあるが、そちらへは行かない。ジグザグで上がるとまた道標がある 8:30。ここは三叉路で林道へ出る道がある。さらに 1-2分あがると林道のヘヤピンカーブの法面の上になる。この林道はツツジ新道への登り口から来る扇山林道で、終点近くだ。

犬目からの登山道に合流
さらに登っていくと、8:35沢の源頭を渡り、尾根に向かう。大きなジグザグを上がっていく歩きやすい道だ。8:50尾根近くまで上がると「つつじ群生地」の看板がある。8:55尾根に出た。尾根の手前にエが 2株あった。道標がある。お茶を飲んで一休みし、左に向かうとすぐに又「つつじ群生地」の看板。シーズンに来てみたいものだ。5分ほどで左に二十六夜塔 (文化11年) がある。昔は山谷からも扇山に登っていたのだろうね。9:05犬目からの登山道に合流した。古い道標は落ちている。ここから鳥沢駅まで 90分の案内板がある。9:25扇山着。誰もいない。富士山はうっすらだけど見え、雪が少なくなっている。

一息ついてから 9:30権現山に向かう。急坂を下って 9:50道標がある。左への薄い踏み跡は曽倉尾根分岐だ。すこし登り、平坦になると曽倉山 940mの山名板がある 9:55。その先にも曽倉山の山名板がある。平坦なのでどこが山頂とも言い難い。薄日が差してきた。10:00右へ下る。10:10浅川峠に到着。お茶を飲んで、すぐ出発。

久し振りに見た春のギンリョウソウ
しばらくは緩い登りで 10:35 959m。木に巻いた赤テープに 959mと書いてある。少し進んで、急な登りになるが良い道だ。970m付近でギンリョウソウがあった。ギンリョウソウは久し振りだ。10:50 1070mくらいから左に行き、左からの尾根に乗る。1090m位のところに又ギンリョウソウがあった。まだ出始めで落ち葉に隠れている。1200m位から上ではヤマツツジが咲いている。盛りは過ぎているがまだまだ綺麗だ。この時期にまだ見れるとは思ってなかったので嬉しい。11:20浅川分岐に登り着いた。右に上がる。巻き道を右に見て過ぎ、上がると権現山山頂 11:25、1311.9mの二等三角点だ。

3人先着していた。ここで昼食にする。今日は暑いので汗びっしょりだが、日が差してないので助かる。ピクニックシートを敷いて座る。風は殆ど無いが 30分くらいすると汗が冷えて寒いくらいになってきた。食事中に 2人上がってきた。南は富士山が見え、北は奥多摩の山々が見える。そういえば奥多摩は久しく行ってないなぁ。12:15出発。神社へ向かって急坂を下る。ヤマツツジがあちこちに咲いている。

神社からは平坦な尾根だ。12:25大窪沢の頭 1245m。熊に会った尾根を登るとここに着く。12:35鍋割沢の嶺 1220m。12:45和見分岐、すみれの丘とあり。右は和見峠に下る。すぐ先が初戸分岐。道標の柱に雨降山と書いてあるが、少し先のアンテナ塔の南側に行くと雨降山の山名板があった 12:50 1177m。東へ向かう。緩い尾根なので自転車の跡が多い。13:10寺入山 1028m。きれいな桧の林だ。960mニックラ山は知らずに通過。13:35二本杉。三本木バス停への分岐だ。道標が沢山あって賑やかだ。三角点 908.9mを探して、タッチ。100m先で用竹への道と別れて南へ向かう 13:40。

南への尾根筋は、昔の炭焼道で掘れていて滑るし、間伐作業中のようで、歩きにくい。13:55保安林改良事業の看板があり間伐作業地が終わった。ここからは道が良くなった。14:00御林峠(十文字峠) 680m。十字路で道標がしっかりある。自然石の道標石があり『南芦垣」北大室山」東棡原」西和見」与左衛門書』とあった。大室(おおむれ)山は権現山で、昔、王勢籠山(おせろうさん)、大勢籠山(おおむれさん)と呼ばれていた。尾続山方面へ向かう。

良く残っている炭焼窯
尾根を変わるので沢を巻いてトラバースする。トラバース道は荒れかけている。歩いていると炭焼窯跡が二つあり、一つは綺麗に残っていた。この付近の木は、昔、炭を焼いていたので、炭用に切った木にひこばえが何本も出て太くなっているのですぐわかる。14:10尾根に出た。2-3分で墓村分岐。直進する 14:15。ところどころ大きなモミの木がある。14:20道標がある。右への踏み跡(巻き道?大倉へ下る?)は木で止めてある。ここから少し登る。トラロープが張ってある。上がって左へ曲がるとコヤシロ山 14:25 600m。トレールを作った時に富士山が見えるように山頂の木を切ったそうだ。ここでも薄ぼんやり富士山が見える。

直進は尾続方面で、我々は右、要害山へ向かう。ちょっと急な下りにはトラロープが張ってある。痩せているところや、小さなアップダウンがあり、14:45植林地の中を進むとトタン屋根の小祠がある。少し下っても同じような祠がある。下の登下 (とっけ) の人の山仕事の祠かな?。ここから短いが急な登りだ。トラロープが張ってあり、山頂は風の神様 540m 14:50。まだ富士山が見える。左へ行く。少し上がって 15:00 570m。下って登下・大倉分岐。山桜の大木があり根元に秋葉大権現の石灯籠(寛政8)がある。ここから要害山への登り道だ。15:10要害山 536m。山頂付近はワラビだらけだ。晋が写真を撮っている間に万はワラビを取る。まだまだ新芽があるのだ。秋葉大権現があり、大倉砦のあった場所だ。富士山から丹沢の山々までの展望が良く、眼下には上野原市街が一望だ。15:20出る。

下りは急で 100mほどはぐんぐん下る。膝が笑う。山は曇りだが下は晴れている。少し緩くなると畑があり、左に回り込むと山神社 15:35。新しい拝殿が出来ている。前に庚申塔などが並んでいた。一番古い庚申塔は正徳元年(1711)で、庚申塔としては古いものだ。庚申塔は三猿が多いが、これは二猿で、主尊は二臂合掌、地蔵でも観音でもないし、釈迦?弥陀?。神社前から左に下り突き当たって左へ。県道に出ると左側に鏡渡橋のバス停があった 15:50。バスは 16:10なので鏡渡橋を渡って登り新井バス停まで行く 16:00。ここでバスを待つことにする。汗びっしょりだ。

バスは時間通り 16:12に来た。途中高校生が乗り込んできた。16:30上野原駅。今は南口側がバス停だ。駅は高校生で混雑。16:39に乗る。前の方に行くとゆったり座れたのでコーヒーと饅頭。高尾で乗り換え。京王 17:06の北野行。北野で 10分くらい待ち、調布で乗り換えて 18:20帰宅。


曇の多い晴でした。汗はびっしょりかきましたが、暑さでばてることもなく歩けました。富士山は、すこしぼんやりはしていますが、あちこちで見えて良かったです。山谷からの登りにツツジの群生地があり、次回は歩きたいです。植林地の中の登山道ですが、何処も枝打刈り払いもしてあり綺麗でした。道標もしっかりあり、久し振りに長い距離を歩きました。次回は麻生山方面を歩きたいなー。