権現山北尾根


権現山という名前の山はあちこちにあります。これは、中央線鳥沢駅の北に大きい扇山の北の山です。登路は、東の用竹からがメインです。この日は、バリエーションルートの北尾根から登りました。なかなか厳しい道でした。
日時 1999年9月26日(日)
晋 万
どこに行こうかと、探したが、最近は色々行った山のバリエーションを行く事が多い。今回も、権現山北尾根を行く事にする。新ハイの「中央線の山を歩く」に載っているので参考にした。

飯尾行きのバスの関係で、若葉台 7:12 発に乗る。普段より 1時間遅いと、山に行く人が多い。橋本 - 八王子間も座れない。八王子発 7:48 に乗る。上野原には 8:25 着。飯尾行きは、8:28 発。バスも丁度座席は満員で、万は座れたが、晋は座れない。二つほど先で、学生が下りたので、晋も座れた。学生 ( 日大明誠高校 ) が多い。主登路の入り口にあたる用竹バス停は、新しい道が出来ていて変わっている。ここで 2人下りた。権現山へ向かう人だろう。

初戸(はど)で下りる。他に 3人の山行きの人も下りる。この人達は、玄房尾根へ向かった。我々は、腰掛尾根を登るので、林道を約 30 分くらい歩く。途中水場が有り、水を汲む。水場の水カメ (プラスチックだがカメと言いましょう) の中に蟹がいた。大人が三匹と子カニが沢山。

9:45 腰掛部落着。今は砂防ダムを工事中だ。今日は日曜日なので、工事は休み。工事用の橋を渡って工事現場に出る。工事用の橋のむこうに本来の小橋があり、見ると同じバスに乗っていた爺さんがそこを渡っている。そこから工事現場の梯子や、川にかけた渡り板を渡るのは、やや危険。万は怖がる。9:55 やっとの事で、工事現場を通って、コンクリートの階段を上がる。やれやれ。

対岸にも畑があり、仕事中の人がいた。こんにちわと声を掛けて、一寸上がるとテレビアンテナがある場所 10:05。尾根に向かってあがる。道が左に曲がるところで、左から人が戻ってきた。続いて 5 - 6 人が戻ってくる。団体は、左を少し行って戻ってきたところだった。聞くと、道が違っているようなのでと言う。中年の男女のグループだ。万はびっくりする。このルートに人が居るなんてね。

左への道ははっきりしているが、人が戻ってきたので左はやめ、真っ直ぐ尾根を行く。尾根は踏み跡程度。しばらくは道形が有るが、すぐに薮になる。薮こいで上がり、明瞭な尾根に出ると踏み跡がある。やや細い。やや疲れた。万は今日不調。

10:40 - 10:55 875m 付近で休む。朝食の残りを食べるが、蚊が多い。団体は来ない。この辺からは広葉樹の雑木林が美しい。紅葉のシーズンに来ると疲れが取れるだろう。11:10 左からの小尾根と会う。光苔みたいなのがある。ここに赤テープはじめてある。もしかしたらさっき左に行けばここに出るのかな。案内本はひたすら道不明瞭なので、直登をしろと書いてある。更に尾根を行く。道形は在ったり無かったり。

権現山山頂
1080m のところ、手前に黄色のテープがあった。これは下り口を示すのだろう。ここは少し尾根広く、下りはルート探しが難しいだろう。ここからしばらくは平坦。下りにかかるところで前に 1200m が大きい。10:53 ブホッという鳴き声がして、猪が前方 50m 位のところを走っていった。そこから道は左に巻く。一寸巻き道を行って、又、戻り直登を試すが、大きな岩が有り万は相当疲れたので、直登はやめ巻き道を行く。巻き道から神社に出て山頂に向かう。山頂には、12:20着。

2 人先着。用竹で下りた人達だ。晋は、北尾根完登出来なかったので、空身で巻いたところまで戻ってみた。12:25 巻いたところに出る。途中岩のやせ尾根が有るが、道はちゃんとある。又戻って、12:35 山頂に。

12:40 から昼食にする。バスを一緒に降りて玄房尾根に向かった 3人組も来た。帰りは、我々は玄房尾根を下りる予定だ。15:03 のバスなので少し急いで 13:00 出る。この道は、平坦な気持ちのよい道だ。13:25 初戸分岐。道は気持ちよく降りて、14:25 初戸着。15:00 までに下りるつもりで、はじめ急いだが、後は悠々。集会所の水道で、体を拭く。さっぱりして気持ちよく帰る。バスは 15:03。上野原 15:51 に乗り、自宅には、17:20 頃に着いた。日曜日にはこのくらいの時間に帰れればよい。


北尾根 (腰掛尾根) は、かなり薮があり、道形も不明瞭だったので時間が掛かりました。上部は雑木林で気持ちがよい道でした。秋は良いだろうと思います。