御前山


我が家の忘年山行は、何処にしようと考えていました。土曜日は万は用事が有り、日曜日に行くので近場に決定しました。中央線の上野原 (鶴島 栃穴)、四方津 (四方津)、梁川 (斧窪、綱之上)、猿橋に御前山という低い山があります。鶴島、四方津、猿橋は登ったので、あと三つ登ると全部です。梁川から斧窪御前山に上がり、綱之上御前山へ周遊して大野貯水池へ下ることにしました。時間があれば栃穴御前も行きたい。低山なので、なかなか登るチャンスがありません。登る人が少ないので、薮が多いかな?。静かな山行が期待出来そうです。
日時 2003年12月21日(快晴)
晋 万

バスに乗らないので、好きな時間に出発できる。八王子始発 7:34に乗る為、若葉台 5:56発に乗る。横浜線、中央線も師走なので登山者は少ない。7:10梁川着。準備をして 7:20出発。トイレのすぐ下を左へ。線路を潜って駅北側の道を西へ進む。線路を渡る陸橋を左に見て少し先、右への舗装路は綱之上御前山 (寺山) へのダイレクトの登山道だ。我々は先に進む。

道は下り、左折して上り線のガードを潜り右へ。御前山と書いた大月市の看板がある。登っていき JR のトンネルの入口を過ぎて、少し下り気味の二又を右に行く。と、すぐに御前山登山道の道標。トンネル出口の場所 7:35。

斧窪御前山山頂からの展望
ジグザグに登ると 7:45神社。良く踏まれた良い道だが、落ち葉で滑る。神社手前は急登でロープもある。8:00 斧窪御前山山頂 523M。アンテナがある山頂。景色は良い。西は雁ヶ腹摺から滝子山。この稜線は雪が被っている。その左に本社ヶ丸、三つ峠。南は高畑山。北は扇山。東はこれから行く寺山。四方が見える。富士山は残念ながら山に隠れて見えない。

8:05北へ。ここからは薮道へ入る。右前方に中央高速を見て尾根を行く。踏み跡はある。赤テープがある。鞍部には猪の糞があった。この付近は今年は禁猟区で我々も安心だが猪も安心だ。植林地になり、上がる。上の方笹薮になる。木に 100円ショップの袋がくくりつけてあった。頂上は右植林地になり、NO.3 の鉄塔への分岐 8:20。NO.4の鉄塔を往復する。NO.4は 494Mの標高点。富士山が大桑山の右にチョコッと見えた。

又 NO.3 の分岐に戻る 8:25。NO.3に向って植林地を下る。霜柱がある。8:30鞍部。下は高速のトンネル。降り立つと林道みたいなのが通っているが荒れている。真っ直ぐの笹薮道に入って行く。踏み跡を進むと植林地になり、その内に大藪になった。薔薇もあり厳しい。右側の木の間をあがる事にする。途中晋は、帽子が木に引っかかり落とす。大分転がり落ちて取りに行くが大変だった。

8:50ヨソ木山。ここは NO.2の鉄塔、538M。NO.3 は何処だ? 30M 位西へ行くと NO.3 に下る道があった。鞍部から NO.3 の鉄塔を経由して上がってきたら道は綺麗だったろう。ヨソ木山から北へ向う。正面に扇山がおおきい。ふかふかの落ち葉の尾根。9:00-9:05 1号鉄塔。すぐに 40号鉄塔。ここからは富士山が綺麗。このコースで殆ど唯一富士山が良く見える所で、写真を撮った。ここで化粧ポーチを拾った。下って林の中、 38・39号鉄塔へ向って右へ。

植林地の中をあがり 9:15 39号鉄塔。ここは景色は何も見えない所、550M。更に巡視路を進む。次のピークで、巡視路から離れて薮に突入 9:20。左眼下はゴルフ場。道なりに歩いて、尾根の端で赤テープを見て左へ下る。笹薮と倒木。倒木が多くて道わかりにくい。尾根をはずさないように歩く。古いが赤テープが結構ある。9:35 赤テープで右へ下る。

2-3分で丁度高速の上。少し平らな植林地。右下の林間から高速が見える。そのまま南東に向って登る。薮。道は良くわからない。上にテープがあった。薮と倒木の薄い踏み跡。南東へ向う。どうやら赤テープがたよりだ。少し進んで地図の大月と上野原の境界が南東から北東へ曲がる所、境界線に沿って左に曲がって、着いたピークは直進すると大田に向う。少し戻ってテープを探す。万が少し奥まった場所でテープを見つけた。右 (南東) へ下る 10:00。かなりの笹薮を下って 10:05大田峠。杉林の中。空き缶の標がある。

我々は更に南東へ。踏み跡を登ってゆく。ここからテープは無い。右に寺山が見える。10:20 485Mの端に着く。振り返ると木の間から斧窪御前山。その先の 485Mの標高点は何も無い。薮の中に松の木が一本あるだけ。少し下って、次の小ピークは巻いて寺山 (綱之上御前山) へ向った。鞍部 10:35。巻き道からこの辺ずっと笹薮だ。踏み跡はしっかりある。登りは途中から急斜面になり、木に掴まりながら慎重に登る。落ちたら危ないような所だ。10:45 痩せ尾根に出た。ここには下りを示す赤テープがある。

痩せ尾根をあがる。途中には岩場もあるし切戸状のところもあり慎重に。10:55 山頂着(右の写真)。山名板は寺山とあった。東が開けて、高柄山、四方津御前山も良く見える。上から見ると大田峠あたりは平坦でルートがわかりにくいという事が良くわかる。扇山もおおきい。お茶を飲んで出発 11:05。北へ戻る。登る時にも気を使った切戸状の所をゆっくり気をつけて下った。岩の痩せ尾根を過ぎて赤テープの所から下る。いやな急斜面。木に掴まりながら下るがなかなか危ない。少し右よりの落ち葉の中をずるずるという感じで下った。少し緩むとホッとする。

鞍部から、巻き道に入ってすぐにテープが見つかり右に上がる 11:20。すぐ 470M圏のピーク。少しで 480M のピーク 11:25。木に何か書いてあるが読めない。神社の方に少し下ってみたが、笹がひどく踏み跡が無いので戻った。11:30 出る。笹薮の中を歩いて 11:40 峠着。赤い社が大小ニケ並んでいた。峠から北へはしっかりした道だが、南は道形薄そう。北は植林地。

御春山からの寺山
11:45 更に進む。笹はあるが、道形ははっきりしている。ここからは随分道が良くなった。山頂付近に朽ちかけた祠と石仏があり、北側に下りる踏み跡があった。11:55 御春山。寺山のと同じ会(つかれた会)が取り付けた山名板があり「おはんなやま」と振り仮名がしてあった。463.8M。昼食にした。日が当たって暖かい。寺山が良く見えた。12:35 腹も膨れて出発。

5分で次のピーク。左下に大野貯水池が見える。ここから落ち葉の道を走るように下る。所々笹があるが道は良い。巻き道があるが入らずに左に上ると東屋の場所 12:50。眼下に大野貯水池が美しい。真っ直ぐ降りてジグザグを貯水池の南側に出た 12:55。桜の木が多いので、桜のシーズンは綺麗だろう。

ダムの斜面を下って、車道に登り後は車道を歩く。気持ちの良い車道。坂を下り、山の字の三つの山が見えるとすぐに四方津駅 13:20。次の電車は 13:42 八王子駅行き。栃穴御前山はやめて帰る事にする。乗換えが良くて自宅には 15:10着。早かった。


感想
余り人が入らない様で、笹薮は濃く倒木も多かったのでなかなか手応えがありました。39号鉄塔の次のピークから、大田峠迄は特に薮が濃く踏み跡も薄く赤テープ頼みのルートでした。二つの御前山を周遊しましたが、全体に薮、寺山では急登、岩稜があり、結構疲れました。低いので特に薮が濃かったのかな ? 楽しめました。満足。35,600歩。