本社ヶ丸


久し振りに中央線沿線の山に行く事にしました。最近ネットで見つけた本社ヶ丸東南東尾根を登り、1541M から北尾根を下山する事にしました。紅葉もそろそろ終わりですが、天気が良ければ富士山が見えるはずです。久し振りに富士山が見えるかも?。楽しみです。
日時 2005年11月19日(快晴)
晋 万
都留市駅から、宝鉱山行きのバスは 8:20 発が始発。以前はもっと早いバスがあったが、乗客がいないので無くなった。バスの時間の関係で若葉台 6:20 に乗る。橋本乗換え 6:44 に乗ると、結構登山者がいる。時間が遅いもんね。八王子で走って、予定より一本早い 6:55 の甲府行きに乗れた。結構登山者が乗っている。車内で朝食。

大月で富士急に乗りかえる。一本早いので時間があったので、改札を出て、山梨交通の時刻表を貰った。大月 7:51発。登山者も多い。都留市駅には 8:05着。宝鉱山行きのバスは我々の他に 7人組み (男性のみ)、4人組 (男女) の登山者。七人組のおじさん達は、鶴ヶ鳥屋山の南尾根を上がり北尾根を下り、笹一の新酒祭りに行くとか。皆さん酒飲みみたいで、結構この付近を歩いている感じ。1人のおじさんと万は話をする。バスの運転手さんが都留市の登山案内書をくれる。4人組はこれを見て予定のルートが地図に無いと心配している。何処に行くのかな?。

本社ヶ丸南東尾根入り口
宝鉱山で我々と4人組が下車。本社ヶ丸を登るそうだが、何か頼りなさそうな感じ ?。8:40 準備をして出発。8:45 橋の手前の登山道の看板の所から右に入る。この辺はまだ紅葉が綺麗。鉄塔に向かう。少し上がると右に登山道の看板あり、右に上がって行く。8:50 鉄塔。三つ峠、御巣鷹が見える。天気は良い。風が少しあるが、やんでいると気持ちが良い。鉄塔の下を通り過ぎてから上へ。左側は赤松の林。足元にリュウノウギクの白い花、もう終わりに近い。

9:10 上の鉄塔への巡視路を外れ、尾根を直登するが急登で藪。ここは鉄塔まで行った方が良かった。少し上で鉄塔からきた道と出会うが、そちらは良い道で綺麗。少し下ると右に林道が見える。林道から上がってくる道があるだろうとチェックしながら登るが無い。又、登りになる。9:25 1075M 今日は風がある。少し登った場所から霜柱が出始める。今年初めて。

三角錐に見えるからかさ岩
前方カラマツの黄色が綺麗。右は綺麗な植林地、左は落葉樹だが、もう紅葉は終わりに近く、葉は落ちているので日があたって気持ちが良い。結構急登。9:40大きなブナとコナラが並んで立っている、どちらも黄葉。この辺の木は皆元気。小鳥が鳴いている。カラ類だけど地鳴きなので何カラだろう。少し上、カラマツの中に真っ赤な紅葉、ものすごく綺麗。1300M 越えるとカラマツもだいぶ葉が落ちて、上の方だけ残っている。

1350M 位の所で、平坦な所に出ると、からかさ岩 10:05-10。今は、葉が落ちてわかり易いが葉が多い時は登山道が岩のある平坦地まで上がらずに巻いて行くので一寸気をつけないと見落とすかもしれない。岩は根元が切れているように見える。正面から見ると三角だが、横から見ると四角。登るのは一寸無理と思う。登山道のそばに炭焼き窯の跡があった。ここから道は左へ山腹を巻く感じ。檜の植林地の中を上がって 10:25 尾根に出た、1450Mくらいの所だ。多分、南東尾根と出会ったのだろう。登山道の看板は、我々が上がって来た方向をさしている。

稜線の尾根に出たら大きな看板がある
1500M 位になると御巣鷹の右に富士山がチラット頭を出してきた。所々岩が出てきた。このへんも結構急登。10:35 からかさ岩からまっすぐの尾根に出会う。10:45 本社ヶ丸から鶴ヶ鳥屋の尾根に出た。入り口に大きな赤い看板があり、左笹子駅、右宝鉱山を示していた。ここから本社ヶ丸に向かう。10:55 本社ヶ丸山頂着 1630M。先着 7名。

今日は天気が良く 360度の大パノラマ。富士山から右に、南アは聖・赤石・荒川・甲斐駒、八ツ、八ツの手前は茅ヶ岳・黒富士、奥秩父、大菩薩から黒岳・雁ヶ腹摺・楢の木尾根、手前に滝子山、右には三頭山まで。反対側を見ると、富士山の左手前に三つ峠、そして、鹿留・杓子、御正体、今倉山、その向うは丹沢の山々。

山頂からの富士山
先着の人達が出ていったので、山頂で昼食。風が止んでいれば暖かいが吹くと寒いので食事はそこそこで展望を堪能する。食事中と食後に 4人が上がってきた。11:45出発。

東へ向かう。宝鉱山分岐を過ぎ、下ってから少し上がると 1541M。広い山頂なので下り口は良く分からないが磁石を見て、本社ヶ丸・清八峠の道標の所から縦走路を外れて北へ入った 12:05。入り口をチェックしている時に、山頂で出会った人達が降りてくるのに出会う。少し下に枯れたブナの大木。枯葉を踏んで下って行くと右から踏み跡が来て、赤テープあり、鉄塔巡視路のプラスチックの階段が出てきた 12:10。ボンヤリした尾根なのでプラスチックの階段を目印に下る。笹が出てくると、ようやく尾根もはっきりしてきた 12:25。

12:35 鉄塔 1210M付近。笹子雁ヶ腹摺山が正面、その左に八ヶ岳、その向うに奥秩父の山々、お坊山の右に大菩薩がのぞき滝子までの稜線がよく見える。この高さになると少しづつ、まだ葉の付いた木が出てくる。巡視路を下って行くと 12:45 尾根が西へ行く。間違ったようなので 1150M の尾根の分岐まで少し戻る。右の尾根への踏み跡は薄い。すぐに右側が植林地の檜林になった。手入れの良い植林地だが、枝打ちした木が踏み跡に落としてあり、道は余り良くない。殆ど廃踏み跡と言えそうな所を下ると背丈のカヤトが茂る鉄塔に出た 13:05。鉄塔の真下を探るとカヤトの中にプラスチックの階段あり。通り過ぎて、やや左よりに又プラスチックの階段。右に下って「NO.32 約 5分」と書いた巡視路入り口を示す黄色の柱の所で林道に出た 13:10。

林道に出る
50M 位左へ行ってカーブの所で又尾根に入る。赤松林で道形はしっかりあるが、黄色に色づいた潅木が藪になって被る。900M 圏からゆるく右へ。黄葉と紅葉の混じった林になった。白樺が 2本あり。850M 位まで下がるとまだ緑の葉もかなり混じって、これもまた綺麗なもの。道形はあったりなかったりだが尾根筋がはっきりしているので問題無く、気持ち良く下る。13:40 鉄塔。巡視路が無いか見まわして見たが特にない。真っ直ぐの道が良い道なので進むと、すぐに左に下る道があった。これが巡視路だろうと下る。ジグザグに切った歩き良い道なので安心して下ると、13:50 奥野沢川のそばまで降り立った所で道は無くなった。

麓近くで道がなくなるのは良くある事だ。南方向に川の近くまで行ってみたが橋のある様子が無い。戻って北方向に山裾を巻いて行くはっきりした踏み跡があったので少し行ってみたが段々あやふやになってしまう。又、鉄塔から下りてきた付近に戻る。川のそばは川まで 5M 位段差があり河原に下りられないが 50M 位上流で河原に下りられ、そこで飛び石伝いに川を渡る。渡ったは良いが目の前は藪。そのまま藪を漕いで上がったらすぐに休耕田に出た。田の向うに舗装路。これは奥野沢川沿いの道だが、今は大沢山登り口の稲村神社のすぐ上で止めてある。そのゲートのすぐ上に出た。

あとは一路、駅まで。笹子駅 14:30。大月行きは 14:59 なので「笹一」の新酒祭りへ行く時間はあったが行かずにホームの待合室でお茶と羊羹で休憩。電車に乗る人達は新酒祭りに行ったのかな?笹一の酒を持っている人が多い。大月 15:10着、乗換えて15:25 発。四方津で特急待ち 11分など結構待ちは多かったが、八王子と橋本での乗り継ぎは良く、17:15帰宅。27,400歩


本社ヶ丸山頂では久し振りに山の展望を堪能しました。富士山はやっぱり美しいです。笹子駅で待っている間に、本社ヶ丸の山頂で出会った人達が新酒祭りに行って来たみたいでお酒を下げて戻ってきた。駅も今日は駅員さんが2人も来ていた。JRもチャンと知っているのだね。