掘抜ドウミ


三連休の中日です。天気は良いが風が強いです。どこの山に行こうかと検討していましたが、以前晋が行った掘抜ドウミに、万を連れて行ってあげたいとの事で、大久保山・岡松の峰・掘抜ドウミ・滝子山を行く事にしました。掘抜ドウミは、歩いた人の山行文を読むと、なかなかきびしいキレットみたいで楽しみです。
日時 2006年10月8日(快晴)
晋 万
金曜日は大荒れの天気、土は晴で、今日も秋晴れの予報。掘抜きドウミから滝子山に登る事にした。この時期 5:00は薄暗いけど何とか歩ける明るさ、5:30なら問題ない。ハマイバ行きのバスは、大月 7:10発。それに会わせて自宅を出発。若葉台発 5:27に乗って橋本・八王子で乗り換えて大月へ。車内で朝食。

一人で 4人分の席を取っているおばさん、高尾で、荷物を置いて席を立っていたので、男性が座ったら、人が来ると言って追い出してしまったが、次の駅で一人乗ってきただけ。結局二人だけで四方津で下りていった。以前も四方津で下りたおばさんのグループで人が来ると追い出したのを見たことがある。何処に勤めている人たちだろう。最近は、年齢の高い人の方が行儀が悪い人達が多い。

金山神社から行きます
大月からのバスは、我々の他に登山者の男性が一人のみ。今日は間明野から切目峠に上がる。間明野で次停車のボタンを押すと運転者さんが何処で降りるかと聞くので、バス停手前の金山神社前で下ろしてもらった。準備をして 7:30出発。石段を上がって神社にお参り、社殿の右手から上がり上の道に出て堰堤に向う。神社から左に下りて、車道を上がっても同じ。

堰堤の上に出て、そばの古い踏み跡をたどる。不明瞭な道だ。少し入って、沢沿いに行くと沢を渡って、左に上がる道があり、それを上がる。樹林帯の中なので、道は滑りやすく気を付けながら。道は、尾根を結果的に乗越して、左側の沢沿いになった。7:50切目峠。馬頭観音がある。以前はよく歩かれた道のようだ。

道標があり、右へ上がる。峠から少し行くと、沢沿い直進する道があるが止めてあり、右へ大久保山の道標がある。尾根へ行く。はじめ藪が被っているが、尾根に出ると道形はっきりしている。少し登って平坦な所 8:00。890M 8:10。下に桑西の集落が見える。左に鞍吾山が大きい。8:15 黒い動物が走った。熊かな?。大きくなかったから子熊ではないかしら?。しばらくはヤッホーなど大声を出しながら歩く。8:20 923M。

8:35 左から尾根が来る所で富士山が見えた 1050M付近。富士山の頂上は薄い雪が被って綺麗。天気は良いが結構風が吹いていて、立ち止まると寒い。8:50 1150M付近。尾根が分かれるのでテープがあり、下りの方向を指している。9:00大久保山 1241.7M。雑木林の山頂。紅葉はこれからだが、色づき始めている木がある。9:05出る。山名板の一つは大久保さんという夫婦が 2005年結婚記念日に登山した板。すぐに鉄塔。右に雁ヶ腹摺・黒岳、左に富士山・三つ峠、正面に滝子山、右前方に岡松の峰がよく見える。

木の間の山頂(岡松の峰)
岡松の峰に向って下りると、赤テープがある。岡松との鞍部の辺りは笹道になり、右側が落ちているので注意要す。登りになると露岩があり、右から通過した。左からも行けそう。登ってホットして振返ると大久保山が大きい。9:40岡松の峰。ここも林の山頂。景色は駄目。休まず前進する。晴れて、木の葉が光って綺麗。木の間から富士山がよく見えた。小沢ドウミへの下りは、数歩右寄りに入ると道あり。雑木林とカラマツ林の境、スズタケの道を急降下する。スズタケは高いが道形は、はっきりしているので助かる。

小沢ドウミ 9:55。ここは林道が通る。小型のトラックターが停めてあった。正面を上がって行く踏み跡がある。上がって行き、スズタケの藪を漕いで山道に出た。ここからもスズタケの中を歩く。薄いがちゃんとした道形がある。1447M への登りは、背丈のスズタケの藪だが、踏み跡しっかり有り、余り問題なかった。思ったより道形があった。以前は、道を失って藪こきで苦労したが、今回は道形は外さなかったので、それほど辛くなかった。

10:35 1447M。テープが二本あった。ここで昼食。風があって一寸寒い。11:10出発。少し進むと左よりに踏み跡があり、そちらに向うと踏み跡は下って行くようだ。前回、ドウミ北側の白ザレに踏み跡があるのを見ていたので、やや右よりに下る。ドウミへの尾根筋から離れて行くので左に寄って見たが、そちらは持つところがなく危ない。戻ってまた踏み跡を下る。と言っても、急なので木をもったり注意しながら下る、とドウミの白ザレ側 (桑西側) の巻道のところについた。さて、どうするか。白ザレの中段についた巻道は危なっかしい。滑ったら下まで落ちてかなり怪我するなあ。万はちょっとびびる。前回、晋が降りた恵能野側は、木などがあって、これより安全だった筈と思ったので、そちらに降りる事にした。

戻って、ドウミへの尾根に乗る。少し下って、尾根上の白ザレ手前から下りてみる事にした。少し下って下を覗くと崖。駄目だ。戻り、晋の前回の記録を読む。白ザレを過ぎて、松の木から下っていた。白ザレを通り過ぎて、松の木から下る。崖はないが、非常に急で、垂直に近い。足元もしっかりしない。木とスズタケを掴んで降りる。かなり危険。桑西側の白ザレの巻き道とどっちこっち無いかもしれない。何とか降りきって 11:35 掘抜ドウミの下に着いた。ドウミのすぐ下まで上がり、手前から左に無理やり上がって藪を漕ぎ、道に出た。キレットまで降りてみて、あらためてホ、11:50。11:55 出発。

富士山が見えた山頂
ドーミからの登りは急だけどはっきりした良い道だと思っていたが、1500M 位からは岩混じりの急登。12:20 赤リボンがカラマツに付けてある所で、登山道に出た。ドウミからの登山道も気を抜けなかった。滝子山に向う。12:50小屋跡分岐。12:55鎮西ヶ池。13:05 滝子山山頂。人気がある山なので沢山の人がいる。今日歩いた稜線も見える。富士山はこの時間でもバッチリ見える。グレープフルーツ食べて休憩。団体が上がってきたので 13:20出る。三角点 13:25。お上人のタル方面は、「この先岩場危険」の看板あり。

女坂・男坂の分岐では男坂を下る。13:45檜平。穴沢山分岐 14:05。水場 14:15-25。金曜日の雨の為か水量は多い。下っている時、晋、滑って大こけ。「頭打ってない」が第一声。が、手で身体をかばったので指を打つ。沢は水量が多くて、渡渉が多い。注意しながら渡る。14:45 林道。15:00 子の神社。殿平への道標ができていた。15:20 初狩駅。15:41 電車に乗る。電車がすこし遅れたが、自宅には 17:30着。
大久保山、岡松の峰、1447M と、藪の所もあるが静かな良い尾根でした。天気が良く、富士山もよく見えました。風があって、休むとすこし寒いくらい。今回は勿論、掘抜ドウミがハイライトです。掘抜ドウミの通過は、結局、晋の前回と同じルートでしたが、思っていたよりも危いルートでありました。万、よくやったね。滝子山まで行くと人が多く、やっぱり人気の山ですね。