陣馬山から高尾山


曇りだが雨は降らない予報なので、笹子まで行き、笹一の先から鶴ヶ鳥屋山に登り角研山から笹子駅に下るという計画を立てました。しかし家を出た時から雨がパラツキ、中央線に乗ってからも天気ははかばかしくありません。空模様がよくないと元気も出ないので、藤野で降りて栃谷尾根から陣馬山に登ることにしました。栃谷尾根に栃谷集落から登るのは初めてです。今日は与瀬の地図は持って来ていませんがバリエーションとか余計なことを考えず、真っ当に登山道を上がれば問題はありません。
日時: 2021年9月12日(曇)
晋 万
4:15起床。準備が早くすんで早目に 5:05に出る。歩き出すと雨がぽつぽつ降ってきた。駅までの間もずっと降る。ちょっと考えたがとりあえず高尾まで行くことにして 5:23の始発に乗った。5:32でも良いが始発は空いている。調布で乗り換え。休日は八王子行きなので北野で乗り換える。京王本線は若い人たちがけっこう乗っている。調布でだいぶ降りて座席半分くらいになった。年寄りは山支度の人がぽつりぽつりだ。北野は雨は降ってないが地面は濡れている。高尾 6:21に着いて 6:30の大月行きに乗る。小仏トンネルを抜けると地面は濡れてない。でも気合が抜けてしまったので藤野で降りて陣馬山に行くことにした。駅前のベンチで朝食。陣馬山に行く人たちが数人いた。

7:10出発。トンネルを抜けて県522を進み、左奥に福王寺がある角に石仏。さらに進むと左側に御嶽神社、長い急な階段の上だ。中里を過ぎ、旧沢井小学校を左に見て、その先が陣馬山登山口のバス停 7:35。一ノ尾根コースはここからだが、我々は右折して栃谷へ向かう。少し行き左への林道を分けると鳥居があり急な崖上に祠が見えた。右下には大きな建物がある。さらに 5分ほど行くと左上に馬頭観音(昭和7年)。その先に県立陣馬相模湖自然公園の大きな碑があった。道路わきにはところどころヒガンバナがある。まだ花にはちょっと早くてつぼみだ。7:55栃谷尾根登山口に到着。万はここから登りたいと言っていたのだが、晋は誤解していて、さらに奥の陣馬の湯の先から奈良子峠へ登るのだと思っていた。相談して、ここから登ることにする。

尾根に出ると、すぐ稲荷の祠がある
車道をずんずん上がる。栃谷の集落は登山口から 100mくらい高い所にある。舗装路を上がっていくと、上のほうに人家が見えて、ヘアピンカーブの曲がり角に休憩所があった 8:10。2分で道標があり、左上に上がり、民家の前で左へ上がる。先行の女性が一人いて、民家の無人販売所で梅干を買っていた。稲荷の祠と石碑があるが文字は読めない。少し上がると大きな桜の木があった。後ろから走る人が 4人来て抜いていった。草刈りをしている人に挨拶して通り過ぎると道端にヒオウギが咲いていた。久しぶりに見る。右に水道施設を見て左に曲がり、右に折り返すと尾根道に出た 8:25。先ほど抜いていった 4人組がいてリーダーが何か説明していた。尾根に出たところに稲荷の小社がある。稲荷が多いような気がする。

緩やかな登りを進む。8:30 600m圏のこぶの左側を巻く道にヤマホトトギスが咲いていた。毎年鍋割山で見る花だが今年も見れてよかった。8:40陣馬の湯から上がってくる 620m標高点は西側を巻く。この巻道にもヤマホトトギスが咲いていた。巻き終えると陣馬山まで 1.4km。緩く登り 650m辺りからジグザグの登りになる。道端にキバナアキギリが咲いている。9:10後ろから女の人が走ってきて抜いていった。高尾山の山域は走る人が多い。陣馬山まで 400mの道標のところで右に陣馬山を巻く道が分岐するが、巻かずにまっすぐ上がって 9:20奥高尾の縦走路に出た。山頂まで 100mとあるが、何度も登った山だし、天気も曇りで、登っても何も見えないので山頂は省略。一息ついてから高尾山方面へ向かう 9:25。

少しガスがかかっているが雨はない。9:50奈良子峠。10:00明王峠、数人が休憩中だ。10:05底沢峠。10:15堂所山巻道。巻道を行く。この後も巻道があれば全部巻道を使った。11:00景信山の巻道だが、ここは景信山に登る。ツリフネソウが咲いていた。11:10景信山山頂到着。天気もあまり良くないのに、びっくりするくらい人が多い。小屋は営業中。この辺りまでは高尾山から足を延ばしても遠くないからだろうね。一段下の売店前のベンチで昼食にした。ゴマダラカミキリがいた。友人のKさん(植木屋)には大敵だね。11:55出発。

少しだが、山ホトトギスが咲いている
滑りやすい下りを慎重に行く。でもあまり慎重になってへっぴり腰になると却って滑るので、まえがかりで小股の急ぎ足で降りるのがよさそうだ。12:20小仏峠。休まず通過する。12:35城山。ここも満員の人だ。城山茶屋ではかき氷が 300円、大サイズでも 500円。これは売れそうだねぇ。12:55鉄塔を通過。もみじ台への階段登りは思ったより長くてきつかった。もみじ台の売店から少し下って、高尾山へは登らずに 5号路に入る 13:10。少し雨がパラつくがすぐ止む。稲荷山尾根に向かうと、ここにもヤマホトトギスが咲いていた。13:15稲荷山尾根を下る。稲荷山尾根にもヤマホトトギスが多い。ちょっとびっくりだ。

13:25琵琶滝分岐。13:30 2.4km地点。13:45休憩所を巻く。ちょうど半分のところだ。巻き終えたところに外国人の若い男女がいたが、女性の身支度も足元も山に来る姿じゃない。低いといっても山だからねぇ。案内書もちゃんと書いてやらないとかわいそう。ここからも滑りやすい道を下り、14:05稲荷、14:10登山口に下山。14:15高尾山口駅に到着した。14:19の各停には乗れなかったが、14:30の準特急で乗り換えなしで調布まで行けたので、そのほうが良かった。調布でも大急ぎで乗り換えた。帰り道で納豆を買って 15:40帰宅。


高尾駅では朝早い時間なのにもう登山者がたくさん高尾山口への電車に向かっているのにはびっくりしました。藤野駅で、どうやって登るか二人で相談しましたが、地図を見ないで話し合いだけでは、わからないことがありますね。栃谷の集落はかなり高いところにあって、一番上の家まで舗装路が通じています。水道施設から尾根まではすぐで、尾根上の道はよく整備されています。日曜日ということもあるのでしょうが、曇りだというのに登山者や走る人が多く、景信山も城山もベンチは満員でした。陣馬山まで上がってしまえば、あとは登り下りの余りない道ですが、藤野から高尾山口まで、思ったよりも長距離の山行になり、結構疲れました。以前に陣馬の湯から上がって、栃谷尾根の上半分は歩いていましたが、今日は栃谷集落から全コース歩けてよかったです。でも尾根に出たところから尾根沿いに道が下っていましたので、栃谷尾根は末端から上がれるのではないかと思います。