景信山肩671mから南高尾


以前から登ってみたいと思っていた底沢から 492mを経て景信山の肩の 671mへの尾根を登ることにしました。帰りは、城山から大垂水を経て南高尾を歩き、草戸山を経て、四辻への尾根と拓大尾根の間を流れる初沢川を下って高尾霊園に出るルートを辿ってみることにしました。最初と最後が初めてのルートになります。
日時: 2022年1月14日(晴)
晋 万
5:23に乗って出発。高尾から中央線 6:30に乗る。6:30でもこんなに暗かったかなと思うほど暗い。6:40相模湖で下車。改札を出たところのベンチで朝食にする。少し寒い。空が明るんで来て、明け六つ時の明るさになってきた。7:00出発。山に日が当たってきた。道や屋根のところどころに霜のように見えるのは薄〜く雪が残っているのだ。水音がするので見ると相模ダムが放流中だった。7:20小原宿本陣。7:25底沢橋で美女谷鉱泉に向かって左に入る。中央本線トンネル出口そばの線路土手のレンガ壁は最上部のレンガを装飾積にしてある。昔の仕事は丁寧だ。甲州道中板橋のところの馬頭観音は明治16年。小仏峠登り口への車道を右に分けて、すぐ先で、右後ろに坂道を上がる。民家へ登って行く道なので知らないと分からないと思う。上がって、民家の入り口前で左へ入り、すぐ先を右へ曲がると左へ上がる階段がある。ここが尾根への取り付きになる 7:40。階段を上がった墓地の前で上着を脱ぎ、手パッツを付けて、準備し 7:45出発。

階段を登りきると山道になり 1-2分で石祠がある。陶器の狐が置いてあるので稲荷だろう。参って上がると明るい尾根になり道形ははっきりしているが落ち葉で滑って歩きにくい。すぐ杉林に入って落ち葉はなくなるが藪が少しうるさい。夏は藪で厳しそう。8:00 360mで平坦になる。饅頭形の糞がある。以前景信山水平経路でも見た。一か所だけでは無かったのでイノシシかなと思う。偶蹄目の足跡もあるが鹿の糞はないのでやっぱりイノシシだろうか?。8:05 380m圏通過。軽く下ってすぐ登り。ほぼ植林地だが、ところどころに広葉樹もある。8:10 400m付近。その先で左右に横切る道があった。

晋が思っていた場所の登山道に出た
登って左下に鉄塔が見えると 480m付近で平坦になる 8:20。杉林だが、夏は結構な藪になりそうだ。東電のセメント杭があり、その先で 492mを通過して少し下る。8:30左から古い林道が来る 520mくらいの所だ。その上で少し水平になり、上がると水平経路に出た 8:35-40。No.157の赤頭杭がある。シモバシラの花があった。ここからまっすぐに上がる。急坂、直登、バラ藪で結構きつい昇りだ。8:50登山道に出た 671m付近。頭の取れた赤頭杭、保安林の黄色の看板、関東ふれあいの道の石標がある所で、晋の予想通りだった。

景信山は省略し、城山に向かう。右に富士山が見える。頂上は雲。9:05小仏峠。城山に向かって登っていくと巻道から人が来た。ガレてるんじゃないですか?と聞くと、ほとんど毎日通っているから、と言う、じゃあ踏み跡が出来てるんだと言うと、踏み跡なんてものじゃない、もう道だよ、と言っていた。9:20城山。ほとんど人がいない。こんな静かな山頂は珍しい。関東平野は良く見えたが筑波山は見えなかった。富士山は雲も取れて綺麗に見えた。以前、山名柱の横にあった天狗は桜の木の下に移されていた。9:40出発。大垂水峠に向かう。

シモバシラが融けてないのでサクサクと下る。9:45林道交点。この辺りは植林地でいつも寒い。緩く上がってから下り、左に曲がって急坂を下ると沢筋に出て少し先で階段を降りて大垂水峠に着く 10:05。陸橋を渡って左に行く。ガレた所は補修道で上に巻く。10:15稜線に出て左へ。大洞山まで 100m弱の登りだ。いつもは人が多くて、きつく感じる道だが今日はすっきり登って 10:35大洞山に到着。途中、座り込んでいる人がいたので声掛けすると、シモバシラの花の写真を撮っている人だった。山頂では一人休憩中。ちょっとおしゃべりして出る。

10:45コンピラ山。少し早いので昼食は中沢山にして、上まで行かずに脇を通り過ぎる。次の中沢川左岸尾根のピークは巻いて過ぎ、巻き終えたところは山下への分岐。中沢山は 11:00到着。思っていたより近かった。蛭が岳がよく見える。白馬尾根にはまだ雪がなく白馬は見えない。風が強く寒いので南東側の日の当たる風の来ない所に座って昼食にした。風さえなければ暖かだ。11:45出る。登山道は中沢山の頂上は巻いてしまうのだが、南東に下る道があってトラロープもあるので、それを下ると、すぐに送電線の旧鉄塔があった。下に壊れた碍子が落ちていたりする。

巻いてくる登山道に降り立ち、進むと三井方面への分岐がある 11:50。荒れているらしく、ロープで止めてある。11:55展望台。富士山と丹沢の山々が良く見える。日がよく当たり、風もないので食事には良い。我々が昼食中に中沢山に上がってきた女性が食事中だった。休んでいる人でいつも混んでいる場所なのだが、女性の話では最近はあまり混んでないらしい。中沢山からも近いから、ここで食事するのも良いかもしれない。12:10右への分岐。すぐ竜の彫刻のあるベンチ。2-3分で西山峠。山下方面は通行注意とあり、三井への南方向はロープで止めてあった。泰光寺山は巻く。巻き終わって 12:20。すぐ先はふくろうの彫刻のある休憩所。緩く上がると入沢川右岸尾根の入口で、道標には「行き止まり(境界線)」とある。12:35三沢峠。

ここから草戸山まで、意外に遠いのだ。2-3分で榎窪山。左へ向かう。下ると散策路分岐があり城山湖に下れる。12:45ふれあい休憩所。城山湖がきれいに見える。スカイツリーも見えた。13:00草戸山(松見平休憩所)。一人休憩中。今日はほんとに人が少ない。正月なので石祠の鳥居には注連縄が張ってあった。下って 13:05青少年センター分岐。ここから下れば境川源流に行けるが省略。上がると草戸峠。高尾山がよく見える。峠から直進すれば権現谷に下れる。我々は左に下る。梅ノ木平分岐を過ぎ、すこし上がって、また少し下る。拓大の有刺鉄線のフェンスがあるがきれいになっている。少し上がって拓大尾根分岐に到着 13:20。

藪を降りテープが有りホッとする
ここから初沢川源流に下る。2.5万の地図では少し左(北西側)から下るように破線があり、行って探すが踏み跡も何もない。案内書を読むと右に少し行ったところから下るとあり、2-30m行くと木にオレンジのテープがあった。踏み跡も何もないがここから下ることにした 13:30。藪をかき分けて下り、沢筋に出て、下る。黄色いテープがぶら下がっていて、これで良いのだと分かる。赤テープもある。5-6分下ると、流れるほどではないがジクジクと水が湧いてきた。やだな。滑らないように気を付ける。13:40左上に踏み跡が出てきたのでそれを行く。

13:45左から沢が合流する。右上からは鉄塔から下ってくる踏み跡がある。左から来る沢沿いにも道がありそうだ。少し行ってテープを見て右岸に渡る。林道跡みたいな道を 1-2分進み、左から沢が来るところで、又、左岸に渡る。渡ったところは広くて林道の駐車場みたいだ 13:50。この後も林道跡みたいな道を行くが、ズタズタに寸断されている。少し右岸を歩いて 13:55左岸に渡る。まあまあ歩ける道になる。「樹木草花の採取を禁ず 地主」という看板があり、14:00左から沢が来る所で右岸に移る。14:05前方に小屋とトラックが見えたところで、林道はきれいさっぱり崩壊。3m程の斜面を下って河原に降り、少し歩いて林道に上がると、すぐ先にゲートがあった。通り抜けると高尾霊園の一番奥に出た。

大きな霊園だ。50mくらい上まで墓地がある。14:20高尾霊園入口に着いた。後は車道を高尾駅に向かう。道路工事の人に道を聞いたりしながら浅川中学校の脇を通り、浅川小学校の方に右折、小学校の前の信号で左折、駅下の二輪車駐車場を通り過ぎて 14:40京王の駅に着いた。14:46の特急に乗る。リュックに枯れ葉や小枝などのゴミがいっぱい付いていた。小さいセミの抜け殻も 2つも付いていた。初沢川の藪だね。車内でコーヒーを飲んだりしてゆっくりし、調布で乗り換え。15:45帰宅。


コロナの影響か、はたまた寒いのか、時間が早かったのか、登山者が少なかったです。今日はかねて念願の、底沢から景信山の肩までの支尾根を上がりました。植林地の尾根ですが良い尾根でした。踏み跡は全部直登なので短い尾根ですがきついし、夏はバラ藪がかなりありそうです。南高尾の稜線に行くと、低いので昼からも結構人に会いました。でも普段よりは少なかったと思います。初沢川からの下りは沢筋までは嫌な道でした。沢筋なので、日も当たらず 1時間は長い気がしました。2.5万図には破線がありますが、今はなんとか踏み跡がある程度です。今日は人に会うのが少ない山行でした。