北高尾


同じようなところばかり行きますが今日は陣馬高原下行きのバスに乗り松竹(まつたけ)で降りて北高尾へ上がり関場峠付近から木下沢(こげさわ)林道に下り、鉄塔尾根から奥高尾へ上がろうと思います。その先、底沢へ下るか高尾に下るかは時間次第で考えるつもりです。
日時: 2023年3月9日(晴)
晋 万
5:52に乗って出発。調布・北野で乗換えて高尾へ。高尾から陣馬高原下行き 6:50のバスに乗る。学生と登山者が多い。聖パウロ学園野球部の生徒が結構多い。7:05松竹で下車。橋を渡って松竹林道に入る。400mほど行くと松嶽稲荷。立派な稲荷神社だ。ここで朝食にする 7:10-35。食べている間に日が差してきた。

水がない清龍寺滝
神社から 400m行くと右に滝ノ沢林道が分岐する。左へ松竹林道に入り、7:45道標のところで右へ、清龍寺の滝へ向かう。赤テープがあり沢沿いに道がある。沢には水がないので滝も今日は水がないだろうと思いつつ進む。7:55滝に到着。細いが 40mほどもある 4段の滝で、雨の時期でも水は少ないらしいが、今日はすこし湿っているくらいで全く水がなかった。滝手前の右に、急なざれ場を上がって行く危なそうな薄い踏み跡があり、落ち口迄上がれるようだが行かずに戻る 8:00。8:10分岐に戻る。2-30m先に城跡方向を指す道標が左を指している。ここは直進し棚沢沿いに進む。

8:20清瀧不動。建物は残っているが廃墟だ。さらに奥へ進む。8:25右に上がって行く道が分岐する。棚沢沿いも良い道なのでちょっと迷ったが案内には「右上の山道に入る」とあるので上がって行くことにした。良い道だが急なので、滑ったりこけたりすると危ない。気が抜けない。しばらく上がると斜面をトラバースしながらの急登になった。道は悪くなり、左下は急斜面なので神経を使う。危ないところは四つん這いで登る。8:35やっと緩み、少し先で涸沢を渡り左へ行き小さい尾根を乗っ越すと棚沢の滝の落ち口、水は無い。

渡って右へ 10mくらい沢沿いに行くと左斜面にトラロープがあるのでこれを登る 8:40。ロープでも木の根っこでも、掴まるものがあるとホッとする。足元もしっかりしているし、急斜面だが、先ほどのトラバース道よりは余程安心だ。8:45平坦な小広場に着いた。一息つきお茶を飲む。さらに緩く上がって 2-3分で左右に通る道と会った。城山の巻道と思ったがよく分からないのもう少し上がってみて見下ろすと道はずっと続いている。巻道と確信できたので戻って南へ向かう 8:50。良く踏まれた良い道で 8:55駒冷しに到着した。

ここで城跡から富士見台への縦走路と会い、道標がある。我々は引き続き巻道を進む。道は今までよりも少し悪くなるが問題は無い。9:05西方堡塁群の尾根を横切る。尾根上には堡塁跡の石が散らばり、石垣が残っているところもある。その先で白い花を見つけた。一輪なので何とかイ チ ゲかなとも思うが葉が違う。調べてもよく分からなかった。9:10自然観察林の看板の残骸があった。ここから北へ下る尾根筋には踏み跡があるように見え、清龍寺の滝への入り口付近に出られそうだ。ここから、やや藪が被るが、300mほどで滝ノ沢林道の終点に出た。車の入れる道はここまでみたいだ 9:20。

杉沢の頭
林道を 2-3分行くと尾根末端で、朽ちた梯子がある。これが案内書のハシゴだが、尾根を回り込んだところに登り口があった。ここから下方への尾根にも踏み跡があり滝ノ沢林道の入口付近に出られるみたいだ。9:25登りにかかる。50m程登り、緩く下ると、左右に行く踏み跡がある。直進する。尾根の直登で急で辛い。50m程登ると緩むが、その後も前方に頂上かと思ってもまだ先があり、なかなか苦しい。9:50三角点のある杉沢の頭に到着した。今日はスギ花粉が多いようで万は鼻水と涙が苦しい。花粉除けに鼻を覆ってあるので呼吸も苦しい。予定を変更し、狐塚峠から木下沢林道に下り、景信山方向に上がって、東尾根を梅林に下ることにした。9:55出発。

10:15高ドッケ。10:30板当山。女性が一人来て先に行かせる。10:40林道に出て左へ巻道に入る。巻道はすぐ終わり、また、左へ入る。10:45狐塚峠から下ってくる道と会い、木下沢林道へ下る。10:55木下沢林道に出た。林道は工事中で梅林の方向は平日は通行止め。関場峠方面は車止めで止めてある。小屋は何か作業中でチェーンソーの音がしていた。森林作業の人達もいる。景信山方向へ行こうとしたら作業の人がハナネコノメとアオイスミレが咲いていると教えてくれた。教えてもらった場所で見て写真を撮り、ハナネコノメを見に来た人に場所を教えたりして 11:10出発。

紅梅が綺麗に咲いている
沢沿いに登って行く途中で白い花が一輪、4弁だったがニリンソウだろうと思う。その少し上にはまだ蕾のハナネコノメがあった。山はいろんな花が咲く季節になった。11:55東尾根分岐に到着。万が先行していたのに急に姿が見えなくなったので晋はあせって登ったが、万は途中でちょっと道間違いしたそうだ。ここで昼食にする。少し風があって、風上向きは万の花粉症が辛いので風下向けに座った。食事中、一人東尾根へ、一人木下沢へ、二人木下沢から景信山へ向かって行った。

12:45出発。暖かだ。風も全然寒くない。じっとしていても汗が出るくらいだ。ヒイラギの木がけっこうある。ミヤマシキミはもうすぐ花が咲きそうだ。13:10お休み処。ここから急坂の下りが 2段あり、13:20道路界標。植林地の急坂を下って鹿柵の扉を通り 13:35木下沢梅林に到着した。梅林は少し盛りを過ぎているがまだまだ綺麗だ。最上部まで上がって一巡りする。13:50出て高尾まで歩くことにする。街道沿いの家ではミツマタが満開だ。トサミズキも咲いていた。豆腐店の先の家の石垣にはオキナグサが咲いていた。蛇滝入口のところから遊歩道に入る 14:15。橋を渡って右岸を行くと、川向こうの高速道路側に荒井梅林が見えた。14:20天神梅林。14:25イチリンソウが咲いていた。橋を渡って 14:30駒木野公園。今日は病院横を通れる。14:40駒木野庭園。14:50高尾駅。

15:01に乗って、北野・調布で乗換。16:05帰宅。


今回の登山は面白いコースでした。天気も良く気温も高いので、花粉が飛んでいて万は大変でした。特に鼻と目がひどく息苦しくて可愛そうでした。体力を消耗して意外に大変でした。八王子城跡付近はいろいろなコースがあり、冬に行ってみたいです。予定のコースが行けなかったのですが、次回に期待したいです。