茗荷沢左岸尾根・73号鉄塔尾根

3月に入ってから、天気が悪く雪が降ったり雨だったりしました。やっと木下沢梅林の梅が見頃になってきたとか。最近は土・日はあまり山行しませんが、用事があったりして、梅林に行くには、土曜日の今日しかありません。のんびり行こうと思いましたが、梅林だけでは勿体ないと、北高尾の支尾根、茗荷沢左岸尾根、を上がり、狐塚峠から小下沢林道に下り、林道を歩いて梅林に行く事にしました。天気予報があまりよくないので早く行って早く帰ることにしました。
日時: 2025年3月15日 (曇)
晋 万
朝食を食べてからゆっくり出ようと思っていたが、天気予報があまり良くないし、週末の高尾方面は混むので、朝一で行く事にした。4:20起床。天気は曇、気温は低くないが風が冷たい。5:32に乗って出発。調布、北野で乗り換え、高尾 6:17着。陣馬高原下行は 6:47。バス停に行くと、さすがに土曜日で、もう十数人並んでいた。並んで、立ったままでおにぎりを食べる。臨時の急行バスが 6:47に出て、山姿の人は我々以外はみんなそれに乗って行った。急行は途中で停まらないので我々は定時のバスで行く。定時のバスは急行の後に来て 2-3分遅れて発車。殆どが聖パウロの野球部の生徒達だ。マネージャーの女子生徒もいた。大久保で彼らが降りると乗客は 4人になった。山は我々だけ。佐戸で下車 7:05。

ここから取り付く
200mほど戻って板当橋を渡り板当林道に入る。すぐ短いセメント橋があり、渡った所の右にテープと崩れかけた階段がある。支度をしてここから上がる 7:20。階段を上がると、上に半坪ほどの平地があり、元は祠があったと思われる。右側から急坂で狭い尾根を上がり、痩せ尾根を少し行く。ヤブツバキの花が咲いている。下って 7:30鞍部。赤テープが多い、古いのも新しいのもある。ひと登りして 7:40 300mで右からの尾根が来て左へ。下り口には沢山の赤テープが付けてある。ここからしばし平坦になる。山道に沿ってモミの大木がある。7:45 349mのコブ。上がって 350mのコブ 7:50。

20mほど下ってまた上がる。狸のふんが多い。8:00 360mで古い伐採地の上へ出る。伐採地は植林がすんで幼木があるので鹿柵があり、柵に沿って左へ向かう。伐採地を過ぎると大きなモミの木が多い。8:20急坂を上り切ったところで 460m。8:30左から茗荷沢右岸尾根を合わせて 494mに到着。右岸尾根側を見下ろすと、テープが多い感じだ。

林道に出た
2-3分平坦な道を進み、林道に出た。少し右に工事起点の標識がある。大岳山が見えた。林道を左へ板当峠に向かう。左側が開けて都内が見える。8:45 稜線を人が歩いているのが見え、右に踏み跡があるので上がってみる。8:50稜線に出て左へすぐ狐塚峠だった。お茶休憩中に走る人や登山者が 3人通過。狐塚峠から下って 9:00小下沢林道。景信山への登り口にはハナネコノメがあるがまだ殆どつぼみ。梅林の方から来た人に聞くと梅林はぼちぼちの咲き具合らしい。まだ時間も早いし、天気も保ちそうだ。このまま梅林に行ってもなぁと考える。万が 73号鉄塔尾根はどうかと言う。雪がない時に上がってみたいというアイデアだ。そう決めて 9:05ゲートを通って出発し、林道を奥へ行く。沢沿いにもハナネコノメがあり、少し咲いているところもあった。9:35 奥に滝のある景信山ルート入口。昔失敗したルートで、当時は滝の脇に残置ロープの一部が残っていたが、今はもう完全に駄目だろうと思う。その代わり、と言えるかな？、手前の尾根に赤テープと踏み跡が見えるので、そこから行けそうだ。

ここから鉄塔に向かう
9:45鉄塔尾根登り口。お茶・干しマンゴー。走る人が後から来て奥へ行った。9:50出発。黄杭から右へすこし上がって、乗っ越す感じで沢筋へ下るのだが、上がったところに右上へのテープがあった。行ってみたが、踏み跡は薄いし、かなり悪い。やめた方が良いと判断し沢筋へ行く。沢筋の道は荒れている。倒木も多い。10:00右から小沢、さらに奥へ。10:05鉄塔巡視路の黄杭のところ。木の下に「緑をたいせつに」の看板がある。ここから右へトラバースする。トラバース道も荒れていて倒木も多い。最後は 10mほど斜上して 540mくらいのところで尾根筋に出た 10:15。

ここから尾根筋の急坂をジグザグに上がり 10:25-30 新多摩線73号鉄塔 595m、お茶。北西に三本松山が見える。ここから少し平坦があり、又、ぐいと登ると 72号鉄塔。鉄塔下は急な裸地で、前に来たときは雪でちょっと苦労した。今日は雪は無いが滑りやすい。過ぎるとすぐ登山道に出る 660m 10:35。さてどうするか。景信山方向に行く事にする。景信山は巻いてしまおうとも思ったが、土曜日で高尾山は人も多いから、人の少ない東尾根を下って梅林に行く事にした。

モノレールが上がっている
11:00景信山。にぎやか。ボンヤリだが、スカイツリーも見える。東尾根へ向かう。11:10バス停分岐。11:20小下沢林道分岐。直進し 11:25大久保山。3人休憩中だった。11:45 478mお休み処で昼食。1人いたが我々が着くと同時に出て行った。12:30出る。道路界標のところまで下るとモノレールが来ていた。梅林の前の資材置き場から来て、ここで方向を変えて、高速の法面側に下って行くようだ。12:50 梅林に下山。梅は満開だ。曇だが、来ている人も多い。緑萼梅があったので入口の人に聞くと 1本だけの由だ。一回りして 13:05出る。

13:15城山方面への林道入り口から南浅川の右岸に降りて行ってみた。降りたところに「エ」があった。高架の木道(通行止め)の下を進み、木道が終った先まで踏み跡は続くが、マス釣り場対岸の少し先で行き止まり。13:30戻って高尾駅へ向かう。13:45豆腐屋。13:50公園のところから南浅川沿いの道に入り、天神梅林を過ぎて 14:05 駒木野公園。14:25 高尾駅。京王線 14:30の特急には乗れず 14:40の各停に乗る。コーヒー、菓子で一息つく。北野乗り換え。調布でも乗り遅れて 15:27に乗ると新型特急用車両で楽ちん。15:55帰宅。

狐塚峠から小下沢林道に着いた時間が早かったので、そのまま梅林に行くのはもったいない感じになりました。たまたま梅林の方から来た人に聞くと開花具合はまあまあとのことでした。ここから景信山に登っても良いけど、万が 73号鉄塔尾根を思い出し、雪の無い時に登って奥高尾の稜線に行くアイデアを思いつきました。小下沢林道を関場峠方面に向かうと、崩壊しているところがあったりしますが、歩いている人や走る人がそこそこいました。ハナネコノメもありました。景信山の東尾根を下山し、木下沢梅林に寄って帰宅しました。

梅林は木下沢梅林と書きますが、林道は小下沢林道です。こういう場合、漢字は後からあてただけなので、ひらがなの「こげさわ」が正解です。さて「こげさわ」とは何かな？。諸説あるそうですが、「かげのぶやま」の「かげ」と「こげさわ」の「こげ」は同じで、高原で草が生えて木がないところの意味だそうです。その景信山の沢で「かげのさわ」が「こげのさわ」ー＞「こげさわ」という説があります。