倉岳山北西尾根


先週の笹子雁ヶ腹摺山はきつかったので、今日は無理しないで前道志です。800-900mの山なので紅葉が盛りでしょう。倉岳山へ北西尾根からへそ水を経由して登ります。下りは時間次第で、寺下峠から梁川、新大地(おおち)峠から四方津、高柄山から上野原のどれかにします。でも高柄山までは難しかろうと思います。予報は曇り時々晴です。良い方に外れますように。。。。気温は23-4度まで上がる予報なので、山でも 17-8度くらいでしょう。10月半ばころの山支度にしました。
日時: 2020年11月19日(雲の多い晴)
晋 万
今日は前道志、倉岳山へ北西尾根から登る。1000m以下なので、今週辺り、紅葉のベストと思うが、晴れて欲しい。少しゆっくり出て 6:11 に乗る。満席だった。先週はけっこうきつかったので今日はゆったり気分だが、高柄山まで行けばきついことになる。高尾 7:07発の電車はそこそこ登山者は居る。多分連休中を避けているのかな?。7:37鳥沢駅で下車。降りる人は多い。山の人も数人で、どうやら扇山方面らしい。トイレして準備している間に次の列車も来た。

7:45 出る。国道を東に、信号で右へ入り、鉄道の下をくぐって左へ。線路に沿って少し行き、斜めに右へ。突き当たって右へ。集落の間を通って、国道からの広い道に出て右へ下り 8:00桂川の橋を渡る。橋から西方向に北野三社神社のイチョウが綺麗に色付いているのが見えた。この神社にはイチョウの巨樹があるが、巨樹は色付いたイチョウの右の小さい方だそうだ。橋に下る途中の、東 100mにある諏訪犬嶋神社には大ケヤキがあるそうなので、次回は寄ってみたい。渡って右に坂を上がり、坂上で道標に従って上がる。道なりに左へ曲がり、突き当たって左へ、その先を右へ行く。8:10 山之神神社があり今日の無事を祈念。少し先で鹿柵・車止めを過ぎる。

溜池の下を横切り、登山道が右に曲るところで、真っすぐに踏み跡を入る。笹がぼそぼそ生えていて使われていないが、一応ちゃんとした道だ。50mくらい入ったところに小規模治山事業の看板があり、踏み跡があったので、ここから取り付いた 8:20。取り付きはかなり急だ。人の踏み跡なのか、鹿の道なのかよく分からない道を適当に拾って上がる。8:25 左よりの尾根に上がると、下から踏み跡が上がってきていた。ここからは尾根を辿ればよい。良い道で楽になる。2-3分で植林地が終わり広葉樹になる。天気は雲の多い晴で、日が差すと紅葉が光って綺麗だ。

紅葉が綺麗
8:35 470m付近。少し下る。8:40 右から仕事道が上がって来た。ここから仕事道を辿る。8:45 560m付近。イロハモミジの紅葉が綺麗だ。少し下る。この辺りの紅葉は素晴らしい。644mへは急登になる。9:00-05 644mの手前で北への尾根が分岐する。北方向の尾根へは我々が上がって来た方向よりも明瞭なテープがあり、下畑の方へ下れるようだ。尾根分岐から少し上がって 644m標高点。少し下って 700mの尾根への登りになる。落ち葉で登りにくいので獣道を辿って右方向へトラバース気味に上がってから登る。落ち葉できつい登りだ。

9:25 730m付近で右から来る尾根に出た。へそ水コースの尾根だ。分岐にはテープもあるが、下ってきたら注意が必要だ。へそ水コースの下りは荒れた感じだ。ここからは作業道がある。9:40 へそ水分岐 825mくらい。と言ってもへそ水の方向が道で、そのまま尾根を上がる踏み跡は薄い。3−4分でへそ水。小さい水たまりで、そばに太いスギが 2本ある。少し先にモミの大木。見上げると雨乞社の小祠がある。へそ水から上がるとすぐに尾根、870mくらい。倉岳山まで 100mの登りだ。950mくらいまできつくて、950m付近で一息つくと、すぐ山頂 10:05 990m。「この先行き止まり」の看板の裏に出る。

山頂は誰もいない。富士山が綺麗に見えたがすぐ雲が被ってしまった。反対側は権現山が見え、左側に滝子山から黒岳の稜線が見えた。立野峠から女性が一人登って来た。入れ替わりに我々は出発 10:15。紅葉を愛でながら下る。日が差して綺麗だ。下って、少し上がって 900m付近で一人会う。10:40 立野峠。一人休憩中。休まず進む。緩く上がって細野山 838m。杉の木に山名標が打ち付けてあった。下りは松の幼樹がある。イロハモミジの紅葉とイタヤカエデの黄色が盛りだ。11:00 815m。道標にマジックで秋山と書いてある。緩く上下して 11:10-15 鳥屋山 808m。北尾根は止めてある。以前登ったことはあるのだが、又、登りに使って様子を見てみたい。

11:20 三角点の分岐。ぼちぼち昼食と思うが、ここで昼にすると次の登りがきつい。頑張って 100mほど登る。登り着いたところは広葉樹で日が当たる。南風がきついので北側の斜面に座り昼食 11:45-12:30。背中側から日が当たって暖かだ。今日は大地峠から四方津へ下ることに決めた。食事を終えて出るとすぐ 818m 舟山の山名標があった。何故かトヤ山と書いた山名板もあり、こちらは間違い。進んで桧の植林地を下ると寺下峠 12:45 711m。次の 763mは北を巻いたが、トラバース道は滑るので山頂を通った方がよさそう。13:00 巻き終えて、860mへの登りは岩のある急登。ロープもあるが岩と木を掴んで登る。途中、ちょっと緩むが全体に急登。慎重に登り 13:15 860mの肩についてホ!。すぐ 860m三角点。矢平山の山名標がある。13:20出る。

二代目の御屋敷松
下って13:30 大地トンネル分岐。道標には緊急時情報とタクシーの電話番号が書いてある。上がってすぐ甚之函山分岐で、これを行くと旧大地峠を通る。下ると旧大地峠分岐 13:35、これは巻道で旧大地峠へ行く。緩く下って 13:45 大地峠。道標はスギに縛り付けてある。四方津へは巻道を行くが上まで上がって見ることにして登る。少し登ると金山峠への分岐がある。道標にはこのまま登ると高柄山方面となっているので、大地峠に戻る 13:50。巻道を行くと、先ほど途中まで登って行った山から降りてくる道と会う。13:55 林道を横切る。地図では林道はここまで来てないが、今は梁川まで立派な道が通じている。

上がると道標が左を指す。地図では尾根筋なので尾根を進んでみるが林道が左下にあるので、尾根を行っても法面があって林道に下れない可能性がある。14:00 戻って道標通りに行く。道は林道までは下らずに、林道の上を付かず離れずに行く。先ほどの尾根を進んでも来れた。14:10 一旦林道を離れて、すぐまた林道の上に出ると御屋敷の松がある。二代目だ。14:25 馬頭観音、寛政6年。14:30 580mくらいで林道は隣の尾根に行って、道は林道を離れた。550mくらいで右に下り500mくらいで尾根を乗り換える 14:35。14:50四方津駅 40分の道標、川合峠。細い山道があるが、我々は道標に沿って降りる。ここからは道が広くなる。下って行くと大きな望遠レンズのカメラを構えた人がいた 14:55。かなり遠いが、ここから中央線の鉄橋を通る電車を撮るそうで、撮り鉄の人には有名な場所らしい。無線を使って電車の情報をやり取りしているそうだ。

すぐ四方津駅 30分の道標。15:05川合橋。坂を上って駅の下に出て、左に回り込み、15:15 四方津駅到着。試運転の車両が止まっていたので写真を撮る。体を拭いて着替えし、電車を待っていると、先ほどの撮り鉄の人が来た。聞くと止まっていた試運転の電車が、彼が狙った電車だそうで、写真が撮れたのならレアものだそうだ。15:40 大月からの中央特快に乗った。高尾で急いで乗り換えて準特急に乗れた。調布でも乗り換えが良かった。17:10帰宅。


倉岳山北西尾根はなかなか良い尾根でした。今はイロハモミジ、イタヤカエデの紅葉が美しい時期です。ミズナラはもう終わりかけですね。次は新緑の時に登ってみたいです。大地峠までは結構長丁場でしたが、上り下りが少ないので紅葉を愛でながら気持ちよく歩けました。山で会ったのは 3人。今日も静かな山でした。