倉岳山北尾根から北東尾根


今日は倉岳山に北尾根から登り北東尾根から下山することにします。北東尾根は 12月に下ろうとしましたが、途中の 747mから、梁川方面を記した道標とテープを見落として、そのまま北に直進し、下畑の集落に下山してしまいました。今日はそのリベンジです。いつもより遅くてもいいので、ちょっと遅い出発です。
日時: 2022年1月20日(晴)
晋 万
5:00起床。準備して 6:11発に乗って出発。すこし遅いので乗客はすこし多い。座ろうと思えば座れる感じだが調布までは立って行く。東の空が赤くなってきた。調布での乗り換えは短いが、高尾山行の特急に乗った。コロナの影響かな?登山者は少ない。北野で明るくなった 6:45。高尾 6:54着。甲府行 7:07発に乗る。電車はもう入線している。中央線も登山者は少ない。車内で朝食。四方津を出たところで食べ終わる。鳥沢下車 7:36。我々の他には登山者はいない。準備して 7:40出発。桂川を渡り左に行き下畑の集落を抜ける。右に三界万霊塔を見て、その先で橋を渡り、坂道を右に上がると下畑遊園地 8:15、ブランコと滑り台と雲梯のある小公園だ。上着を脱ぎ、支度して下畑八幡宮の階段を上がる。

石の祠が二つある
正月だが八幡宮には特に注連縄なども無い。参拝してから、拝殿右の踏み跡を上がると、鹿柵があり、扉があるので針金を解いて入る 8:20。この先テープが有る。2-3分登ると、踏み跡が左右に分かれている。正面に大岩がある。我々は岩の前を左にトラバースする。巻き終わると牛頭天王と金毘羅の 2つの石祠があった 8:25。ここからは祠の後の急尾根を直登する。体がまだなじんでいないし、狭い尾根だし、又、滑りやすい道だし、つかまる木も少ないので、慎重に登っていく。8:30 370mくらいで一息つくが、引き続き痩せた急登だ。8:40 458mに到着。お茶を飲んでホ!と一息つく。2008年に下ってきた時は、一旦は今回登った尾根を下りかけたが、雪もあって滑るので、北東の尾根を下り、上の方は良かったが、沢筋に出るところが少しややこしかったのを覚えている。

458mから少し下って上がり 470m。少し下って、岩混じりの短い急登を上がると 520mのコブ 9:00。鹿の足跡、糞が多い。少し下って、上がって 550mで一息ついて、又、すぐ上がる。左前方から日が差す。風はない。9:10 610m付近の小コブ。9:15 650m付近は緩い登り。9:20 短いが急な岩場を登り切って 690mの平坦地でホ!。日が正面から差してまぶしい。9:30 740m付近から急登になる。はじめはザラザラして滑って登りにくい。少し上がると落ち葉の急斜面になる。木も少ない。サルになった気分で、手を落ち葉に突っ込んで、完全四つん這いで、駆け這上がって、木を掴んでホ!、また次の木まで四つん這いで駆け這上がってホ!。倒木もフルに使う。9:45少し緩くなったがまだまだ急だ。9:50 850mでやっと緩くなる。緩い斜面を上がって、枯れた大木があるところで平坦になる。ヘソ水の上だ。

倉岳山への登りにかかるとジグザグの踏み跡がある。ザラザラで滑るとはいえさっきの急斜面よりはまし。10:10倉岳山頂到着。誰もいない。富士山は強風らしく、山頂から雲がたなびいている。誰もいない山頂の写真を撮る。下りに備えて杖を出して準備し、10:20北東尾根へ向かって出発。

北に入ってすぐ右へ行き、しばらく平坦を進んで 10:25左へ曲がって下る。ザラザラの急坂で滑る、滑る。杖はあまり役に立たない。10:35急坂が終わって一旦は少し楽になるが、その先にも急坂があり滑りやすい。10:50やせた鞍部になって、少し上がると 747mに到着 10:55。前回は、ここで間違えて、真っすぐ進んで、ピンクのテープについて下ったのだった。右へ下るので、今日は、右を注意しながら、少し下って、平坦になった所で右に沢山のテープがあるのを見つけた。平坦になった尾根は幅があるので注意が必要で、左寄りを歩いたら下り口のテープは見えないし、木にとめてある道標はわざわざ探して見つけたくらいだから当てにしない方が良い。下り口から見下ろしても、広い斜面で、尾根という感じがしないから分かりにくい。

とうせんぼの岩を通過
落ち葉の急斜面をぐんぐん下る。道はジグザグになっている。上の方は広い斜面で、尾根状になっていないので下り口が分かりにくいのだが、下り口さえ分かれば、一応、左前方下に尾根が見える。テープも多すぎるくらいある。急なところにはトラロープがあるが、まあ、有った方が良いかな?というトラロープだ。11:10 630m位で少し落ち着くが、又、すぐ急な下りがあり、やっと下りついて平坦になり、すこし上がって 570mのコブ 11:20。少し下って、ぐっと上がり 590mに到着 11:25。ここで昼食にする。風がなく、日もぽかぽかで、暖かい。万は暑いと言う位だった。

食事を終えて 12:15出発。雲が増えてきて、風も少し出てきた。絶妙のタイミングで食事したものだ。少し下って、右への尾根が派生し、その先の軽く上がった所から右へ下る。左は昔上がってきた神社からの尾根だ。下りはじめは岩のある痩せ尾根だ。気を付けて下る。岩がなくなるとザラザラの滑る急坂になる 12:35。430m位で平坦になり落ち着く 12:40。ボショボショと笹が出てきた。落ち葉で滑るが歩きやすい道になった。植林地になって 12:50祠があった。中には石棒が立ててあった。すぐ水道施設があり、その下で登山道に出て、左へ 30mほどで登山道入口に出た 12:55。

あとは車道を歩き、梁川大橋を渡ると梁川駅に到着 13:10。13:25に乗り、高尾で京王に乗り換え 14:04発に乗り、調布で乗り換える。16:15帰宅。


今日は一日誰にも会わない山でした。昼過ぎまでは雲もなく、風もなく、暖かでした。午後からは雲が出て、風も出てきましたが、まずまず一日良い天気でした。北尾根は 2008年1月に下ったことがあり、その時は末端の 458mから北東に下りました。北東尾根は 2002年に立野の神社から 493mを経て登ったことがあります。だけど、どちらも殆ど覚えていないので、初めて歩いたと同じようなものでした。北尾根取り付きの 458mまでと、北東尾根の 580mからトタン沢橋への下りは全く初めてでしたが、どちらも面白かったです。リベンジも出来、静かな山行で、今日はとても気持ち良かったです。前道志の北側はいろいろ面白そうな支尾根があり、中央線からすぐに登れて、時間もたっぷり取れるので、いろいろ探して登ってみたいと思います。