孫山・明王峠・水平道


旅行から帰ったばかりなので軽く行きたいと高尾を考えました。高尾はいつでも人が多いのですが、日曜日なので特に多いでしょうから、人のいないルートで考えて、相模湖から孫山東尾根を上がります。孫山から明王峠までは一般ルートです。明王峠からは陣馬山に上がって、戻り、陣馬の湯に下ろうと思います。でも、天気や疲れ具合をみて高尾山に向かうかもしれません。明王峠で考えましょう。
日時: 2022年10月30日(曇の多い晴)
晋 万
4:15起床。まだ外は真っ暗だ。5:32発に乗り、調布・北野・高尾乗り換え。調布乗り換えでは、ハロウィーン仮装帰りの人が沢山降りたし、まだ乗っている。酒臭い。渋谷はどうかな?。府中 5:50頃には、空が明るい。明け六つ時だ。北野で乗り換え。結構登山者が乗っている。片倉付近で日の出 6:10。高尾で乗り換えは 6:30だ。大月行なので登山者は少ない。相模湖駅には 6:38。待合室で朝食。

7:00出発。国道に出ると、11月3日に小原宿で本陣祭の大名行列があるようで、旗が立っている。7:20小原宿を過ぎ小原の郷で左へ入る。孫山(子孫山)東尾根の登山道入口を過ぎて更に進む。7:25林道ゲート。入るときに万は木の枝に足をひっかけて大転びをする。4-50m入って右への踏み跡を下る。沢を渡り、左へ上がる。少し登り左から古い林道が来るところで右へ行く。すぐ沢に出て、右岸を少し上がると、対岸の上の方に白い板の道標が見える。沢を渡って、道標の方に向かって踏み跡を上がる。道標の所で上のシャツを脱ぐ 7:35。この辺りから仕事道を登る。

ジグザグを上がって 7:40分岐になった。左の方は木で止めてあるように見えるので右に行ってみた。少し進むと水平に山を巻いて行くので、戻って左へ行くことにした。初めはジグザグを上がっていくが、小尾根のところから山を巻いていくようになった。道を外れて尾根に上がり直登する 7:50。踏み跡はないが藪も少なくルンルンで上がりピークに出た 354m 7:55。ピークには右から踏み跡が来ている。先ほどの分岐で左が停めてあるのは正しくて、右に行って水平になってもそのまま進み 354mの南尾根から来る方が正解だったようだ。

山頂の山名板は変わっている
赤と黄色のテープがある。ここから綺麗な道になった。8:00木柱の道標有り。直径 10cm程の杭の上部を三角に削ぎ落して矢印が書いてある、ちょっと変わった道標だ。8:05 400mの平坦地。鹿の足跡や糞も多い。鹿声も時々聞こえる。8:10少し上がって 420m、同じ道標有り。また少し平坦。8:15 430m付近で左へ。コウヤボウキの花が多い。少し平坦を行き、上がると 448m 8:20 道標有り、藪っぽいところだ。少し上がって 8:30 460m圏で小広い所だ。右寄りに進む。ここにも道標有り。少し下って、山頂までは緩く 100m登る。8:40右からの尾根を合わせて左へ、道標有り。じきに山頂の一角に出て平坦を左へ 100m程で山頂到着 548m 8:45。小枝を組んで高 1m程のインディアンのテント型の三角形にしたものがある。孫山と書いた山名板は木組みに掛けてあった。木組みの前に茶碗が置いてあったので木組は何かの祠かもしれない。

南へ下って 8:50登山道に出た。明王峠に向かう。9:50大平小屋。矢の音に上がる登山道はだいぶきれいになっている。9:25矢の音分岐。9:35林道 614m。9:40白百合姫の塚。9:45明王峠の巻道分岐。9:50-55明王峠。今日は雲が多く富士山は見えないし、紅葉はちょっと早い。陣馬方面から人が沢山来る。陣馬山は止めにして高尾方面に向かうことにするが、人が多いので白沢峠から水平道を歩き小仏峠まで行くことにした。10:00底沢峠。10:10-15堂所山の巻道。その後も巻道を歩き、10:30白沢峠から水平道に入る。昔は入口に「巻道ではありません」と小さな木札があったが今はない。その代わりかな?小さな白杭があり矢印に「巻道ではない」とあったが、白杭の位置が悪くて分かりにくい。

水平道は、以前 696mの下あたりで伐採作業をしていたのでどうなっているのかな。楽しみでもある。鉄塔の上を過ぎたあたりにセンブリの群落。可愛い。そばにリンドウも咲いている。10:45鉄塔尾根。下りは止めてあった。10:50前回通った時に作業をしていた場所。変則的な五叉路になっていた。上がって行く道が前後にあり、はっきりした作業道だ。下っていく道があり、これもまずまずの道。この三本に交差する形で水平道があるが、水平道は藪っぽい。下っていく道を行けば 696mの東の 700m圏から南西に下る尾根に乗るだろうと思うがどうかな?。水平道を進む。

10:55 700m圏から南西に下る尾根を巻き、一旦深く沢筋に入り、また小尾根を巻くと突然走る人に出くわした。巻道と思ってきているようだ。堂所山の方まで行く水平道ですよと言って変則五叉路付近の地図を書いて説明したが、巻道じゃないと分かったのでそのまま小尾根を縦走路の方へ登って行った。地図も持たずに GPSだけで、こういう人は最近多いね。藪漕いで 50mも上がれば良いからまあ勝手にすればいいが、高尾山だからあなどっていると思う。

11:05もう一度小尾根を巻く。広葉樹が出てきて、まだ早いが黄葉もある。11:15景信山への分岐がある。良い道だ。以前には無かった道標が付けられていた。すぐ「水源の森林づくり」の看板のところ。仕事道が錯綜しているが水平道ははっきりしていて問題ない。サラシナショウマが咲いていた。11:20尾根を巻く。上下に薄い踏み跡があるので底沢分岐かと思ったが違っていた。すぐ先に大岩が有る。その先の木に景信山の道標が有った。その先の分岐は上へ。下への踏み跡は木の枝で止めてあるが藪っぽくなっているので間違わないだろう。11:25 671mの南西尾根で、ここが底沢分岐。上は藪道だが、下への道ははっきりしている。

小仏峠へ向かって進む。更に小尾根を二つ、大きな尾根を一つ乗越し、仮設トイレが捨ててある所を過ぎると小仏峠 11:40。ああ疲れた。思っていたより時間が掛かった。水平道入口にあったトラロープと「登山道ではありません」の注意書きは無くなっていた。先ほどの走る人のような人がいるから、あった方が良いと思う。小仏峠からはさすがに人が多い。城山に向かう。11:50登る途中で左の巻道に入る。11:55 510mを経て宝珠寺へ下る尾根の分岐を過ぎたところで、崩壊地 2か所有り。最初の崩壊地は脇を通る道が出来ている。二つ目は大きな崩壊だが巻道が出来ていて大丈夫だ。すぐ先で林道に出た。

少し下の東尾根入口のところで昼食にする 12:00。薄曇りだが風がないので寒くない。まだまだ上って来る人達がいる。12:45出る。尾根入口のところにシロダモの花が咲いていた。ちなみにシロダモはクスノキ科で秋に花が咲くがアオダモはモクセイ科で春に花が咲く。○○ダモと言っても違う種類だ。アオダモの花はよく見るがシロダモは初めてだった。農工大の植林地を過ぎて下り、少し登ると 621m 12:55。鉄塔を過ぎると林道への分岐 13:05。まだ全体の紅黄葉には早いが、ヤマウルシの紅葉があった。13:15ベンチの所 446m。13:25右に曲がりアオキの多い道を下る。13:30まだまだ上って来る人がいる。ニリンソウの所を過ぎて沢を渡り 13:35林道に出た。

ここから駅に向かう。日陰バス停着 13:40。7人待っていた。時刻表を見るとバスは 13:43だ。乗っていくことにした。待っている間にバスが 2台も上がっていく。走ってきてバスに乗った人達もいたがみんな座れた。すぐ後ろにバスがもう 1台来た。もう少し遅い時間だと 2-3台のバスが満員になるのだろうと思う。走りだすと、バスが来た。すれ違う場所がないのでバックするが、なかなか大変で時間がかかった。高尾北口には 14:05着。京王線に行くと 14:12発の特急だ。良かった!。まだまだ早いので人が少ない。15:20自宅着。


2.5万図では孫山は三角点の 543mですが、松浦本などでは三角点は子孫山となっていて孫山はその北の 548mです。その 548mへ東から登りました。明王峠からは、堂所山は巻いて過ぎ、白沢峠から水平道に入り小仏峠に出ました。城山へは登らず巻いて、東尾根を下りました。水平道は久しぶりですが思っていたより長かったです。城山東尾根はもう一般道ですね。完ピカの天気予報でしたが、雲が多く日差しはあまりなかったです。下界ではまだまだマスクの人ばかりですが、山ではもうマスクの人は殆どいなくなりました。