御正体山


御正体山は、道志の外れにある大きな山です。展望はないが登りごたえのある山です。晋は、3回目、万は、2回目ですが、前はいずれも細野から登って、山伏トンネルの方に抜けています。この日は、道坂トンネルからの薮尾根を登りました。
日時 1999年9月12日(日)
晋 万
土曜日に、道志の赤鞍ガ岳に行く予定だったが、出かける間際に雨が降り出し、午前中は雨とかで中止にする。赤倉に登る為のバスは、日曜日は運休なので、次回に登ることにする。日曜日は天気はまあまあなので、どこに行こうかと迷ったが、都留市から、日祝日だけ運行している道坂トンネル行きのバスで、トンネルから御正体に登ることにする。都留市 8:10 発なので、バスの時間の関係で、若葉台 6:02 に乗る。八王子から、立川発の甲府、河口湖行きの直通が丁度良い。八王子から乗る時は河口湖行きは満員。甲府行きの車両に乗る。いつもより遅いので、山に行く人達で満員。特に中年の女性が多い。元気があるね。

バスは、我々を入れて 15人位。運転手さん (水越さん) は山が好きな人らしく、車を停めて山の案内をしてくれた。お勧めは、宝鉱山から三つ峠に行くコースみたい。秋には紅葉がきれいだそうだ。我々と他に一人以外は、今倉山方面。道坂トンネルを過ぎた終点で我々 2人は下りた。こちらから方面の丹沢の山の行き方を教えてもらう。

都笹の藪を歩く。
8:50 出る。旧道を少し歩いて、旧トンネルの入り口から左の山道に入る。9:00 尾根。右へ今 倉山への道がある。結構登り下りがある。万いまいち調子がでない。9:45 1303m 三角点のある山。似分山 (にわけやま)と書いてある。少し下って、1292m 10:10。道はしっかり付いている。時々ものすごい薮道になる。花はトリカブトが多い。レイジンソウもあった。クサボタンも比較的多い。バアソブ (小型のツルニンジン) も一株みた。白い穂状のオオバショウマや黄色っぽいテンニンソウが盛り。オオバショウマと似たサラシナショウマも少しあった。1300M 付近では美しい蝶々が沢山オオバショウマの蜜を吸っている。木の間から正面に大きく御正体が見える。景色が見えないが、日陰で涼しいので助かる。

10:30 1350m 位のところで人が下りてきた。風が無くて暑い。「なかなか薮ですね」と言うので、「そうですね。ここまでもかなりの薮ですよ」と答え、「まだまだ続きますか」と聞くと、後少しで薮が終るとのこと。10:40ー10:45。白井平の分岐。ちょっと休憩。途中レンゲショウマを見た。

ここからの登りは急登約 300m。道はここからは普通の登山道になってとっても良い。結構木が多い。山頂は付近はトリカブトの群落だ。山頂直下で 2人に会う。近くになると人の話し声が聞こえる。先行者がいるみたい。11:20 山頂着。団体がいた。以前来た時より、道標もしっかりあり祠も奇麗になっている。山頂はにぎやかすぎるので、5分くらい居て、早々と退散。5分ほど下った左の岩のところで昼食にする。

12:10 出る。この辺はミズナラ、ブナ等結構大木がある。12:25 峰神社。石の神社が、平成 7年に新しくなっている。ここからの下りは結構急だ。殆ど下り終えて沢を渡る場所で水を汲み、ちょっと休憩 13:15ー13:30。13:40 林道に出る。後は林道を歩いて、14:00 神社のある登山口に出た。ここには水場があり、車で来ている人が水を汲んでいる。18リットルのポリタンをずらりと並べている。バスは 17:00 過ぎまで無いので谷村町駅まで歩く。車道は影が無く暑い。15:00 谷村町駅着。タイミング良く 15:08 の大月行き電車が在る。ラッキー。大月で 20分待って高尾行きに乗り、自宅には、17:45 頃に着いた。日曜日には、この時間くらいには帰りたいものだ。

総括
団体がいて、山頂はとってもにぎやかだったが、道坂トンネルから山頂までは、静かな薮道で、風は余り無かったが、大半は林の中の日陰だったし、なかなか良かった。薮はかなりあったが、いばらは殆ど無かったので、薮道もそう悪くなかった。下りは、一般的な山道で、歩きやすかった。ただ、この山は、殆ど景色が見れない。運動の山だ。万も薮に慣れてきた。