御正体・石割山


天気も良く、土曜日なので、富士山を見ながらの山行を計画しました。御正橋から御正体に登り、石割山に行き、時間によって下山は考えることにしました。
日時 2015年12月5日
晋 万
5:57の電車で出発。橋本発の三ヶ木行きバスは始発が6:20。バス停に行ったらもうバスは来ていて満員だ。このバスは立っても次で座れば良い。6:50三ヶ木着。急いで降りて月夜野行き6:55のバスを待つ。早く降りたので座った。車内でおにぎり。焼山、姫次、蛭ヶ岳方面の人が多いので登山者は焼山登山口辺りから段々と降りて行く。月夜野まで乗ったのは我々の他に男性3名。女性2名。月夜野からは長又行の富士急バス。月から金と土曜日は営業所が違うので月曜の一番バス用のバスはもう月夜野にとまっているが、我々が乗るバスはしばらくして来た。営業所が違う為か行先表示板に長又は無いので運転席の前に長又と書いた白い紙を置いている。運賃表も無いので運転手が乗客に行先を聞いて運賃を教えてくれる。

ここから登山道になる
7:50発。和出では、前回乗った時は中学校までだったが、今日は道志の湯まで行った。快晴で富士山はばっちり。菜畑山(なばたけうら)へ登る人たちが和出で降り、御正橋までは我々の他に女性二人。御正橋8:35到着。女性二人も御正体に登るそうだ。バス停前で甲斐犬が数匹飼われていて、吠えてうるさい。女性二人は先に出た。我々は用意して8:40出る。バス停の向こう側にある舗装の林道にはいる。入口には御正体山まで3時間と書いた道標があるが晋はまあ2時間半と見積もっている。

先行の二人組を追い抜いて、8:55舗装終わり。別荘地を通り過ぎると道標がある9:00。そこから5分程で林道終点9:05。山道になり、しばらくは沢沿いに登る。9:10木に沢山テープが巻いてありケルンがある。そこから尾根に取付くと思ったが道は右の沢に沿って続く。9:15二合目と書いた石標(次の石標が四合目だったから三合目かもしれない)。9:20炭焼き窯跡がある。そこで左に折れて尾根に取付く。小さい道標があった。トラバース気味に登って四合目の石標を見ると尾根に出る、9:25。

良い道だ。尾根に出ると冬の日だまりハイクになる。9:40五合目の石標。9:50六合目の石標。道が尾根を離れてややトラバース気味に右に行き、ぐいと登ると9:55道坂峠の尾根に出た。尾根の反対側から風が吹いて寒い。思ったより早かった。万は元気元気。登ってやや平坦になったところで右に石標みたいな感じの石があり、七合目かと思ったが違う。その少し先の左側に七合目の石標があった。霜柱が出てきた。10:15八合目の石標。右に木の間から雲取から秩父の山々が良く見える。大きなブナが出てくる。

久し振りの御正体山頂
10:35蛸みたいなブナの木。大きなブナの木が多いが結構傷んでいてかわいそう。10:40御正体山頂。誰もいないだろうと思って登って来たが、男女2名が先着。残念ながら山頂は展望が良くない。一等三角点で大きな標石がある。2004年に皇太子殿下が登った看板があったが明神にある摂政宮殿下登山記念の大石碑に比べると申し訳ないような看板だ。祠にお参りし、5分程いて10:45山伏峠方向へ下る。冬で葉が落ちている木の間から右に南アルプスが良く見えた。すぐ下にも小さな祠があったのでお参り。こちらも大きなブナが多い。こっち側の方が少し元気に見えた。枯れたトリカブトの群落がある。葉の落ちた木の間から右前方に富士山を見ながら石割山方面に下る。落葉樹とモミの混じった林は素敵だ。

11:15前の岳。ベンチがあるが昼食はもう少し先にしよう。右後ろには鹿留山が大きい。緩く下って、少しの登りがきつい。11:35中の岳。ここで昼食にする。ベンチは日当たりがあまり良くないので日の良く当たるところの枯葉の上に枯れ枝を置いて座る。晴れているので暖か。12:15出る。どっと下ってから右に鉄塔を見て登る。12:30巡視路分岐。更に登って12:40鉄塔のあるピーク。富士山がばっちり見えるが、雲が湧いてきた。一人すれ違う。富士山・南ア・反対側は丹沢と景色は素晴らしい。写真を撮って12:45出る。右の木の間から御正体が大きく見える。少し下って登ると左に山中湖が見え、奥の岳12:50。下って山伏峠分岐12:55。石割に向かう。以前はここから山伏峠に下ったので、この先は初めてだ。手持ちの地図には崩壊あり危険との書き込みをしてあるが今は問題ないようだ。

石割山からの富士山
ひと下りして、次のピーク13:10。そこから下りは虎ロープ。平坦になり少し行って次の登りになる。この辺りはアップダウンがあってピークが分かりにくい。自信は無いが多分1446M峰と思えるピークは南側を巻く、13:25。過ぎると少しの間藪道になり腰から背丈の笹。笹が終わると少し登る。13:40鉄塔巡視路の道標がある、1430M付近だろうか。富士山は左前に見える。鉄塔が見えて、鉄塔からすぐ石割山山頂 13:50。先着多数。子連れも多い。山頂は霜柱が融けてぐちゃぐちゃだ。富士山から南アルプスまで素晴らしい眺望の写真を撮る。14:00前に着いたので時間がある。大平山方面に行く事にする。13:55出て霜柱が融けてぬかるんだ急坂の道をロープ伝いに下る。富士山は正面に大きい。

5分で緩みさらに2-3分で平坦になる。二人を抜き、14:10平野方面の分岐。14:15平尾山1318M。ここから長い階段道を下る。前方を見ると別荘地の上を通るようにみえる。14:25忍野分岐。今度は階段を登る。すぐ左は別荘地だ。晋は足がつるがゆっくりと登り切る。14:30階段終わり。山中湖が良く見えた。明るい道を緩く下って大平山への登りは、また、階段。14:45大平山、1295M。正面は富士山。このルートはずっと富士山が前に見える。二人ベンチに座っていた。ここで少し休もうと思っていたら東海自然歩道の道標に山中湖花の都公園まで80分とある。花の都公園に行くわけではないが、ちょっと長いなと思い先を急ぐことにした。14:50出発。

また長い階段の下り。下って、飯盛山は直登の道が東海自然歩道だが林道で北側を巻く。巻き終えると直登の道が下って来て道標あり。ここも花の都公園方向へ向かう。道標に山中湖方面も書いた方が良いと思う。地図を持たない人は心配になるだろう。少し登って15:10長池山。電波塔がある。少し下ると花の都公園分岐。この分岐の道標にやっと大出山・山中湖が出て来た。真っ直ぐ進む。15:15舗装路に出た。山名湖畔方向へ行く。すぐ別荘地の上15:20。溝の落ち葉を掃除している人がいたので聞くと真っ直ぐ行けとのこと。別荘地に入り込んだら行き止まりと看板にあった。

進むと駐車場に「富士山3776」のナンバーのキャンピングカーが停めてあった。富士山3776を見るのは二回目だ。ホテルマウント富士に入って行く道を分け、下って15:35山中湖畔に下り立った。太陽は丁度富士山の左の肩に沈んだところ。湖岸で水鳥に餌をやっている人がいて白鳥もいた。湖岸の道をバス停へ向かう。国道との交点を右へ少し行くとバス停があった15:50。

バスは15:56だが10分程遅れて来た。10人くらい乗っていたがほとんど中国人で、バス代を教えたり、降りる場所を教えたり運転手さんも大忙しだ。「バスの中で物を食べるな」という中国語の看板があった。17:00御殿場着。17:10の御殿場線に乗って17:40松田下車。17:44新松田発相模大野行きが4分遅れたが乗り換えも問題なく、18:55帰宅。


御正橋から御正体までは思ったより早く登れて良い道でした。山頂からは展望は無いのですがその先は木々の葉が落ちているので木々の間から富士山や南アルプスが見え、鉄塔のところからは富士山から南アルプスまで一望でした。石割山から山中湖までは思ったよりも長かったですがずっと正面に富士山が見える道でした。今日のルートは長かったですが楽に歩けてよかったです。