御正体山
最近は久し振りの山が結構多いのです。道坂隧道行きのバスが12月15日迄の土日運行なので、今週で終わりです。久し振りに御正体山に登ることにしました。御正体山は 8年ぶりで、8年前にも道坂隧道から登りました。この時はハガケ山から文台山に下っています。今回は池の平に下ることにしました。2004年に皇太子 (今の天皇) が登ったのでプリンスルートとか言われています。池の平から東桂駅までは歩く予定です。やっと冬らしい寒さになったので今日から冬装備にしました。
日時: 2024年12月14日(晴)
晋 万
道坂隧道そばから登る
道坂隧道行きのバスが12月15日までの土日なので道坂から御正体に登ることにした。下りは池の平へ降りる予定。5時起床。6:11に乗って出発。調布で高尾山口行き 6:29発。座れた。土日で、時間も少し遅いので、山姿の人が多い。高尾 7:06の JRは混んでいたが、詰めて貰って二人並んで座り、車内で朝食。大月 7:42着。富士急に乗り換え 7:55発。この電車はトーマスランドと言って、写真を撮る人が多い。座席もトーマスのイラスト入り。我が家は知らないので、写真を取らなかった。残念。乗った時は空いていたが、発車時には満席。都留市駅 8:10着。バスは 8:15発。バスはそこそこ乗っていて、十数人だ。細野で 2人降りたのは御正体山だろう。道坂で降りる人達は皆どこに行くのかな?。今倉山・御正体山のどちらかだろうが、道坂隧道に下山してもバスは無い。どうするのかな?。8:45道坂隧道バス停に到着。隧道前の駐車場に全部で 10台くらい停まっているから車で来た人も十数人いるだろう。
準備して 8:50出る。トンネルの左側から登って行く。広葉樹の葉はもう全部落ちて紅黄葉は終っている。先に出て行った 3人を抜き 9:05尾根に出て右へ。風が冷たい。9:20 1217m 4等三角点。ここから明るい尾根を行くが風が冷たく寒い。少し雪がパラついたのか地面に雪粒が残っている。緩い登り下りがあり、少し上がって岩下ノ丸 9:50 1303m 3等三角点。ここは植林の中だ。少し下って尾根を行く。昔は背丈の笹藪だったのだが、笹は全部枯れていて、明るい尾根だ。
白井平分岐。笹がない
少し上がって 1290m付近で水平になり牧ノ沢山 10:10 1292m。お茶を飲むが冷たい。後ろから付かず離れずでずっとついてきていた人に抜いて行ってもらう。右手の木の間から南アが見える。10:30岩のところは右を巻く 1330m位。北風強い。10:45白井平分岐 1350m。ここから 330mの急坂の登りだ。少し上がったところで下ってくる人と会う。「もう少しですよ」と励まされるが、まだ半分迄も上がってない筈だ。風が強くてシャツがハタハタする。寒さで手が思うように動かないし、体も固いので滑らないように気を付ける。
11:05 1550m位から少し緩む。先ほど抜いていった人が休憩中だった。更に上がる。11:10 九合目の石標 1590m位。大きなブナのある 1600m越えた辺りから左寄りに登り、少し緩んで御正体山 1681mに到着した 11:25。山頂は日が差している。風が無くて良かった。風は木の上を通り過ぎて行くのだろう。5人のグループが先着。山伏峠方面から登ってきたそうだ。
御正体山頂。雪が残っている
ベンチが一つあり、日が当たっていたので、座って昼食。風はないが気温は低い。濡れティッシュが凍る。おにぎりは大丈夫で美味しい。食事中、抜いた人が上がって来た。5人組は道坂峠の方へ下って行った。道坂方向から 1人来て山伏峠方向へ下って行った。山伏峠方向から単独の人が来て、また戻って行った。食事を終え片付けているときに同じバスの人が 1人到着。結構人が来る。
12:15出発。寒いのでシャツを着ておく。モミ、ツガなどの林が綺麗だ。左に富士山が木の間から見える。ブナも大きいのがある。12:35キレット。下って、ロープ伝いに右に岩を巻いて上がる。12:40-45峰宮。石祠は平成 7年で新しい。すぐ先が細野分岐。ベンチがある。富士山方向の木が切ってあり綺麗に見える。山頂から風下に雲が流れて噴煙のようだ。三つ峠方向も良く見える。12:50出る。緩く下る。大きなブナが沢山ある。文台山分岐 13:00。西が開けていて、左に富士山、その右手前に杓子山、その右奥に三つ峠、御坂黒岳が良く見えて綺麗だ。
富士山が見えた
池の平に向かって左へ下る。13:10晋は右足が攣る。久し振りだ。13:20妙心上人堂跡。上人のミイラは今は美濃の横蔵寺にある。小広い平坦地が二段になっていて、上段にはお堂跡の礎石もある。富士山が正面に綺麗だ。ここからの下りは急な所にはプラスチック階段があったり、ロープがあったりする。皇太子登山の名残りかな?。13:30石仏、僧侶の座像のように見える。13:40千手観音石仏があり、すぐ下に三十二番の新しい石仏 (観音像) があった。ここでシャツを脱ぐ 1150m付近。更に下って沢筋に出ると龍の口 13:45。沢の合流点で、少し広くなっている。ここからは沢筋を行く。
プリンスコース入口の石標
13:55二十九番観音像のところで左岸へ移る。観音像はどれも同じなのでまとめて造ったのだろう。14:00林道に出る手前で、沢で水を汲んだ。その先で木橋を渡ってすぐ林道終点に出た 14:05。堰堤の工事中。木の堰堤が手前と奥の二段あり、下段は完成し、上段工事中で、ユンボや工事車が来ていた。登山道の入口に軽トラが停めてあり、道標が見えずやや邪魔。温度計があり零度。ここから林道を下る。林道わきには観音像がある。二十三番観音像で左へ 14:15。前方にアーチ形の橋が見え、14:25池の平に到着。御正体山登山道の石柱があり、十七番観音像がある。皇太子殿下御登頂の看板もある。林道細野鹿留線の忍野方向に架かるアーチ形の橋は大きいが木造で虹の木橋と言うらしい。
御正体神社
14:30出て御正体神社へ向かう。立派な舗装路だ。道々に観音像があるので探しながら行く。14:45八番観音像のところには千手観音石仏があった。14:50三番観音像と小祠。この辺りから舗装が途切れたり悪くなったりする。15:00林道のゲート。すぐ御正体神社。鳥居の前で自転車の二人組が自転車が壊れたとかで修理に苦労していた。参道入り口に一番観音像。参道を上がって参拝。神社の横に中央に南無阿弥陀仏、左に大勢至、右に観世音の弥陀三尊文字碑がある。戻って 15:10出る。15:25林道終点・県道大野夏狩線起点。ここからは県道になる。15:50今宮神社。神社入口は左右の大杉に注連縄を張った鳥居杉だ。社殿の右前に大ケヤキ。15:55倉見山登山口。東桂駅まで 1kmとある。やっとここまで来た。900mで国道に出て鹿留入口の信号で右折。100mで左に入り東桂駅に到着 16:10。駅の温度計は 5度。東の空に満月がみえる。
16:35に乗る。大月でも高尾でも乗り換えが良い。高尾からは、土曜日なので、まだ特急があり 17:52に乗れた。調布乗り換え、18:55帰宅。
池の平は初めて歩くコースです。江戸時代は上人堂への参拝道ですし、20年前に皇太子が登ったルートです。登山口の池の平まで立派な舗装林道があるのですが、今は止めてあり、不便なので、登山道が痛んでいるのではないかと心配でしたが良い道でした。皇太子が登った名残りでしょうか、プラスチック階段やロープが整備されています。でも登りに取れば結構きついと思います。皇太子も頑張りましたね。初めてのコースを歩くのは楽しかったですが、池の平から東桂まで、林道・県道を歩くのは長かったです。