沢を渡って登山道に取り付く
尾根の端は崖で登れない。崖下を道(旧道?)が通っていて家がある。案内地図には右の沢側から取付く様に書いてあったが、とりあえず家のところまで行って左から来る沢を覗いてみたがこちらは深い沢で登れない。右の沢筋は畑地なので、沢にかかった橋の手前側から鹿柵の扉を畑地に入る、8:00。すぐ先に見える鹿柵の扉から出て沢を渡り尾根に取付く。踏み跡を上がると、すぐ上に右下から道が来て、分岐があり、左の方が道が良いので行って見たら、すぐ峠になった。これを越えて行けば月夜野から野原を結ぶ破線路(昔の2.5万図に破線がある。今の2.5万図には破線路は載って無い)だろう。戻って分岐を右へ行く。こちらも道は悪くない。8:10尾根に出た。良い道だ。
道はジグザクに尾根を登る。昔の炭焼き道だろう。我々は適当にショートカットしながら尾根を行く。8:35平坦になる、高610mくらいかな、左から尾根が来る。さらにちょっと登って左から尾根が来る 8:45 高670mくらい。8:50 高700mくらいで道は右に尾根を外れて行くので直登。急な尾根だ。8:55 高750mくらいでちょっと緩むがすぐにまた急登になる。落ち葉で滑るので四つん這いで登る。9:05 高800mくらいで平坦になる。石標が出て来た。多分恩賜林の恩の字の石標だが文字は良く見えない。すぐ上にももう一つあった。最後は急登。木を掴みながら四つん這いで登る。
10:20 677m、山名板に上ノ山とあった。晴れてきて日が差し始めた。10:35 高600m付近を通過。高570mから少し右へ下って北東へ向かう 10:40。道形もその方向についている。正面に 587mが大きく見える。10:45峠状のところで右下に林道が見える。真っ直ぐに緩く登り、進むと、その先で林道に出た。天神峠、10:50。東海自然歩道の道標と案内図がある。ここまでも道は良かったが、東海自然歩道はとても良く整備されている。菅井へ向かう 10:55。587mは北側を巻く。11:05左右に道が横切るところに出た。南側は採石場跡のようだ。直進してゆるく登って行く。11:15 高501m付近から北に峰山が見えた。ちょんまげ山だ。
天神トンネルの上あたりを通り過ぎた所が少し広がって、道標がある。菅井に向かって左へ行く 11:20。左に鉄塔が見え峰山はそちらの方向だが、更に少し進むと峰山への分岐 11:25。ここで東海自然歩道からは分かれる。文政13年の馬頭観音、寛政2年の納経塔があり写真を撮る。峰山に向かって入ると、鉄塔の手前に綱子分岐 11:30。トンネル付近に下れるのだろう。鉄塔から振り返ると歩いて来た尾根が良く見えた。11:35また綱子分岐。11:40峰山への登り口。さらに少し小舟方向へ行くと小舟からの登路だが、ここから登る。高430m付近なので140mの登りになる。最後の登りとしてはきつい。少し上がると小舟からの登路と会い、階段道になった。
峰山山頂で食事
12:00峰山 570m到着。なんとか12:00に着いた。山頂から富士山が見えた。丁度巌道峠の向こう側だ。西南西方向は、今倉山から巌道峠の稜線、その左(南西)は大室山から犬越路、さらに左(南)は焼山の稜線だ。反対側は相模湖ゴルフ場の向こうに石砂山。山頂には古峰神社がある。誰もいないので日の良く当たるところを占領して昼食にする。時間もあるのでゆっくり食べて、お茶も一リットルの魔法瓶一本全部飲んだ。12:55出る。すぐに風神・龍神・雨神の三つの石神があり、その下にはヌタ場があった。
大鐘への分岐から我々は大久和へ向かう。下りは急坂。13:10水平道コースとの合流点。下りてきた方には急坂コースの道標があった。水平道コースの方は危険立入禁止とあった。ここからは楽な道になって13:20中尾と大久和の分岐。中尾へ下ることにした。13:25作業経路分岐で、ここには山蛭注意の看板がある。その先 5分程で水道施設の脇から車道の終点に出た。ここに峰山入口の道標があるが、これより下には道標は無かったから、ここから上がるのは分かりにくいと思う。
熊出没注意の看板を見ながら下る。13:40八幡神社。正月に向けて地元の人達が掃除中だった。県道に出ると宮ノ前バス停、13:50。14:00賽の神バス停。15分程待てばバスがあるが藤野駅まで 3km程なので歩くことにした。14:05向瀧寺跡。石塔が集めてあり、享保14年の庚申塔、宇賀神の石塔、宝永5年の地蔵などが目立ったものだ。すぐ馬本バス停。14:15坂沢橋。14:18赤沢バス停でバスが抜いていった。14:30金剛山登山口。14:40日連大橋。14:50藤野駅到着。電車は15:10なのでゆっくり休憩。登山姿の人が沢山いた。
15:10の高尾行きに乗り、高尾、八王子、橋本と乗り換えて 16:30帰宅。