菜畑山


「なばたけうら」と読みます。この辺では、山を「うら」と読むことがあります。アプローチが不便で登りにくい山です。道志で一泊すると良いんですがそれほどの山でもないような気がしますし。結局、タクシーを使いました。
日時 1994年4月16日(晴れ)
晋 万
以前から行きたかったと思っていた菜畑山。京王若葉台の一番電車は 5:13 は若葉台始発だった。高尾の大月乗り換えは同じホームで楽で良い。大月で少し待って、富士急。都留市下車。タクシーは有ったが、7:40 に5台の山行きの予約があるとかで、運転手は、一寸あせっていた。

道坂トンネルのところから 7:27 歩き出す。旧道の分かれでタクシー降りて、旧道沿いに一寸歩くと今倉山の道標。割に新しい切り開きで、まだ道が落ち着いてない。しばらくしで稜線に出る。7:43。右の御正体方面の踏み後は薄い。今倉山方面は OK。尾根づたいで、急登もある。初めで少しきついが快調。伐採地に植えた落葉松の芽が膨らんでいた。振向くと富士。富士の手前に御正体、その奥は杓子鹿留。進行方向左手奥、遠くには、南アルプス。左から聖、赤石、悪沢が良く見える。

今倉山山頂
今倉山山頂 8:20。木立の中。丁度ペースが出てきた所なので、休まず進む。8:20、1360のピーク。9:00 水喰の頭 (みずくいのあたま)。菜畑山手前まで左側伐採地。左手に、高畑、倉岳が、あっと思うほど低く見える。そのむこう百蔵、扇。その向こう権現。その横には三頭山。御前山は一寸隠れ気味。その向こう雲取から鷹取の石尾根縦走路。良く見えた。振り返りぎみに見ると、北岳、甲斐駒、少し前まで北岳は真っ白だったが、少し雪も減った。

水喰の頭から少し下った所で振り返って写真。菜畑の近くはぶな林。なかなか良い。近くで、きつつきの木を叩く音がトトトトと聞こえた。9:35 菜畑山山頂。山頂左手に小さいパラボラが二基、山頂には、一寸がっかりの東屋が立っていた。秋山の大久保の集落が良く見える。まずは一休み。一寸富士山をスケッチ。まだ飯には早いので進む。9:50。

160M 以上下って、130M 位登りかえす。きつい。ブドウ岩の頭 10:25。展望無い。道が 90度折れる。すぐ下る。全くなんてこった。本坂峠 10:30。木立の中だが、一寸広がっていて、気持ち良い。ここから 1288m 岩戸の頭まで 100M ちょっとの登りは少し腹へって来つつありきつい。もう一度どんと下って、赤鞍が岳の西の肩まで 80M 位の登りは、しゃりばてできつかった。肩から山頂まで 500m 位の間は若干の上下あるが楽。

赤鞍岳山頂
山頂 11:20。ここも山頂は誰も居ない。ここまで誰にも会わず。4時間の行程は、一寸きつかったが、天気も良く、気分は最高。ビニールシートを敷いて、革靴も脱いで、ゆったりした気分で弁当。万の弁当は、おにぎり、いかげそ、かしわのから揚げ、ブロッコリイ。喉が渇いていたので、茶をだいぶ飲んだ。結局、テルモスを開けてしまう。山頂付近テント張れる。水は無いが。

地図に、少し南にベンチありと書き込みが有ったので行ってみた。ベンチはもう無かったが、道志の村村が良く見えた。富士山もまだまだ見えたが、やはり少しかすんできている。丁度 12:00。無生野迄2時間位と見て、14:30 のバスに乗れるかもしれないので、出る事にする。

山頂に戻り、パック。万トイレしょうとすると老年の人が一人登ってきた。今日初めて人に会う。12:15 出る。北向きの下りは、すごい急降下。落ち葉で滑る。下りきって少し平坦になった辺りから、十字路のサンショ平まで薮が濃い。夏は大変だろう。そこからの下りも急降下に継ぐ急降下で、12:55 沢に出た。

水飲む美味い。14:30 のバスには悠々と間に合う。13:10 堰堤の所で小休止。グレープフルーツを食べた。美味かった。水飲むうまい。後は林道歩き。13:45 無生野の赤倉山バス停。時間が有ったので、のんびり原まで歩いてバスに乗った。今日は良かった。15:51 上野原着。自宅には 17:25 着。