長尾山北尾根


久し振りに上野原から無生野へ行きました。長尾山の北尾根を上がります。記録を読むと三時間位かかるとありますが、そんなにかからないのではないかと考えました。帰りのバスが 14:30頃なので、長尾山に着いた時間で帰りのルートを考えましょう。どうにもならなければ一山越えて四方津か梁川に出ればよいでしょう。
日時 2011年 4月3日 (曇)
晋 万
6:38 若葉台発、調布回りで行く。朝は曇。予報は午後から晴なのでそれを信じて出発。調布で晋は思い違いして八王子行をとばして次の高幡不動行きに乗った。普通なら次に直通が来ても先に行きたがる人なのにねぇ。折角早く出たのに結局は 7:01発と同じになった。高尾で 8:01の甲府行にのり 8:25上野原着。8:28のバス無生野行。登山者ばかり 10人。9:00 我々は役場前下車。

この法面から上がります
少し前に進んでマス釣り場に下り民俗資料館の脇を通って林道にあがり左折する。すぐ前方が今日登る予定の尾根。法面なので尾根末端を回りこんで左の廃屋すぎたところで上がれそうな場所あり。準備して出発 9:20。急登。少し上がると古い道跡あり。山腹を巻いてゆくので横切ってさらに上へ。少し右寄りに行って尾根に乗る。尾根の右は急斜面。尾根上も急斜面で木に掴まりながら上がる。9:35 右から尾根が来て、尾根が左へ曲がる。平らになった。笹が出てきた。古い赤テープがあった。

少し進むと尾根はゆるく右へ、9:40。ダンコウバイが咲く。踏み跡はあるような無いような。9:45 549M。薮の中。尾根は左へ。薮の中を下って行く。すぐ平になるはずがならないので磁石をみる。西北西だ。引き返しもう一度磁石を見て南へ向かう、9:40。久し振りの本格的な薮漕ぎ。赤松の林。道形は無い。倒木多い。蔓がリュックに引っかかる。バラもある。苦労して下り、しばし平坦をさらに薮を漕いで進む。670M への登りにかかるところに大きなモミの木。ここから植林地になり笹薮は終わり、10:05。

570Mまでは植林地の急登。570M付近で少し緩む。また赤松林になるが笹が無いので助かる。10:20 尾根はゆるく左へ曲がる、630Mくらい。花はダンコウバイとキブシだけ。曇っていて日はささない。晴れてきそうな感じもしない。10:25-30 670M。ちょっと一息。黄色いテープが出てきた。右へ 706Mへ向かう。良く見える。下ったところから昔の道跡が出てきた。山繭が落ちていた。もう穴が開いていた。登りは急坂。右に猿の顔みたいな岩があった。10:40 706M。左折して南へ。道形はかなりはっきりしてきた。昔の道跡も続く。

3Mほど離れた二本の木の間に赤テープが張ってある。何か境界の印だろうか?過ぎて少し登ると平坦になりカヤトのところ。西が開けている。二十六夜山の方向。平坦な尾根を少し進むと 752M、11:00。右は植林地で左は雑木。途中でまた山繭が落ちていた。これは穴が開いてない。少し下って登りにかかる。ここからはずっと登り。恩の標石があった。尾根を乗り越す感じで標石が左右に続いている。急坂を鹿道に沿って上がる。

11:15 840Mでちょっと緩み、右へ曲がる。ピンクのテープが出てきた。我々の登ってきた方向には無かったからこのテープは真っ直ぐ北東の尾根に下ってゆくみたいだ。この尾根を下るならここは少し気をつける必要がありそう。ここからはピンクのテープがうるさいほどある。11:35 左からの尾根とあう、1000Mの少し下付近。その少し上で尾根がやっと少し緩む。1000M少し上で左を見るとピンクのテープが一杯ぶら下げてあった。

やっと山頂着
下るときは、ピンクのテープが沢山ある方向は少し右寄りに違う尾根に入ってしまうから左寄りに下ること。その少し上で左から来る平らな尾根と会う。ここもテープが幾つか下がっている。白いすずらんテープもあるので、下りは間違わないように。ここで右寄りに進む。もう少しだ。イヌの足跡みたいのもあったから、このピンクテープは猟の印かもしれないなどと思いながら上がる。下から頂上と思ったところは頂上手前の平坦地で、その先が長尾山 1107M。11:55。思ったよりも時間がかかった。長いのぼりなので結構汗をかいた。

最後の 100Mの登りで万はヘトヘト。アア疲れた。ここまでは道標など何も無かったが、木に黄色のテープで長尾山と書いてある。山頂の南側は植林地なので、少し下って戻った場所で昼食にする。12:00のサイレンが聞こえてきた。日が出ないので寒いが、風が無いのでよい。 寒いので熱いお茶を飲む。12:30出る。ここからは赤鞍が岳から巌道峠の縦走路で踏み跡・テープがある。鳥井立方面に向かう。北斜面の谷筋にはまだ雪が残っている。歩いている途中に 今日初めての道標。

12:45-50鳥井立(御牧戸山)。以前比べてアンテナの本数が増え山頂が狭くなった感じがする。景色は良いが富士山方面は見えない。大群山方面の山が見える。山頂付近は雪がまだすこしだが残っていた。秋山CCが良く見える。ここから下る。急坂をぐんぐん下る。870M尾根が分岐する付近でアカゲラ 2羽いて鋭い綺麗な声で鳴いている、13:05。800Mを切って、下りすぎたかなと思って戻ったりしたが、左への降り口は 760M位の所だった。ピンクのテープがある。道形もそちらに下っている。急坂を転げる用に下り、少し上がると 705M。

最後は GOLF場に向かって下る。550M位からは昔の仕事道になる。最後は仕事道は無くなり林道への法面に突き当たるので左側に下り、13:45 栗谷林道に出た。林道栗谷線の基点だ。31番という番号札の場所。ガードマンさんがいた。鱒釣リ場に向かって歩く。13:50左の沢で水を汲もうと思ったが、下りにくいのでやめる。その先に左からの小沢があり水が汲めた。14:00朝の取り付き点の場所をすぎる。14:05鱒ツリ場。釣り場を過ぎてバス道に出たがバスの時間はまだなので、先に進む。14:15役場前。14:30神野バス停。馬頭大士と彫った緑泥片岩の石仏があった。14:45小和田保育園前。ここでバスを待つことにする。14:58バスが来た。誰も乗っていない。15:25上野原駅着。15:41快速東京駅行きが来た。高尾で乗換え京王線に乗って帰る。17:00若葉台着。


始めに登りついた 549Mから暫くはほんとに道の無い久しぶりの大藪でした。他の人の記録を読むと距離の割りに時間がかかっていると思ったのですが納得でした。下りは思ったよりもずっと短くて急でした。一日中曇でした。風が無く、そんなに寒くはなかったですが、晴れて欲しかった。誰にも会いませんでした。