奈良倉山2001年


昨秋、大菩薩から下山の時に歩いた牛ノ寝通りの紅葉は素晴らしかったのです。しかし松姫峠方面は、時間の関係で行く事が出来なかったので、今回は小菅から登り松姫峠-奈良倉山-佐野峠から上和田方面に下りることにしました。天気が良いので、素晴らしい紅葉が楽しめるかな。
日時 2001年10月27日(快晴)
晋 万
奥多摩からの小菅行きのバスが早いので、稲田堤から南武線に乗って立川に行く。若葉台発 5:10に乗る。この時間の電車は初めて。結構乗っている。稲田堤では急げば川崎行きにも乗れる。稲田堤で 10分待って 5:34立川行きに乗る。立川で、青梅行きに乗る。電車は既に入線している。そこそこ乗っているが坐れる。いまはそこそこだが夏場は乗る人が多いかな。

青梅行きは 6:04発。暖房が効いている。青梅で奥多摩行きに乗り換える。奥多摩で 7:30発の小菅行きに乗る。乗客は 8人。田元橋 8:17。我々が下りると残った人は一人。橋の下は釣場と釣人。道なりに進んで行くと、途中の民家のおばあさんが「小菅の湯」に行くのかと聞く。しばらく歩いていると、村営のバスが追いついてきた。おばさんは教えてくれるつもりだったのだ。

左に行くと道が曲がる手前に小さい道標がある。小菅村内を歩く為の道標だが、そこを右に入る。民家の裏を通り、かなり消えかけた道を登るとすぐに林道。林道を横切ってさらに山道を登る。入り口 (案内板は無い) はやや藪っぽいが、すぐ良い山道になり、林道とは離れてゆく。道は古い道らしく尾根をからんで上手にジグザグを切ってある。8:50 道標。登って来た方向は田元 1KM。直進は橋立・川久保。左が小菅の湯。直進する。黄葉はだいぶ進んで美しい。道は緩やかになる。

黄色の紅葉
9:15 橋立方面の分岐。道標があるが上方向は無い。上へ。道は良い。まだ日があたっていないが、紅葉は今が盛り。この辺は、紅が少なくて黄色だが、元気良くて光って美しい。時々日があたってきらきら輝いている。少ない赤はものすごく綺麗。対岸の山も紅葉まっ盛り。素晴らしいの一言。9:55 牛ノ寝通り分岐。上に登るにしたがって、黄葉はますます素晴らしい。ここで休憩。飛竜から雲取が良く見える。

10:05 松姫峠へ向う。道は綺麗。大きなブナ、楢、小楢なども多い。どれも紅葉している。少し行くと茸取の人にで出会う。道は稜線を巻くので、途中から右に上がって稜線にでる。踏み跡は薄いが藪がないので問題はない。茸取りの人達 10人くらいにあう。10:50 鶴寝山 1369M。ここで初めて登山者に会う。写真を撮ってもらった。松姫峠までは、人がそこそこいる。小さい木を盗んでいる人もいる。11:10 松姫峠。綺麗な舗装道路。車が 10台くらい停まっている。

真っ直ぐ舗装のない林道に入る。入り口は車が入れないように止めてある。少し林道を歩いて、11:30左に入る。道は最近整備されたみたいでふにゃふにゃ。山頂を巻くので、途中で晋が右に上がってみたら林道が尾根すじを通っていて、4人くらいの人が休憩中。戻ってさらに少し巻き道を進むが、上にあがる薄い道があったので、右に上がって、林の中の藪の薄いところをかまわず進むと山頂に着いた 11:45。山頂で昼食にする。風がなくて気持ちがよい。

山頂附近の植林地の木は益々育ち、富士山は木の間からかろうじて見える。今日は薄ぼんやり。バスの時間は上和田 14:27なので佐野峠から上和田方面におりる事にして 12:25出発。植林地の脇をおり林道に出る。林道からの登り口が崩れてわかりにくくなっているので、この道はそのうち消えるかもしれない。林道のそばの木も紅葉が綺麗(右の写真)。12:55 木の道標。ここが佐野峠か。西原・浅川・権現山と書いてある。そこから入る。始めは植林地。まだ植林が小さく、開けた山腹。右が良く見える。富士山ぼんやり。

尾根のところで植林地が終わり藪道になる13:00。 13:10 左上に林道が見えたので藪道を捨てて林道に上がる。佐野峠がさっきの所だとここで確認出来た。植林地の終わりの尾根を右に下るのが地図の佐野峠道の破線路だ。佐野峠から植林地に入る道は佐野峠道を下る場合を除き入らない方が良い。三ツ森、麻生山方面は、林道を歩くか、藪趣味があれば尾根すじを越える (薄い踏み跡がある) べし。

13:20 林道終点。坪山方面の道は今日はわかる。夏には藪で不明であった。先に進み 13:25分岐を右へ。今はここを佐野峠と言うらしい。道は思ったより歩かれている。13:50 「峠」 とだけ書いた道標。少し下ると下山道に単車が転がっていた。後で聞くと上から下りてきてここで壊れたので捨てたと言う事だった。細々した道だったので、ここまで捨てに来たのはすごいと思っていた。14:00 佐野峠の分岐。地元の人と一寸立ち話し。単車の話しもでる。左は 2・5万の地図佐野峠への破線路。

川を渡りバス道に出た。左に少し行くと小寺バス停。時間があるので、先に進む。14:25 八坪まで歩いて待っていると、14:20 の上和田行きのバスが 35分ごろ行っている。バスは、当然遅れて 14:45 頃来る。いたるところ道路工事をしていて待たされる。時間通り来ない訳がわかる。途中から三人乗ってきた。猿橋には 15:12着。15:27 猿橋発の電車に乗って帰る。以後乗り継ぎが良く、自宅には 17:05着。万歩計45,000歩。
感想 今は黄葉。赤い紅葉があると引き立つ。大きなブナと、ミズナラが黄色になると見上げるとくらくらする。リンドウが満開。遅い茸取りの人が多かった。 来週末まで紅葉は大丈夫。登りと下りは、人には会わず静かな山行だった。