大羽根山


2007年初山行。この連休は土は天気が悪く、日曜日は回復しましたが都合悪く、成人の日の 8日に行くことになりました。軽くという事で場所を探したがなかなかありません。忘年山行で利用した Mさんの山行文を見て、良い場所を見つけました。初戸から中群山に登って、一旦降りて、笹尾根を横断します。6日の天気で笹尾根は雪かもしれませんが、低いので大丈夫と思います。今年も無事山行が出来ることを祈っての初山行です。
日時 2007年1月8日(晴)
晋 万
バス停から登る稜線を望む
バスの時間を富士急山梨バスのHPでチェックするのだが、一寸わかり難く、飯尾行きは 8:08か 8:28発なのか良く分からない書き方だ。早く行くって待つのは良いので、6:35発の若葉台発に乗っていく。駅前の 24時間開いているスーパーは12月31日に閉店したとか。いつもより出発が遅いので、ゆっくりした感じ。橋本・八王子・高尾で乗換える。待ち時間も十分ある。7:55上野原着。バスは 8:28発だった。待っている間寒いが風が無いので良かった。

登山者はそこそこ。バスの運転手は、途中道案内などをしてくれた。バス会社もいろいろ努力しているものだ。初戸で我々と他に 1名降りた 9:00。権現山に登るみたい。準備をして 9:05出発。橋を渡って民家の脇から鳥居を目指し登る。お堂(寺?)みたいな建物の脇を通って、神社に向かう。神社は白山神社。お参りをして、左へ少し下り、墓の前を通って登ってゆく。

墓上に畑があり、その右下の斜面の踏み跡を少し行くと、左に登ってゆく。これで中群山への道になると思った。左の尾根に乗っても良さそうだが、右手の杉林の中のジグザグの踏み跡がありこれを登って行くことにした。9:25竹薮が正面に出てきて、雑木林になった。暑いので上着を脱ぐ。ここから道が無くなった。急斜面で危険。木につかまりながら上がる。一本の木の根元に立って次の木を探し、這い登って木につかまり、また次という感じ。

中群山山頂
急登で、落ち葉で滑るし、岩はぐらぐらして掴めないし、持つ木が少なくて、四つんばいになりながら、落ちれば大怪我と思い、二人とも冷や汗をかきながらあがった。こけたら下までおちてしまうなあと言う感じだ。結局上の方で左にトラバースして、左の尾根に乗った。最初から左の尾根に乗った方がよかっただろう。左の尾根も急登で木につかまりながら上がるが、ずっと楽。ここなら落ちてもどうにかなる。NO.21、22の赤杭が出てくる頃は立って歩けるようになった。9:55 680M圏。登り着くと、林道が来ていた。苦労して上がったので、一寸がっかりだ。

林道を進む。時々雪があったり、大きな霜柱もある。10:10チビッコ広場。権現から奈良倉が一望できる。広場から進むと道標。左に下って行く方向が腰掛、来た方向がチビッコ広場。道なりに進むと、ヒロ牧場で、馬の障害物と馬場がある。馬場の先を進み、右の第一展望台へ登っていく。上に東屋と、水施設があり、東屋に中群山の山名板がかかっていた。真ん中に三角点 10:25。更に進む。

三角屋根の家の脇に平成 7年のヒロ牧場の馬頭観音。そこから右に下る。古い道で上手に切ってあるが、あまり歩かれてはいないみたい。ひと下りで神社 10:35。お参りして少し休憩して、降りると舗装路に出、さらに下ると、バス停田和に出た 10:40。反対側方面にある西原峠の道標にしたがって上がる。車道を上がって、殆ど一番上の民家の側に又西原峠の道標がある 10:55。

雪の田和峠
こちらも古い道で、上手に切ってある。落ち葉の中を進む。850M位で道が左の尾根を巻くので我々は直登。急なので落ち葉で滑るし、日が当たるので暑い。950M位で、左に先ほどの道が見えて、980M位で合流した。ここは道通り登るほうが正解だった。が、道は植林の中なので寒いかもしれない。1050M位から雪が道にチラホラ残っている。田和峠に向かう巻き道に入ると道は殆ど雪になった。11:50田和峠。薄い雪が全面。振り向くと権現山、その先に富士山が雲に囲まれて少し見える。

お腹も空いているので、風の来ないところに座って食事。食事中に一人通っていった。12:25出る。後ろから団体が来ている感じ。稜線は殆ど薄い雪。大羽根山に向かうのは笹ヶタワ付近から下る。笹ヶタワと言うのが何処か分からないが、とにかく尾根を行くことにする。登山道の雪道は凍って滑るので、いつもならピークハンター余りしないのだが、藪を歩いた方が雪道よりも楽なので、ピークハンターしながら藪を歩く。この方が楽。1157Mを越える。何も無い山頂。下って登山道で一人登山者と会う。12:40上平峠。今日歩いた尾根が良く見えて、ヒロ牧場と中群山が眼下に良く見えた。

大羽根山分岐
ここから真っ直ぐ上がると笹ヶタワ 1121M 12:50。山頂には山名板がある。どうも Mさんの案内書とは一寸違っているようだ。左下の前方に道標が見える。そこが大羽根山への入口。入口にはそこそこ道標がある。下山開始のときに後ろから 3人組が来た。団体と思ったのは女性の声がにぎやかだったのだ。北斜面だが雪は殆ど無い。道は歩かれているし道標もテープもある。大羽根山手前二重山稜風の 1030M位の所にベンチがあった。左に三頭山・右に御前山・正面奥には鷹巣山が良く見える。大きな白樺の木が沢山。尾根は左側が雑木林で、林越えに三頭山が大きい。のんびりした平坦な尾根を進むと尾根の先端が大羽根山 992M。

日が当たらないが風も無く寒くないのでしばし休憩 13:15-20。正面の木が切ってあり、景色が良く見える。御前山が大きい。右手には大岳山も良く見える。もうひとつのベンチからは三頭山が良く見える。ここからバス停までは 40分。時間はたっぷりある。ここからの道は良く手入れがされている。13:30 沼地(名前が書いてあるが読めない。オ?タ沼)か、ヌタ場か?。すこし下にベンチがあり、シイタケとり放題と書いた場所がある。平成 18年に植菌をしたので今年の秋に収穫出来るとか?。

思ったところに下山
ここのベンチからも三頭山が良く見える。左の谷を挟んだ反対側の斜面に大きな一軒家が見えた。13:45 830Mのコブを左に巻いて左へ下ってゆく。落ち葉を蹴散らかしてのんびり下ってゆく。14:00登山口に降りたった。バスは 15:17発。時間も十分にあるので、上川乗方面に向かって歩くことにする。道路の側、歩道にはまだ雪が残っている場所がある。

14:10奥茶屋バス停。14:20右から来る沢で水を汲む。14:30手打前バス停。14:35笛吹バス停。バス停で 4人待っている。我々が大羽根分岐で下山していた時に来た 3人組がここでバスを待っていた。きっと笛吹峠からおりたんだ。ここで秋川を渡る。14:50道がカーブした所に御鳥居橋があり、ここから五所神社に上がって行く立派な鳥居があった。次の西川橋で、数馬行きのバスとすれ違った 14:55。

何処まで歩けるか分からないが、上川乗はたぶん 15:30頃。そこまで歩くことにする。バス停上川乗には 15:30着。バスは 15:32発。何とか間に合った。バスは時間通りに来た。登山者でほぼ満席近いが座ることが出来た。疲れたので車内で饅頭を食べる。16:08武蔵五日市駅着。次の電車は 16:12発で急いで乗り込む。拝島・立川・稲田堤で乗換えて自宅には 17:55着。武蔵五日市からは意外に早いのだ。

笹尾根の稜線以外は人に会うことも無く静かな山行でした。大羽根山の登山道はよく整備してありました。自然林が多く、ベンチも丸太で出来ていました。大羽根山のすぐ下で、ムラサキシキブ、シイタケの所でヒトリシズカ、上り口の近くでチゴユリの、詩みたいな、説明板がありました。最初の急なのぼりで万歩計を落としたようです。残念。