猿橋城山から大桑山


新型コロナで、外出するな、家にいろ、とマスコミは姦しいです。でも、今の所、二人ともコロナじゃないし、うつされない様に気を付ければ大丈夫でしょう。そこで、山に行く事にしました。早朝、まだ人の少ない内に出て、夕方のラッシュアワーの前に帰ってくるつもりです。行く先は前回登った鈴ヶ尾山の幡野川を挟んだ東側の尾根です。尾根末端の猿橋小学校から上がって、猿橋城山、甲弓山を経て大桑山へ登ります。大桑山からは高畑山を経て鳥沢に下山の予定です。今日はカメラのレンズを SIGMAの 18-300mmにかえて初めて山に持って行きます。
日時: 2020年4月15日(晴)
晋 万
4:15起床。早めに準備できたので 5:23に乗って出る。始発なのですいている。稲田堤から多摩川を渡る時にはもう太陽がだいぶ上がっていた。調布で 15分ほど待って、高尾山口行 5:47に乗り換え。電車はまだ通常通り走っているが、コロナ騒ぎで客がいない現状では何時まで続くかな?今日は朝はすこし寒いが昼は 20度まで上がると言う予報だ。なるべく早く登って早く帰るつもりだ。多摩川を渡る時に富士山が良く見えた。高尾で乗り換えて中央線に乗ると道志の山々には雪がある。楢の木尾根も雪がある。一昨日の雨が雪だったようだ。丹沢の鍋割山でも 12cm積もったらしい。猿橋 7:02着。トイレし、準備して 7:10出発。駅から見る滝子山も雪。百蔵山、扇山は雪が見えない。大桑山も雪は無さそうだ。

南口に出て左へ行き、小沢方面への道を右に分けて下り、猿橋小学校に向かう。小学校の手前に自治会の案内板と天王山参道の標柱があるので、ここを入る。真っすぐ上がって突き当りが登山口 7:30。右下に天王神社がある。城山への入口は、かろうじて赤テープがひとつあるだけで道標も何もない。鉄の柵を開けて入ると両側は笹だが、はっきりした道形がある。笹はすぐに無くなり、踏み跡を辿って登る。少し行くと道が分岐するので左へ尾根を上がる 7:40。山桜が咲いている。7:45正面に岩があり右を巻いて登った。すぐに鳥居が見え、祠がある。登山の無事をお祈りする。石祠には天王神社山頂本宮とあった 7:50。

鳥居の横から登って行く。ここから少し岩場がある。7:55アンテナ。8:00-8:05城山 544.5m 四等三角点。景色は見えない。ヤマツツジが咲いている。50mほど下って平坦になる。右に桂台の住宅地がよくみえる。8:20 520m、左へ。笹のしょぼしょぼある道を下ると、490m付近で踏み跡はまっすぐ行くが、右寄りにテープがあった 8:25。2.5万図で左から破線路が来ているのがここかと思い、右に下ったが、すぐに道形が無くなる。磁石をみると真南だ。微妙に方向が違う。分岐に戻って、直進の踏み跡を進む 8:35。1-2分進むと左から尾根が来て踏み跡がある。ここは右へ。ここが 2.5万の破線路が左から来るところだ。

8:40 450mの平坦な鞍部。1-2分行くと古い炭焼き道は右に分かれて山を巻くので、まっすぐ籔道を上がる。踏み跡は 470mを右に巻くが、470mに上がってみると左からの籔道が来ていた。2.5万の破線路だ 8:45。470mから右へ下ると、甲弓山方面から下って来た時に 470mに上がって破線路に入り込まない様に、巻道にテープがあった。この辺りには山桜があちこちに咲いている。さらに緩く下ると右から巻道が来た。これはさっき別れた炭焼き道かな?この辺りは昔の炭焼き道があるが、なるべく尾根通しに直登する。9:00 530m圏は右へ。510m圏で左へ曲がり、少し下って登ると 520m圏 9:10-15。右へ。

正八幡大神社
9:20 531mの肩に着いた。リュックをデポして神社へ向かう。すぐ甲弓山 531m。木に赤テープが巻いてあって山名が書いてあり「こうきゅうさん」と振り仮名があった。進むと左から軽トラが来れるくらいの道が来ていて鳥居があり、進むと正八幡大神社 9:30。覆い屋の下の社殿は手の込んだ立派なものだ。参拝し、写真を撮って戻る。リュックを背負って 9:40出発。500mの鞍部に下ると左から道が上がってきていた。ここから登りだ。9:55 573m、右へ下る。ミツバツツジが咲いている。10:00 550m鞍部。少し上がって、少し下り、ここからはほぼ登りになる。右下にけっこう水量のある沢が見える。ウソが鳴いている。610m付近でアカゲラの鳴き声。

10:25-30 680m圏。津成(つなし)から来る尾根に赤テープがある。327の石標があり、ここが北尾根の分岐だ。大桑山から下ってきたら、まっすぐ津成に下る方が、我々の登って来た方向よりも踏み跡がはっきりしている。北尾根の方が登る人が多いのだろう。700m付近ミツバツツジ。その先で登りにかかると右に鹿柵ネットが出て来た。10:45平坦になって右へ。338の石標あり。ここからも北へ尾根を下ると津成へ下れるようだ。右はずっとネットが続く。直登できつい登りだ。途中、角が付いた鹿の頭蓋骨をネットに絡めて置いてあった。

大桑山山頂
11:00林道に出た。林道を渡って上がると木にペンキで水と書いてある。右に行くと水場があるようだ。ここに右からにネットが来て、ネット沿いに登る。ずるずる滑る嫌な道だ。940mで少し緩み、鹿柵ネットは右に行ってしまう。じきに大桑山の肩に出て、緩くなり、50mほどで山頂に到着 11:15。山頂の南側の松林の中で昼食。日が当たり風も無いので暖かだ。食事を終わるころに高畑山方面から一人来て通過して行ったが我々には気付かない様子だった。12:05出発。高畑山に向かう。

急坂を 50mほど下る。マルバダケブキの芽が出ている。少し平坦になり、登る。この登りで、晋、足が攣る。最初左足、だましだまし登って、治ったら、次は右足。太腿の前側が攣る。休み休み、治し治し登る。少し下って、痩せて岩のあるところがある。注意して通る 12:25。高畑山への登りで、又攣る。さらには太腿の後側が攣りそうになったり、ふくらはぎが攣りそうになったり、挙句には足の裏も攣りそうになる。右も左もだ。だましだまし行くが足全体が攣りそうなのはきつい。何とか上がって 12:45-50高畑山。富士山が少し霞んできてはいるが綺麗だ。晋は足休め。シジュウカラがすごく鳴いている。ここからは下りなので、使う筋肉が違うから大丈夫だろう。

下り始めはすごい急坂と覚えていたが意外に楽に下れる。少し下ったところで孫二人と祖父母の四人連れに会う。下の女の子は可愛い。よくここまで登って来たものだ。こんにちわと言うとわざわざ立ち止まって礼をしてくれた。13:00直進する尾根を分けて道標に従って左へ下る。13:05仙人小屋跡、ここで右へ。13:35穴路峠分岐。13:40-50沢で水を汲む。明日のコーヒー用だ。2-3分下ると堰堤の上の河原で親子三人がピクニック中。14:00「峠道文化の森入口」の標柱があり、すぐに林道になった。

貯水池の前を横切って林道のゲートに出る。小篠(おしの)の集落を通り抜けて下って橋を渡り、登り返して駅へ向かう。14:35鳥沢駅。以前の風情のある木造の駅舎は取り壊されて、がっかりするようなコンクリートの建造物に変わっていた。JRというのは、あかんねぇ。以前は駅舎の脇に水道が来ていて流しがあり、顔を洗ったり体を拭いたり出来たのだが、今は駅舎からすこし離れたところにあるトイレの水を使って体を拭く。スッキリして着替える。14:54に乗る。高尾で京王に乗り換え。北野・調布で乗り換え。16:35帰宅。


猿橋城山頂上手前の天王神社まではまずまずの道ですが、そこから先、城山から甲弓山を経て大桑山北尾根に合流するまでは結構な籔道で、里山の常で枝道も多く、思ったより時間がかかりました。その先も鹿柵ネット脇は急坂直登で、滑りやすく、なかなか苦労しました。今の時期は藪がまだ薄いのですが、もう少し遅くなると藪が繁茂して厳しくなるかもしれません。でも要所要所にテープがあり助かりました。なかなか面白い尾根でした。カメラは 150gほど重くなったのですが持ち歩きは大丈夫でした。レンズが変わって色調がやや変わったように思います。